牽制しあう少女達   作:黒巛清流

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久し振りです。最近なんか忙しかったりなんかふわふわしてました。

あと忘れがちですがこいつ前世持ちなんですよね。


第十二話 男の制服を着てても扱いは女

prrrrrrrrrrrrrrrrr!

 

「ん…んっ」

 

ベッドのそばを鳴り響くアラームを止めて体を起こし軽く背伸びをする。

まだ少し寒くひんやりとした空気が体を撫でぶるりと身を震わせた。

ベッドから身を起こしパジャマを脱ぎながらクローゼットの前に立ち制服へと着替え、持っていく教材を確認し部屋を出て居間へと歩を進める。

 

「姉さん、明日葉。朝だよー」

 

部屋をノックしながら二人に声をかける、たまに起きることはあるがほとんどは起きない。僕と違って二人はあまり寝起きが良くないのだ。特に明日葉、ちゃんと起こさなかったら昼過ぎまで寝ていることもある。最悪橘さんか小日向さんが起こしに来るだろう。

 

「おはよう、今日は父さんだけ?」

「おはよう、母さんは先に出たよ」

 

居間に到着すると和服を着た白髪交じりの髪を後ろに撫でつけた男性が新聞を広げていた。僕の父だ、温和な顔立ちをしているが武道の達人であり何度も投げられて関節を決められたことがあり体が思わずぶるりと震えそうになる。

 

うちの朝食は基本的に取れる人全員で取ることになっている。昼と夕食は全員色々とタイムスケジュールがズレてしまうので合わないことも多いのだ。それと基本的にうちで出る食事は和食である。洋食もあるにはあるが基本的にうちの人達は和食が好きなのだ。僕はポテトとかのジャンクフードも大好きだけど。

 

その後、眠たげな目をしながら姉さんと明日葉がずるずると出てきたので食事を始める。今日は母がいないので小日向さんが作った朝食だ、料亭の料理みたいで相変わらず凄い。たまに食べる分にはいいね。

 

そして時間になったので鞄を手に取り橘さんからお弁当を受け取り皆に挨拶して学校へと向かう。家を出る時間は僕が一番早いのだ。二人は時間ギリギリになって登校するタイプだから。

 

 

 

 

 

この辺にはやけに学校が多い気がする。僕が通う学園に羽丘女子学園、花咲川女子学園に…そういえば月ノ森女子学園とかもあったな…クラスメイトに何度も「どうして月ノ森女子学園に行かなかったの?」と聞かれたものである。あそこ女子校なのだが…?

そういえば月ノ森はお金持ちのお嬢様や様々なコンクールで賞を取るような人たちが多いんだっけ、姉さんとかも行こうと思えば行けたのかな。

まぁ姉さんも明日葉も「めんどそう」と断りそうだけど。

 

「おはよー黒野さーん」

「おはよう」

 

クラスメイトに挨拶をしながら自分の席に着く、ふと思ったけどこの辺で学ランとかは見ないような気がする。セーラー服は例の月ノ森とかがあるけど男子がいる学校はここだけだしここはブレザーだからなぁと自分のブレザーとネクタイを見てからふと思う。それにしても男子生徒が少ない、というかこの街に男が少ない。全世界がこうならよく人類が存続出来てるなと思う。

 

そんなことを思いながら挨拶をしているとHRの時間だ。

そのまま担任の話を聞いてから授業を受ける準備をする。まだまだ肌寒いとは言え学校には暖房が効いているのでそこまで問題はない、というかよく朝から暖房付けられるなぁって思う。お金とか大丈夫なんだろうか。

 

この学校の勉強はとてもよく進んでいる。余計なことはとことんカットして必要なところをひたすら勉強するタイプである。英語も実際に使われそうなものが多く英語の先生はスラングなども教えてくれる。時折テストでスラングを書いてしまうのが難点だけど。

蘭とかに聞いたら今やっている範囲はもう二年生レベルらしい。進み過ぎとは思う。まぁ書いたそばから黒板が消されるとかではないし、必要な分をやっているって感じなんだろうなぁ。

this is a pen(これはペンです)みたいな英語一切なかったし、数学とかは普通だった気がする。そのまま普通に授業を受けていく。今日は体育系の授業はなかったから少しは楽そう。

と言うわけでお昼、学校内でそこそこ仲のいい友人と席をくっつけて昼食を取る。

 

「黒野」

「ん? どうしたの?」

「何十回目の質問か分かんないんだけど本当に男なんだよな?」

「男だよ」

「なんか定期的に質問しないと見失いそうになるんだよな…」

「どうして…」

 

実は学校の友人とは休日とかに外で遊ぶことはほとんどない。

理由としては単純に友人が部活や家のことで休みも忙しい人達なのだ。あと幼馴染達が学校に来たりするので配慮されているというのもある。あと他の男子に比べて女子の方が距離感が近い気がする。特に体育の時間とか男子は何故か距離を取る。なんでか距離を取られる。聞いてみたけど言葉を濁らせて答えてくれなかった。

 

 

「黒野先輩!!! 今日こそは軽音部へ!」

「ごめんね、僕は部活に入る気はないんだ」

「そ、そんな~」

「たまになら参加してもいいけど流石に部活に出るのは難しいかな」

 

いつものように軽音部の勧誘を躱しながら帰り支度の準備をする。今日も普段通りの学園生活、今日の放課後は何をしようかな…。

そう思っているとピコンと携帯がメッセージの着信を告げる。

確認すると蘭からの呼び出しでつぐみの所に来て欲しいとのこと。さて今日は何のお話だろう?




今回は活動報告でのネタを書いてみました。
次回もその中から書いてみたいな、

さいきんちょっと忙しいのでだいぶ色々と遅れてしまいそうです。
ごゆるりとお待ちいただけると幸いです。
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