正し、ここから視点を変えます。ご了承下さい。
「アレがロモス王国か…」
「クワァ…」
「キメラもう少しがんばってくれ!」
「キエェ…」
ほぼ一日中飛んでくれたバピラス達の疲労が酷い。そろそろ降りてもいいかもしれない。
「む?」
城?と呼ばれる場所に人が集まっている。しかもよく見れば武装している。
「どうやらあいつ等が指示しているみたいだな」
「あいつら…!」
「とりあえず森に下りよう」
みんなでロモス王国近くの森の降りて作戦会議をする。バピラス達には魔法の筒で休んでもらっている。
「くっそぉあいつら…」
ダイは怒りでワナワナと震える。気持ちはわかる。
「ダイ落ち着け。あれだけ兵士がいたら私達は動けない。何か作戦を考えないと」
「う、うん…」
冷静さを失っていた事を恥じたようでシュンなるダイ。
「さてどうするか…」
城には兵士が沢山いる。島のモンスターが色々来てくれたが無傷で済むとは思えない。あれだけの人数だ。相手の兵士にも死者が出る可能性もある。
「ん~」
「ん~!そうだ!こういうのはどう?」
「……なるほど…ありかも知れない」
ダイの作戦は森で大きな音を立てて、兵士達が様子を見に来た隙にゴメちゃんを助け出す。確かに城で戦わなければモンスター達も怪我はし難いだろう。
「よし。それでいこう」
「よ~し!『デルパ』!!」
ポンという音と共に島のモンスター達が飛び出してくる。
「みんなはここで大きな音を出してくれ。俺達がその隙に城に入ってゴメちゃんを助け出す!」
「この森にはライオンヘッドがいる。もし来たら事情を話して協力してもらってくれ」
「ガウガウ!」
「この作戦はあくまで大きな音だ。兵士達は無関係だから傷つけてはダメだぞ」
「ギュギュ!!」
「危なくなった逃げてくれ。ボストン行こう」
「ああ」
脱出用のバピラス達だけを連れて城へ侵入する。私は目立つのでダイに街で布を買って来て貰いを被る。
「ボストン怪しすぎるよ…」
「む、やはりそうか…」
ダイが街で聞いた話では悪魔の島には強暴な赤いエビの化け物いて勇者様達を襲いなんとか撃退した、非常に凶暴でもしかしたらロモスまで襲うかもしれない。そんな話が広がってるらしい。
「ボストンは強暴なんかじゃない!」
そう、ダイが怒ってくれたので私自身はそんなに怒ってはいない。
「ふぅ…残念だが私もここで囮をしよう」
全身布を被った奴など怪しすぎる。非常に残念だが私が行くのは難しそうだ。
「ん~あ!じゃあこういうのは…」
「!それはいい考えだ!そうしよう」
ダイが今日は冴えている。多少悪戯もする子だからいい考えが浮かぶのだろう。
「よ~し!ゴメちゃんを助けるぞ!!」
「おお!!」