二話分です、詰め込みました。
sideダニエル
ホグワーツ入学の日の朝、僕とメルセデスはマッドアイに伴われてキングズ・クロス駅に来ていた。
メルセデスは何故マッドアイが着いてくるのか不思議そうだったけど、マッドアイは多分僕達の保護者のような立ち位置にいるんじゃないかと考えている。魔法省からの仕事で来ているにしては世話焼きが過ぎると思うからね。
ロンドンからホグワーツへ向かうには汽車に乗らなければ行けないんだそうだ。魔法学校に行く手段がマグルの作り出した汽車なのはどうも違和感が拭えないな。
ホグワーツ行きの切符には九と四分の三番線と書いてあるけど、九と四分の三番線何て何処にあるんだろうか?
メルセデスなら何か知っているかもしれないと思って隣を歩いているメルセデスに訊いてみることにする。
「メルセデス、九と四分の三番線って何処にあるのか知っているかい?」
「私も何処にあるかはわかりませんが....九と四分の三番線ということですから、九番ホームと十番ホームの間の柵に何かあるのではないかと思いますよ?」
メルセデスが自分の予想を教えてくれると、僕らの会話を聞いていたマッドアイが口を開いた。
「メルセデスの言った通りだ、九番と十番の間の柵は魔法によって突き抜ける事が出来るようになっている。ほれ、今まさに実演してくれている連中がおるぞ。」
マッドアイが指し示す方向を見ると、カートに沢山の荷物と篭に入った梟を乗せた青年が柵に向かって走るところだった。青年が柵にぶつかるのではないかと一瞬思ったが、青年の姿は柵の中へと消えていった。
「ああやるんだ、お前達も行ってこい。」
マッドアイに背中を押されて僕達は柵へと向かう。柵の手前でメルセデスが話しかけてきた。
「どちらから入りましょうか?ダニエル。」
「僕らは荷物も鞄しか無いし、二人で一緒に行こうか?」
僕らの荷物は全て魔法の鞄に入れてある。カートで荷物を運んでいたら二人同時に入るのは危険極まりない行為だけど、軽装の僕達なら問題無いだろう。
僕はメルセデスの手を取って柵へと向かっていく。柵に突入する寸前に少し目をつぶってしまったけど、しばらくたっても何かにぶつかるような感触もなく、目を開けた時には向こう側にたどり着いていた。
目の前には紅色の蒸気機関車が停車していて、プラットホームは大勢の魔法使いでごった返していた。魔法使い達の喋り声以外にも多数の動物の鳴き声が聞こえてきて少しうるさい。メルセデスも僅かに眉をひそめている。
「あれがホグワーツ行きの汽車だ。空いてるコンパートメントを探してこい。」
いつの間にか後ろにいたマッドアイに急かされてコンパートメントを探す。少し来た時間が早かったようで、車両にはまだかなり空きがあった。適当なコンパートメントを見つけるとメルセデスと共にさっさと乗り込んで窓の外のマッドアイに話かける。
「マッドアイ、来てくれて助かったよ。僕達だけだったら多少手間取ってたかもしれない。」
僕がマッドアイに感謝の意を伝えると、彼は追い払うように手を振りながら「感謝されるほどのことでは無い」と言うような表情をした。
「私からもお礼を言いたいですね.....今まで色々と教えてくださった事も、両面鏡のことも....ありがとうございました、マッドアイ。」
メルセデスからも礼を言われるとますます口をへの字にして不服そうになった。
「儂はもう行くことにする。儂の目を離れていても怪しい真似をしようとは思わないことだな?え?お前達が良からぬことを企んでいたと聞けば儂は何処からでも飛んでくるぞ!わかったな!」
マッドアイはそう言うと足早に汽車から離れていった。マッドアイは随分と不器用な性格をしていると思う。
「マッドアイはよく分からない人ですね?私を警戒しているような言動をしているのに何処か甘い所があるような気がします。」
立ち去るマッドアイの背中を見つめていたメルセデスが不思議そうにしていた。
「彼が何の為に僕達に関わってきたのかはわからないけど、六年の間に情でも湧いたんじゃないかな?」
僕の考えを聞いたメルセデスは呆れたような顔をしている。
「もしそうなら随分と可哀想な人ですね....私のような存在に情を抱くなんて自殺行為以外の何物でもありません。魔法界の老人方はみんな迂闊なんでしょうか?」
メルセデスがそう言った所で突然コンパートメントの扉が開いた。
「二人共、このコンパートメントに入ってもいいかな?」
扉から顔を出したのはハリーだった。相変わらず痩せ細っていてあまり健康的とは言えなかったけど、前会った時よりは顔色が良さそうだ。
「勿論だよ、ハリー。メルセデスも良いよね?」
「大丈夫ですよ。ようこそ、ハリー。」
ハリーをコンパートメントに迎え入れると汽車が走り出した。マグルの汽車より圧倒的に速い.....なんてことはなく、普通の汽車と全く変わらない速度で動いていた。
ようやくホグワーツへと向かう。メルセデスと僕には他の生徒とは違った目的があるにせよ。新天地へと向かうこの時間に僕は大きな期待を感じていた。メルセデスは普段通りだけど、ハリーは楽しみだと思っているのが目に見えるほど浮かれている。
ハリーが僕たちに何かを話そうと口を開いた所で再びコンパートメントの扉が開いた。現れたのは、そばかすだらけの燃えるような赤毛をした少年だった。
「ここ空いてる?ほかはどこもいっぱいなんだ。」
赤毛君がハリーに尋ねる。知り合いなのかな?
「僕はいいけど、二人はどう?」
ハリーが僕達に許可を求めてきたから軽く頷いておく。
赤毛君は椅子に座るとすぐに窓の方へ視線を移して黙りこんだ。人見知りするタイプか?面倒だな......
黙りこんだままホグワーツへと向かうのも嫌だから赤毛君に話しかけようとした時、またもや扉が開いた。なんて来客の多いコンパートメントなんだ?
コンパートメントに入って来たのは赤毛の双子だった。赤毛君の兄弟なのだろう、双子は赤毛君に話しかけた。
どうやら弟に自分達のコンパートメントを知らせに来たようだ。赤毛君はロンと言うらしい。双子はロンに要件を伝えると今度はハリーに話しかけた。
「ハリー、自己紹介したっけ?僕達、フレッドとジョージ・ウィーズリーだ。こいつは弟のロン。それで...そっちの君達は?」
赤毛の双子、純血の家系のウィーズリーの人間らしい二人が僕とメルセデスの方に視線を向けてきたので自己紹介をする。
「僕はダニエル・ウォード、よろしく。」
「メルセデス・ウォルターと言います。よろしくお願「ウォルターだって!ウォルターって言った?あの大量殺人鬼の?」」
僕に続いて自己紹介を始めたメルセデスの言葉を遮ってウィーズリー少年が叫んだ。
「よせ!ロン!」
双子の片割れがウィーズリー少年を止めようとするけど彼の口は止まらなかった。
「何でウォルターみたいな殺人鬼の娘がホグワーツに通うんだよ!ホグワーツ中のマグル生まれが殺されるかもしれないぞ!ハリー!こんな奴とは付き合わない方がいいよ。こいつと一緒にいたら君まで殺人鬼の仲間だって言われちゃうよ!」
ハリーは突然始まったメルセデスへの罵倒で目を白黒させているし、メルセデスはウィーズリー少年をぞっとするほど冷気を帯びた目で見ている。このまま続けさせたらメルセデスが彼に磔の呪いでも掛けかねない。それに、僕もメルセデスを侮辱されて黙っていられるほど大人しくはない....!
「ウィーズリー君。」
僕が声を出すとウィーズリー少年はびくりと身体を震わせた。思ったよりも怒気が表に出ていたのかな?まぁそんなことはどうでもいい。まずはこの少年の認識を正さなければ。
「ウィーズリー君、彼女は僕の大切な人だ。悪く言うことは許さないよ。第一、君がメルセデスの何を知っていると言うんだい?君が言っていることは全て他人から伝え聞いたことだろう?君が実際に見て聞いたことじゃ無い。」
ウィーズリー少年、面倒臭いからもうロンでいいか。ロンは僕の言葉に一瞬狼狽えたけど直ぐに言い返してきた。
「じゃあなんだい?君はウォルターの全てを見て来たって言うのかい?」
愚問だ、僕にする質問じゃ無いな。
「全て見て来たとは言わない、人には誰しも隠れた面があるからね。だけど、僕はメルセデスを一番近くで見て来た。これだけは自信をもって言える。何しろ一つ屋根の下で六年間暮らしてきたんだから。君はメルセデスがホグワーツ中のマグル生まれを殺して回ると言っていたけど、そんなことは絶対にあり得ないよ。」
「何でそう言いきれるんだよ?ウォルターがマグルを憎んでいないとは限らないだろ?」
ロンはまだ食い下がってくる。中々しつこい人だな。
「僕がマグル生まれだからさ。もしメルセデスがマグル生まれを憎んでいるなら、僕がこの列車に乗る時は永遠にこなかっただろうね。」
ロンはまだ反論したそうだったけど口をもごもごさせたまま何も喋らなかった。上手い言葉が見つからないらしい。
「ダニーの言うとおりです。私はマグルを憎んでなどいませんから、マグル生まれを殺して回るなんてことはあり得ませんよ。」
「そうだよ、ロン。僕、メルセデスのお父さんが何でたくさんの人を殺したのか聞いた事があるけど、仕方のない理由があったんだよ。ただマグルが憎かった訳じゃないよ。」
メルセデスの言葉には不服そうな表情を崩さなかったけど、続いたハリーの言葉でやっと納得してくれたみたいだ。
「ロン!初対面の女の子に向かって大声で罵倒するなんて男のすることじゃないぞ!謝れよ!」
双子の片割れがロンに怒鳴る。ロンはばつが悪そうな顔をしながらメルセデスの方を向いて頭を下げた。
「ごめん....」
「もう気にしていませんよ。ウォルター家が世間からどう思われているかはよく知っています。あなたのような反応をする人も少なくはないですからもう慣れっこです。」
メルセデスの顔には微笑みが戻っていた。完全にとはいかないまでもメルセデスはロンを許したらしい。この先こんな反応ばかりされるんだろうと思うとメルセデスが不憫で仕方がない。
「よし!これで一見落着だな?それじゃここら辺で失礼するよ。またな、ハリー、ロン。そっちの二人も弟が迷惑をかけた。」
そう言って双子はコンパートメントから去っていった。気のいい二人だな、つるむと楽しそうだ。
それから僕達はハリーの傷のこと、車内販売のお菓子のこと等色々な話に花を咲かせた。窓から見える景色に荒れた土地が目立っようになった頃、コンパートメントに四度目の来客があった。泣きべそをかいた丸顔の少年だ。
「ごめんね。僕のヒキガエルを見かけなかった?」
ペットのヒキガエルが逃げ出したらしい、それなら簡単に解決出来るかな。
「君、そのヒキガエルの名前は?」
少年は泣きながら答えた。
「トレバーって言うんだ。」
「トレバーだね。それなら....
懐から杖を取り出して呼び寄せ呪文を使うと、何処からともなくヒキガエルが飛んできた。
「このヒキガエルであってるかい?」
飛んできたヒキガエルを捕まえて少年の前につき出すと。少年はとても涙を引っ込めて嬉しそうな顔になった。
「トレバー!」
「へ〜驚き、君ってもう魔法が使えるんだ?」
ロンの疑問に答えようと振り向いた所でコンパートメントの扉が開いた。本当に何なんだ?このコンパートメントは。
「ついさっきヒキガエルがこのコンパートメントに飛んでいったのだけど、誰か魔法を使ったの?」
扉を開くなり喋り始めたのは栗色の髪をした少女だった。少女は僕の手に杖があることを確認すると機関銃のように話始めた。
「あら、あなたが魔法を使ったのね?今の魔法は私の知識が間違っていないなら呼び寄せ呪文だと思うのだけどあの呪文は確か四年生で習う魔法よね?あなたも私と同じ一年生に見えるのだけど魔法の練習をしてきたのかしら?あなたって魔法使いの家の生まれなの?魔法使いの家系だとホグワーツに行く前に魔法の練習ができるのかしら?でもそれだと私が必死で魔法の練習をしても魔法使いの家の子には追い付けないかもしれないわ!私の家には魔法使いがいなかったの。ホグワーツから手紙が来たときは本当に驚いたわ。試しに簡単な魔法を使ってみたことはあるけど、魔法使いの家の子にも追い付けるようにもっと勉強しないと....」
次々と繰り出される言葉の弾丸に少し面食らいながら、なんとか少女の話を逸らそうとする。
「ねぇ!君!君の名前をまだ訊いていないよ。教えてくれないかな?」
「あら、ごめんなさい?私、ハーマイオニー・グレンジャー。あなた方は?」
やっと機関銃を撃つことをやめてくれたグレンジャーという少女に名乗り返す。
「僕はダニエル・ウォード。そっちに座ってるのがメルセデス。」
メルセデスの家名を聞いてまた騒がれても困るので、メルセデスの紹介は名前だけにしておく。少年二人は各自で自己紹介を始めた。
「僕、ロン・ウィーズリー。」
「ハリー・ポッター」
ハリーの名前を聞いた瞬間、再びグレンジャーは引き金を引き始めた。ハリーの事が書かれている本をつらつらと読み上げ、どの寮に入るのかという話に発展し、僕達の答えを訊かずに丸顔の少年と共に出ていった。
「どの寮でもいいけど、あの子のいないとこがいいな。」
「確かに。」
ロンの呟きに思わず同意してしまった。あのマシンガントークを毎日受け止める羽目にはなりたくない....
「ところで、君達は自分がどの寮に入ると思う?」
ハリーが訊いてきたので、まず僕から答えた。
「僕は正直どこになるか全くわからないな。メルセデスと一緒になれたらとは思うんだけど...」
「私は家系からしてスリザリンかグリフィンドールになりますが、私は勇猛果敢な人間ではありませんから恐らくスリザリンになりますね。なので、ダニエルと一緒になる可能性はとても低いと思いますよ。スリザリンにマグル生まれが入ることはありませんから。」
メルセデスがスリザリンに入るだろうと言うと、ロンがまた不機嫌そうな顔になった。
「スリザリンなんて最悪だよ。闇の魔法使いはみんなスリザリン出身だ。例のあの人だってそうだったんだ。」
「そう言わないで下さい。入りたく無くなるではないですか。」
メルセデスがそう返すとロンは多少気を良くしたようだ。そのまま自分の寮について話す。
「僕の家族はみんなグリフィンドールなんだ...もし僕がそうじゃなかったら、何て言われるか。」
「えっと、君には卒業したお兄さんがいるんだよね?今は何をしてるの?」
がっくりと座ったロンが寮の事を考えないようにしようとしてるのかハリーがロンに話題を振っていた。ロンの卒業した兄二人はそれぞれルーマニアでドラゴンの研究、アフリカでグリンゴッツの仕事をしているらしい。グリンゴッツで思い出したのか先日、日刊預言者新聞で報道された事件について語りだした。
一月ほど前、グリンゴッツの特別警戒金庫を荒らそうとした者がいたそうだ、しかも犯人はまだ捕まっていない。金庫からは何も盗られなかったそうだけど、恐らく盗られなかったのではなく何も無かったから盗れなかったが正解なんだろうね。特別警戒金庫は多分、僕達が目にした七一三番金庫だ。何物かに狙われてるっていう予想はあっていたらしい。
グリンゴッツの事件に考えを巡らせている内にハリーとロンの会話はクィディッチのことへと変わっていた。メルセデスはクィディッチの話題にはついていけないのか舟をこいでいる。コンパートメントは和やかな雰囲気に包まれていたが、もう何度目かもわからない事態が起こった。また扉が開かれたのだ。
「ほんとかい?このコンパートメントにハリー・ポッターがいるって、汽車の中じゃその話でもちきりなんだけど。それじゃ、君なのか?」
入ってきたのはルシウス・マルフォイの息子と体格のよい二人の少年だった。僕はハリーをコンパートメントに迎え入れた事を後悔し始めた。なんたってこうメルセデスと相性の悪い奴ばっかりくるんだ!
「こいつはクラッブで、こっちがゴイルさ。そして、僕がマルフォイだ。ドラコ・マルフォイ。」
マルフォイが名乗るとロンが吹き出した。それを見たマルフォイはウィーズリー家を扱き下ろし、さらに視線をメルセデスの方へと向けた。メルセデスはいつの間にか目を覚ましている。
「おや、誰かと思ったらマグルに殺された魔法使いの恥さらしの娘じゃないか。ポッター君。そのうち家柄のいい魔法族とそうでないのがわかってくるよ。特にこの連中ときたら本当に魔法使いの恥さらしで――――ぐあっ!」
マルフォイがうめき声をあげた。何が起こったかというと、ハリーに忠告めいた話を始めたマルフォイにメルセデスが一瞬で近づいて胸ぐらを片手で掴み持ち上げたのだ。もう片方の手に持った杖を眉間に突きつけている。
度重なる暴言にもとから我慢強い方ではないメルセデスは完全に切れていた。
「ぐっ!離せ!クラッブ!ゴイル!この女を叩きのめせ!」
マルフォイの命令を聞いた二人がワンテンポ遅れて動き出す前に、メルセデスが二人に向かってマルフォイを投げつけた。
コンパートメントの外の廊下から凄まじい音が響く。マルフォイ達三人は床に尻餅をついていた。
「何て野蛮な奴だ!」
マルフォイがメルセデスに向かって叫ぶけど、メルセデスはそれを鼻で笑った。
「野蛮?私がですか?私は
マルフォイは顔を真っ赤にして叫ぶ。
「くそっ!こんなことをして父上が黙っていると思うな!ポッター!こんな連中と付き合っていると君まで下等な存在になるぞ。よく考えておくことだ!」
そのままマルフォイは子分二人を連れて逃げていった。見事な小物っぷりだ、ある意味尊敬できる。
「メルセデス、僕、君の事を誤解していたよ。君、最高だよ!」
ロンがメルセデスを讃え始める。
「全く...あれと同じ寮になるかもしれない事が今一番不快なことですよ.....!」
「僕にはどうすることも出来ないけど、同情するよ。メルセデス.....」
メルセデスは不快感を顕にしながら呟く。やっぱりメルセデスにとってマルフォイ家は鬼門なんだろうね....
しばらくするとグレンジャーが顔を出した、騒ぎが聞こえてきたのだろう。
「いったい何をやってたの?まさかケンカしてたんじゃないでしょうね?まだ着いてもいない内から問題になるわよ!」
グレンジャーは色々と文句を言っていたが最終的にもうすぐホグワーツにつくことを知らせて出ていった。ハリーとロンが制服に着替えるというのでメルセデスと共に廊下で待っていると車内にアナウンスが響く。
「あと五分でホグワーツに到着します。荷物は別に学校に届けますので、車内に置いていってください。」
色々あったけどホグワーツ特急ももうすぐ終着らしい。ホグワーツにつくまででここまで疲れる何て思わなかった。僕はホグワーツの生活に一握の不安を抱きながら、汽車が止まるのを待っているのだった。
爺、親世代ならともかく子世代でホグワーツに行くまでに二十話かかるSSが今まで有っただろうか?いや、無い。(多分)