「う……ぅん、あっ、知らない天井だ……」
「お、起きたっぽい!」
声がする方に顔を向けると、突撃紅目と黒髪の、紅目と同じ制服の少女がいた。
「夕立。起きたらなんて言うんだったっけ?」
「ご、ゴメンなさい………ぽいぃ」
「気をつけろよ?……テイトクって人が誰か知らないけど、他人に迷惑をかけちゃダメだぞ」
「……何言ってるの?」
「えっ……?」
あれ?何か明石と、あきつ丸と同じような反応を。
「提と………レン、私のこと、分かる……?」
「いや、ぽいぽい言ってる知り合いは居ないはずなんだが……」
「ポいぃ……」
「ねぇ、レン。僕のことは分かるかい?」
「ボクっ娘の知り合いも居ないんだけど……」
「そっか………」
どうしよう、ありのままに答えたら空気が通常の三倍重い。
わ、話題を振って逸らしてみよう。
「な、なぁ。ここは何処だ?医務室ではないようだけど」
当たり障りのない話題を振ったつもりだったのに、二人は打ちのめされた表情となった。えっ?何俺、今度は何の地雷踏み抜いた!?
「ここはね、提督…レン中佐と一緒にみんなで作った娯楽室だよ」
「……何も、覚えてないっぽい?」
「………あぁ、何も分からない」
2人はしばらく黙っていたが、しばらくすると顔を上げ、
「っ……ぼ、僕は白露型2番艦 時雨だよ。なんでも聞いてね?」
「白露型4番艦 夕立。私も、お手伝いするっぽい」
「…ありがとう、2人とも。じゃあ、早速だけど今の世界の現状を教えて貰いたい」
「世界の現状かい?」
「あぁ、俺の記憶が2020年で途切れていてな、何も分からないんだよ」
「提督さん、なんで私たちやあなたの役職とかを先に聞かないっぽい?」
確かに、気になる。
なんで俺が軍人になってるのか、何故目の前の少女たちは、第二次世界大戦期の軍艦の名前なのか。
けれど……
「……自衛隊ではなく、海軍や陸軍があること。それに君たちのような幼い少女が軍属であること。気になることは絶えないけど……親父が言ってんだ、『まず、全体を俯瞰(ふかん)的に捉えて考えろ。個々では分からなくても全体で見れば理解しやすくなる』って。」
「分かったよ、じゃあまずは――――」
その1時間後。
「――と、言うわけだよ。質問はあるかい?」
「……世界詰みかけてるやん!?」
「うん、そうだね。真っ当な反応だよ」
「全然覚えてないっぽい……」
時雨が話してくれた現状は、\(^o^)/←このMr.おわた氏がフルタイムで活躍しているということだった。
話を要約すれば……
ことの発端は2035年、某超大国の第七艦隊が太平洋上で消息を絶ったことから始まった。
直ちに捜索隊が編成され、消息が途切れた地点に居たのは……少女の姿をした何かだった。
海面に立つ少女は、捜索隊に対して砲撃を行った。
これが、記録上最初の邂逅にして、宣戦布告。
そして、その同時刻。
世界中の海から、ソレは顕れた。
既存のレーダーや通信を無効化するだけでなく、ミサイルを容易く避ける機動性を持ち、人と同じサイズであるにも関わらずその一つ一つがイージス艦を容易く屠れる力を持っている。
そんな存在に現行の兵器で抗えるはずもなく、人類は制海権を奪われ、あちら側の航空母艦によって制空権も奪取された。
そして、彼らを人々はこう呼んだ。
――深海からの使者、深海棲艦と。
「なぁ、これ詰んだろ?どうして、まだ日本は存在できてる?」
「それで私たちの出番っぽい!」
「えっ?」
「私たちは【艦娘】、深海棲艦に唯一対抗することができる存在っぽい!」
「僕たちはね、人間じゃないんだ。……深海棲艦の残骸から人間が作り出した兵器。それが僕たちなんだ……」
「ちょっと待ってて」と時雨は煙突が付いた機械を背負うと、夕立が渡した手のひらサイズの石を片手で軽く握るだけで、砂に変えてしまう。
「ほら」と言う時雨や夕立の表情からは、『不安』『恐れ』がありありと浮かんでいた。
……何が兵器だ。ちゃんと彼女たちは思考し、悩み、今俺が苦しませてしまっている。
(そうだよ、キミの目の前にいるのはAIでも、ましてやNPCでもないんだから。
ほら!ちゃんと声に出して言ってあげなよ?)
ったく、こーゆうのは俺の役じゃないってのに。
(さぁさぁ、自信持って言ってみよー!)
煽んなよ、ったく。
「時雨、夕立。俺は、ちょっと反抗期なんだよ」
「何を言ってるの?」
「いきなり何言ってるぽい?」
「あ~だからな、周りが2人のことを『兵器』とか何だとか言っても、俺はその分だけ声を上げて言ってやる『こいつらは、無知蒙昧なお前らよりずっと人間だ』って……だから、その『兵器』とか自分で言うなよ?」
時雨と夕立は顔を見合わせると、
「提督は、本当に変わらないね。……ふふっ…良かった提督は提督のままだ……」
「提督さんは、もう少し考えてから言った方がいいっぽい……ぐすっ」
「…あぁー、うん。次から気をつけるよ」
「ふふっ、本当に変わらないなぁ、提督は」
「心配して損したっぽい」
2人の表情には『不安』や『恐れ』などの『負の感情』はなく、
子供らしい無邪気な笑顔で彩られていた。
「まぁあれだ、すまないが俺はなんにも覚えてない。だから頑張っていくが、しばらく足を引っ張る形になると思うが、2人ともよろしく頼む」
「っ……!?」
「しまったっぽい!」
「えっ?何その顔『私たちこのままだと殺られる』みたいな」
「「!」」コクコクッ
えっ!?まじでな――
《ビー!ビー!ビー!民間人護衛中の第三艦隊より入電、『我、水上打撃部隊ヲ確認。至急援護ヲ求ム』。繰り返します『―――。》
「っ!」
「提督、早速来たようだよ、噂をすれば―ってやつだね」
「一体なにが……」
時雨の言い方から、なにが来ているのか察した。
嘘だろおい、まだ艦隊とか編成もよく分かってないんだぞ。
「深海棲艦が民間人を襲おうとしてるんだ。提督、艦隊の指揮を」
どうすれば、多くの人に見てもらえるんだ……!
文章拙い(かもしれない)けど、一体どうすれば……(愚痴)
■■「僕を呼んだかい?」
正妻の出番はまだ先な
登場する人物候補です!この結果を反映出来るように尽力します(確約は難しいです…)
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ドレル・クーベリック(灼眼のシャナ)
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マービン・ブラナー(バイオハザード)
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千寿夏世(ブラック・ブレット)
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ミレディ(ありふれた職業で世界最強)
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…居ないな(可能ならコメ欄で)