「……噂なんてするもんじゃないな…」
「そ、そんなこと言ってる場合じゃないっぽい!」
そう言われても、基礎のひとつも知らない状態で行動なんてできるかよっ!
ここは、慣れている時雨たちに任せるべきだ。
「時雨、俺『ゴホン…早速編成をする。戦艦並の火力を持って高速機動できる人と、遠距離から攻撃ができる人を。旗艦は時雨だ。頼む!』」
「!りょ、了解。直ちに編成並びに、出撃準備を開始するよ!」
えっ?ちょっ待っ!?なになに勝手に口が……!?
「『夕立、キミは回避力が高い人たちを連れて先に出撃。敵の注意を引いてくれ。火力は必要ない、俺に突っ込んで来た時みたく俊敏性を活かして第三艦隊と民間人を護ってくれ』」
「任せるっぽい!ソロモンの悪夢を見せてあげるっ!」
2人は敬礼をすると、急いで娯楽室から飛び出して言った。
(ふぅ……疲れたー。口調変えて真面目に指示するのってムズいわー)
頭の中で響いたのは、さっきも聞いた声。
……さっき俺の口で喋ってたのは、キミか?
(そだよ!あっ、姿が見えないと分かりにくいなぁ……そうだ!そこの鏡の前に立って!)
コイツ、!(エクスクラメーションマーク)めちゃくちゃ多いな……ん?
……鏡?と思い視線を巡らせれば……あった。
意匠を凝らされた木の枠組み、イメージはハリポタに出てきたやつが一番似てる。
けど、なんで鏡?と言う疑問はすぐさま氷塊した。
『やっはろー!あたしライノ!よろしくー!』
「………唐突の由〇ヶ浜やめい」
さっきまで俺だけが映っていた鏡には、1人の少女だけが映っている。
サファイアブルーの色を持つショートカットの髪、とろんとした目元でこちらを見ている。
服装は俺の真っ白な軍服と違って、米海軍のサマードレス。それに青を基調としたジャケットに黒のネックタグを合わせており、少し着崩している。
『あはは!やっぱり君面白いね!まさか驚く前にツッコミを入れるとは……うん』
「………キミは誰だ……いや、あれ?どっかで会ったことないか?」
『ッ…なにー?口説いてるのー?』
「ばっ!?そ、そんなんじゃ…!」
弁明しようとすると、廊下からドタドタと足音が複数聞こえてくる。
多分先行で出撃する夕立たちの艦隊だろう。
さすが、駆逐艦。速さでは他艦とは一線を画す…………あれ?駆逐艦?俺はそんなの知らないはずなのに……あれか、記憶が戻ってきてるってことか?
『まぁ、積もる話は後でするとしてー』
瞬間、ふざけた雰囲気がライノから消え、静かな水面のような目が俺を見る。
……俺は、こんなことを以前も体験した。一体どこで……?
『初回はサービス、あたしが指揮を執ってあげる。だから、ちゃんと見て感じなよ?熟練者の指揮と、貴方の艦隊の練度を』
ライノの姿は七巻の表紙の姿です。
登場する人物候補です!この結果を反映出来るように尽力します(確約は難しいです…)
-
ドレル・クーベリック(灼眼のシャナ)
-
マービン・ブラナー(バイオハザード)
-
千寿夏世(ブラック・ブレット)
-
ミレディ(ありふれた職業で世界最強)
-
…居ないな(可能ならコメ欄で)