ライノ(亡霊)と行く提督業   作:三笠改二

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運営から《オリ主》を付けてなかったためメールが届き、心臓に悪かったです……
運営からですよ?ビビりません!?

誠にご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。


第6話 友軍救出作戦(前編)

『じゃあ、またあたしが話すね!』

「あっ、あぁ……頼む」

 

ガチャと扉を開けて夕立を筆頭に同じ背丈の少女たち五名が入ってくる。

 

「夕立、以下五名只今参上しました………ぽい」

 

ぽいがアイディンティティなのか……

 

「『よし、揃ったな。では、これより……』」

 

(このあとは提督が言って。私の言葉を復唱すればいいから)

 

えっ?あ、あぁ…了解。

俺はライノが(心の中で)言うことを復唱していく。

 

(ゴホン、これより友軍救出作戦を開始する!)

「ゴホン、これより友軍救出作戦を開始する!」

(現場の指揮は、旗艦夕立に一任!)

「現場の指揮は、旗艦夕立に一任!」

「「「「「「了解!」」」」」」

 

夕立らが出撃したあと、気になっていたことを尋ねてみた。

 

「な、なぁ。なんで俺が指揮を執る必要がある?みんなの方が経験豊富だし…」

『レン、さっき時雨っちの話を聞いて理解してるだろうけど、艦娘は深海棲艦を倒すことができる……ここまでは分かってるでしょ?』

「ああ」

 

鏡(ライノ)に向かって頷いて肯定する。

 

『けどね、人間は艦娘のことを信じてはいない。いや、むしろ恐れてるの。あたしやタイフーンみたく、システムの鎖で雁字搦めにしたいの』

 

あたしやタイフーンみたく、という言葉からは、まるで……呪詛のような声だった。

………正直に言えば、この俺の中にいる少女のことはとても気になる。

傍から見れば、今の俺は……二重人格の某超兵さんのように見えるんじゃないだろうか?

まぁ、今はそんなこと考えてる余裕はないか……

 

「だけどライノ、それだと柔軟性に欠ける。規則や法は守るものだけど、それで対応に遅れたら取り返しがつかないことになるってことぐらい、上だって理解してるだろ?」

『……そう。だから、上層部は《現場の指揮官が命令しないと実力の半分も発揮できない》というロックを艦娘にかけているの。システムの鎖は最小で、けれど効果は絶大ってね』

 

なるほど、それなら先程の行動も納得できる。

要するに、提督の命令が鍵の役割を果たしているから、ライノという他人ではなく自分で言わないと艦娘は本来の力を出せない、か……

 

『理解が早いねー』

「いや……なんか俺の同級生が言ってた令呪っぽいなぁって?」

『あー、Fa〇eね!確かにあれっぽいかも。まぁ、回数制限ないけどねー』

「へぇー」

 

あれってMADでしか見たことないんだよな。

中学で1度も話したことがない同級生に「犀川!お前、俺TUEEEE物好きだよな!な?じゃあFa〇e読んでみろよおもしれーから!」なんて言われて、「いや誰だよお前……」とか「友人関係鎖国の陰キャに話しかけないでくれ…」とか思って、結局1回も読まなかったし、アニメも見なかったな。

 

ていうか、中三の受験の時に勧めるなよ……そんな余裕ないだろ……

 

『レン~、大丈夫?負のオーラを放ってるんだけど……』

「いや、ちょっとトラウマが襲い掛かって来てさ……」

『トラウマって襲い掛かって来るの!?』

「比喩だよ比喩」

 

ふふっ……ちょっと天然って言うか、反応がいちいちオーバーで面白い娘だなー

じゃなくて!はぁ……話が脱線しすぎた。

 

目下の最優先事項は、民間人と第三艦隊の艦娘を殺させないこと。

それと助けた後、その人たちの受け入れ用意をしておかないと…

 

それに、俺が司令官ってことは、この施設や、夕立が出撃した海域がどんな所なのか知っておかないと。

 

取り敢えず、それを確認しに行こう。

 

『あれ、どこ行くの?』

「えっ、ちょっと現状確認しに行こうかなって」

『………となるとー、淀っちのとこに行くべきだよ』

「淀っち?」

『そだよっ!まぁ、廊下に出て執務室に行きたいって言えば誰か連れてってくれるよ?』

「……以前の俺は人望があった……のか?陰キャですよ?俺」

『うん!それは保証するよ』

 

ライノとの会話もそこそこに鏡から離れ、娯楽室から廊下に出る。

廊下に出ると、ちょうど時雨よりお姉さん(一番近いのは明石くらい)が娯楽室を通り過ぎる所だったので、声をかけてみる。

 

「す、すいません。執務室の場所を教えて貰いた――」

「!?提督ーー!!!」

「――いんだが!?」

 

頭にアンテナを付けた少女が、目に涙を浮かべて抱きついてきた。

 

「良がっだ!ほんっっとうに生ぎでで!!」

「お、おう。一応身体はピンピンしてるぞ」

 

胸部装甲を当て、俺の理性さんのゲージを2本破壊すると身体を離し、

顔を涙と鼻水でめちゃくちゃにしながら「生きてた……グズッ」と袖で顔を拭っている。

 

「帰ってきたなら一言言ってくれよ!復帰祝いにみんなでまた宴会でも…」

「すまない、俺は君たちが誰か分からないんだ

「……ぇ…?」

「身体は問題ないんだけど、記憶がないんだ」

「……冗談キツイぜ……冗談だろ……なっ?」

「……」

 

「ウソ……だろ」と呟き、ヘナヘナと座り込んでハイライトオフの死んだ目で虚空を見つめる少女に、俺はどうすべきか分からなかった。




今回で終わらせたかった……

登場する人物候補です!この結果を反映出来るように尽力します(確約は難しいです…)

  • ドレル・クーベリック(灼眼のシャナ)
  • マービン・ブラナー(バイオハザード)
  • 千寿夏世(ブラック・ブレット)
  • ミレディ(ありふれた職業で世界最強)
  • …居ないな(可能ならコメ欄で)
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