ライノ(亡霊)と行く提督業   作:三笠改二

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全然仕上がらない……だと!

しょうがないじゃん!家に通信のあれがないんだもん!
オフラインだもん!

ヴィータの艦〇れ改とかガンダムブ〇イカー3楽しい……うん、満足してる……


第7話 友軍救出作戦(中編)

俺が、頭にアンテナを付けた少女(姉御?)―摩耶に事情を説明していた頃……

 

__泊地近海

 

レンの居る泊地から出撃した単縦陣で海域を進む六人。

 

「第三艦隊はまだ見えないっぽいっ!?」

 

その旗艦を任された夕立の焦った声が海に響く。

 

「これ、焦るでない夕立。焦ればその分索敵が疎かになるぞ?」

「初春の言う通りだ。夕立、少し落ち着け」

 

そんな彼女に冷静に声をかける古風な喋り方の駆逐艦―初春と、その妹艦の若葉。

そして、周辺監視(対潜・対空警戒)を行う寡黙な弥生と真面目な朝潮、不知火。

 

これが、敵の注意を引く夕立旗艦の臨時第十四駆逐隊の艦娘達だった。

 

「落ち着いてられる訳ないっぽいっ!」

「その思いは皆同じだ。だが……」

 

若葉はそこで区切り、隊列から離脱し夕立の横に並ぶ。

苛立たしげに若葉を見た夕立は、彼女の手が血が滲み出るまで握り、激情を押し殺しているのをみて絶句する。

 

「お前は今は旗艦だ、我々に指示を出すものが一時の感情に身を委ねるな」

「ッ……分かったぽい……」

 

有無を言わさない圧力の若葉の声に夕立は押し黙る。

夕立が落ち着くと、若葉は「すまないな、こんな重責を背負わせてしまって……」と言って夕立の視界の端に消えていく。

 

「気をつけるっぽ――」

「あうっ」

「――い?」

 

夕立が後ろを振り返れば、パチンと軽く扇子で叩く音と頭をおさえる若葉がいた。

 

「はぁ……若葉。お主、今回は仕方ないとはいえ、自分が出来ぬことを他人に求めてはならぬぞ」

「すまない姉さん。次からは気をつける」

「……手を出せ、消毒……は出来んが絆創膏を貼ればいくらかマシじゃろ」

「うっ……すまない姉さん」

 

夕立が若葉の方をチラッと見ると、姉に絆創膏を貼って貰い羞恥心か真っ赤になりながらプルプルと震えていた。

そんな若葉の滅多に見ない姿に、夕立は他の子に聞こえないほど小さく「ふふっ」と笑い視界を前方へと戻す。

 

心なしか、さっきよりも視界が開けたような気がした。

 

 

 

 

 

そのお陰で、夕立は気づくことが出来た。

本来の進路より外れた島影から、砲撃時の閃光が瞬いたことを。

 

「ッ見つけたっぽい!……最大戦速、これより陽動を開始するっぽい!」

「「「「「了解(じゃ)(だ)(です)!!」」」」」

 

 

 

一方その頃―泊地

 

「じゃあ、記憶喪失ってやつでレンはあたし達のことを思い出せねぇのか?」

「そうです、ごめん……覚えてなくて」

「謝るこたぁねぇよ。……そっか、だからまだ提と、レンのことが知らされてねぇのか」

 

廊下はいくらなんでも目立つので、今は目の前の少女(姉御じゃないかな……)の私室に居て、事情を説明していた。

 

「だから、ってどうゆう事です?」

「ここの泊地、訳ありが多いんだよ。あたしも含めてな」

 

摩耶はぽつぽつと語る。

 

「ブラックとか、弱小とか壊滅した所からの寄せ集めなんだ。

中には、旧型だからって理由だけでここに飛ばされたやつもいる。

生意気な口をきいたってだけで飛ばされたのだっている、あたしもそうだったしな…」

「……そんな理由で。いや……何処の世界にもクズはいるものか……」

(まぁ、そりゃあ人間だし?そこらの動物や放射能より有害だからね)

 

心の中でナチュラルに会話に混じってるライノの言い分(心の中なので摩耶には聞こえない)に「まぁ、人間は醜悪ってのは分かりきったこと、なんだよなぁ」と、こちらも心中で返答する。

 

「だからよ、あたし達の曲がりなりにも帝國軍人としての意志を取り戻してくれた、優しいあんたにみんな惹かれてんだよ。ガチ勢は特に、味方がドン引くぐらいに……」

「…………もしかして、記憶喪失とはいえ、俺がここに戻ってきた?のを摩耶が知らなかったのは……」

「みなまであたしに言うわすなよ」

 

つまり、そういうことだろう。

摩耶は理解力もあるし、自制も効くのだろう。

つまり、他の子に見つかってガチ勢だった場合……な、なんか身体が震えるなぁ…武者震いってやつかなぁ…!

 

不用意に出たの失敗か――

 

バンッ!!

 

「提督ッ!!!!!」

 

 

「うわぁぁぁあ!!?!?!!?」

「きゃあああああああッ!?!!!!」

 

「ど、どうしたの…?」

 

摩耶の私室に入ってきた闖入者―時雨は戸惑った声でこちらに尋ねてきた。

 

「……フラグの折り方が斬新……」

「どういうこと?」

「なんでもないです」

「?まぁ、いっか。提督室に行ってもらって構わないかい?あそこで指示を出してもらわないといけないんだ」

「あっああ、分かった。……提督室には淀…さん以外誰かいるんですか?」

 

答えが怖くて敬語になってしまったが、時雨は特に気にすることなく

 

「ううん、今は大淀さんだけだよ?」

「そうか…!良かった」

 

………あれ?

なにか致命的なことを忘れてる気がする。

 

………ま、いっか。思い出せないってことは大した事ないだろ。

 

「すまないけど時雨、執務室までの案内を頼むよ」

「うん、任せて」

「じゃあまたな、摩耶」

「お…おう…」

 

未だに真っ青な摩耶を置いて、俺は執務室に向かった。

 

 

時雨が去った後の摩耶の私室

 

「ガチ勢の四位、時雨が来た……!?」

 

過呼吸気味になっていた呼吸を整え、未だに真っ青な顔で執務室の方に視線を向ける。

 

「提督、気づいてんのか?なんであたしの部屋にまっしぐらで時雨が来たのか」

(はぁ……電波ビーコンを付けられたんだねぇ。多分内ポケの中に)

 

なるほどねぇ、とライノは摩耶の独白から状況を理解した。

 

(んー、あの若干ヤンデレ化しつつあるのが四位かぁ……上位が怖いね。けど、時雨以上の依存度なら四六時中そばにいそうだし……まだ知らされてないのかな?)

 

(もしも知ったら……レン強く生きなよ!)とライノは無責任なことを思いながら、レンの後を追った。

 




次回が中編2ならないことを未来の自分に祈ってます

登場する人物候補です!この結果を反映出来るように尽力します(確約は難しいです…)

  • ドレル・クーベリック(灼眼のシャナ)
  • マービン・ブラナー(バイオハザード)
  • 千寿夏世(ブラック・ブレット)
  • ミレディ(ありふれた職業で世界最強)
  • …居ないな(可能ならコメ欄で)
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