FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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先日から予告していた通り、ここで一旦話しを区切ってオリジナル物語を挟みます。オリジナルを読みたがってる方はそのまま楽しんで!!
本編を読みたい方は本編を楽しみにしながらオリジナルを是非とも楽しんでください!!


デッドGP(グランプリ)

ガン!!

 

「くっ」

 

グレイ&リートVSレーサーの勝負は続いており、2対1で戦ってるハズなのに、二人の攻撃はレーサーに全くあたらず追い詰められていた。

 

グレイが吹き飛ばされ大樹に背中をぶつけ怯んだ瞬間に、レーサーの蹴りがグレイに向かって飛んで来る。

 

ズドォォン!!

 

ばっ!!

 

レーサーの蹴りをギリギリでかわしたグレイ、そしてレーサーの上からリートが拳を構えて落ちてくる。

 

シュッ

 

ドゴォォン!!

 

「ちっ」

 

リートの攻撃も余裕でかわすレーサー。周りの木を伝って高速で移動する。

 

「速ぇな…くそっめんどくせー」

 

「野郎…」

 

 

「オレのコードネームはレーサー」

 

「誰よりも速く何よりも速く、ただ走る」

 

「ん?」

 

レーサーが上を見上げると、ナツ達がハッピー達に連れられて空を飛んでいるのが目に入った。

 

「!!!」

 

「助け出したか!!!」

 

「よしっ!!!これでエルザが助かる!!!」

 

 

「バカな!!!中にはブレインがいたハズだろ!?どうやって!!?」

 

「くそっ!!行かせるか!!!」

 

レーサーが木の枝を利用し、ナツ達の下まで飛び上がった。

 

「ナツ!!!よけろォ!!!」

 

ガッ!!

 

「!!?」

 

「させるわけねぇだろ」

 

ナツ達に攻撃が当たる前に、リートが一気に飛び上がり、レーサーとの間に割り込み攻撃を防御する。

 

バキッ!!

 

「ぐあっ!!」

 

防御で攻撃を止めると同時に、リートの蹴りがレーサーに当たり、レーサーはそのまま地面に墜落する。

 

「リート!!」

 

「リートさん!!」

 

 

「行け!!!」

 

ハッピー、シャルル、ラリカの三匹はそのままエルザのいる場所に向かって飛んでいった。

 

「オマエら揃いも揃ってオレの走りを止めやがったな」

 

リートは地面に着地し、ニヤリと笑った。

 

「テメェの動きに対応しきれねぇなら、動きを先読みしてそれに合わせるだけだ。

 

テメェがスピードにどれだけ自信があるかは知らねぇがな、止めてやるさ何度だって」

 

グレイもリートの横に並び、レーサーを睨み付ける。

 

「氷はな、命の時だって止められる」

 

「そしてオマエは永久に追い付けねぇ」

 

「「妖精(ようせい)尻尾(しっぽ)でも眺めてな」」

 

 

………

 

 

「ごめんナツ、オイラもう魔力切れ…」

 

「私も…」

 

「申し訳ありませんけど、私もそろそろ限界ですわ」

 

 

「「へ?」」

 

ハッピー達の翼が消えると、ナツ、ウェンディ、マーラの三人は地面に真っ逆さまに落ちていく。

 

 

「「ああぁぁぁぁ~」」

 

ズドォォン!!

 

「いってー」

 

「もーーっ!!今日は高いところから放り投げられるわ落とされるわで踏んだり蹴ったりだよ~!!」

 

「とにかく、走ってエルザ達の所に向かうぞ」

 

ナツは、ウェンディとハッピーを担いで立ち上がる。

 

「うん、そうだね」

 

マーラも、ラリカとシャルルを抱き上げて、ナツと共に動き出す。

 

「にしても……ジェラール……あの野郎……何でこんな所にいやがるんだ」

 

「ナツさんはジェラールさんを知っているの?」

 

「あぁ、アイツは……」

 

『ナツくん、マーラちゃん、聞こえるかい?』

 

ナツとマーラが、いきなり聞こえてきた第3者の声に驚き辺りを見渡すが誰も見当たらない。

 

「その声は…」

 

「確か…青い天馬の……」

 

『ヒビキだ。よかった……誰も繋がらないからあせってたんだ』

 

「繋がる?」

 

「どこだ!!」

 

『静かに!!敵の中に恐ろしく耳がいい奴がいる。僕たちの会話はつつぬけている可能性もある。だから君たちの頭に直接語りかけているんだ』

 

『ウェンディちゃんは?』

 

「ここにいる」

 

「まだ意識は戻ってないけどね」

 

『よかった!!さすがだよ』

 

『これからこの場所までの地図を君たちの頭にアップロードする。急いで戻ってきてくれ』

 

「アップロードって?」

 

ナツとマーラの頭の中に、ヒビキが地図を送り込む。

 

「おおっ!!?何だ!!何だ!!」

 

「すごーい!!エルザさん達の場所が簡単にわかる!!」

 

ナツとマーラは、地図で示された場所へ走って向かいだす。

 

『急いで、二人とも』

 

 

そして、エルザの下では、ルーシィとヒビキがエルザを看病しながらウェンディの到着を待っていた。

 

「どうやったの?」

 

「僕の魔法 古文書(アーカイブ)は情報圧縮の魔法なんだ。情報を圧縮する事で人から人へと口より早く情報を伝えられる」

 

ルーシィは、ヒビキの魔法を興味深そうに聞いていた。

 

「聞いたこともない魔法…」

 

「情報を魔力でデータ化するっていう発想自体が最近のものだからね」

 

「でもよかった!ウェンディも無事で」

 

ルーシィはホッと一息つくと、エルザに声をかけて励ましの言葉をかける。

 

「もう少しだからねエルザ、がんばって!!」

 

「ナツとマーラが戻ってくるまではアタシが守るから絶対!!」

 

 

 

………

 

 

「テメェらはこのオレを2回も止めた………このままじゃオレの名がすたる」

 

レーサーが走りを止められたことにショックを受けたと思ったリートは、レーサーに挑発をする。

 

「じゃあ、これ以上名前が廃らねぇ内に降参するか?今ならオマエが止められる姿を見たのはオレとグレイだけだぜ?」

 

「そんな訳にはいかねーだろ」

 

レーサーは、高速で二人の後ろに回り込む。

 

「その気になればあんな小僧と小娘に追い付くことくれぇ造作もねぇが、てめぇらは殺さねぇと気がすまねぇ」

 

(いつの間に!!)

 

グレイが後ろを振り返ると、レーサーは既に視界から消えて、また、もと居た位置に高速で戻っていた。

 

「じゃあ、戦いは続行でいいんだな?」

 

リートは、レーサーを睨み付けて構えをとる。

 

「あぁ、てめぇらを殺した後でも十分に追い付ける」

 

「デッドGP開幕!!!!」

 

レーサーが片手を振り上げてそのまま下ろすと、どこからかエンジン音のような音が聞こえてくる。

 

ブオォン

 

オォン

 

ブオオォン

 

 

「……おい…ちょっと待て……この音ってまさか…」

 

リートの顔色が、少しずつ青くなってくる。

 

ブオオォ!!!

 

「な!!!」

 

「やっぱりかぁぁぁ!!!!!」

 

森の中から大量のバイクが、グレイとリートに向かって突進してくる。

 

「うわっ!!」

 

「だぁぁっ!!」

 

グレイとリートは、必死にバイクをかわしていた。

 

「地獄のモーターショー」

 

 

「魔導二輪が大量に!!!」

 

「地獄だ!!この状況での乗り物は確かに地獄だ!!」

 

リートは青い顔色で、バイクをかわす。

 

「しっかりしやがれリート!!」

 

「うっせぇ!!てめぇも一度乗り物に酔えばオレの気持ちもわからぁ!!!」

 

 

「踊れ!!!」

 

バキッ

 

ゴッ

 

「がはっ!!」

 

「がっ!!」

 

レーサーが出てきたバイクに乗り、グレイとリートに後輪をぶつけて攻撃する。

 

「乗れんのかよ」

 

「乗り物出すとか卑怯だろ!!」

 

グイ

 

「!!?」

 

グレイは、バイクに無理やり乗り込み、後ろにリートを乗せる。

 

「ちょっ…おま……おえっ」

 

「アイツをぶっ倒すまで我慢しろ!!乗り物酔いしてるリートでも居ないよりマシだ!!」

 

「ひでっ……うっぷ…」

 

「ご丁寧にSEプラグまでついてやがる」

 

カチャ

 

「!!?おい!!」

 

グレイがSEプラグをつけたのは、リートの腕だった。

 

「おま……オレは燃料タンク…か……」

 

「今だけだ!!頼むぜリート!!!」

 

「行くぞオラァ!!!!」

 

グレイはエンジンを全開にして、レーサーを追いかける。

 

 

「面白い…オレとレースで勝負しようと?」

 

「ルールはねぇから覚悟しとけや!!」

 

「ルール……は…安全…低速運転だ……ゆらすなボケ…うえぇっ」

 

グレイ&リートと、レーサーのバイクでの攻防は続き、森を走り続けていると、目の前にリオンとシェリーが現れた。

 

「リオン!!!」

 

「グレイ!!?」

 

「いいところに!!」

 

グレイはリートからSEプラグを外して、リートをバイクから下ろした。

 

「はぁ…はぁ…止まった……」

 

「サンキューリート!!次はリオン!!乗れ!!」

 

「何だと!?」

 

「いいから乗れよ!!!」

 

「何をやってるんだオマエは」

 

リオンは文句を言いながらも、グレイのバイクに乗り込む。

 

「リオン様!!!」

 

「はぁ…はぁグレイ!!!」

 

リートの叫び声はグレイの耳に届き、チラッとだが、リートの方へグレイは視線を向けた。

 

「叩きのめしてこい!!!」

 

「あぁ!!任せろ!!!」




今回のリートの役割り……燃料タンク………以上!!!
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