FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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気がつけば100話という大台に突入!!

いや~ありがたいですねぇ。これも皆さんが読んでくださってくれるおかげで主のやる気が失わずにすんだ結果ですな!!もうすぐこの氷竜を書き始めて一年が経とうとしていますが、これからも応援よろしくお願いします!!

ゆっくりですが、確実に完結へと書いていくつもりですので、見捨てずに居てくれると嬉しいです!!!


100話記念物語
100話突入長編物語


ここはマグノリアより少し離れた国シャルエラ、その国に一際目立つ屋敷の中で一人の少女が勉強をしていた。

 

「はぁー…」

 

少女の名はアマネ、金髪の肩まで伸びた髪で、青い瞳が特徴の17歳の女の子だ。

 

(毎日毎日…勉強 勉強 勉強 勉強……もう嫌になるわホントに)

 

アマネの両親はかなり位の高い貴族であり、親の言いつけもあり毎日勉強を強いられていた。

 

(いっそこんなとこ飛び出してやりたい…)

 

そう考えていたアマネの部屋に、ドアをノックする音が聞こえた。

 

「どうぞ」

 

ガチャ

 

「失礼しますお嬢様、お嬢様の様子を見てくるように旦那様から伺い参りました次第でございます。お勉強の程はいかほどで?」

 

入ってきたのは白髪で少し年老いた風格だが、ピシッとした燕尾服で、立たずまいのしっかりした執事であった。名はエウスという。

 

「心配しなくてもしっかりとやってるわよ、せっかくだからお父様に量が多すぎよって伝えておいてくれる?」

 

「お嬢様ならその程度出来て当然と判断の上、旦那様は課題を出したのだと思われますよ」

 

執事はアマネに対して満面の笑みを浮かべて答える。

 

「はぁー…どうせそう言うと思ったわ。はいはい、しっかり終わらせてますよーっと」

 

アマネは、山のような量の課題をエウスに差し出す。

 

「それでは、これはこちらで承らせて戴きます」

 

エウスは次々と課題を懐へ入れていく

 

「毎回思うけど、アナタの服どうなってるの?」

 

「執事ですので、このくらいは出来て当然ですよ」

 

「答えになってないわよ」

 

「では、課題も回収したところで私はこれで失礼致します」

 

エウスが課題を懐へ詰め終えると、さっさと部屋から出ていってしまった。

 

(私も普通の女の子のように友達と遊んだりしてみたいのに……)

 

アマネは部屋の窓から外を見ていると、ふと窓の真横まで伸びている大樹に目が止まる。

 

(もしかして、この窓からあの木に飛び移れば、ここから出られるかも…)

 

しかし、ここは屋敷の3階、飛び移るのに失敗してしまうと大怪我してしまう恐れもあった。

 

(けど、これしか方法が無いものね)

 

アマネはクローゼットから服を取り出し、そそくさと着替えを始める。

 

(よしっ、これなら貴族ってばれないでしょ)

 

アマネはヘアゴムで髪を縛り、ノースリーブの白のワンピース姿になり窓に足をかける。

 

ごくっ…

 

「い…いくわよ…」

 

バッ!!

 

アマネは、勢いよく窓から大樹に向かって飛び出した。

 

バサバサバサ

 

(やった!!)

 

何とか大樹に飛び移れたアマネは、カーテンを結んで用意していたロープでスルスルと地面に下り、屋敷からの脱出に成功する。

 

(やったわ!!これで私は自由の身よ!!ザマーミロ!!)

 

アマネはそのまま屋敷の外へ走り去ってしまった。

 

………

 

数時間後

 

「これは…」

 

エウスがアマネの部屋に入ると、アマネの姿はなく、窓から風だけが静かに入ってきていた。

 

「すぐに旦那様へ報告しろ!!アマネお嬢様をなんとしても連れ戻すんだ!!!」

 

エウスがメイドや他の使いの者にそう言い事態が変わってくる。

 

「…何て事だ………アマネお嬢様は命を狙われているというのに」

 

 

………

 

 

アマネが屋敷から逃げ出した同時刻、同じ国にて、リートとラリカは仕事を終わらせてのんびりと街の観光を楽しんでいるところだった。

 

「たまにはのんびり観光するのも悪くないな」

 

「いつもはナツ達に振り回されてますものね」

 

「これで帰りが乗り物じゃなければ最高なんだが」

 

「諦めなさいなリート、徒歩でマグノリアに帰ったら数日掛かりますわよ」

 

「オレは別にそれでも…」

 

「私が、嫌ですわ」

 

「……そうですか…」

 

「それより、この街は拷問器具などは売っていませんの?」

 

「オマエ、また拷問コレクション増やす気か…」

 

「今の私のマイブームはファラリスの牡牛ですわ。いつか手に入れてみせますわよ」

 

「オマエが気に入るほどだから、ヤバイって事だけは分かった。つーか拷問器具なんか普通にどこだろうと売ってる店がおかしい」

 

リートとラリカが観光していると、建物の陰から声が聞こえてくる。

 

「いや!!離してよ!!」

 

「いいじゃねぇかよ、オレたちとちょっとだけ遊ぼうぜって言ってるだけだぜ」

 

 

「ん?」

 

リートは声のした方へと歩み寄る。

 

「リート?」

 

 

 

「心配しなくても朝には帰してやるからよ」

 

「何も恐いことなんてねぇからよ」

 

リートが建物の陰を覗くと、アマネがガタイのいい三人の男達に囲まれていた。

 

「いやよ!!なんでアンタたちみたいなのと朝まで一緒にいなきゃいけないのよ!!化け物みたいな顔の集まりのくせに!!そんなんだからどうせ女の子に嫌われまくってるんでしょこの変態三人集!!!」

 

 

「うわっ…スゲェ辛辣」

 

リートがドン引きしていると、男の一人がキレだした。

 

「このアマ!!女だからって調子にのってんじゃねーぞ!!!」

 

「きゃっ」

 

男が拳をアマネの顔に向けて突き出そうとすると、リートが二人の間に入って男の拳を片手で止める。

 

「そこまでにしとけよ、女だぞ」

 

「あぁ!!!んだテメェは!!!」

 

「オレが誰だっていいじゃねぇか、それより女を殴ろうってのは感心しねーし、無理やり連れてこうとしてるのも見過ごせねーな」

 

「テメェには関係ねーだろーが!!!」

 

「うわっ…何だよその本にでも載ってそうなクサイ台詞…ってかこの状況がそもそもありきたりか、ルーシィが喜びそうだ」

 

「グダグダとうるせぇんだよ!!!テメェも邪魔するなら大人しくボコられてろ!!!」

 

男は仲間の2人と一緒に、リートに向かって殴りかかる。

 

「危ない!!」

 

アマネが慌てて声を上げると、後ろからラリカがやって来てアマネに話しかける。

 

「大丈夫ですわよ」

 

「え?」

 

リートは殴りかかってきた男の二人の拳を掴み、合気を利用し前方へと投げ飛ばす。

 

「うおっ!!」

 

「なっ!!?」

 

投げ飛ばされた男たちは、そのまま地面に顔をこすりつけ倒れ込む。

 

「テメェ!!!」

 

そして、三人目の男がリートの顔を目掛けて殴りかかるとリートは重心を下げて男の懐に入り込んだ。

 

「はっ!!?」

 

「ちょっと寝てろ」

 

ドスッ

 

リートは男の鳩尾を殴って男を倒した。

 

「ぐうぅっ」

 

「くそっ」

 

そして、先ほど投げ飛ばした男たちが起き上がると、リートは二人の頭を掴み力を込める。

 

「オマエらもだ」

 

ドガァッ

 

二人の頭を地面に叩きつけると、ゆっくりと立ち上がる。

 

「ふぅ」

 

 

「スゴい…」

 

「言ったとおりになりましたでしょ?」

 

「ってか…ネコが喋った!!?」

 

「今さらですの!!?」

 

リートが立ち上がると、鳩尾を殴られ倒れていた男が、リートの後ろに立っていた。

 

「ぐふっ…このクソガキ…」

 

(こりねぇなコイツ)

 

リートが振り返り迎撃しようとすると、男の股間をアマネが蹴り上げる。

 

「はうぅっ!!?」

 

「!!?」

 

ドサッ…ピクピク

 

股間を蹴られ、男は完全に白目を向いていた。

 

「どうよ、私もやるでしょ?」

 

「ハ…ハハハ…」

 

男の痛みをわかるリートには、苦笑いするしか出来なかった。

 

「度胸ありますわね、アナタ」

 

「当然!!」

 

アマネは胸を張り、どや顔でリートとラリカにVサインをする。

 

「そんなことより、ねぇアナタ、私のボディーガードにならない?」

 

「は?」

 

アマネがいきなりリートにそう言うと、リートとラリカは呆けた顔でアマネの事をみる。

 

「だーかーらー、ボディーガードよボディーガード」

 

「いや、ずいぶんと急な話しだけど、なんでまた」

 

「私を、この国から出る手伝いをしてほしいの」




長編なのでしばらく続きます。

そして今一番の問題は……これまだ完結してねぇ!!!

ちょっと迷走しかけてます(T∀T)
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