FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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記念作品3話目です!!………まだ投稿できる…うん、大丈夫


執事来訪

「成る程、つまり家出してきたと言うわけか」

 

ギルドでの一騒動後、ボロボロになったリートはミラやエルザ達にアマネについて説明した。

 

「そう、わかってくれたか?」

 

「もう、そーゆうことなら早く言ってくれればよかったのに」

 

「オレの記憶が正しければ、発言する暇なくオマエにボコられた気がするんだが…」

 

そして、リートがボロボロになる元凶となったアマネは、ナツ達と談笑していた。

 

「オレはナツだ、ヨロシクな」

 

「オレはグレイ、結構かわいいコじゃねーか」

 

「オイラ、ハッピー」

 

「ナツとグレイとハッピーね、覚えたわ。私はアマネ、よろしくね。あと、グレイはナンパするなら服を着てからすることね」

 

「おわっ!!いつの間に!!?」

 

「ダッセー」

 

「おいコラ、今なんつったクソ炎」

 

「ウゼェっつったんだよヒエヒエ野郎」

 

「「あぁ?」」

 

「やめなさいアンタたち、あ、アタシはルーシィ、よろしくね」

 

「アナタが私と同じ家出少女のルーシィね?よろしく、家出少女どうし仲良くしましょ」

 

 

 

「けど、これからどうするの?あの娘をずっとここに居させるわけにもいかないんでしょ?」

 

ミラがリートに訪ねると、リートも同じ事を考えていたのか、ミラの問いに答える。

 

「それなんだがな、しばらくはアマネを女子寮に住まわせてやってもらえないかと思ってよ、宿泊費はオレが出すから何とかならねーかな?」

 

 

「ダメよ」

 

リートが振り返ると、アマネがリートの元へやって来た。

 

「アナタは私のボディーガードでしょ?だったら常に一緒にいないと、だから女子寮はダメ」

 

「じゃあどーすんだよ」

 

「最初から言ってるじゃない、リートの家に泊めてって」

 

「あれマジな話しかよ!!?」

 

「ねぇ、リート」

 

「はっ!!?」

 

リートが慌ててミラを見ると、またもミラは笑顔でリートを見ていた。

 

「どーゆうこと?」

 

「私がリートの家に泊まるのよ。因みにこれはホントの事だから」

 

「そう…なら私もリートの家に泊めてもらうわね」

 

「はい!!?」

 

ミラのいきなりの発言に、リートも動揺していた。

 

「いいでしょ?何か問題あるの?」

 

「………アリマセン……」

 

「ちょっと待てよ姉ちゃん!!!オレらの家はどーすんだよ!!!」

 

エルフマンが慌てて引き留めようとするが、ミラはお構い無しに話しを進める。

 

「ごめんねエルフマン、しばらく私帰れないから」

 

「そんなー…」

 

それからしばらく、アマネとミラが、リートの家に泊まることになり、気がつけばリートの安らげる場所はなくなってしまっていた。

 

気がつけば一週間が過ぎ、リートは妖精の尻尾のギルド内で、ナツ達に心配されるほどやつれてしまっていた。

 

「どうした?リート顔色悪いぞ」

 

「ヒドイ顔になってるよ」

 

 

「しょーがねーだろ、アマネはボディーガードだって言ってはオレを連れ回すし、帰ってきたらミラに容赦なく家事の手伝いを強要されるし、しかもスゲー細かいし…」

 

「大変そうねー、パッと見は両手に華で世の中の男どもが羨ましがりそうなのに」

 

「案外本気でしんどそうだな…」

 

 

「変われるもんなら誰か変わってくれ」

 

「そういえば、その間はラリカはどうしてるんだ?オマエの家なんだからラリカも一緒なんだろう?」

 

「巻き込まれないように、オレが帰ってきて標的にされるまで基本は外に出ないか、自室の窓から出入りしてる。今日は珍しくアマネに完全に標的にされて、今一緒に出掛けてる」

 

「ラリカらしいと言えばらしいが…」

 

「完全に逃げてるわね…」

 

 

「失礼致します」

 

リート達が話しをしていると、ギルドの出入り口から聞きなれていない声が聞こえてきた。

 

「こちらにアマネお嬢様はいらっしゃいますでしょうか?」

 

全員が出入り口を見ると、そこにはエウスが立っていた。

 

「失礼ですがアナタは?」

 

ミラが客人と分かったとたんエウスに話しかけ、エウスも淡々と質問に答えた。

 

「これは失礼、名乗りもせず用件を聞いたのはいささか無礼でございました。私はエウス、アマネ・シルエーザお嬢様の執事をしております」

 

 

「シルエーザですって!!?」

 

アマネのフルネームを聞いたルーシィは、驚いた表情で叫ぶ。

 

「知ってんのか?ルーシィ」

 

「うん、シルエーザって言ったらものすごく品のある貴族で有名なの、アタシも小さい頃にしか会ったことないけど…」

 

「ルーシィ?…おぉ、これはこれはハートフィリア家のルーシィお嬢様ではありませんかな?」

 

「え?アタシの事知ってるんですか?」

 

エウスは、笑顔でルーシィに話す。

 

「勿論です、以前パーティーでお見掛けしたことがありますので、私は執事という立場なのでお話しすることはありませんでしたが、旦那様とアナタ様のお父様がお話ししていた所はよく印象に残っております。当然、お父様の近くにいらしたアナタ様のお顔も忘れるはずがありませんよ」

 

「それ、アタシが5~6歳位の頃の話しなのによく覚えてるわね…」

 

「執事ですので」

 

「理由になってないんですけど」

 

「それより…」

 

エウスがギルドの中を見渡すが、アマネの姿がどこにも映ってなかった。

 

「アマネお嬢様はどちらに?このギルドにいらっしゃると伺っておりますが」

 

「アマネなら今、出掛けてますよ、そろそろ戻ってくるんじゃないですかね」

 

リートがエウスの問いに答えると、エウスの顔色は一気に悪くなる。

 

「なんということだ…アマネお嬢様が危険だ……今すぐ私が迎えに行かなければ」

 

エウスが慌ててギルドから出ようとすると、リートがエウスの腕を掴んで引き留めた。

 

「まぁ落ち着いて下さい、心配しなくてもアマネなら大丈夫ですよ」

 

するとエウスは、キッとリートを睨み付ける。

 

「貴様にアマネお嬢様の何がわかる!!アマネお嬢様はな!!!命を…」

 

「たっだいまぁー!!はぁー楽しかったー」

 

「私はもう、ヘトヘトですわ」

 

エウスが飛び出そうとしたちょうどその時、アマネとラリカがギルドに戻ってきた。

 

「おう、お帰り遅かったな」

 

「色々と回ってましたのよ」

 

「色々ってのも気になるが、何で今日はオレじゃなくてラリカを連れてったんだ?」

 

「そりゃあ今日に限ってはリートはダメですわよ」

 

ラリカの言葉に、リートの頭の中ではクエスチョンマークが飛び交っていた。

 

「なんで?」

 

「なんでって…今日行った場所はランジェ」

 

「わぁぁぁぁ!!!それを言っちゃダメーー!!!」

 

ラリカのとんでも発言をする前に、アマネがラリカの口を慌てて塞いだ。

 

「ムグッムグッムグ」

 

「ラン…何だって?」

 

「アハハハ…ナンデモナイ ナンデモ」

 

「ラリカちゃ~ん、ちょっと配慮が足りないんじゃないかなぁ?」

 

「も…もうじわげございまぜんわ…」

 

ラリカの両頬をキュっと抑えるアマネ、ラリカも流石に悪いと思ったのか、ギリギリ聞き取れる程度の発音で謝罪をした。

 

「アマネお嬢様…」

 

「!」

 

アマネは声のした方へと振り返ると、エウスが泣きそうな顔で立っていた。

 

「やっぱり来たのね…エウス……」

 

「はい、エウスでございます。アマネお嬢様…さぁ、帰りましょう。旦那様も心配しておられますよ」

 

「イヤよ」

 

アマネはエウスを睨み付けて、自分の意見をハッキリと告げた。

 

「私、帰らないわよ。あんな家になんて」

 

「お嬢様…」

 

「あの人が私の心配?あり得ないわ、あの人は私をただの家系の為の道具としか見ていない…それが分からない程、私はバカじゃないわ」

 

「そんな事は」

 

「そんな事は無いと…そう言いきれるの?」

 

アマネの発言に、エウスはただ黙って聞くしかなかった。

 

(同じだ…)

 

アマネの言葉を聞いたルーシィは、自分の胸を何かが締め付けるような感覚に襲われる。

 

(あの娘はアタシと同じだ…ただ…アタシには仲間がいてくれた……アマネとアタシの違いは、多分そこだけなんだ…)

 

「そんな人のいる場所になんて私は帰りたくない」

 

「それに」

 

アマネはリートの腕を引っ張り自分の下へ寄せると、そのまま腕を組む。

 

「私には強力なボディーガードがいるの、だから心配してくれなくて結構よ」

 

エウスはリートの顔を見て、一瞬だがこわばった顔になる。

 

「ほぅ、貴様がお嬢様のボディーガード…」

 

「まぁ、成り行きですが…」

 

「いいだろう」

 

エウスは胸ポケットから白の手袋を取り出し、両手にはめる。

 

「お嬢様のボディーガードに相応しいかどうか私が試してやろう」

 

「ちょっとエウス!!そんな事しなくても私は彼の戦いを直に見てるのよ!!!必要ないじゃない!!!」

 

「いえ、お嬢様、これは重要な事なのです。いくら彼が強かったとしても、私に勝てなければボディーガードの意味がありません。それならば、私が貴方のボディーガードも兼ねればいいだけの話しとなりますので」

 

「それは…そうかもしれないけど……」

 

「ならば、審判はワシがつとめてやろう」

 

「マスター!!」

 

マカロフは、ユルい顔をしながらリートたちの下へやってきた。

 

「よっ!面白そうな事になっとるのぉ」

 

「面白そうってアンタ…」

 

「マスター、この状況を楽しんでますわね」

 

「えぇじゃないか、ほれリート、さっさと表に出て準備せんか」

 

「これはこれは、かの有名なマスター・マカロフ様に審判を努めていただけるとは、しごく光栄でございます」

 

エウスはマカロフに対して、頭を下げる。

 

「まぁそう堅くならんと、こんなに面白そうな余興もあまりないからのぉ。楽しくいこうじゃないか」

 

「とうとう余興っつっちゃったよこの人は…」

 

リートとエウスは、マカロフに戦える場所へと連れていかれた。




早く完結させないと…あれ?もしかしてオレ、スランプ?
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