FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」 作:タイキック新
もう一方の作品と平行してやっていこうと思ってたのに、FAIRY TAILの方の更新を疎かにしてしまうとは…しかし、時間を掛けてでも完結まで書くつもりですので、これからもよろしくお願いします。
ズドォン!!
「きゃあ!!」
アクナが自我を失い、ルーシィに攻撃を仕掛け続け、ルーシィは必死に逃げ回る。
「ハッハッハ!!凄い!凄いぞアクナよ!!我は今、最強の駒を手に入れた!!!」
「…」
「アクナさん!!お願い、目を覚まして!!!」
「無駄だ、そいつに貴様の声が届くことはない、止めたければ、我かアクナを倒すことだな」
「アンタ!自分で戦おうと思わない訳?!!サイテーね!!」
ルーシィがフェイズにそう言うと、フェイズは真顔でルーシィに反発する。
「星霊使いが知った風な口を言うな、我は貴様とは違うのだ」
「そうね、確かにアンタはアタシとは違う、
アタシは星霊を駒だなんて思ったことは一度もない!!!」
ルーシィは、鍵から星霊を召喚した。
「開け!獅子宮の扉!レオ!」
「王子様登場、お呼びかな?ルーシィ」
鍵からロキが現れ、ルーシィは即座に指示を出す。
「アクナさんを止めながらあの男を倒すわよ!出来る?」
「これは、かなり厳しいね、でも、ルーシィの為なら何でもやってあげるよ!」
ロキは、アクナに向かって飛び出していく。
「アクナさん、すまないけど、少しだけ僕に付き合ってもらうよ」
ロキは拳を光らせて、アクナに攻撃をしようとする。
「…」
アクナはロキの攻撃をかわすと回し蹴りを、ロキの腰めがけて打つ。
「ぐはぁっ」
ズドォン!!
「ロキ!!」
「まったく、デタラメな力だ。だが、それでこそ駒の価値は上がると言うもの」
「…」
アクナはそのままルーシィに、向かって走り出す。
「ひぃ!」
ガッ!
「うっ!」
ルーシィの首を抑え、アクナは壁に向かって走り続ける。
「かはっ…アクナ…さん」
「…」
ガラガラ
先程蹴り飛ばされたロキが、瓦礫から出てくると、ロキの目にルーシィが襲われている光景が映った。
「!ルーシィ!!!」
ズドォン!
アクナはルーシィを掴んだまま壁にぶつかり、壁は崩れ落ち、煙が上がる。
「ルーシィ!!!!」
「ハハハハ!!いいぞ!アクナ!最高だ!!そのまま星霊の方も倒してしまえ!!」
「くっ」
ロキはフェイズに向かって飛び出し、攻撃の構えをとる。
「
「おっと」
ズドン!
「ぐっ」
フェイズはロキの攻撃が決まる寸前に、ロキの肩を目掛けて弾丸を撃ち込む。
「我も攻撃の手段があることを忘れていないか?」
(くそっ、早くこいつを倒さないとルーシィが…)
「その肩では戦えなかろう、今楽にしてやろう」
フェイズがライフルを構え、ロキに銃口を向ける。
「心配するな、貴様の主人もすぐに楽にしてやろう」
「お断りよ!!」
「!!」
フェイズとロキの真上からルーシィが、降ってきた。
「えーい!!」
バシン!!
ルーシィは腰に着けていた鞭を、フェイズに向けて振るが、ギリギリでフェイズにかわされる。
「ルーシィ!!?」
「ロキ!!大丈夫?!!」
「え?…あぁ、ルーシィの方こそ」
「アタシは大丈夫!」
「そ…そうかい?それならいいんだけど」
「くっ…アクナの奴め、何を取り逃がしている」
フェイズは、ライフルをルーシィに向けて弾を撃つ。
「ルーシィ!!」
「トレース」
ズドン!
「なっ!!?」
フェイズが撃った弾丸が、ルーシィ達の後方から飛んできた弾丸とぶつかり相殺される。
「バカな!!」
「無事かい?ルーシィ」
「うん」
ルーシィたちの後ろから出てきたのは、先程までルーシィを襲っていたアクナだった。
「なぜ!!貴様が我の邪魔をする!!?貴様は我の弾をくらって操られていたハズ!!!」
「あ?あんなもん、とっくに解いて正気に戻ってるに決まってんだろボケが」
「そんなハズはない!!貴様の身体に弾が入り込んでいる限り、洗脳が解けることなどあり得ないんだぞ!!」
アクナはニヤリと笑い、自分がどうやって洗脳を解いたかを説明する。
「あぁ、確かにくらってすぐは身体が言うこと聞かなかったさ、でもな、アタシが全力で抵抗すりゃすぐにそんなもん解くことが出来るんだよ。元々完全に洗脳しきれてもなかったようだしな」
「なんだと…あの弾の洗脳に抵抗できたというのか…」
「完全にアタシが洗脳されてたらそこの二人はとっくに肉塊になってるよ、アタシが手加減して戦ってた証拠だ」
「いつからだ…」
「あん?」
「いつから洗脳を解いていた?」
アクナは頭を掻きながらルーシィ達を見ると、一言
「アイツらと戦ってる頃にはもう解けてたよ」
「フッ、所詮特殊弾を使っても心の内側までは操れんと言うわけか」
「だが!!」
フェイズは、銃口をアクナに向けて戦闘の意思を見せる。
「これで終わった訳ではない!!我はゴルスさんについていくと決めたときから命を捨てる覚悟を決めてきたのだ!!ただ黙ってやられずに、せめて一子報いてやるぞ!!」
「いい度胸だ、そういう奴は、嫌いじゃねぇ…けどな」
アクナは、指をゴキゴキと鳴らしながらフェイズに歩み寄る。
「アタシは1で受けたら1000で返す主義なんだ。死んでも恨むんじゃねぇぞ」
「フン、そう簡単にやられんと言ったろう」
アクナは地面を蹴り、一瞬でフェイズの目の前に現れた。
「ぐっ…」
フェイズはライフルの引き金を引こうとするが、アクナに銃口を握られ顎を蹴りあげられる。
「おせぇ」
「ぐぼぁ!!」
ガシッ
「!」
「まだ気ぃ失うには早ぇぞコラ」
ドッガッゴスッ
フェイズの胸ぐらを掴んだアクナが、空いている片腕でフェイズの顔を殴り続ける。
「がっ…がはっ」
「フン」
ブォン!
フェイズを真上に放り投げたアクナは、隣の崩れた瓦礫の中から木の柱を取り出しフェイズに向ける。
「トレース」
「換…装」
フェイズはわずかに残った意識の中、小さな銃を換装し、アクナに弾を撃つ。
「あ?」
アクナの右足に弾が当たると、アクナの足から血が流れる。
「へへっ…一子…報いた…ぞ…」
「大したもんだよ、アンタは、じゃあな」
しかし、アクナは足を撃たれても体勢を崩すことはなく、バズーカにトレースした柱から弾を撃ち出した。
ズドォン!
ドサッ
バズーカにやられたフェイズが、意識を失った状態で空中から落ちてくる。
戦いが終わると同時に、ルーシィとロキの二人がアクナに駆け寄る。
「アクナさん!!大丈夫!!?」
「?あぁ、心配しなくても大丈夫だ、しかし、参ったね、こりゃあ傷の手当てに少しだけかかりそうだ」
「流石、あの二人の師匠ですね」
「アイツら相手にならもっと本気でやってもよかったんだけどね」
((あれで本気じゃなかったって…))
「とにかく、敵も倒したし、僕は一旦星霊界に帰るよ、また何かあったらいつでも呼んでね。ルーシィ」
「うん、ありがとう」
ロキはそう言うと、星霊界へと帰って行った。
「さてと、とりあえずは応急処置だ、その後で城に乗り込むよ」
「はい!」
………
一方城では、アマネの宝石を取り出す準備が完成しようとしていた。
「ジルク様、直に準備が整います」
「そうか、ご苦労様」
(もうすぐだ…もうすぐあの力を動かすことが出来る)
「クックックック」
とりあえずこちらで宣伝させてもらいます。
最近、シャーマンキングのクロスオーバー作品『シャーマンキング BASARAを宿す者』を書き始めましたので、興味がある方は是非ともそちらも読んでみてください。
二つの作品を書くため、以前より更新ペースは遅くなってしまう可能性がありますがご了承お願いします。