FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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オリジナル終わりまで、あとどれくらいかかるのでしょうか…主にも全くわかりません。


儀式開始

「さぁアマネ、儀式を始めようか」

 

「…」

 

城内では、アマネが椅子に座らされ、手足を拘束されていた。

 

「こんな拘束しなくても、どうせ逃げないわよ」

 

「どうだかね、君が逃げないと保証できるものが無い限り、こうするしかないのさ」

 

「…やるんなら、さっさとやれば?」

 

「そうだね。そこまで言うなら、さっさと始めようか」

 

魔導師がアマネの椅子の周りを囲い、魔法を唱え始める。

 

バチバチバチバチ

 

「ああぁぁぁぁ!!!」

 

アマネの身体には、言葉にできないほど強烈な痛みが走った。

 

「おい、この儀式はどれくらい時間がかかるんだい?」

 

「およそ10分ほどかと」

 

「10分か、いいだろう。それまで待つとしようか」

 

 

「やめろー!!」

 

「「「「!?」」」」

 

突如現れたハッピーとラリカが魔導師に攻撃して詠唱の邪魔をし始めた。

 

「…ハッピー…ラリカ…」

 

「アマネ!!無事ですの!!?」

 

「もう大丈夫!!オイラ達が助けに来たからね!!」

 

「くっ…あの二匹をさっさと捕らえろぉ!!」

 

ジルクが血相を変えて、部下に指示を出す。

 

「邪魔をしやがって…容赦はしないぞ…」

 

 

………

 

 

「で?喧嘩の原因は?」

 

「「このバカが」」

 

ゴン!!

 

「どっちもバカだろーが」

 

「せめて、説明させろよ!!!」

 

二人の頭に拳骨が落ち、大きめのたんこぶが、出来上がる。

 

「まぁ、今はそんな事どーでもいい」

 

「聞いてきたのは師匠だと思うんですけど…」

 

 

「まぁ、今はそんな事どーでもいい」

 

「2回言った!?意地でも話題を変える気だ」

 

「とにかく、テメェらは無駄に暴れた罰として、先に城に乗り込んで暴れてこい、城内で誰かに負けたらアタシが止めを刺してやるから安心しろ」

 

「「安心できるかぁ!!!」」

 

(理不尽極まりないわね…)

 

「つーか師匠が行けばいいじゃないですか!!オレはこいつとの喧嘩が残ってますけど、師匠の戦いは終わってるんでしょう?!!」

 

「アタシは夜じゃねぇとやる気にならねぇんだ。血がたりねぇ、黙って従えこのカス」

 

「吸血鬼かテメェは!!」

 

ガジルのツッコミを無視しつつ、アクナの目付きがだんだんと鋭くなってくる。

 

「いいからさっさと行ってこい。返事は、はいかyesか了解だけだ」

 

「そん」ドゴッ!

 

「なん」ゴスッ!

 

「くどい、行け」

 

「「あい…」」

 

二人は渋々喧嘩を止めて、城に向かった。

 

残ったルーシィがアクナを見て問いかける。

 

「どうしてあの二人だけに行かせたんですか?アクナさんも処置は終わってますし、てっきり一緒に行くと思ってたんですけど」

 

「こっから先はアイツらの問題だ。アタシの出る幕は終わってるからね」

 

「いつまでも誰かに頼っていたら強くなんて死んでもなれない。アタシはアイツらが強くなるためのきっかけを作っているだけさ」

 

「アクナさん…」

 

「本来なら、迷わずアンタも城に乗り込ませるところなんだけどねぇ」

 

アクナは目を光らせて、楽しそうにルーシィを見やる。

 

「それは…ちょっと、ご遠慮したいかなー…なんて…」

 

 

………

 

一方リートとナツは、ゴルスとの戦いを未だ続けていた。

 

ゴルスのモード変化により、先程まで拮抗していた戦いが、少しずつだがゴルスが優勢になってきているのを二人は感じていた。

 

「はぁ…はぁ…」

 

「ぜぇ…はぁ…」

 

(どーする…このままじゃ、時間がたつごとに状況が降りになる一方だ…何か策を考えねぇと)

 

「どぉしたぁ?早くしねぇとお嬢様の宝石抜き取られちまうぜぇ?」

 

「くっそ~急いでるってのに」

 

「落ちつけナツ、アマネならまだ少しの間は大丈夫だ」

 

「あ?何でだよ?」

 

「ラリカとハッピーを戦闘に紛れて先に行かせた。アイツらなら多少の時間稼ぎはしてくれるはずだ」

 

リートの言葉を聞いて少しだけ安心したのか、ナツは落ち着きを取り戻す。

 

「へへっ、そー言うことなら、こいつを倒すのに専念すればいいわけだな」

 

「あぁ、なんとかオレたちがこいつを倒せば敵はいなくなる」

 

ナツとリートが構えた瞬間、二人の間に、高速移動をしたゴルスが現れる。

 

「それが出来りゃぁ苦労はねぇんじゃねぇのかぁ?」

 

ガシッ

 

「「!」」

 

ズドォン!!

 

二人は頭を捕まれ、地面に叩きつけられた。

 

「がはっ」

 

「ぐぼぁっ」

 

「おらぁ…まだまだぁ」

 

ゴルスは二人を空中に放り投げると、大きく息を吸い込む。

 

「金竜の咆哮ぉ!!」

 

「「ぐぉぉぉぉ!!!」」

 

ゴルスのブレスに直撃した二人は、そのまま吹き飛んでいく。

 

「逃がさねぇぜぇ」

 

ゴルスは金の翼を作りだし、翼を羽ばたかせながら空を飛び、二人を追いかけて行った。

 

ヒュゥゥゥ

 

「くそっ…バカみてぇな力業で推してきやがって」

 

「んにゃろぉ!!」

 

ナツとリートは空中で反転し、ゴルスの方へと顔を向けると、息を大きく吸い込んだ。

 

「火竜の」

 

「氷竜の」

 

「「咆哮!!!」」

 

「あぁ?」

 

ブレスに気づいたゴルスは、腕に金の刀を作りまっすぐに振り下ろす。

 

「金竜刀」

 

スパァン!!

 

「!?」

 

「やろぉ…ブレスをぶったぎりやがった」

 

二人は地面に着地すると、攻撃の体勢に入る。

 

「火竜の煌炎!!」

 

ナツが炎の球を投げ飛ばし、ゴルスに向かって飛んでいく。

 

「くらうかよぉ」

 

ゴルスは、炎の球に手を添えると、そのまま回転して軌道を変え、ナツたちに向けて投げ返す。

 

「んな!?」

 

「!退いてろナツ!!」

 

リートはナツの前に立ち、氷を纏った腕で炎の球を殴り、消し飛ばした。

 

「悪ぃリート、助かった」

 

「油断すんな、奴を倒すまでは」

 

 

「そー言うオマエもだぜぇ」

 

「!」

 

リートが炎の球を消し飛ばした事により、煙が上がっていたが、その中からゴルスが現れ、金を纏った拳でリートを殴り飛ばす。

 

「リート!!」

 

「がっ…」

 

「次はテメェだぁ」

 

「!」

 

ドゴォ!

 

「ぐぼぉ!!」

 

ゴルスが、ナツの腹を蹴り、ナツはリートと同じ方向へと飛んでいった。

 

ズザザァァー

 

「ここは…」

 

リートが飛ばされた場所は、向かうはずだった城のすぐ近くだった。

 

「ちょうどいい、奴と戦いながら、上手く行けばアマネを救出できるかもしれねぇ」

 

あぁぁぁぁ

 

「?」

 

リートは声の聞こえた方向を見ると、ちょうど目の前にナツが吹き飛ばされてきていた。

 

「なっ!?」

 

ドン!ゴロゴロゴロゴロ

 

二人は、ぶつかった衝撃で後ろに転がる。

 

「っててて…おい、大丈夫かナツ」

 

「っつ~、あのヤロォ!!絶~対に灰にしてやる!!」

 

「やれるもんならやってみなぁ」

 

ゴルスが二人の下に到着すると、余裕の笑みで二人を見ていた。

 

「そろそろ本気で来いよぉ、今のままじゃ退屈すぎてアクビがでるぜぇ」

 

「言ってくれるじゃねーか、行くぞ!!ナツ!!」

 

「おう!!」

 

ナツは火竜の煌炎を、リートは火竜の煌炎と同じ原理で冷気を作り出す氷竜の凍乱を使い、炎の球と冷気の球を同時にゴルスに向けて投げ飛ばす。

 

「「氷火 煌炎乱!!!」」

 

「おぉ?」

 

ズドォーーン!!

 

「やったか!!」

 

「おい、それフラグだぞ…」

 

 

「ハッハッハ、いい技使うじゃねぇかぁ」

 

爆発で起こった煙が消えると、少しだけだが傷をおったゴルスが姿を現した。

 

「ほら見ろ、お前があんなフラグ立てっから全然やられてねぇじゃねーか」

 

「オレのせいかよ!!」

 

「なら、これならどーだ!!全力の火竜の咆哮だ!!!」

 

ナツはブレスをゴルスに向かって撃ち、ゴルスはそれを防御せずにただ黙って受けた。

 

「この程度でやられるわけねぇだろぉがぁ」

 

「なら追加だ!!」

 

「!」

 

「氷竜の咆哮!!」

 

リートのブレスでナツの炎と一緒に、ゴルスの身体を凍らせた。

 

「よしっ!!」

 

バリィン

 

「「!!」」

 

「ただ凍らせただけの攻撃になんの意味があるんだぁ?」

 

ピキィ

 

「!」

 

余裕をかましていたゴルスだったが、いきなり身体に纏っていた金の鎧にヒビが入った。

 

「なんだ!!」

 

「…まさか!ヒートショックか!!」

 

「ヒートショック?ってなんだよ」

 

ナツの頭にはクエスチョンマークが浮かんでおり、リートがため息をついて説明する。

 

「ヒートショックってのは、温めた金属やガラスを一気に冷やすことによって割れる現象の事だ。本来、奴ほどの硬い金ならあり得ねぇと思ってたが…オマエの火力とオレの冷気が思ってた以上に強かったんだろうな」

 

「なーるほど」

 

納得したような言葉を発するナツだが、全く理解をしていない顔をしていた。

 

「分からねぇなら初めから聞くんじゃねぇ」

 

 

「クックックッ…成る程、ヒートショックかぁ…オレも予想してなかったぜぇ」

 

ゴルスは新しく金を纏い、鎧を再生させた。

 

「面白ぇことするじゃねぇかぁ、ほら、まだまだ楽しませろよぉ」

 

ヒュッ

 

「!」

 

ドゴォン!

 

「ごぉっ」

 

リートは一瞬の隙を付き、ゴルスの顔を殴ると、城に向けて殴り飛ばした。

 

「このまま城に突っ込めーー!!!」

 

ドゴォォン!

 

「おっしゃー!!」

 

「追うぞ!!ナツ!!」

 

「おう!!」




やっぱり一筋縄ではいかないゴルス戦、ぶっちゃけるとゴルスはまだ強くなる予定があります…倒せるのかな?
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