FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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今この作品のオリジナルがいくつか候補があるんですけどどれを優先しようかちょこっと悩んでるんですよねぇ、まぁ、投稿するとしても早くてもエドラス終わらせてからって考えてるんですけどねw


光と闇

「なんだ!!?あの光は!!」

 

 リート達が見ていた方角には、黒い光の柱が上がっていた。

 

「もしかして……あれがニルヴァーナかも!!」

 

「なに!!?」

 

「誰かが見つけたっていうことかもしれませんわね……連合軍か……はたまた、六魔将軍か……」

 

 ラリカがそう呟いたことで、リートは焦り始める。

 

「もし、六魔の誰かが見つけてたらシャレになんねぇぞ!!急いで向かわねぇと!!」

 

 リートが、急いで光のある方角に走り出す。

 

「あっ!待ってよ~!!おいてかないで~」

 

 マーラも、急いでリート達を追いかけていった。

 

 リート達が走っていると、少しばかりリートは異変を感じ取っていた。

 

(なんだ?……あの黒い木から何か溢れてニルヴァーナの方に吸いとられている……?)

 

(とにかく!!行ってみねぇと始まらねぇか)

 

 

 

 …………

 

 

「リオーーン返事しやがれ!!リオーーン!!」

 

 グレイはレーサーを倒した後、自爆しようとしたレーサーと共に崖から落ちていったリオンを必死に探していた。

 

「くそっ……なにがどーなってんだ」

 

 そして、グレイの後ろには、グレイを睨み付けるシェリーの姿があった。

 

(リオン様は誰のせいで……)

 

(……こいつか)

 

 

 …………

 

 

「あれは、一体……」

 

「ニルヴァーナ……デスネ」

 

 ジュラとホットアイが戦っている場所からも光の柱が見え、二人の視線は光へと向いていた。

 

「!」

 

 

「安心てくださいネ、まだ本体は起動してない」

 

 

「どーいうことだ」

 

 

「あれは封印が解かれただけ、しかし、お金のニオイがプンプンするデスネ……んふふふ」

 

 ジュラは今現在、自分がどう動くべきかを必死に考える。

 

(こんな奴と戦っている場合ではないか……いや、しかし……任務は六魔将軍の討伐!!戦うかニルヴァーナを止めるか……)

 

 

「金……金……これで私たちは金持ちに……」

 

「!」

 

 先程まで優々と喋っていたホットアイがいきなり苦しみだし、ジュラもその光景に困惑する。

 

「お……おお……お……おおおおおおおぉ!!」

 

「な……何だ今度は!?」

 

 

 …………

 

 

「いたぞ!!妖精の尻尾と化猫の宿だ!!」

 

「よくもレーサーさんを!!」

 

 リート達が急いでいるところに、まだ倒されていない闇ギルドの残党が襲いかかってきた。

 

「えぇ!?まだこんなに敵がいたの!?」

 

「っち……このクソ忙しいときに」

 

 

「レーサー直属ギルドの鉄の処女(アイアンメイデン)の力を思い知らせてやる!!」

 

 

「あら、なかなかセンスあるネーミングですわね。あのギルドの名付け親はネーミングセンスだけは称賛に値しますわよ」

 

「拷問器具の名前に嬉しそうに反応してんじゃねぇよ!!!」

 

「二人とも呑気に話してるけど来るよ!!?」

 

 リートはラリカを頭にのせて、マーラと共に敵の攻撃を後ろに跳ねてかわした。

 

「あっぶな!?」

 

「なろ……氷竜の硬拳!!」

 

「花火砲!!」

 

 リートとマーラは体制を立て直すと、リートは拳に氷を纏い攻撃、マーラは両手を前に出し、バスケットボールサイズの光の玉を造り、勢いよく敵に向けて放つと、光の玉は相手にぶつかった瞬間に爆発した。

 

 

「「うぎゃぁぁぁ!!!」」

 

「怯むんじゃねぇ!!相手は二人だ!!数で圧しきれぇ!!」

 

 うおおおおぉ!!

 

 

「氷竜の……咆哮!!」

 

 うわぁぁぁ!!!

 

 うおおおおぉ!!!

 

 リートのブレスにより、かなりの人数がダメージを受けて吹き飛ばされたハズだが、それでも吹き飛ばされた敵の後ろから、また新しい敵が現れ、リート達に向かって攻めてくる。

 

「ダメージを無視して突っ込んで来る!?」

 

「敵に回すと厄介なタイプの奴らだな」

 

「どうしますのリート」

 

「片っ端から片付けていくしかねーだろ」

 

 リートとマーラは横並びになり、敵に向けて構えをとる。

 

「今だ!!!」

 

 敵の一人が指示をだすと、リート達の周りの木の上から隠れていた敵が現れ、催眠魔法をかける。

 

「うっ……」

 

「眠気が……」

 

「マーラ!!?ラリカ!!?」

 

 二人は寝てしまい、そのまま意識を失った。

 

「今だ!!全員で襲いかかれ!!!」

 

 敵が一斉に、リートに向かって襲いかかる。

 

「くそっ……意外と厄介だな」

 

 リートは懐にラリカを入れ、脇にマーラを抱え込み、敵と戦いながら距離をとり始める。

 

「くっ……」

 

 気がつけばリートが逃げた先は、崖になっており、下には川が流れていた。

 

「追い詰めたぞ!!大人しく殺されるか、最後まで無駄な足掻きをするか好きな方を選べ!!」

 

「じゃあ、最後まで足掻くっつーことで」

 

 ピキィン!

 

「氷竜の凍剣!!」

 

 リートは空いた手に氷の剣を造ると自分の目の前の崖を切り裂いて自分はそのまま川へと落ちていった。

 

「なに!!?」

 

「んじゃな」

 

 

 ザバァァン!!!

 

 リート達が川に落ちるのを、ただ何もせずに見ているしかなかった鉄の処女のメンバーは、一瞬だけ呆気にとられた後、すぐに我にかえる。

 

「はっ!さ……探せ!アイツらはまだ生きているハズだ!!川を辿って探せば必ず見つかる!!絶対に見つけ出せ!!」

 

 

 

 

 ザバァァ

 

「げほっげほっ……っ……はぁ、はぁ」

 

 リートはマーラとラリカを抱えながら川から上がると、近くの森に身を潜める。

 

「くそっ……まさかニルヴァーナからここまで離されるなんて……まださっきの奴らはオレ達を探しているだろうし……二人が起きるまでは迂闊に動けねぇな」

 

 

 …………

 

 

「ナツくんを追うんだ」

 

 ナツが飛び出して行った後、取り残されたルーシィ達は、ナツを追いかけようとしていた。

 

「ナツ……ジェラールとか言ってなかった?」

 

「説明は後!とにかく今はナツを」

 

「あ────!!!」

 

 シャルルがいきなり大声を上げ、全員が慌ててシャルルの方をみやる。

 

「エルザがいない!!」

 

「あ……ああ……」

 

 ウェンディが動揺し始め、他の者達は焦り始める。

 

「なんなのよあの女!!ウェンディに一言の礼も無しに!!!」

 

「エルザ……もしかしてジェラールって名前聞いて……」

 

 

「どうしよう……私のせいだ……私がジェラールを治したせいで……ニルヴァーナが見つかっちゃって、エルザさんやナツさんや……」

 

 ドォン!!

 

「!」

 

 動揺しているウェンディに向けて、ヒビキは衝撃波で吹き飛ばす。

 

「ちょっ!」

 

「あんたいきなり何すんのよ!!!」

 

 

 …………

 

 

「おおおおぉ!!!金!金!金!」

 

 ジュラと戦っていたホットアイも未だに苦しんでおり、ジュラはその様子を見て戸惑い続けていた。

 

「な……なんだと言うのだ」

 

「金ー!!!!……などいりませんデス」

 

「え?」

 

「ワタシ生き別れた弟の為に必死デシタ。お金があれば見つけ出せると思ってましたデス。しかし……それは過ちだと気がついてしまったデスネ」

 

「さぁ、争う事はもう止めにするデスヨ。世の中は愛に満ちています!!おぉ!!愛!!!なんと甘美で慈悲に溢れる言葉でしょう。この世に愛がある限り、不可能はないのデス!!」

 

 ホットアイは先程とは別人のように愛を連呼し始め、ジュラはもはや言葉も出せずにただ黙って見ていた。

 

「さぁ!!共にかつての私の仲間の暴挙を止めましょう!!彼等に愛の素晴らしさを教えるのデス!!!」

 

「えー……と……」

 

 

 …………

 

 

「驚かしてごめんね、でも気絶させただけだから」

 

 ヒビキはウェンディを背負って、ナツが向かって行った方向を目指して走っていた。

 

「どうして!?てか何で走ってるの!!?」

 

「ナツくんとエルザさんを追うんだよ。僕たちも光に向かおう」

 

「納得できないわね、確かにウェンディは、すぐ ぐずるけどそんな荒っぽいやり方」

 

「そうだよ」

 

 

「……仕方なかったんだよ」

 

 ヒビキは、暗い顔で話しを続ける。

 

「本当の事を言うと……僕はニルヴァーナという魔法を知っている。ただその性質上誰にも言えなかった。この魔法は意識してしまうと危険だからなんだ。だから、一夜さんもレンもイヴも知らない、僕だけがマスターから聞かされている」

 

「どういう事?」

 

「これはとても恐ろしい魔法なんだ。光と闇を入れ替える……それがニルヴァーナ」

 

「光と……」

 

「闇を……」

 

「入れ替える!!?」

 

「しかし、それは最終段階、まず封印が解かれると黒い光が上がる。まさにあの光だ」

 

「黒い光は手始めに光と闇の挾間にいる者を逆の属性にする。強烈な負の感情を持った光の者は、闇に落ちる」

 

「それじゃあウェンディを気絶させたのは!!」

 

「自責の念は負の感情だからね。あのままじゃウェンディちゃんは闇に落ちていたかもしれない」

 

 話しを聞いていたルーシィは、とっさにある疑問を抱く。

 

「ちょっと待って!!それじゃあ怒りは!!?ナツもヤバイの!!?」

 

「何とも言えない……その怒りが誰かの為ならそれは負の感情とも言い切れないし」

 

「どうしよう……意味がわからない」

 

「あんたバカでしょ」

 

 頭を抱えて理解できずにいたハッピーに、シャルルは簡潔に説明した。

 

「つまりニルヴァーナの封印が解かれた時、正義と悪とで心が動いている者が性格が変わっちゃうって事でしょ」

 

「それが僕がこの魔法の事を黙っていた理由、人間は物事の善悪を意識し始めると思いもよらない負の感情を生む」

 

「あの人さえいなければ、辛い思いは誰のせい?何で自分ばかり……それらすべてがニルヴァーナによってジャッジされるんだ」

 

「そのニルヴァーナが完全に起動したら、アタシたち皆悪人になっちゃうの?」

 

「でもさ……それって逆に言うと闇ギルドの奴らはいい人になっちゃうって事でしょ?」

 

「そういうことも可能だと思う。ただニルヴァーナの恐ろしさはそれを意図的にコントロールできる点なんだ」

 

「そんな!!」

 

「例えばギルドに対してニルヴァーナが使われた場合、仲間同士の躊躇なき殺し合い、他ギルドとの理由なき戦争……そんなことが簡単に起こせる」

 

「一刻も早く止めなければ、光のギルドは全滅するんだ」




ってなわけで、またアンケートでも取ります。とりあえず見てみたい物語を投票で教えてもらえると嬉しいデスネ

オリジナル読みたいのに投票オナシャス!

  • リートS級魔導士になった日
  • リートの単独での依頼
  • アクナの過去
  • リートに弟子入り志願する少年
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