FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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ここだけの話し、ぶっちゃけ今までアンケートで選ばれなかったオリジナルの話し途中まで書いてるんですよねぇ…完結はさせてないけど……

その内選ばれなかった話しだけでまたアンケートしようかな……?

よくよく考えたらオリジナルばっかり書いとるな主は、本編が中々進んでないような気がするが、いいのだろうか?


ペアルック?

「うぅーん…はっ!」

 

 マーラが目を覚ましたときには、日が沈みかけており、隣ではラリカが眠っていた。

 

「よう、目ぇ覚めたか」

 

「リートさん?…はっ!そういえば私!敵に眠らされて!!」

 

「あぁ、あの後オレ達は敵から逃げながら川に落ちちまってな、何度か見つかっては倒して移動してって繰り返しながら二人が目を覚ますのを待ってたってところだ」

 

「そうだったんだ…ごめんなさい!!私がついて来たばかりに足を引っ張っちゃって」

 

「気にするな、お前が悪い訳じゃない、今回の事態は想定外だったことだ。オレも気にしてねぇよ」

 

「でも…私のせいだし…」

 

 リートはゆっくりとマーラに歩み寄ると、マーラの頭に優しく手を置く。

 

「失敗をしねぇ機械みたいな人間なんてこの世にいねぇんだ。大事なのはどうやって失敗した分を取り戻すか…だろ?」

 

 マーラの表情は明るくなり、元気よく頷いた。

 

「うん!」

 

「さて、後はラリカが目を覚ますのを待つだけだが…」

 

 リート達が川沿いでラリカが目を覚ますのを待っていると、川の近くの滝から音が聞こえる。

 

「きゃああああぁ!!!!」

 

「!?」

 

「え!?何!!?」

 

 ドッパァン!!!

 

 リート達は音がした方へと急いで向かうと、ルーシィとナツが、気を失ったまま川上から流れてきていた。

 

「ナツ!!?」

 

「ルーシィさん!!?」

 

 リートとマーラは、慌てて川から二人を引き上げる。

 

「何で二人は滝の上から落ちてきたんだろう」

 

「わかんねぇけど、何かしらの戦いはあったんだろうな…ルーシィの身体はどう見てもボロボロだ」

 

 

「それは私が説明します」

 

 ルーシィの鍵からバルゴが突然現れ、二人は目を丸くする。

 

「うおっ!バルゴ!?」

 

「え!?誰この人!」

 

「ナツ様と姫は、六魔将軍との戦いを先程の滝の上で行い、勝利したものの、イカダごと落ちてしまったのです」

 

 バルゴの話しを聞いたリートは、即座に状況を理解し、頭を整理する。

 

「あぁ~、成る程…要するにイカダにナツが乗っていて、六魔との戦いを終えたルーシィがそれを助けようとしたところをドボンってところか」

 

「流石ですね」

 

「え?何でさっきの説明でナツさんがイカダに乗っていたとか分かるの……?」

 

「で?これからどうするんだ?コイツらをここにずっと居させるわけにもいかねぇし、ルーシィなんてボロボロだし」

 

「そこは大丈夫です。こちらに星霊界のお召し物が4着とラリカ様用のサイズが1着ございます」

 

 バルゴは手元に服を用意すると、マーラに1着、リートに1着手渡した。

 

「わぁー、素敵な服…でも何でペアルック?」

 

「確かに…」

 

「ペアルックの方が喜ばれるかと思いまして」

 

「別に喜ばねぇよ」

 

「お仕置きですか?!!」

 

「そーゆーのはルーシィの担当だろうが!!」

 

「どちらにせよ、服は着替えた方がよろしいかと思います、お二方はご自分の服を、私はナツ様と姫、そして、ラリカ様の着替えを済ませてしまいますので」

 

 バルゴはそそくさと、ルーシィ、ナツ、ラリカの順番に着替えを済ませ、更には治療まで済ませていく。

 

「はぁ~、まぁせっかく気を使ってくれたんだ。オレたちも着替えようぜ」

 

「う…うん…そうだね」

 

 リートとマーラは、木の影に隠れて着替えを済ませた。

 

「ホントにペアルック…」

 

「こーゆーのをありがた迷惑って言うんだろうな」

 

「お二人ともよくお似合いです」

 

 バルゴはそういって、リートたちの脱いだ服を拝借した。

 

「お…おい」

 

「ご安心ください、後程きちんと綺麗に洗ってお返しいたしますので」

 

「そうか、ならいいか」

 

「え?私はあまりよくないんだけど…この戦い終わったら化猫の宿まで返しに来てくれるんだよね?ねぇ」

 

「それは了承しかねます」

 

「そこは了承してほしいんだけど!!?」

 

「お仕置きですね!!」

 

「初対面の私にまでふらないでよ!!」

 

 そうして話している間に、ルーシィが目を覚まして起き上がる。

 

「ん?…痛た…あれ?治療、てか何!?この服」

 

「お?起きた」

 

「リート!!?」

 

「星霊界のお召し物でございます」

 

「バルゴまで!!?」

 

「ここどこだ?」

 

 ナツも目を覚まして起き上がる。

 

「因みに姫のカラーはナツ様と、リート様はマーラ様とラリカ様とお揃いとなっております」

 

「いらんお世話!!!」

 

「ジェラール!!!あの光はどこだ!!?」

 

「うーん…うるさいですわよ」

 

 ナツの声に反応し、ラリカもようやく目を覚ます。

 

「やっと起きたか」

 

 ボオオォ!

 

 ナツが辺りを見渡すと、先程まで黒色だった光の柱は白色に変わっていた。

 

「近いわ…てか、色変わってない?」

 

「お前らが気を失ってる間に変色しやがったんだよ」

 

「ぐぐぐ…はぁ」

 

 ナツはしばらく歯を食い縛った後、肩の力を脱いてルーシィの方を見る。

 

「危なかった、ありがとな」

 

「な…何よいきなり」

 

「「でぇきてるぅ(ですわ)」」

 

「どこでハッピーのマネなんか覚えたの?」

 

「そういや、リートは何でこんな所にいるんだ?」

 

「色々とあったんだよ…お前らこそハッピーはどうした?エルザも置いてきたのかよ?」

 

「みんなはぐれちゃったのよ」

 

「ちょっと待って!もしかしてウェンディも!?ウェンディは一人なの!?」

 

 マーラは慌ててルーシィに詰め寄ると、ルーシィはゆっくりとマーラをなだめる。

 

「だ…大丈夫、ウェンディはシャルルがついてるから、一人じゃないから」

 

「そう…よかったぁ」

 

 ウェンディがひとまず無事だと分かり、マーラはその場に座り込んだ。

 

「まぁ、とりあえず全員が目を覚ましたことだし、これからやることは決まったな」

 

「あぁ、オレたちだけでもあの光へ行く」

 

「姫、私はこれで失礼します」

 

 バルゴは、ルーシィの意思と関係なく、星霊界へと帰っていった。

 

「あっ!!バルゴ!!!って…」

 

 ルーシィは、バルゴが本人の意思で門をくぐり抜けてきたことに疑問を感じた。

 

(今…自分自身の魔力で門をくぐってきてた…もしかしてアタシ、今の魔力0!!?)

 

 ガサガサッ

 

「ひっ!?」

 

「え?何?」

 

「何か来ますわよ」

 

 リート達が音のした方へと振り向くと、木陰からフラフラとシェリーが現れた。

 

「シェリー!!」

 

「よかった!!無事だったんだね」

 

「お前…グレイ達が六魔と戦っているときに近くにいた…」

 

「おまえ…確かガルナ島の」

 

「おまえ一人どんだけ遡ってんだよ」

 

 

「見つけた…妖精の尻尾の魔導士…」

 

「?」

 

 シェリーは周りの木を魔法で操り、臨戦態勢に入る。

 

「くくくっ」

 

 シェリーの魔法がリート達に襲いかかる瞬間、シェリーの後ろからグレイが羽交い締めにする。

 

「バカヤロウがっ!!!!」

 

「グレイ!!」

 

「無事かお前ら!!!」

 

 グレイは地面にシェリーを押さえ付け、シェリーは抜け出そうと必死に暴れる。

 

「放せ!!クソッ!!まだ生きていたのか!!!!リオン様の仇!!!!」

 

「こいつ…あの光の後おかしくなっちまってよ」

 

「おまえも、さっきまでおかしかったじゃねーか!!!」

 

「は?」

 

「ナツ、あれは偽物よ」

 

「許さない!!!リオン様の仇!!!!」

 

 

 リートとマーラは、状況を理解できずにただ立ち尽くしていた。

 

「なんなの?…一体…」

 

「知らん」

 

「リオン様がやられたということですの?」

 

「グレイは生きてるのにか?」

 

「私がわかるわけないじゃありませんの」

 

 

「誰の仇だって?」

 

 シェリーが暴れていると、川沿いからまた一人、リート達の下へとやって来た。

 

「!」

 

「オレを勝手に殺すんじゃない」

 

 川沿いからやって来たのは、自爆に巻き込まれたと思っていたリオンだった。

 

「リオン様…」

 

「しぶてぇんだコイツは」

 

「貴様ら程じゃない」

 

「なんだとぉ!!?」

 

「そこ噛みつくとこ?」

 

「ラリカ、オレってしぶといかな?」

 

「ゴキブリ以上ゾンビ未満じゃありませんの?」

 

「ラリカちゃんの例えって、人じゃないんだね…」

 

 

「よかっ…た…」

 

 シェリーは涙を流して、そのまま意識を手放した。

 

 ブシャア!

 

 気を失ったシェリーの身体から何か気の塊のようなものが抜きでて、空へと飛んでいった。

 

「何だあれ?」

 

「やっぱり何かにとりつかれていたか」

 

「これが…ニルヴァーナ…」

 

 

「さて…とにかく、いつまでもここでじっとしてても始まらねぇ、そろそろ光の柱に行くか」

 

 リート達が動き出そうとした瞬間、地響きが起こり、地面から巨大な触手のようなものが現れた。

 

「何だ!!?」

 

「そこら中の地面から!!」

 

 ニルヴァーナが本格的に動きだし、タコのような形になり、その中心の建物にはブレインが乗っていた。

 

「ついに…ついに手に入れたぞォ!!!!光を崩す最終兵器、超反転魔法ニルヴァーナ!!!!」

 

「正規ギルド最大の武器である結束や信頼は、今…この時をもって無力となる!!!!!」

 

 

 うおおおおっ!!!

 

 ナツ達は触手を辿って、中心の建物へとよじ登っていた。

 

「てか、お前ら、なんでそれぞれペアルック?」

 

「今それどころじゃねぇだろ!!」

 

「あまり弄らないで!!」

 

「知らないわよ!!!」

 

「気がつけば私も着替えさせられてますわね」

 

「これを伝って本体に殴り込みだ!!!」

 

 ナツ達が触手をよじ登っていると、ニルヴァーナが動き出す。

 

 ズシィンズシィン

 

「「うっぷ」」

 

「何してんだ、ナツ!!リート!!」

 

「ちょっと!!しっかりしなさいよ!!!」

 

「二人とも大丈夫~?!!」

 

 

「こ…これ…動いてる……」

 

「乗り物じゃねぇのか…?」

 

「動いてるけど乗り物じゃねぇ!!!そう思い込め!!!」

 

「「キモチワリィ…」」

 

「こ…これ…タコの足だから!!!あんた達、生き物の上なら平気でしょ!!」

 

 ナツとリートが乗り物酔いであることを理解できていないマーラは一人戸惑っていた。

 

「え?…え?」

 

「タコは森にいねぇし…」

 

「そもそもこんなデカイタコとかいねぇし…」

 

「妙なとここだわらない!!!」

 

「はぁ…仕方ありませんわね」

 

 ラリカは、翼でリートを持ち上げて空を飛ぶ。

 

「お?」

 

「これで酔いも治りますでしょ?」

 

「流石相棒」

 

 リートはラリカに連れられて、触手から離れて空を飛んだ。

 

「お…おお…お」

 

 しかし、ハッピーがいないナツは、酔いで力が抜けてズルズルと落ちていく。

 

「ナツ!!!」

 

「バカ!!力を抜くんじゃねぇ!!」

 

「ナツさん!!?」

 

「ラリカ!!ナツも一緒に持って飛ぶんだ!!」

 

「無茶言わないで下さいまし!!!」

 

 ズルッ

 

 ついにナツは触手から落ちてしまう。

 

 あああああぁぁぁ

 

「ナツー!!!」

 

 キィィィン!!

 

 地面に落ちていくナツを、ハッピーが空中で見事キャッチする。

 

「ハッピー!!」

 

「「はぁ」」

 

「よかった!」

 

 

「かっこよ過ぎるぜ…ヒーロー」

 

「どう?ナツ、オイラと風になるのは気持ちいいでしょ?」

 

「ああ、最高だ!!!」

 

「ナツとリートはそのまま上に行け!!オレ達はそこにある穴から入ってみる」

 

 グレイは近くの穴を指差してそう言うと、穴に向かって進みだす。

 

「「おう!!」」

 

「あいさー!!!」

 

「いきますわよ!!!」

 

 




マーラは今回物語はともかく主としては充分に役にたってくれてます。

そう、戦いまでの時間稼ぎとして!!!

オリジナル読みたいのに投票オナシャス!

  • リートS級魔導士になった日
  • リートの単独での依頼
  • アクナの過去
  • リートに弟子入り志願する少年
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