FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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最近、お気に入りがあまり増えないし、評価も上がらないし、ちょっとモチベーションが下がりつつあります。

まぁでも、ここで止めると、今読んでくれてる人に申し訳ないんでしっかりと書き続けるつもりですのでご安心を


叫び

「まず一人」

 

「このやろう」

 

ナツは、拳に炎を纏ってコブラに殴りかかる。

 

だが、コブラにナツの攻撃が当たることはなく、コブラはナツの拳をかわして反撃に出る。

 

ドガッ

 

「ぐっ」

 

ボギッ

 

「がっ」

 

バゴォ

 

「ぐおおっ」

 

ナツの顔に蹴り、殴り、といれた後、全力でナツを蹴り飛ばすコブラ。それをナツは一撃もかわせず全てくらってしまう。

 

「キュベリオス!!」

 

コブラの掛け声で、キュベリオスが毒霧を吐き、それを見たナツとハッピーは焦りだす。

 

「毒の霧だ!!!」

 

「うおおっ!!?」

 

毒霧が自分達に来るだろうと警戒したナツ達だったが、予想に反し、毒霧はコブラの口元へと吸い寄せられていく。

 

「お?」

 

ガブゴブドグ

 

「ど…毒を食べてるのかなぁ」

 

「か…体に悪そうだな」

 

 

「プハァ」

 

毒を食い終えたコブラは、再度大きく息を吸い込む。

 

「毒竜の」

 

 

「マズイ!!!」

 

「もう一度ブレスを撃つ気だ!!!」

 

 

「咆哮!!!!」

 

ナツ達の回避は間に合わず、ハッピーが動くよりも先に、コブラのブレスが炸裂した。

 

「ぐあああぁ!!!」

 

「くっ」

 

がくん!

 

「!」

 

「ハッピー!!」

 

ナツがハッピーを見ると、ハッピーもかなりのダメージを受けてしまっていた。

 

「ごめん、オイラもラリカと同じで…体がうまく…動かなくて…」

 

「気にすんなっ!!!オレもだから!!!」

 

「気にしよーよそこは!!」

 

 

「毒竜のブレスはウイルスを体に染み込ませる。そして、徐々に体の自由とその命を奪う」

 

「うぐぐっ」

 

「このブレスをくらった瞬間、テメェらの敗北は決まって…!!!」

 

「火竜の翼激!!!」

 

コブラが話し終える前に、ナツは苦し紛れに火竜の翼激を放つが、コブラはそれも回避した。

 

「てめぇの動きは聴こえてる」

 

「くそぉー」

 

「しかし、オレの毒をくらってまだこれ程動けるとは、氷竜といい、旧世代の滅竜魔導士にしてはやるじゃねぇか」

 

「旧世代だァ?」

 

「オレは自らの体内に竜の魔水晶を埋め込む事によって竜殺しの力を手に入れた新時代の滅竜魔導士」

 

「ラクサスと同じだ!!!こいつ…本物の滅竜魔導士じゃないよ!!」

 

「本物?もともと竜のみが修得しているという滅竜魔法を人間が修得する(すべ)はねぇ、オレから言わせりゃてめぇと氷竜の方があやしいぜ。この世界に竜なんていねぇんだからな」

 

コブラの言葉に、ナツは強く反発する。

 

「イグニールもフランドーラもいるっての!!!」

 

「いねぇよ!!!!竜は絶滅したんだぁ!!!!」

 

コブラは、キュベリオスと共にナツに襲いかかる。

 

毒竜双牙(どくりゅうそうが)!!!」

 

「ぐあぁぁ!!!」

 

コブラの攻撃はナツにクリーンヒットし、ナツは勢いよく吹き飛ばされる。

 

「体が…動かねぇ!!!」

 

「毒が全身にまわったんだ。そのまま死ねぇ」

 

「ナツーーー!!!」

 

ハッピーもほとんど動かない体で、何とか持ちこたえる。

 

「ハッピーオレを落とせ!!!」

 

「え?」

 

「!」

 

「何…言ってんのナツ…さっき…体…動かないって…」

 

「だからこそ…これで決める」

 

コブラは、ナツの思考を聴く。

 

(フルパワーの火竜の咆哮!?バカめ!!てめぇの考えは聴こえているぜ!!!)

 

「ハッピー!!!今だ!!!」

 

「あい!!!」

 

パッ

 

ナツの指示通りに、ハッピーはコブラの真上に来るとナツを掴んでいた手を離す。

 

(無心で攻撃される方がやっかいだった…)

 

「終わったな」

 

ギュウウウゥン

 

「火竜の…」

 

ナツはコブラに向かって落下しながら、大きく息を吸い込む。

 

(無駄だ!!!聴こえてるぜ!!!狙いは拡散、どこに避けても当てる気か)

 

「だが後頭部までは届かねぇ!!!」

 

コブラは、キュベリオスから飛び上がり、ナツの後ろに回り込む。

 

「その頭を砕いてやる」

 

「ナツーーー!!!!」

 

「くっそォォォォ」

 

オォォォォォォ!!!!!

 

ナツの叫びが徐々に大きくなり、コブラは耳にダメージを与え始めた。

 

 

ガアアアアアァァァァァァ!!!!!

 

 

ナツの声は、ニルヴァーナにいる全員の耳に届いていた。

 

「何だこの音は!!?」

 

「怪獣!!?」

 

「うるさーい!!」

 

「ムォ!!」

 

 

 

 

「ナツさん!?」

 

「うるさいわね」

 

「この叫び…イグニールのおじさんみてーだ」

 

「何事ですの!?」

 

「あ、起きた」

 

 

 

「耳がぁぁぁ!!!!ぎゃあぁぁぁ!!!!」

 

ナツの叫びで、コブラは耳を押さえながら地面に墜落していった。

 

「あ?」

 

ズドォン

 

ニルヴァーナに墜落したとき、コブラは意識を失っていた。

 

ぱしっ

 

一緒に落ちそうになっていたナツは、ハッピーにキャッチされ墜落せずにすんだ。

 

「スゴい叫びだったね」

 

「お…おう…耳が良すぎるのも考えモンだな…作戦どーり」

 

アハハハ…

 

「偶然のくせに」

 

その様子を見ていたブレインは、額に汗をかいていた。

 

「バカな…叫びだけでコブラを倒したというのか…何者なのだ…あの男は…」

 

 

ガクッ

 

「!!!」

 

ナツを抱えて飛んでいたハッピーだったが、体力の限界でゆっくりとニルヴァーナへと落ちていく。

 

「なんか…オイラ…体の調子が…」

 

「ハッピー!!!」

 

フラフラ

 

「アイツの毒か…オレも体が…」

 

ドスッ

 

「うわっ」

 

「わっ」

 

ズシン ズシン

 

「うっぷ」

 

ニルヴァーナの動く揺れにより、ナツは乗り物酔いで力が入らずに、立ち上がれなくなる。

 

ユラッ

 

「!」

 

ナツに近づく一人の人影、それにナツが目を向けると、先程まで倒れていたコブラが起き上がっていた。

 

「はぁ…はぁ…六魔の誇りにかけて…てめぇを倒す…」

 

「死ねぇ…」

 

コブラはナツに近づくと、右手を上げてナツを貫こうと構える。

 

「く…くそっ…体が…」

 

 

「旧世代の滅竜魔導士がぁぁぁ!!!」

 

バシュッ

 

「!」

 

コブラがナツに襲いかかる瞬間、コブラの右肩に穴が空き、コブラの後方には、ブレインが杖を向けて立っていた。

 

「もういいコブラ」

 

「ブレイン…何を…」

 

「うぬはよくやった。ゆっくり休め」

 

しかし、その言葉はブレインの本音ではなく、コブラの耳にはしっかりと本音が聴こえていた。

 

(正規ギルドに敗れる六魔などいらぬわ。クズめ!!!!)

 

「くそォ…くそォ…」

 

(オレは…たった一人の友の声を聴きたいだけだった……キュベリオス)

 

どさっ

 

コブラは、涙を流しながら倒れた。

 

「おまえ…仲間じゃねぇのかよ」

 

「仲間などこの先いくらでも増やせる。ニルヴァーナの力でな」

 

ブレインがそう言うと、ナツはブレインを睨み付ける。

 

「そんなのは仲間って言わねぇだろ、操り人形だ」

 

「そう噛みつくな、私はうぬの力を気に入ったのだよ。言ってる意味が分かるかね?」

 

「うぐっ…ううっ」

 

「うぬを私の最初の操り人形にしてやろう」

 

 

………

 

 

ホットアイことリチャードと、ミッドナイトの戦いは続いており、リチャードがミッドナイトを追い込んでいた。

 

「このボクが…まける?」

 

「強い信念を持つ者が勝つジュラはそう言ってましたデス」

 

「いやだ…負けたくない…負けたら父上に捨てられる…負けたくない!!!」

 

ミッドナイトはリチャードから逃げ、建物の陰に逃げ込む。

 

「逃げても無駄デスヨ。私の天眼は全てを見通せマス!!!」

 

リチャードは辺りを見渡し、天眼を使ってミッドナイトを探しだす。

 

「観えタ!!!」

 

「リキッドグラウンド!!!」

 

リチャードが攻撃した場所から、ミッドナイトが吹き飛ばされてきた。

 

「うわああぁ!!!」

 

「六魔将軍は今日で終わるのデス」

 

 

 

………

 

 

「いたぞ!!!」

 

グレイ達は、ナツを見つけるが、そこはちょうどナツがブレインに連れていかれる直前だった。

 

「ナツさん!!!」

 

「ナツ!!!どーしちゃったの!!?」

 

 

「これ…乗り物だから…」

 

グレイ達の近くで倒れていたハッピーが説明する。

 

「ネコ殿も無事か」

 

「ネコ殿!?」

 

 

「みんなぁ…ナツを助けて…つれていかれちゃう」

 

 

「六魔も半数を失い地に落ちた。これより新たな六魔を作るためこの男を頂く」

 

グレイ達は、苦虫を噛み潰したような顔でナツを見る。

 

「いつかくると思ってたけど、本当に闇ギルドにスカウトされっとはな」

 

「ある意味才能だね…」

 

「ナツはあんた達の思い通りになんかならないんだからね!!!」

 

 

「ニルヴァーナがこやつの心を闇に染め、私の手足となるのだ」

 

「なるか!!」

 

ガブッ

 

ナツは、ブレインの手に噛みつき、必死に抵抗する。

 

「くっ!まだそんな力が」

 

ドガン

 

ブレインは、ナツを地面に叩きつけて大人しくさせる。

 

「ぐほっ」

 

「う…うぷっ…うぼぼ…」

 

 

「体調が悪そうだな」

 

「アイツもリートも、乗り物に極端に弱ぇんだ」

 

「何?リート殿もか」

 

「早く…こいつ…倒して…これ止めて…くれ…」

 

グレイ、ルーシィ、マーラは臨戦態勢に入った。

 

「おまえの為じゃねぇけど、やってやるよ」

 

「うん」

 

「もう少しだけ我慢してねナツさん」

 

 

「止める?ニルヴァーナを?出来るものか、この都市は間も無く第一の目的地、化猫の宿に到着する」

 

「「「「「!」」」」」

 

「ウェンディとマーラとシャルルのギルドだ…何で?」

 

「ちょっと…待ってよ…化猫の宿のみんなは関係ないでしょ……狙うなら私を狙いなさいよ!!!!」

 

マーラは光の玉を作り出すと、ブレインに向かって無数に撃ち出す。

 

「ミサイル花火!!!」

 

「雑魚が、常闇回旋曲(ダークロンド)

 

ブレインは、マーラの攻撃を自分の魔法をぶつけて打ち消した。

 

「そんな!!!」

 

「消えろ」

 

マーラに向かって、ブレインの攻撃が襲いかかる。

 

「ムン!!」

 

間一髪の所で、ジュラが岩鉄壁で防いでマーラを庇っていた。

 

「あ…ありがとう…」

 

「なぁに、気にすることはない」

 

 

「ちっ…クズが調子に乗りおって」

 

ヒュン

 

ブレインが気を抜いた瞬間、建物の陰から人影が現れ、ブレインの脇腹を蹴り飛ばす。

 

「ぐはぁ!!」

 

ズドォン

 

「何だ!!?」

 

「どうしたの!?」

 

グレイ達が現れた人影を見ると、そこにはリートが立っていた。

 

「リート!!!」

 

「リートさん!!!」

 

「リート殿」

 

「おまえ…乗り物に弱いんじゃ…」

 

「話しは後だ、コイツの相手はオレがする」

 

ガラガラ

 

建物の瓦礫から出てきたブレインは、リートを睨み付ける。

 

「おい、クソヤロウ、化猫の宿に何の恨みがありやがる?」

 

ブレインはリートの質問を聴いて、笑い出す。

 

「ククク、超反転魔法は一瞬にして、光のギルドを闇に染める。楽しみだ…地獄が見れるぞ」

 

「いいから、目的を言いやがれっつってんだよ」

 

リートは、体中から冷気を出して怒りを露にする。

 

ゾクッ

 

グレイとルーシィ、そしてマーラの三人はリートの怒りに寒気を感じた。

 

「うぬのような雑魚に語る言葉はない!!!!我は光と闇の審判なり!!!ひれ伏せぇっ!!!!」

 

「リート殿、ワシも戦おう」

 

ジュラが一歩前に出てそう言うが、リートはそれを止める。

 

「いえ、ジュラさんはもしもの為に体力の温存をお願いします……このクズヤロウは、オレが叩き潰します」

 

リートが構えをとり、ブレインを睨み付ける。

 

「こいよ、テメェのような奴にはキッツーいお灸をすえてやる」

 

「調子に乗るなよ、コブラにも勝てなかった雑魚が」




やっと、戦わせたかった奴とリートをぶつけることができました。

ブレイン、原作では技少なかったし、ちょっとオリジナル技も出していこうかな?

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  • リートS級魔導士になった日
  • リートの単独での依頼
  • アクナの過去
  • リートに弟子入り志願する少年
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