FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

133 / 228
もうすぐ六魔将軍編も終わりかぁ…毎回長い長いって言ってるけど…結局主の書いてるペースの問題なんだよなぁ…まぁこれが終わったらずっと書きたかった話しの1つのエドラス編に入れるし、気合い入れてがんばります!


ニルヴァーナ発射

「マスター・ゼロ 化猫の宿が見えて参りましたぞ」

 

「ふぅん」

 

ナツ達との一戦を終えたゼロは、クロドアと共に王の間から化猫の宿を見下ろしていた。

 

「ニルヴァーナを封印した一族のギルドです。あそこさえ潰せれば再び封印されるのを防げますぞ」

 

「くだらねぇな」

 

「え?」

 

ゼロの言葉を聞き返したクロドアは、次の瞬間には自分の身体を握られ、へし折られてしまった。

 

「くだらねぇんだよ!!!!」

 

「がっ…な…何を!?マスター・ゼロ!!!」

 

そして、地面に落ちたクロドアの頭を、ゼロは躊躇なく踏み潰す。

 

「おごはぁっ!」

 

「オレはただ破壊してぇんだよ!!!!何もかも全てなぁ!!!!」

 

「これが最初の一撃!!!!理由などない!!!!そこに形があるから無くすまで!!!!」

 

「ニルヴァーナ発射だぁぁぁ!!!!」

 

 

 

ニルヴァーナ発射数分前、戦いを終えたエルザとジェラールの下に、ウェンディ達が合流する。

 

「ジェラール!!!」

 

「エルザさんも無事だったんだね!!」

 

 

「ウェンディ、マーラ無事だったか、よかった」

 

「うん、明らかにアタシ達よりエルザさんの方がボロボロなのに、心配してくれるって…ある意味ですごいよね…」

 

「君は…!?」

 

ジェラールは、ウェンディの事に見覚えがなかった。

 

「!?」(やっぱり…私の事…)

 

ショックを受けるウェンディに、エルザはジェラールの事を説明する。

 

「ジェラールは記憶が混乱している。私の事も君の事も覚えていないらしい」

 

「オレの知り合い…だったのか?」

 

「え?」(記憶…そっか…それで)

 

「もしかしてアンタ!!ニルヴァーナの止め方まで忘れてるんじゃないでしょうね!!!」

 

「もはや、自律崩壊魔法陣も効かない…これ以上打つ手がないんだ。すまない」

 

「そんな…」

 

「ちょっと待ってよ、アタシ達のギルドはどうなっちゃうの…?」

 

「冗談じゃないわよ!!!!私たちのギルドは、もう…すぐそこにあるのよ!!!!」

 

シャルルが必死な顔で訴えていると、エルザたちの場所でいきなり地鳴りを感じ出す。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

「何だ?」

 

エルザ達が視線を変えると、ニルヴァーナを化猫の宿に撃ち込もうとしている光景が目に入った。

 

「まさか、ニルヴァーナを撃つ気か!!!」

 

「「やめてぇーーー!!!!」」

 

ウェンディとマーラの叫びも虚しく、ニルヴァーナのレーザーは化猫の宿に向けて放たれた。

 

しかし、ギリギリの所でレーザーはギルドのギリギリ上を通過する。

 

「何!?」

 

レーザーが反れた理由、それは、ニルヴァーナの足の一本に、真上から何かの魔法が当てられ軌道が変わっていたからであった。

 

「ニルヴァーナの足が…何事だ!!?」

 

エルザ達が空を見上げると、ニルヴァーナに攻撃をした物の正体がわかった。

 

「あれは、魔導爆撃艇 天馬(クリスティーナ)!!!!」

 

クリスティーナを発見したエルザ達の頭に、よく知った声が聞こえ始める。

 

 

『聞こえるかい!?誰か…無事なら返事をしてくれ!!!!』

 

「ヒビキか?」

 

『エルザさん?ウェンディちゃんとマーラちゃんも無事みたいだね、よかった』

 

『私も一応無事だぞ』

 

ヒビキの念話から一夜の声も聞こえ、生存が確認できた。

 

『先輩!よかった』

 

「あ、そーいや一夜さんもいたんだっけ…ずっと忘れてた…」

 

「ほっときなさい、あんなの」

 

『君たち!私の身を案じてくれないのかね?』

 

「今はそんな事どうでもいい、ヒビキ、クリスティーナは確か撃墜されたハズだが、どーなっている?」

 

一夜のツッコミは、エルザによって完全にスルーされる。

 

『メ…メェーン…』

 

『壊れた翼を、リオンくんの魔法で補い、シェリーさんの人形撃とレンの空気魔法で浮かしているんだ』

 

ヒビキの説明では簡単そうに聞こえるが、実際はリオンやシェリー達は、残ったギリギリの魔力で浮かせているため、かなり辛そうにしていた。

 

『さっきの一撃はイヴの雪魔法さ』

 

「クリスティーナの本来持ってる魔導弾と融合させたんだよ、だけど足の一本すら壊せないや…それに…今ので…もう、魔力が…」

 

魔力が尽きたイヴは、その場で倒れてしまった。

 

『聞いての通り、ボクたちはすでに、魔力の限界だ。もう船からの攻撃は出来ない』

 

クリスティーナを動かしていた連合軍も魔力が尽き始め、ゆっくりとクリスティーナは墜落していく。

 

「クリスティーナが!!!」

 

「落ちるわ!!!」

 

『僕たちの事はいい!!最後にこれだけ聞いてくれ!!!時間がかかったけど、ようやく古文書(アーカイブ)の中からみつけたんだ!!!』

 

『ニルヴァーナを止める方法を!!!!』

 

ヒビキは自分の魔力が尽きる前に、急いで説明する。

 

『ニルヴァーナの足のようなものが6本あるだろう?その足、実は大地から魔力を吸収しているパイプのようになっているんだ。その魔力供給を制御する魔水晶が各足の付け根付近にある。その6つを同時に破壊することでニルヴァーナの全機能が停止する。一つではダメだ!!他の魔水晶が破損部分を修復してしまう』

 

「同時にだと!?どうやって!!?」

 

『僕がタイミングを計ってあげたいけど、もう……念話がもちそうにない』

 

ヒビキの念話が、徐々に掠れ始めていた。

 

「ヒビキさん!!!」

 

「ヒビキ!!!」

 

『君たちの頭にタイミングをアップロードした。君たちならきっと出来る。信じてるよ』

 

エルザやウェンディ達の頭の中に、ニルヴァーナ破壊までの時間が表示された。

 

「20分!?」

 

『次のニルヴァーナが装填完了する直前だよ』

 

『無駄なことを』

 

「「「!」」」

 

ヒビキの念話から連合軍とは違う、別の者の声が聞こえる。

 

「誰だ!!?」

 

「この声…」

 

「ブレインって奴だ!!」

 

「僕の念話をジャックしたのか!!!」

 

念話をジャックしたゼロは、構わずに話し続ける。

 

『オレはゼロ…六魔将軍のマスターゼロだ』

 

「六魔将軍のマスターだと!!?」

 

『まずは誉めてやろう。まさか、ブレインと同じ古文書を使える者がいたとはな…』

 

『聞くがいい光の魔導士よ!!!オレはこれより、全てのものを破壊する!!!!手始めに仲間を4人破壊した。滅竜魔導士2人と、氷の造形魔導士、星霊魔導士…それと猫2匹もか』

 

「リートさん達が!!?」

 

「嘘よそんなの!!!」

 

『テメェらは、魔水晶を同時に破壊するとか言ったなァ?オレは今、その6つの内のどれか一つの前にいる!!ワハハハ!!!!オレがいる限り同時に壊すことは不可能だ!!!!』

 

ブチッ!

 

ゼロは高笑いをしながら、念話を強引に切断した。

 

『ゼロとの念話が切れた…』

 

(ゼロに当たる確率は1/6しかもエルザ以外では勝負にならんと見た方がいいか…)

 

「待って!!」

 

ジェラールがゼロとの戦いについて考えていると、シャルルはあることに気がつく。

 

「6人も居ない…魔水晶を壊せる魔導士が6人もいないわ!!!」

 

「わ…私…破壊の魔法は使えません…ごめんなさい」

 

ウェンディはバツの悪そうな顔で話す。

 

(正直…アタシも残った魔力だと魔水晶を壊せるかどうかも怪しいけど…アタシまで戦力不足になるわけにはいかない…)

 

マーラも、ほとんど魔力が残っていなかった。

 

「こっちは3人だ!!!他に動ける者はいないのか!!!」

 

『私がいるではないか…縛られてるが』

 

エルザ達が魔水晶破壊に動ける者を探していると、一夜が名乗り出る。

 

『これで4人…』

 

「あと、2人でいい!!!誰か返事しろー!!?」

 

そして、墜落した天馬の中で、リオンはグレイに念話で話しかけていた。

 

「グレイ…立ち上がれ…お前は誇り高きウルの弟子だ…こんな奴等に負けるんじゃない…」

 

そして、シェリーも…

 

「私…ルーシィなんて大嫌い…ちょっとかわいいからって調子にのっちゃってさ…バカでドジで弱っちいくせに…いつも…いつも一生懸命になっちゃってさ……死んだら…嫌いになれませんわ……後味悪いから返事しなさいよ」

 

マーラも…

 

「リートさんは、約束してくれた…ニルヴァーナを止めて、アタシ達のギルドを助けてくれるって……アタシは…最後までその言葉を信じたい…あの人なら…ううん、きっとあの人にしか出来ないから」

 

 

エルザ、ウェンディ、シャルルも

 

「ナツさん…」

 

「オスネコ…チャネコ…」

 

(ナツ…リート…)

 

『ナツくん…リートくん…僕たちの声が』

 

 

 

 

「……聞こえてる」

 

 

バキッ!!

 

ゼロにやられたナツ達は、ボロボロの身体で何とか起き上がっていた。

 

「ぜぇ…はぁ…」

 

「はぁ……はぁ…」

 

「ガフッ…はぁはぁ…」

 

「6個の魔水晶を…同時に…壊す」

 

「運が良いやつは…ついでにゼロも殴れる…でしょ?」

 

「ここまでやられた仮は……キチンと…返さねぇとな」

 

「あと、18分…急がないと、シャルルのギルドを守るんだ」

 

「ウェンディとマーラも…ですわよ」

 

『もうすぐ…念話が切れる…頭の中に僕が送った地図がある…各魔水晶に番号をつけた…全員バラけるように…』

 

「「1だ!!!」」

 

ナツとリートは、同時に番号を言う。

 

「「!?」」

 

同じ番号を言った二人は、驚いてお互いの顔を見る。

 

「バラけろと言われたばかりですのに、まったく…」

 

「ナツ!!1にはオレが行く!!お前は2番にしろよ!!」

 

「やなこった!!それならお前が2番に行けよリート!!」

 

「なんでオレが2番なんだよ!!いいじゃねぇか!!別に2番でも」

 

「ぜーーったいに嫌だ!!」

 

『やめんか!!!』

 

ビクゥ!

 

エルザの一喝で、二人は大人しくなった。

 

『そんなに言うなら二人で行けばいいだろう!!どのみち2人は余るんだ!!時間がないのだから早くしないか!!』

 

「「あい!」」

 

そして、ナツとリートが1番を選んだ後に続いて、グレイ、ルーシィ、一夜がそれぞれ番号を言う。

 

「2」

 

「3に行く!!…ゼロがいませんように…」

 

「私は4に行こう。ここから1番近いと香りが教えている」

 

「教えているのは地図だ」

 

『そんなマジでツッコまなくても…』

 

「私は5に行く」

 

「では、オレは…」

 

バッ!

 

ジェラールが会話に入ろうとしたところを、エルザが止める。

 

「お前は6だ」

 

 

「他に誰かいんのか!!」

 

「今の誰だ!!!」

 

 

「ナツもリートも、まだお前の事情をしらん…敵だと思っている。声を出すな」

 

エルザは小声でジェラールに忠告する。

 

「おいっ!!」

 

プツッ

 

先ほどの声の正体を知る前に、念話が切れてしまう。

 

「念話が切れた…」

 

「ヒビキも限界だったんだ…」

 

「とにかく…ちゃんと6人…いや、8人もいるんだ…行こう!!ゼロに当たったら各自撃破、皆持ち場があるから加勢は出来ないよ、ナツとリートは必ず時間には、どちらかがゼロを倒しきれていないとしても、魔水晶破壊に専念すること!!」

 

「ヘッ、いつになくリーダーシップ感出してるじゃねぇかハッピー、格好いいぜ」

 

「こんな時だけでも、オイラも役にたたないとね」

 

「フッ…行くぞ!!」

 

「「「「おぉ!!」」」」




その内、アニメのオリジナルの話しとか出していきたいと思います…エドラスやって…アンケートのオリジナル書いて…いくつか本編進めてからやるべきか…それとも、エドラス編前まででもアニメのオリジナルの話しを書いて載せていくか…ちょっと悩んでます。

オリジナル読みたいのに投票オナシャス!

  • リートS級魔導士になった日
  • リートの単独での依頼
  • アクナの過去
  • リートに弟子入り志願する少年
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。