FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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とりあえず、決着…かな


タイムリミット

「時間だ!!!皆頼むぜ!!!」

 

魔水晶を壊す時間になり、それぞれ準備をしていた者達が動き出す。

 

グレイ、ルーシィ、一夜、エルザ、マーラ、ウェンディが攻撃を始める。

 

ルーシィ(ジェミニ)は、タウロスを召喚し

 

「開け!!金牛宮の扉…タウロス!!!」

 

一夜は、香りの魔法で筋肉を増強させ

 

「ぬおおおおっ!力の香り全開~!!!!」

 

エルザは、黒羽の鎧に換装し

 

「ナツ…リート」

 

マーラは特大サイズの花火を作り、前方に放り投げ

 

「行くよ!!ウェンディ、八尺玉!!!!」

 

ウェンディは、花火を巻き込みながらブレスを放つ

 

「天竜の咆哮…」

 

 

そして、ゼロとの戦いも最終局面へと入り、ナツ達の滅竜奥義と、ゼロの最強の魔法が放たれた。

 

「「うおおおおおっ!!!!!」」

 

 

「我が前にて歴史は終わり、無の創世記が幕を開ける…」

 

「ジェネシス・ゼロ!!!」

 

「開け、鬼哭の門」

 

ゼロの周りから無数の人影を模した魔力が飛び出し、ナツ達を襲う。

 

「無の旅人よ!!!!その者の魂を!!記憶を!!!存在を喰い尽くせ!!!!」

 

「消えろ!!!ゼロの名の下に!!!」

 

ナツ達は、ゼロの魔法に呑み込まれてしまった。

 

ニヤリ

 

ゼロは勝利を確信し、笑みをこぼすが、二人は完全に呑み込まれたわけではなかった。

 

ごぉぉぉぉ

 

 

ピキピキピキ

 

「!!」

 

ゼロの魔法の中から、金色の炎と銀色の冷気がゼロの魔法を燃やし、あるいは凍らせていた。

 

「何!?」

 

 

「「おおおおおおぉぉ!!!」」

 

「炎と冷気が…」

 

「「らああああああっ!!!」」

 

「オレの魔法を燃やし、凍らせているだと!?」

 

魔法を燃やすナツとリートは、ゼロの目には二頭のドラゴンが迫ってきているようにも見えた。

 

(ドラゴンを倒すために…ドラゴンと同じ力を身につけた魔導士…これが本物の…滅竜魔導士)

 

ナツとリートは同時にゼロの顔を殴り、上に殴り飛ばす。

 

「全魔力解放!!!滅竜奥義 不知火型」

 

「紅蓮鳳凰劍!!!!」

 

ナツは、全身に炎を纏い、全力でゼロの腹にぶつかる。

 

「ぐあああぁっ!!!」

 

「あああああぁ!!!!」

 

ナツは、ゼロに体当たりしたまま、どんどんと天井を突き抜けていく。

 

「あいつ!!あの軌道じゃ魔水晶の横を通りすぎるぞ!!?」

 

焦ったリートは、掌に魔力を込め始めた。

 

「氷竜の凍槍!!!」

 

普段作っている氷の柱とは少し違い、先端を尖らせた槍の型の氷をリートは自分の上にあるであろう魔水晶目掛けて投げ飛ばす。

 

「いっ……けぇぇぇぇ!!!!」

 

ブォン!!!

 

ズガン!ズガン!ズガン!

 

リートの投げた槍も、どんどんと天井を突き抜けて魔水晶に向かって突き進む。

 

ズドォォン!!!

 

ナツの攻撃は、魔水晶のある部屋までゼロを巻き込みながら天井にぶつかりようやく止まった。

 

それと同時に、リートの投げた槍も魔水晶にぶつかり、無事破壊することに成功した。

 

他の者達も魔水晶を壊し、無事に6つの魔水晶を破壊することに成功した。

 

そして、魔水晶を破壊されたニルヴァーナは、ついに崩壊したのだった。

 

(やはり…想像以上の男達だった…)

 

タッタッタッ

 

ナツがいる場所に、リートが天井の穴を伝って登ってくる。

 

「よっ…と」

 

「よう、リート」

 

「ようじゃねぇ…ったく、魔水晶の場所くらい把握しとけよな、オレが攻撃しなけりゃ作戦失敗してたぞ」

 

「でも、お前が居たからアイツを倒すことに専念できたんだぞ?にしし」

 

ナツは、笑ってリートの顔を見る。

 

ふらっ

 

「!」

 

いきなりナツが、気の抜けたように倒れそうになり、リートがそれを支える。

 

「ナツ!!」

 

ジェラールも慌てて二人の下に駆け寄ると、それと同時にニルヴァーナの崩壊が始まる。

 

「ここはマズイな…早く外に出るぞ」

 

「あぁ!」

 

リートはナツを担いで、ジェラールと共に外に向かう。

 

他の者達も、次々と外に向けての脱出を目指す。

 

真っ先にニルヴァーナから飛び出してきたのは、グレイだった。

 

「うおっ!危ねっ」

 

グレイが振り返ると、その後も次々と魔水晶破壊に行っていた面子が外に飛び出してくる。

 

「みんな無事か!?」

 

ルーシィとハッピーとラリカが、

 

「ぷはぁ」

 

「あぎゅっ」

 

「き…危機一髪でしたわ」

 

エルザと、そして一夜も

 

「エルザさ~ん、よかったぁ」

 

「な…なんだその体は!?」

 

ジュラ、ウェンディ、マーラ、シャルルも、

 

「ナツさんは!?ジェラールもいない!!」

 

「リートさんもいないよ!?」

 

 

「アイツら何してやがんだ」

 

(ナツ…リート…ジェラール…何をしている)

 

そうして、グレイ達が残った者を待っていると、ルーシィの目の前の土がいきなり盛り上がる。

 

「ひぃ!?」

 

ズザァァァ

 

土が落ち全員が視線を向けると、そこにはリチャードに担がれた、ナツ、リート、ジェラールの姿があった。

 

「愛は仲間を救う…デスネ」

 

「んあ?」

 

「うえっ、土入った…ぺっぺっ、気持ち悪」

 

 

「ナツさん!!」

 

「リートさん!!」

 

ウェンディとマーラは、嬉しそうにナツ達に駆け寄る。

 

「六魔将軍が…何で!!?」

 

「色々とあってな…大丈夫、味方だ」

 

そして、ウェンディとマーラは、勢いよくナツとリートに飛び付く。

 

「ナツさん!!!!」「リートさん!!!!」

 

「うおっ」「おっと」

 

「本当に…約束守ってくれた」

 

「信じてよかったよ…」

 

 

「「ありがとう!!ギルドを守ってくれて!!!」」

 

ナツとリートは、二人に笑いかける。

 

「みんなの力があったからだ」

 

「勿論、二人の力もな」

 

「今度は元気よくハイタッチだ!!」

 

「はい!」

 

パァァン!

 

ナツとウェンディが、喜びのハイタッチをかわす。

 

「リートさん!!あたし達もやろ!!」

 

「おう!!」

 

パァァン!

 

それに続いて、リートとマーラもハイタッチをかわした。

 

その後、全員の無事を確認し、リート達はようやく一息ついていた。

 

「全員無事で何よりだね」

 

「みんな…本当によくやった」

 

「これにて作戦完了ですな」

 

 

「で…アレは誰なんだ?」

 

グレイが、ジェラールを見ながら誰の知り合いかを確認する。

 

「天馬のホストか?」

 

「どことなくリートに似てるね…あんな人いたっけ?」

 

「ジェラールだよ…アイツは…」

 

「何!!?」

 

「あの人が!!?」

 

ジェラールの顔を知らなかったグレイとルーシィが、驚愕する。

 

「あぁ、だが私たちの知っているジェラールではない」

 

「記憶を失ってるらしいの」

 

ウェンディの説明を聞くグレイ達だが、元々敵だったこともあり、警戒が解けた訳ではなかった。

 

「いや…そーいわれてもよぅ……」

 

「大丈夫だよ。ジェラールはホントはいい人だから」

 

エルザはジェラールの下に行き、ジェラールに話しかける。

 

「とりあえず、力を貸してくれたことには感謝せねば」

 

「エルザ…いや…感謝されるようなことは何も」

 

「これからどうするつもりだ?」

 

「わからない」

 

記憶をなくしてしまったジェラール、それは今後どうしていくのかも分からなくさせてしまっていた。

 

「そうだな…私とお前との答えも簡単には出そうにない」

 

「怖いんだ…記憶が戻るのが…」

 

自分の記憶が戻ることに怯えるジェラールに、エルザは、優しく微笑む。

 

「私がついている」

 

「…」

 

「例え再び憎しみ合うことになろうが、今のおまえは放っておけない…私は」

 

ゴチィン!

 

「メェーン!!」

 

エルザとジェラールが話していると、いきなり一夜の叫びが聞こえてくる。

 

「どうした!!オッサン!!」

 

「何やってんですか?一夜さん」

 

「トイレの香りをと思ったら…何かにぶつかったぁ~」

 

一夜は見えない壁にぶつかっており、リート達が足下を見ると、そこには文字が刻まれていた。

 

「何これ!?」

 

「何事ですの!?」

 

「何か地面に文字が!!」

 

「こ…これは!」

 

「術式!!?」

 

気がつけば、リート達を取り囲むように地面には術式が刻まれていた。

 

「いつの間に!!?」

 

「閉じ込められた!!?」

 

「誰だコラァ!!!」

 

「くそっ!」(六魔将軍を倒した後だからって、油断していた…いつもならこれだけバカデカイ術式の気配くらい感じ取れるはずなのに)

 

ザッザッザッ

 

困惑しているリート達の下に、森の外から何人もの人影がこちらに向かってくる。

 

「な…なんなの!?」

 

「!ウェンディ、シャルル、アタシの後ろに下がって…」

 

森の外から来た者達の中から一人が一歩前に出て、話し始める。

 

「手荒な事をするつもりはありません。しばらくの間そこを動かないでいただきたいのです」

 

「私は、新生評議院第四強行検束部隊隊長ラハールと申します」

 

「我々は法と正義を守るために生まれ変わった。いかなる悪も決してゆるさない」




もうすぐで、エドラス編!書きたかった話しの1つなので何気にワクワクしてますw

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  • リートS級魔導士になった日
  • リートの単独での依頼
  • アクナの過去
  • リートに弟子入り志願する少年
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