FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」 作:タイキック新
というかいつになったらエドラスに突入できるのか、意外とかかるもんですねぇ…主のペース次第か…
ウェンディ達がギルドに加入して数日、ようやくウェンディ達もギルドに慣れ始め余裕ができてきていた。
「どお?このギルドにも慣れてきた?」
「はい!」「うん!」
「女子寮があるのは気に入ったわ」
「そういえば、ルーシィさんは何で寮じゃないんですか?」
「すごく綺麗な所なのにね」
ウェンディとマーラが、ふと疑問に思ったことをルーシィに聞くと、ルーシィは肩を落として答える。
「女子寮の存在最近知ったのよ…ってか寮の家賃で10万Jよね……入ってたら払えなかったわ今頃」
「あらら…」
「た…大変そうですね」
そうこう話していると、ギルドに大慌てでメンバーの一人が入ってきた。
「大変だーー!!」
ゴーンゴーン
「なに!?」
「鐘の音?」
「何かのイベント!?ここはいつでもお祭り騒ぎなんだね」
「なに呑気な事を言ってるのよあんたは!!」
鐘の意味を知らない者達は、不安がったりしてるものがチラホラといたが、知ってる者達は逆に嬉しそうに反応する。
ナツとハッピーも
「この鳴らしかたは!!!」
「あい!」
グレイやエルフマン達も
「おぉ!!」
「まさか!!」
そして、リートも鐘の音をしっかりと聞いていた。
シャクシャク
「お?帰ってきたのか?あの人」
「今回はかなり長かったですわね」
「ギルダーツが帰ってきたぁ!!!」
「あいさー!!」
「ギルダーツ?」
「誰なの?その人」
頭にクエスチョンマークを浮かべるウェンディとマーラにルーシィが、少しだが説明する。
「アタシも会ったことないんだけど、妖精の尻尾最強の魔導士なんだって」
「うわぁ」
「へぇー、エルザさんよりも強いのかな?」
その反応に、近くにいたエルザ本人が答えた。
「私なんか足元にも及ばないさ、今少しでもギルダーツに勝てる可能性を見出だせるものがいるとすれば、おそらくリートか、その辺りだろう」
「勝てる可能性って…え!?リートでも勝てないってこと!?」
ルーシィは驚いた顔でリートの方へと振り返ると、リートはかき氷を食べながら過去の事を思い出しながら喋る。
「うーん、何回か戦ってもらったことはあるけど、勝てたことは一回もねぇなぁ…あ、一度だけその場から動かせるところまではいったことあるぞ」
「それって…すごいの?」
「ギルダーツはそれだけ強いんですのよ」
「そ…そんなに…?」
「おう、ナツ相手だったら多分片手だけで押さえ込まれるぞ」
「うそぉ!?…ってどうでもいいけど、この騒ぎようはなに!?」
「お祭りみたいだね、マーラ、シャルル」
「みんな嬉しそう!」
「ホント、騒がしいギルドね」
ギルダーツが帰ってきたというだけで、ギルドは大盛り上がりだ。
「みんなが騒ぐのも無理ないわ」
「!ミラさん」
「3年ぶりだもん帰ってくるの」
「3年も!?何してたんですか」
「…仕事だよ」
「仕事?」
「ただの仕事じゃないのよ、S級クエストの上にSS級クエストがあるんだけど、その更に上に10年クエストって言われる仕事があるの」
「10年クエストって…」
ルーシィの顔色が、どんどんと蒼白になっていく。
「10年間、誰も達成できなかったクエスト…だから10年クエストって言うんだ。シンプルで分かりやすいだろ?」
「けど、ギルダーツはその更に上の100年クエストに行ってたのよ」
「100年クエストって…100年間誰も達成できなかったって事ですか?」
その頃、外では町民達がギルダーツが帰ってきたことにより、大急ぎで家の中へ避難し始める。
「ギルダーツが帰ってきたぞぉ!!」
『マグノリアをギルダーツシフトへ変えます。皆さん速やかに所定の位置へ!!繰り返します』
スピーカーから町民に警告が出され続け、町民はとにかく慌てて走り回っていた。
「それにしても騒ぎすぎじゃないかしら」
「ギルダーツシフトって何ぃ!?」
「何か面白そうなことが起きる予感!!」
「外に出てみれば分かるわよ」
ルーシィ達が外を見ると、建物が移動しギルドまで一直線に伸びた道が出来上がる。
「う…うそ!?街が…割れたーーー!!?」
「うっひょぉぉぉ!!!スゲェ!!なんだアレ!!」
街の異様な光景に、ルーシィ達は驚き、バンクはものすごく興奮していた。
「あのおっさん、こーでもしねぇと人ん家に穴開けかねねぇからなぁ」
「どーいうこと!?」
「ギルダーツは触れたものを粉々にする魔法を使うんだけど、ボーッとしてると民家も突き破って歩いてきちゃうの」
「どんだけバカなの!?」
「それだけのためにわざわざ街を改造したんだ…」
「すごいね」
「ホント…スゴいバカ」
そして、外を見ているナツ達の視界に、人影が映った。
「来たーーー!!」
ガシャッガシャッ
一直線の道を歩いてギルドの中に入ってきた男、この男こそ妖精の尻尾で一番強いと言われている男、ギルダーツだ。
「ふぅ」
「ギルダーツ!!オレと勝負しろぉ!!!」
「いきなりだなオマエは」
ギルダーツは、ギルドの中をキョロキョロと伺う。
「おかえりなさい」
「む」
ギルダーツは、出迎えに出てきたミラを見て問いかける。
「お嬢さん、確かこの辺りに妖精の尻尾ってギルドがあったハズなんだが」
「ここよ、それに私ミラジェーン」
「ミラ?」
そういうとギルダーツは目を見開き、表情が一気に変わる。
「ずいぶん変わったなぁオマエ!!!つーかギルド新しくなったのかよ!!!」
「表にでかでかとマークあったし、しかもギルダーツシフトでギルドに一直線だったんだから普通分かるだろ…」
「お?リートか、久しぶりだなぁオイ」
「あぁ、あんたも相変わらずだな」
「ガッハッハ!!相変わらずかき氷ばっか食ってんのかオマエ、肉を食え肉を」
「ほっとけ!!」
「ギルダーツ!!!」
リートと話しをするギルダーツの下に、ナツが走ってやってくる。
「おおっ!!ナツか!!オマエも久しぶりだなぁ」
「オレと勝負しろって言ってんだろー!!!」
バチィ
「また今度な」
「ごばっ!!」
殴りかかってくるナツを片手でいなして天井に叩きつけるギルダーツは、やはりというべきか強さはまったく衰えた様子はなかった。
「や…やっぱ…超強ぇや!!」
「おぉーー!!スッゲ!!オレとも戦ってくんねぇかな!!」
ナツが吹き飛ばされたのを見て興奮したバンクが、ギルダーツに勝負を挑む。
「お?生きのいい新人じゃねぇか、威勢は一人前だな」
「一人前は威勢だけじゃねぇぞ!!」
フッ
「!?」
ギルダーツを殴ろうとしたバンクだったが、バンクの視界から一瞬でギルダーツが消えたと思った瞬間、額に激痛が走り、気がつけばバンクはリートの隣に吹き飛ばされていた。
「オマエもまだまだだな」
「くぅーっ…今何された?」
「デコピン一発でぶっ飛ばされてたぞオマエ」
「マジで!?あのおっさん超強ぇじゃねぇか」
自分がデコピンたった一発で吹き飛ばされた事を知ったバンクは、より興奮していた。
「はいはい、とりあえずオマエは後で誰かにでも相手してもらえ」
「じゃあオマエで!!」
「却下だボケ!!」
「仲いいなお前ら」
「どこが!!?」
「いやぁ、さっきの奴といい見ねぇ顔もあるし…ホントに変わったなぁ」
「ギルダーツ」
帰ってきたギルダーツに、マカロフが声をかける。
「おおっ!!マスター!!!久しぶりぃ!!!」
「仕事の方は?」
「がっはっはっは!!」
ひとしきり笑い終えると、ギルダーツは一言だけ
「ダメだ。オレじゃ無理だわ」
!!?
ギルダーツのクエスト失敗の話しを聞いて、ギルド全体がざわつく。
「うそだろ!!」
「あのギルダーツが…クエスト失敗!!?」
「そうか…主でも無理か」
「スマネぇ、名を汚しちまったな」
ギルダーツは、マカロフに申し訳なさそうに言うと、マカロフは特に怒った様子もなく淡々と答える。
「いや、無事に帰ってきただけでよいわ。ワシが知る限り、このクエストから帰ってきたのは主が初めてじゃ」
「オレは休みてぇから帰るわ、ひ~疲れた疲れた」
帰り際にギルダーツは、ナツとリートの二人に声をかける。
「ナツぅ、リートぉ後でオレん家に来い」
「!」「?」
「土産だぞ~がははっ」
「んじゃ、失礼」
そう言ってギルダーツは壁を破壊し、家に向かって歩いていった。
「ギルダーツ!!扉から出てけよ!!!」
「あのおっさんいい年こいて扉って概念ねぇのか…」
呆気にとられるルーシィにエルザが一言
「100年クエストはまだ早い、止めておけ」
「あっれー?わくわくしてるように見えましたぁ!?」
「へへへっ、土産って何かなぁ楽しみ…だっ!!!」
ナツもギルダーツ同様、壁を壊してギルドから出ていった。
「オマエも壁を壊すなよ!!!」
そして、ナツが出ていった後ラリカはリートにこの後の事を問う。
「リートはどうしますの?」
「…ミラ、かき氷おかわり」
「無視ですの!?」
(土産…ねぇ…)
ギルダーツVSアクナとかちょっとやらせてみたかったり…まぁそれはいずれってことで
オリジナル読みたいのに投票オナシャス!
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リートS級魔導士になった日
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リートの単独での依頼
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アクナの過去
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リートに弟子入り志願する少年