FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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今さらながらリートのコートは成長したら大きさ合わなくね?とか思い始めました...
今さら変えられねぇしリートの成長に合わせて大きくなるって設定にしよう!うん!そうしよう!
やはりコートは無理があったか...



ガルナ島編
ナツVSエルザ


『魔法評議会会場ERA』

 

鉄の森(アイゼンヴァルド)が潰れたところで根本的な問題は何も解決しないのだよ」

 

「闇ギルドは星の数ほどいる」

 

「では、一掃作戦を実行すべきだ」

 

「どうやって?」

 

評議員の上官メンバーが話し合う

 

「今回のようにまたゼレフの魔法を持ち出されたらたまらんぞ」

 

「そもそもこれ程の魔法がなぜこうも簡単に持ち出されたのじゃ」

 

「責任問題は管理側にまで及びそうじゃな」

 

「それにしてもあれだけ けむたがってたフェアリーテイルに今回だけは助けられたみてーだな」

 

「たった5~6人でギルドを1つ潰しちゃうんだもん凄いわね」

 

評議員の中でも若い男女2人が妖精の尻尾(フェアリー テイル)を評価する

 

「ぐっ...」

 

「認めたくないのも分かるがこれは事実さ

 

もしも呪歌(ララバイ)を使われギルドマスターが殺されていたら事態は最悪だった、この中の何人かは首が飛ぶだろうな

 

素直に労いの言葉でもかけてやるんだな」

 

魔法評議員のなかでも最も若い顔にイレズミの入った男、ジークレインはそう言った

 

 

・・・

 

 

『ルーシィの家』

 

ルーシィは母親宛に手紙を書いていた

 

「ふぅー、ハラハラドキドキの冒険もいいけどやっぱり自分家は落ち着くなぁ」

 

ルーシィが体をのばすと後ろから声がした

 

「これで、家賃7万は確かに安いなぁ」

 

「?」

 

「いいとこ見つかったなルーシィ」

 

「不法侵入!しかも人ん家で服脱ぐな!」

 

「ぐほぉ!」

 

ルーシィは不法侵入者のグレイに蹴りを入れる

 

「ちょっと待て誤解だ、脱いでから来たんだ」

 

「帰れ!」

 

「例のアレ今日だぞ、忘れてんじゃねぇかと思って来てやったのによぉ」

 

「アレ?」

 

「出発前にナツがいってただろ?ナツとエルザが戦うんだ」

 

 

・・・

 

 

『街の広場』

 

「ちょっと!二人とも本気なの!?」

 

「お、ルーシィだ」

 

「遅かったですわね」

 

「本気も本気!本気でやらねば漢ではない!」

 

「エルザは女の子よ」

 

「女とは思えねぇ強さだけどな...」

 

ルーシィは慌てているが他のメンバーはさほど気にしていないようだった

 

「だって...最強チームの二人が激突したら...」

 

「最強チーム?なんだそりゃ」

 

グレイは意味がわからないという顔でルーシィを見る

 

「あんたとナツ、リートとエルザじゃないっ!トップ4でしょ?」

 

「はぁ?下らねぇ誰がそんな事を言ったんだよ」

 

「あっ...それ言ったのは...」

 

リートが答えようとするが

 

 

「しくしくしく...」

 

 

「あ‥‥ミラちゃんだったんだ‥‥」

 

「遅かったか...」

 

「まぁ!レディを泣かすなんて!グレイ、標本に全裸で張り付けて町中で公開処刑される覚悟はありまして?」

 

「ごめん!ミラちゃん!俺が悪かった!」

 

「基本毎日裸の奴が何を慌ててんだか...」

 

グレイは慌ててミラをなだめる

 

「確かにナツやグレイの漢気は認めるが、『最強』と言われると黙っておけねぇな、妖精の尻尾(フェアリー テイル)にはまだまだ強者が大勢いるんだ。俺とか」

 

「そこで自分を出さなきゃカッコイイ台詞だったんだけどなぁ...」

 

「最強の女はエルザで間違いないんだけどね」

 

「最強の『男』となるとミストガンやラクサスもいるし、リートは確かにそいつらと同類だけど...あのおやじも外すわけにはいかねぇしな」

 

「人じゃねぇみたいな言い方すんな」

 

フェアリーテイルの最強各のメンバーを次々と言われていく

 

「しくしく...私はただナツとグレイとリートとエルザが一番相性がいいと思ったのよ」

 

「仲が悪いのが心配だからルーシィも連れてったんだろ?...あーもう、わかったからもう泣くな、な?」

 

「うん」

 

リートはミラの頭を撫でてなだめる

 

「あれ?これって...」

 

「どぅえきてるぅですわね」

 

「ハッピーのがうつってんぞラリカ...」

 

「なんにせよ、面白い戦いにはなりそうだな」

 

「そうか?俺の予想じゃエルザの圧勝だが」

 

ナツとエルザは対峙している

 

「こうしてお前と魔法をぶつけ合うのも何年ぶりかな」

 

「あの時はガキだった!!!今日こそお前に勝つ!」

 

ナツはエルザに挑発していたがエルザの表情は常に笑っていた

 

「リートはどっちが勝つと思いますの?」

 

「ん?そうだな、確かにナツは強くなったけど、それはエルザも同じだ、ナツが技や兵法を上手く利用すれば勝ち目はあるだろうけど...猪突猛進のバカだからそれは無理だろうし、エルザの勝ちだろうな」

 

「兵法?」

 

「簡単に言えば地の理を上手く利用するってことだよ」

 

「へぇー」

 

 

「私も本気でいかせてもらうぞ、全てをぶつけてこい!」

 

エルザは赤い炎のような柄をした鎧『炎帝の鎧』に換装する

 

「炎帝の鎧!耐火能力の鎧だ!」

 

「これじゃあナツの炎が半減されちまう!」

 

「エルザ!そりゃあ本気すぎだぜ!」

 

ハッピーは黙って試合を見つめているとカナのところへ向かう

 

「やっぱりエルザに賭けてもいい?」

 

「なんて愛の無いネコなの!?」

 

「いや!突っ込むとこそこか!?」

 

ナツとエルザの先頭準備が完了すると周りは静寂した

 

「...始めいっ!」

 

マカロフの合図と共にナツが飛び出し炎を纏った手でエルザを引っ掻きにいく

 

「だりゃ!」

 

エルザはナツの攻撃をかわし刀を横にふるがナツも頭を下げ刀をかわしそのまま蹴りあげる

 

「おらぁ!」

 

エルザは重心を後ろにそらせるともう一度刀をふる

 

ナツがバク転で避けるが腕を蹴られバランスを崩す

 

ボッ!

 

バランスを崩した状態でもナツはエルザを見てブレスを吐く

 

「あちち!」

 

「コラ!ナツ!てめぇ!」

 

「すごい!」

 

「なっ、いい勝負してるだろ?」

 

「今のところ互角だな」

 

「どこが」

 

ルーシィ、エルフマン、リートはナツ達の戦いを評価するがグレイは不満そうにする

 

ナツの拳とエルザの剣がぶつかり合いそうになるその時

 

 

パァン!

 

 

手を叩く音が聞こえると全員が音のした方へ振り向く

 

「そこまでだ全員その場を動くな私は評議員の使者である」

 

蛙のような人間?が話を始めた

 

「評議員!?」

 

「使者だって!?」

 

「なんでこんなところに!?」

 

「あのビジュアルはスルーなのな...」

 

「先日の鉄の森(アイゼンヴァルド) テロ事件において器物損害罪及び11件の罪の容疑で『エルザ・スカーレット』を逮捕する」

 

 

 

 

「「「「え?」」」」

 

 

 

 

「なんだとぉーーー!」

 




最近コメントでリートのイメージがつかないwと感想をいただき分かりずらい設定にしてしまったなとちょっと後悔しております。申し訳ないw
基本は皆様のご想像にお任せしてますw
主の個人的なイメージはわかる人なら分かると思いますが「なろう小説」に出てくる『治癒魔法の間違った使い方』の主人公ウサトの髪を全体的に少しだけ伸ばした感じかな?って思ってますw
...挿絵の募集とかできねぇかな...(人任せ...)
ちなみに本文の兵法は宮本武蔵が佐々木小次郎を倒すのに背後の日の出を利用して目をくらませて倒したのがいい例ですね

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