FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」 作:タイキック新
ギルダーツが家に帰ってからしばらく、ナツ、リート、ハッピー、ラリカはギルダーツの家に向かっていた。
「みやげって、外国の珍しい炎とかかなぁ」
「なんだろうね」
「ギルダーツがみやげ事態持って帰ってくるのなんて珍しいのに、オレとナツにってのが余計に気になるな」
「深く考えすぎじゃありませんの?」
「かもな」
そうして、話しながら歩く4人は、気がつけばギルダーツの家に到着していた。
「よぉ」
「おじゃましまーす」
「おっす」
「おじゃまいたしますわ」
「来たかお前ら」
早速ギルダーツはお土産の話しを切り出すかと思われたが、違った。
「ナツ、あれからリサーナとはうまくやってんのか?」
「はぁ?」
「リートはどーなんだ?少しはいい娘と会う機会とかあったのか?」
「呼んでおいていきなりだなオイ」
「何だよ、リートは誰とも何もなかったのか?」
「リートならミラと正式にお付き合いを始めましたわよ」
「なに!?本当かそれは!!!」
ギルダーツは色恋の話で一気にテンションが高くなる。
「女子かあんたは…」
「どこまでいったんだよオメェら」
「人の色恋聞いて楽しいか?あんた」
「照れんなよぉ、で?ナツの方はリサーナとどうなんだよ」
ギルダーツがリサーナの名前を出すと、その場の空気が悪くなったような気がした。
「ギルダーツ…あのな……リサーナは…」
「リサーナは死んだよ。2年前に」
リートが説明する前に、ナツがハッキリとリサーナの死をギルダーツに言った。
「………マジかよ」
「そっか…それでミラのやつ…うおお……すまねぇ」
「そんな話なら帰んぞ」
「待てよナツ」
リートがナツを止めようとすると、ギルダーツが口を開く。
「ナツ…リート…仕事先で、ドラゴンに会った」
「「!!!」」
二人はドラゴンに会ったと言う話を聞いて、顔色を変える。
「お前らの探してる赤いやつでも青いやつでもねぇと思うがな、黒いドラゴンだ」
「ど…どこで…」
「霊峰ゾニア…おかげで仕事は失敗しちまったよチクショウ」
ダッ!!
「待てナツ!!」
ナツは急いでゾニアに向かおうとし、それをリートが引き止める。
「行ってどーする?」
「決まってんだろ!!イグニールとフランドーラの居場所を聞くんだ!!!」
ギルダーツの問いかけに、ナツは必死に答えた。
「もういねぇよ、あの黒竜は、大陸…あるいは世界中を飛び回っている」
「それでも、何か手がかりがあるかも知れねぇ!!!!」
「落ち着け!!今ここで慌ててもしょうがねぇだろ!!」
「オマエはフランドーラに会えるかもしれねぇチャンスを、ミスミス手放すってのかよ!!!」
「誰もそんな事言ってねぇだろ!!!!けど、今まで何度情報に踊らされてきたか少しは考えろっつってんだよ!!!!」
「ナツ、リート…これを見ろ」
ギルダーツが羽織っていたローブを脱ぐと、そこにはボロボロになったギルダーツの身体があった。妖精の尻尾最強のギルダーツがボロボロになっていたのだ。
これには、ナツやリート、ハッピーとラリカも驚いていた。
「ほとんど一瞬の出来事だった…左腕と左足、内蔵もやられた」
「イグニールとフランドーラって奴らはどうか知らねぇが、あの黒いのは間違いなく人類の敵だ。そして…人間には勝てない」
「そ…それを倒すのが滅竜魔導士だろ」
「…無理だ…」
「!!」
ナツの意見を、リートが否定する。
「滅竜魔法はあくまでドラゴンに有効打を与える手段の一つってだけだ…ドラゴンを一瞬で消し飛ばせる強力な魔法ってわけじゃねぇ…」
「それでも!!勝ち目は」
「あると思うか?ギルダーツが一瞬でやられたって言ったんだぞ…つまり最低でもギルダーツ以上に戦えるようにならねぇと、攻撃すらもまともに出来ずに消し飛ばされちまう…今のオレとオマエにそれだけの力があるとでも?」
「ぐっ…」
「今回ばかりはやめとけ…せめて人間のオレたちとまともに話してくれる竜じゃねぇとフランドーラやイグニールのおじさんに会う前にオレたちが殺されちまう」
「…くそっ!!」
「ナツ!!」
「すまねぇギルダーツ…オレももう行くわ」
ナツは、リートの言葉に意を唱える事が出来ずに走り去っていってしまい、リートも外へと出ていってしまった。
「ハッピー、ラリカ」
「「!」」
「オマエ達が二人を支えてやれ」
「アレは人間じゃ勝てねぇが、竜なら勝てるかも知れねぇ」
「ナツとリートなら…きっと」
ギルダーツの話しを聞いて外へ出ていったリートは、街の中を一人歩き、路地裏へと入って行った。
「…」
ダン!!!
「くそっ…せっかくの手がかりが…」
ナツに説得して止めてたとはいえ、リートも本心ではゾニアに行き情報を手に入れたいと思っていた。そして、行き場所のない怒りを壁を殴って落ち着かせる。
(けど…今の実力で、もしギルダーツをあんな風にしたドラゴンに会ったりなんかしたら…)
(チクショウ…)
キリが悪くなりそうなので、今回はここまでです。
短くてすいませぇぇん!!!
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