FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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遅くなりましたが、続きかけました。

では、どうぞ


条件

「こことは別の世界エドラス、そこでは今魔法が失われ始めている」

 

「魔法が失われる?」

 

シャルルの言葉をあまり理解できていないのか、ウェンディ達は首をかしげる。

 

「こっちの世界と違って、エドラスでは魔法は有限、使い続ければいずれ世界からなくなるのよ」

 

「魔法が有限って…じゃあ元となる魔力はどこから補充するんだ?有限だとしたら電力発電のように別の物質からでも作らない限り、その世界で魔力を補充する方法なんてないだろ」

 

リートの質問に、シャルルは答える。

 

「枯渇してきた魔力を救うために、エドラスの王は別世界…つまりはこの世界から魔力を吸収する魔法を開発した。それが超亜空間魔法アニマ…さっきの空に開いた穴よ。6年前に始まったその計画は、この世界の至るところにアニマを展開したけど、思うような成果はあげられなかった。何者かがアニマを閉じて回っていたの」

 

「だけど、今回のアニマは巨大すぎた。誰にも防ぐ術などなくギルドは吸収された」

 

「何で妖精の尻尾を狙ったんだよ」

 

「いったでしょ?エドラスの魔力とするためよ」

 

「ちょっと待て…それって…」

 

「妖精の尻尾には強大な魔導士がたくさんいる!!!だから狙われたって事!!?」

 

「そうよ」

 

「おいシャルル…吸収されたみんなは、今どーなっている?」

 

「わからないわ…少なくとも、人としてではなく別の何かに変えられている可能性が高いわ」

 

「ずいぶんと勝手なやつらだなァ!!オイ!!!みんなを返せコノヤロウ!!!」

 

ナツが怒りに任せて、空に向かってどなり散らす。

 

そして、ハッピーとラリカが不安そうな顔をしていた。

 

「そ…それが…オイラとラリカとシャルルのせい……なの?」

 

「間接的にね」

 

「……」

 

「私たちは、ある別の使命を与えられて、この世界に送り込まれたのよ」

 

ハッピー達の使命の内容はともかく、それはあり得ないとウェンディ達は否定する。

 

「そんなハズない!!アンタ…卵から生まれたのよ!!!この世界で!!!」

 

「ラリカもだ…オレが拾った卵から生まれてんだぜ?」

 

「ハッピーもだ!!!オレが見つけたんだ!!!」

 

「そうね、先に言っておくけど私はエドラスに行ったことがないわ…ウェンディが言うとおりこの世界で生まれ、この世界で育った。でも私たちにはエドラスの知識や自分の使命がすりこまれている…生まれたときから全部知ってるハズなのよ…」

 

「なのになんでアンタたちは何も知らないの!!?」

 

シャルルは怒りに震えながら、ハッピーとラリカを指差す。

 

「オイラ…」

 

「知りませんわよ、そんな事…故郷がそんな場所って事すら今知ったばかりですのに……」

 

シャルルは、またハッピー達に背を向ける。

 

「とにかくそういう事、私たちがエドラスの者である以上今回の件は私たちのせい」

 

「さっき、別の使命って言わなかった?シャルル」

 

「それは言えない」

 

ウェンディの問いかけにも、シャルルは全てを話そうとはしなかった。

 

「教えてシャルル、オイラ自分が何者か知りたいんだ」

 

「言えないって言ってんでしょ!!!それくらい自分で思い出しなさいよ!!!」

 

「…使命なんてどうでもいいですわ」

 

「なんですって!!!」

 

ラリカの一言に、シャルルは反発する。

 

「だって、私はそんな事のために妖精の尻尾に居るわけではありませんもの。私は好きでギルドにいるんですわ。使命だなんだで振り回されるつもりは毛頭ありませんわ」

 

「あんたは自分の事が分からないからそんな事が言えるのよ!!!」

 

「わかっていれば何かが変わりましたの?リート達に会えなくなりましたの?この世界で一人寂しく死んでいったりしましたの?変わらないですわよね?例え知っていたとしても…あなたとハッピーがその証拠ですわ。あなたは色々と知っている。でも、ハッピーや私は何も知らない…それでも私達はリートやナツに、あなたはウェンディに会えている。それは確かな事ではなくて?」

 

「それは…」

 

「私はリートに会えた。私にとってはそれで充分ですもの、そこから自分が何者でどんな使命を与えられていたかなんて知ろうとも思いませんわよ」

 

「……」

 

ラリカの話しに、シャルルは黙り混んでしまった。

 

「んじゃ、話もまとまった事だし、いっちょ行くか!?エドラスってとこ」

 

「まとまってねぇよ…」

 

「アンタ、まったく理解してないでしょ!!!」

 

ナツは話の内容をまるで理解できていないのか、エドラスに行くことだけを考えていた。

 

ぐるるるる~

 

「ナツ……オイラ…不安でお腹空いてきた」

 

「そりゃ元気の証だろ」

 

「リート…」

 

「わかってる」(強がってはいるものの、ラリカだって不安なんだろ…使命だなんだっていっても、自分には今さっきまで分からないことだったんだしな……)

 

先程使命を完全に否定していたラリカだったが、それでも心のどこかには不安があるようだった。

 

「エドラスにみんながいるんだろ?だったら助けに行かなきゃな」

 

「どうなの?シャルル」

 

「おそらく…いるとは思う。けど助けられるか分からない…そもそも私たちがエドラスから帰ってこれるのかどうかさえ」

 

シャルルの不安そうな声に、ナツが返事を返す。

 

「まぁ…仲間がいねぇんじゃこっちの世界に未練はねぇけどなイグニールとフランドーラの事以外は」

 

「オレもだ。フランドーラには悪いけどオレの中で一番優先するのは仲間の事だからな。向こうで仲間を見つけて問題を解決してから帰ってくる方法を探しても遅くはねぇ」

 

「私も」

 

みんなの決意は固く、シャルルはぐっと歯を食い縛る。

 

「みんなを助けられるんだよね?オイラ達」

 

「当たり前ですわ、私達が諦めなければ必ず助けられますわ」

 

「……私だって、まがりなりにも妖精の尻尾の一員な訳だし、母国の責任でこうなった疚しさもある訳だし…連れてってあげないこともないけど…いくつか約束して」

 

そう言ったシャルルは、次々と条件を出していく。

 

「私がエドラスに帰るということは、使命を放棄するという事。向こうで王国の者に見つかる訳にはいかない、全員変装をすること」

 

「変装の格好はなんでもいいのか?」

 

「最悪、私たちとバレなければなんでもいいわ」

 

「了解」

 

「そしてチャネコは興味なさそうだから大丈夫だと思うけど、オスネコは私たちの使命について詮索しないこと」

 

「あい」

 

「3つ目…私も情報以外エドラスについて何も知らない。ナビゲートは出来ないわよ」

 

「わかった」

 

「了解」

 

「そして最後…私とオスネコ…そしてチャネコがあなた達を裏切るような事があったら、ためらわず殺しなさい」

 

「「「!?」」」

 

「オイラそんな事しないよ?」

 

「私もですわ」

 

「いい?」

 

ぐぎゅるるるるる

 

「てか、腹うるさい!!」

 

最後の条件の返事を聞く前に、シャルルはウェンディの背を掴んで飛び上がった。

 

「行くわよ!!!オスネコとチャネコも、ナツとリートをつかんで!!!」

 

「飛んで行くの!?」

 

「私たちの翼は…エドラスに帰る為の翼なのよ!!」

 

放心しているハッピーとラリカに、二人は声をかける。

 

「行こうぜハッピー、ラリカ!!」

 

「お前らの里に!!」

 

コクッ

 

ハッピーとラリカは、それぞれ二人を掴んで飛び上がった。

 

「二人とも魔力を解放しなさい!!!」

 

「あい!!」「はいですわ!!」

 

ズドン!!!

 

シャルル達の空を飛ぶスピードが、MAXスピードになる。

 

「うほぉぉぉ!!」「きゃぁぁぁ!!!」「ぐっ……」

 

 

「アニマの残紺からエドラスに入れるわ!!!私たちの翼で突き抜けるの!!!」

 

 

「今よ!!!」

 

キュアァァン!!




今、アースランドのバンクをエドラスで出そうかどうか悩んでおります。

出したとしても役割ほしいしなぁ、どーしようかな
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