FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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続きかけました!

そういえば皆さんはお年玉もらいました?主は……あげる側でした…めっちゃお金が空を飛んでいきました( ;∀;)


ファイアボール

「ん~ふふふふ~♪」

 

エドルーシィがいなくなり、怒り心頭していたアースルーシィは、いつの間にか機嫌がよくなっていた。

 

「もう機嫌治ってる」

 

「本屋さんで珍しい本を見つけて、嬉しいだろうね」

 

「まぁ、ずっと怒っていられるよりはよっぽどいいし、コレはコレでよかったんじゃねぇか」

 

「何の本を買ったんだ?ルーシィ」

 

ナツの質問に、ルーシィは嬉しそうに答えた。

 

「こっちの世界の歴史書♪あんた達も、この世界について知りたいでしょ?」

 

「そうだな、今いる世界の知識があれば、何かと役に立つかも知れねぇし、理解しておく価値はあるかも知れねぇ」

 

「オレは別に」

 

リートとは逆に、ナツは全く興味を持っていなかった。

 

「お前は、興味ねぇだろうな」

 

「歴史書が物語ってるわ!!この世界は面白い!!」

 

「いや、オレは知識は必要っつったけど、別に面白味を求めてるわけじゃ…」

 

「例えば、エクシードっていう一族について書いてあるんだけどぉ」

 

「聞いてねぇし…」

 

「私も聞きました、とても恐れられている一族って聞いて」

 

「興味ねぇって」

 

そうして、話しているリート達の真上に、巨大な影が現れた。

 

「何!?」

 

リート達が上を見上げると、そこには王国軍の飛行船が浮いていた。

 

「あれは!」

 

「飛行船!!?」

 

「王国軍だわ!!」

 

「隠れて!!」

 

ウェンディが、リート達の背中を押して建物の陰に隠れさせる。

 

物陰に隠れたリート達は、下で飛行船が下りてくるのを待っている兵士達の会話を耳にする。

 

「あの巨大魔水晶の魔力抽出が、いよいよ明後日なんだってよ」

 

「それでオレたちにも、警備の仕事がまわってきたのか」

 

「乗り遅れたら、正規のイベントに間に合わねぇぞぉ」

 

 

「巨大魔水晶って…」

 

「マグノリアのみんなの事だ…」

 

「やべぇな、このままじゃ魔力抽出される日時に間に合わねぇぞ…」

 

「魔力抽出が始まったら、もう二度と元の姿には戻せないわよ」

 

「そうなったらもう…」

 

「…あの船奪うか」

 

「「「!!!?」」」

 

ナツの発言に、リート達は驚いてナツの顔を見る。

 

「奪う!!?あの飛行船を!!?」

 

「普通そこまでしないでしょ!!せめて忍び込むとか」

 

「隠れんのヤダし」

 

「いや…それよりも、お前が乗り物に乗ることを提案したことにオレは驚いてんだけど…」

 

「ふふふふふふ、ウェンディのトロイアがあれば乗り物など」

 

ナツの案を聞いて、ラリカが呆れた顔をする。

 

「ナツ…あなたまだ学習いたしませんの?」

 

「?」

 

「私たち、魔法使えませんよ」

 

「!…この案は却下しよう」

 

「オイ!」

 

「いや、ナツの案でいこう…」

 

「「「「!!?」」」」

 

ナツだけでなく、まさかのリートまで乗り物案を賛成した。

 

「リート、あんたいいの?下手したらいつもみたいになっちゃうわよ」

 

「こんな時に、乗り物がどうのなんて言ってられねぇし、こーでもしねぇと間に合わねぇ…オレとナツがちょっと我慢すればみんなを助けられるなら、オレは迷わねぇよ。最悪、誰か一人でも忍び込めれば、後はどーとでもなる」

 

「うっ…」

 

「そう…ならアタシも賛成よ!!そーでもしないと間に合わないしね」

 

「なら、オイラにいい考えがあるよ」

 

「「「「?」」」」

 

ハッピーは、思い付いた作戦を、リート達に話した。

 

「…え?マジで?それ、一番リスクあるのオレなんだけど…」

 

「意外といい案かもしれないわね」

 

「うん、それでいこう」

 

「意外とやる気!?」

 

「リートさん!お願いします!!」

 

「ここであなたの出番が回ってきたのですのよ!!」

 

「頼む!リート!」

 

「ぐっ………」

 

リートは皆からの眼差しに、ひとつ返事で答えるしかなかった。

 

「わかった…ただし、もし失敗するようなことがあれば強行突破だ。いいな」

 

リートは被っていた帽子を脱ぎ、王国軍の前に現れる。

 

「よぉ、お前達」

 

「!?リ…リリリリート副隊長!!?」

 

ハッピーの考えた作戦はこうだ、まずリートがエドリートのフリをして、王国軍兵の視線を集めて意識をそらせ、なるべく自分に意識を集中させる。その間にナツ達が飛行船に乗り込み、飛行船を奪取、最後にリートが乗り込み王都へと飛び立とうという作戦だった。

 

「こんなところでいかがなされたのですか!!?それに、エルザ隊長と一緒にいたのでは…」

 

兵士は、リートの顔にやたらと怯えた目を向けていた。

 

(仲間にまで怯えられてんのかよ…この世界のオレって)

 

「あ…あぁ、ちょっと色々とあってな、今ははぐれちまってんだ。それよりもお前らも王都に向かうんだろ?オレも一緒に乗せてってくれねぇか?」

 

「?副隊長、どうかなされたのですか?いつもと若干様子が違うような」

 

(ヤバイ…ばれたか!!?)

 

「そんな事はねぇだろ?いつも通りだよオレは」

 

「そうですか?いつもの副隊長は、罵倒や暴言の嵐で我々に指示を出すではありませんか、今の副隊長は妙に言葉使いに優しみを感じると言いますか…なんというか…その…違和感を感じます」

 

(言葉にはしてねぇけど何となくわかるぞ!!気味が悪いってか畜生!!…やべぇ…ちょっと手が出そう…)

 

リートは拳を固く握るが、それを兵士達に見られないように必死に隠す。

 

「ま…まぁ、そんな事はいいじゃねぇか、オレだってそんな日もあるって」

 

「?」

 

(言い訳が苦しいか…?)

 

「あなた…本当に副隊長ですか?」

 

「ぐっ…」

 

リートが返答に困っていた時、兵士の後ろから声が聞こえた。

 

「オイ!!貴様ら何をしている!!!」

 

「ヤバッ」

 

「見つかったわよ!!」

 

 

「!?何事だ!!」

 

「あー、結局こうなるんじゃねぇか!!!」

 

リートが開き直り、兵士を殴り倒した。

 

「ぐはぁ」

 

「副隊長!!?」

 

「悪いな、オレはお前らの知ってる副隊長じゃねぇんだ…よっ!」

 

リートが暴れると同時に、ルーシィ達も魔法を使い始めた。

 

「開け!!獅子宮の扉!!!ロキ!!」

 

ルーシィがロキを呼び出そうとしたら、そこに現れたのはバルゴだった。

 

「あれーーー!?」

 

「申し訳ございません、姫」

 

「バルゴだ」

 

「ちょっと、どーいう事!!?」

 

「お兄ちゃんはデート中ですので、今は召喚できません」

 

「お…お兄ちゃん!!?」

 

「はい、以前そのように呼んでほしいとレオ様より」

 

「バッカじゃないのアイツ!!!」

 

「おい!今ふざけてる余裕なんかねぇぞ!!」

 

リートは兵士を凪ぎ払いながら、ルーシィにツッコミをいれる。

 

「ふざけてないわよ!!」

 

「どうしよう!?アタシの計算じゃ、ロキなら全員やっつけられるかもって……」

 

「姫…僭越ながら、私も本気を出せば…踊ったりもできます」

 

「帰れ!!!」

 

「アイツ、ルーシィだ!!捕まえろ!!」

 

「リート副隊長も様子がおかしい!!心苦しいが副隊長もとらえるんだ!!」

 

ぶっちゃけ、今戦力になってるのはアクナの戦いかたを真似て素手で戦っているリートだけだった。

 

「ぐっ…」

 

(これ…結構キツイぞ…あの人いつもこんな戦い方で魔法使うやつを圧倒してたのかよ…)

 

しかし、それでもリートも圧倒しているわけではなく、徐々に王国軍の兵士に詰め寄られていた。

 

「ルーシィ!!アクエリアス!!」

 

「ここ…水ないし」

 

「タウロスはどうですの!?」

 

「今は無理…どーしよー」

 

ナツとウェンディは、先程魔力を補充した魔道具を取り出して構えた。

 

「やるしかねぇな、こっちのルールで」

 

「使い方はもうバッチリです!!」

 

「いくぞ!!」

 

「はい!!」

 

ドゴォーン!!

 

「「あーれぇー!!」」

 

ナツとウェンディの二人は、兵士達に一瞬で吹き飛ばされた。

 

「ナツとウェンディが全然ダメですわ!!」

 

「ルーシィよりはましだけど!!」

 

「ごめんなさーい!!」

 

そうこうしてる間に、飛行船が飛び立とうとしていた。

 

「まずい!!飛行船が!!」

 

「あれに乗らなきゃ間に合わないのに…」

 

「くそっ…くそぉぉぉぉ!!!」

 

 

ヴォン ヴロロロロロロ

 

飛行船が飛び立たった後、少し離れた場所からエンジン音が聞こえ、リートや兵士達の動きが止まった。

 

「…なんだ?」

 

ズガガガガ!!!

 

「うわぁぁぁ!!!」

 

兵士達のいる場所に、いきなり魔導四輪が突っ込んできた。

 

「魔導四輪!!?」

 

「妖精の尻尾の紋章が入っていますわ!!」

 

 

そして、魔導四輪に乗ったゴーグルを着けた人物がナツ達に話しかける。

 

「ルーシィから聞いてきた、乗りな」

 

「「「「「「おぉっ!!」」」」」」

 

ナツ達は、急いで魔導四輪に乗り込んだ。

 

GO FIRE(ゴー ファイア)!!!」

 

「「おうっぷ」」

 

魔導四輪が動き出すと同時に、いつも通り二人は乗り物酔いしだした。

 

ブロロロ

 

「助かったわ」

 

「ありがとうございます」

 

「「おおおぉ…ぉぉ……」」

 

「王都に行くんだろ?あんなオンボロ船より、こっちの方が速ぇぜ」

 

「へっ、妖精の尻尾最速の男…」

 

男はゴーグルを外してルーシィ達は、その顔を見て驚いた。

 

「ファイアボールのナツとは、オレの事だぜ」

 

「「「「「ナツーーー!!!?」」」」」

 

「…な…つ……?」

 

「オ…オレ……?」

 

 

「ナツ…こっちの、エドラスのナツ?」

 

「ルーシィがいってた通り、そっくりだな…で?アレがそっちのオレかよ?情けねぇ」

 

「うっぶ…」

 

「こっちのナツさんは、乗り物が苦手なんです」

 

「そっちの男はどうしたよ?まさかそいつも乗り物酔いか?」

 

エドナツが、リートに視線を向けて問う。

 

「リートさんも乗り物苦手ですから」

 

「リート!?…そうか…こいつがルーシィが言ってた別世界のリート…」

 

「全く、それでもオレとギルド落としって言われた男かよ?こっちではオレは、ファイアボールって通り名の運び専門魔導士なんだぜ」

 

ハッピーは、魔導四輪を見てとある事に気がついた。

 

「この魔導四輪、SEプラグついてないよ」

 

「SEプラグ?」

 

「セルフエナジープラグ、運転手の魔力を燃料に変換する装置よ」

 

「そっか、こっちでは人が魔力を持ってないからSEプラグは必要ないんだ」

 

「完全に魔法のみで走ってるってこと?」

 

「何よ、車に関してはアースランドよりめちゃくちゃ進んでるじゃない」

 

「…」

 

キキィィィ!!!

 

エドナツは、いきなり急ブレーキをかけて車を止めた。

 

「「きゃぁぁぁ!!!」」

 

「ちょっと、何よ急に!!」

 

「そうとも言えねぇな」

 

「え?」

 

「魔力が有限である以上、燃料となる魔力もまた有限…今じゃ手に入れるのも困難…だから、オレが連れてってやるのもここまでだ。降りろ」

 

「「「!?」」」

 

「これ以上走ったら、ギルドに戻れなくなるんだ。あいつら、また勝手に場所を移動したからなぁ」

 

「「うぉぉぉぉ!!」」

 

いつの間にか、アースナツとリートが車から降りていた。

 

「生き返ったぁ!!」

 

「やっぱ外の空気は最高だぁ!!」

 

 

「もう一人のオレとギルド落としは、物わかりがいいじゃねぇか」

 

「さっ!降りた降りたぁ!!」

 

エドナツは、ルーシィ達を強制的に車から降ろした。

 

「王国とやりあうのは勝手だけどよぉ、オレ達を巻き込まねぇでくれよ。今回はルーシィの…お前じゃねぇぞ、オレの知ってるルーシィの頼みだから仕方なく手を貸してやった。だが面倒はごめんだ。オレは…ただ走り続けてぇ」

 

「オイ!」

 

「?」

 

アースナツが、エドナツに絡みだした。

 

「お前も降りろ!!」

 

「!?バッ…テメェ何しやがる!!」

 

アースナツはエドナツを車から引きずり降ろした。

 

「同じオレとして、一言言わせてもらうぞ」

 

「よせっ!やめろ!オレを降ろすなぁ!!」

 

エドナツは異常に嫌がっている。

 

「なんであんなに嫌がってんだ?アイツ」

 

「さぁ?」

 

 

 

エドナツを降ろしたアースナツは、エドナツに詰め寄った。

 

「お前…なんで乗り物に強ぇ?」

 

「「そんなことかい!!」」

 

「ひぐぅ!!」

 

「「「?」」」

 

エドナツは、いきなり体を震わせた。

 

「ご…ご…ごめんなさい……僕にも…わかりません」

 

「「「「!?」」」」




今のところエドラスで、リート、バンク、マーラと出しましたけど、あと誰を出そうかなエレナとか、なんだったらオリジナルの話しに出したキャラとかもいいかも
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