FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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そういえば、リートの名字考えてなかった...どうしよう...今から考えればなんとかなる!本文にも出せる!
まずは、一日中何も考えず食べていられるように甘いものを準備だ!(考える気なし)
では、本編です


ミストガンとラクサス

妖精の尻尾(フェアリー テイル)ギルド』

 

「...」

 

エルザの逮捕によりギルド内は静寂に包まれていた‥‥一人を除いて

 

「出せー!ここから出せー!」

 

「ナツ、うるさいわよ、出したら暴れるでしょ?」

 

ナツはトカゲの姿にされコップに閉じ込められていた

 

「暴れねぇよ!つーか元に戻せ!」

 

「そうしたらナツは助けに行く!!って言うでしょ?」

 

「行かねぇよ!誰がエルザなんか!」

 

ナツはコップの中で暴れ続ける

 

「今回ばかりは相手が評議員じゃ手の打ちようがねぇ」

 

「...」

 

「どうしたの?リート」

 

「ん?いや、ちょっとな...」

 

リートはほとんど何も言わずただ椅子に座っていた

 

「出せー!俺は一言言ってやるんだ!評議員だか何だか知らねぇが間違ってんのはあっちだろ!」

 

「白いもんでも評議員が黒って言えば黒になるんだ俺らの言い分なんか聞かねぇよ」

 

「しかしなぁ、今まで散々やってきた事が、何で今回に限って」

 

「あぁ、理解に苦しむね」

 

「絶対に何か裏があるわ」

 

ルーシィは何か裏があると考えていた

 

 

・・・

 

 

『魔法評議会フィオーレ支部 魔法裁判場』

 

「!」

 

エルザが裁判所にむかって歩いているとジークレインが待っていた

 

「ジークレイン!」

 

「久しぶりだなエルザ」

 

エルザは身構えた

 

「そう身構えるな、思念体だ裁判前にお前に会いに来たのは他でもない、『あの事』はジジイどもには言う

な...お互いの為にな

 

では、裁判所で待っているぞ評議員としてな」

 

ジークレインの思念体が消える

 

「あんた...すごい人と知り合いなんだな...」

 

「...悪だ」

 

そういうとエルザは裁判所の扉を開き入っていく

 

「これより魔法裁判を開始する」

 

「被告人エルザ・スカーレットを証言台へ」

 

エルザが証言台に立つと魔法裁判が始まった

 

 

・・・

 

 

再び『妖精の尻尾(フェアリー テイル)ギルド』

 

「やっぱり放って置けない証言をしに行きましょ!」

 

「落ち着けよルーシィ、それに今さら向かったところで判決には間に合わねぇよ」

 

「リートの言うとおりじゃ大人しく判決を待っておれ」

 

「マスターもリートも何でそんなに平然としてられるのよ!」

 

ルーシィはマカロフとリートが焦ってないことに怒りを感じる

 

「出せー!俺を出せー!」

 

「本当に出してもよいのか?ナツ」

 

「お前、出たら後悔するだろ?」

 

「...」

 

ナツはいきなり大人しくなった

 

「どうしたナツ、急に元気がなくなったな」

 

「まぁ当然か」

 

「カァッ!」

 

マカロフがナツに魔法を当てるとトカゲの姿から元に戻りマカオが出てくる

 

「マカオ!?」

 

「すまねぇナツには借りがあってな、ナツに見せかけるために自分でとかげに変身したんだ」

 

「やっぱり...」

 

「じゃあ本物のナツは!?」

 

「まさかエルザを追って...!!!」

 

「あいつじゃ評議員すら殴りかねねぇぞ!」

 

「全員黙っておれ」

 

「まぁ、大人しく結果を待ってろって事だよ...」

 

マカロフとリートが場を納めた

 

 

・・・

 

 

『裁判所内』

 

「被告人エルザ・スカーレットよ先日の鉄の森(アイゼンヴァルド)によるテロ事件において」

 

「主はオシバナ駅一部損害、リュシカ峡谷鉄橋破壊 クローバーの洋館全壊これらの破壊行為の容疑にかけられている」

 

「目撃者の証言によると犯人は鎧を着た女魔導師であり...」

 

裁判を続けているといきなり

 

 

 

ドォォォン!

 

 

 

爆発音が聞こえ、ナツがエルザの格好を真似しながら入ってきた

 

「俺がエルザだぁ!捕まえられるものなら捕まえてみやがれ!なんの罪か言ってみろ!それはギルドマスターの命より重てぇ罪なんだろうな!あ?」

 

「ふぅ...二人を牢へ」

 

「申し訳ありません...」

 

「エルザ!こんな奴に!謝る事はねぇ!あっいや!俺がエルザだ!」

 

 

・・・

 

 

『牢の中』

 

ナツとエルザは一緒に投獄されていた

 

「お前には呆れて言葉もない、これはただの儀式だったんだ」

 

「儀式!?」

 

「魔法界全体の秩序を守るため評議会としても取り締まる姿勢を見せておくための形だけの逮捕だ」

 

「なんだそりゃ、意味がわかんねぇ」

 

「つまり有罪にはなるが罰は受けないお前が暴れなければ今日中にでも帰れたんだ」

 

「えーーーっ!」

 

「全く...」

 

「すまねぇ」

 

ナツは気が抜けたように肩を落とす

 

「だが、嬉しかったぞ、フフッw」

 

ガン!

 

「痛ぇ!」

 

エルザは自分の鎧にナツを抱き寄せた

 

その牢を一人の男ジークレインが見ていた

 

「なるほどフェアリーテイルにいたのか、ナツ・ドラグニル、ということは、やはりリート・イクシーズも」

 

 

・・・

 

 

数日後『妖精の尻尾(フェアリー テイル)ギルド』

 

「やっぱりシャバの空気はうめぇ!自由って素晴らしい!」

 

ナツは走り回って暴れていた

 

「あのバカ...」

 

「もう少し入ってればよかったのに」

 

ルーシィもリートも呆れてナツを見ていた

 

「そういえば、リートは形式だけの逮捕って気付いてたんだよね?」

 

「まぁな、罪状なだけにエルザを逮捕なんていまさらすぎるし、俺も皆には秘密にしてたが似たような事はあったしな」

 

「そうか!蛙の使いだけにすぐ帰る」

 

「流石、氷の魔導士、半端なく寒ぃ」

 

「その理屈だと、俺も寒いギャグを言ってることになるんだが...」

 

グレイの寒いギャグにエルフマンとリートが反応する

 

「...で?エルザとの漢の勝負はどうなったんだよナツ」

 

「漢?」

 

「そうだ!忘れてた!エルザこの前の続きだ!」

 

ナツの表情が変わりエルザに勝負を挑む

 

「よせ、疲れているんだ」

 

エルザは断るがナツは容赦なくエルザに突っ込んでいく

 

「いくぞぉ!」

 

「やれやれ」

 

 

ドゴォォン!

 

 

 

エルザはハンマーを換装し、ナツを殴り飛ばした

 

「仕方ない、始めようか」

 

「「終~了~(ですわ)」」

 

「理不尽すぎる...」

 

「「ギャハハハ!だせーぞ!ナツ!」」

 

「やっぱりエルザは強えぇ!」

 

ギルドは一気に騒がしくなった

 

「?どうしましたかマスター?」

 

「いや、眠い...」

 

マカロフが眠いと言うとギルドのメンバーが次々と寝ていく

 

「...」

 

マカロフとリートは眠気に襲われるがまだ起きていた

 

 

 

つか つか つか

 

 

 

ギルド内を歩く音がひとつ、顔まで全身を布で隠した男ミストガンである

 

 

ビッ

 

ミストガンはリクエストボードから依頼をひとつ取ると

マカロフの前に置く

 

 

「...行ってくる」

 

「うむ」

 

「ミストガン、眠りの魔法を解いてから行けよ」

 

リートがミストガンに言うと

 

「伍、四、参、弐、壱」

 

ミストガンはそういいながら霧に消えていった

 

パチ!パチパチ

 

「ぐぅーぐぅー」

 

ナツ以外は全員目を覚ました

 

「この感じはミストガンか!」

 

「あんにゃろぉ!!」

 

「相変わらずすげぇ眠りの魔法だ」

 

「ミストガン?」

 

「フェアリーテイルの最強男候補の一人だよ」

 

ルーシィの疑問にロキが答えた

 

「どういう訳か誰にも姿を見られたくないらしく仕事をするときはいつもこうやって全員を眠らせちまうのさ」

 

「だからマスター以外誰も顔を知らねぇ」

 

「いんや、俺とリートも知ってるぞ」

 

2階から声がすると全員がそちらを振り向く

 

「ラクサス!!」

 

「いたのか!珍しいな!」

 

「もう一人の最強候補だ」

 

「ミストガンはシャイなんだあんまり詮索してやるな」

 

「あれは、シャイなのか?」

 

リートはラクサスの台詞に疑問を持つ

 

「ラクサス!俺と勝負しろぉ!」

 

ナツは目を覚ましてラクサスに勝負を挑んだ

 

「お前はさっきエルザに吹っ飛ばされたばっかだろうが」

 

リートがナツにツッコむ

 

「そうそう、エルザごときに勝てねぇようじゃ俺には勝てねぇよ」

 

「それはどういう意味だ」

 

ラクサスの挑発にエルザはのっかる

 

「なんならリートお前が勝負するか?」

 

「パス、お前の戦い方は相手にするのめんどくさいから嫌だ」

 

「へっwとにかく俺が最強って訳だ」

 

「降りてこいこの野郎!」

 

「お前が上がってこい」

 

「上等だ!」

 

ナツは2階に向かって走り出すが

 

「2階には上がってはならん、まだな」

 

マカロフが巨大な手でナツを潰した

 

「ぬぐぅ」

 

「ははっw怒られてやんの」

 

「ラクサスもやめんか」

 

マカロフが二人の喧嘩をとめた

 

「フェアリーテイルの最強の座は誰にも渡さねぇよ、ミストガンにもリートにもエルザにも、あのオヤジにもな」

 

「俺が最強だ!!」

 

 

・・・

 

 

「さっきマスターが言ってた2階に上がっちゃいけないってどういう事ですか?」

 

「まだ、ルーシィには早い話だけどね」

 

「2階のリクエストボードには1階とは比べ物にならない位難しい仕事が貼ってあるんだよ、いわゆるS級クエスト」

 

リートが話しに入って説明した

 

「一瞬の判断ミスが命取りになるのよその分報酬もいいけど、S級の仕事はマスターに認められている人しか受けられないの資格があるのはエルザ、リート、ラクサス、ミストガンを含めてまだ6人しかいないのよ」

 

「つってもS級なんて目指すもんじゃねぇよ、命がいくつあっても足りねぇだろうし報酬額が見合ってんのか、わかんなくなってくるし」

 

 

・・・

 

 

ルーシィは帰り道を歩いていた

 

「ラクサスもミストガンも聞いたことある名前だったなぁ」

 

「やっぱりフェアリーテイルってすごいギルドよね大体の力関係もわかってきたし」

 

ルーシィはナツとグレイと自分の力が同じくらいと考えていた

 

「明日もがんばろぉー!」

 

ルーシィが家について扉をあけると

 

「お帰り!」

 

「おかー」

 

「きゃぁぁぁ!」

 

ナツがルーシィの部屋で腹筋をしてハッピーはダンベルを持ち上げていた

 

「汗くさい!自分家で筋トレしなさいよ!」

 

「エルザやラクサス、リートに勝つにはもっと力をつけないとな」

 

「あいさー」

 

「誰か助けてぇ!」

 

「俺、決めたんだ」

 

「?」

 

「S級クエストいくぞ、ルーシィ」

 

ハッピーがクエストの依頼書を引っ張り出す

 

 

「えーーーー!」

 

 




書きながら考えました!リートのフルネームは
『リート・イクシーズ』にします!
あれ?エクシードみたいになった...まぁいいか!偶然です!偶然!

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