FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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すいません、アクナの画像を修正いたしましたので、以前の画像を見た方はもう一度確認してくれると助かります


悪魔の心臓

「まったく、探しに出たはいいがどこに居るんだ?ウェンディもメストも」

 

「もーここに来てから思うようにいかないなぁ…バンクさんに振り回されるわ、肝心のウェンディと合流できないわで」

 

ウェンディとメストを探しに出た三人は、いまだに二人を見つけられず島を歩き回っていた。

 

(ジュビアはグレイ様の応援に行きたいのに、何とかしてエルザさんとマーラちゃんと別行動をとらないと…)

 

ジュビアは二人を探すことよりも、エルザ達とどうやって別行動をとろうかと考えていた。

あと、ついでにグレイとの妄想も…

 

「顔が赤いぞジュビア、熱か?」

 

「え?大丈夫ですか?ジュビアさん」

 

「いえ!大丈夫です!」

 

「そうか」

 

「無理しちゃダメですよ?」

 

「ありがとう、マーラちゃん」

 

(でも、ジュビアじれったい!!)

 

その後も、しばらく三人は島を歩き続ける、

 

「あの、よかったら手分けして…」

 

「どうした?そんなに離れたら私たちもはぐれてしまうぞ。もしかして、私がS級だから怯えているのか?」

 

「…あぁ~なるほど」(目的はグレイさんか)

 

マーラはなんとなくジュビアのやりたいことを察したが、肝心のエルザはジュビアの考えを察することができなかった。

 

「?」

 

「すまなかったな、リートがずいぶん手荒な事をしたようで、だが、アイツは何も考えずにそんなことをするような奴じゃないんだ。許してやってくれ」

 

(なーんか、論点ずれてるような気がするなぁエルザさん)

 

エルザは先ほどの一次試験で、ジュビアとリサーナを倒したリートがS級だったから、同じS級の自分も怯えられたのだと思い込んでいた。

 

「リートさんがって…あぁ一次試験で戦った時の」

 

「アイツも、少しやり過ぎたのかもしれん。だが、S級になるのは甘いことではない」

 

(なんか面白そうだからこのままにしとこっと)

 

「私も、数年前にこの試験を乗り換えたが、辛く険しい道のりだった。それは半端なものではなかった…S級になったらなったで、喜んでばかりはおれん!責任もある。ギルドの名を汚すことはできん、その重みに耐えるうんぬんかんぬん、つまりはあれやこれやそれがどうしてーーー「エルザさんエルザさん」?」

 

「長い」

 

「!?」

 

マーラの一言で、エルザは目を点にしてしまった。

 

(あぁ、早くグレイ様の元に…)

 

「とりあえず、早くウェンディを探しましょうよ」

(ここでウェンディを探す人数が減るのはよくないし、ジュビアさんには悪いけど、グレイさんの所に行ってもらうのはもう少し後にしてもらおっと)

 

マーラは、何よりもウェンディが第一の為、ジュビアの犠牲をもとわずにエルザを急かしていた。

 

 

その頃の二次試験中のレビィとガジルはというと、

 

グオォォォォ!!!

 

「やかましい!!」

 

ドゴォ!

 

誰とも戦えていないガジルが、イライラを島の化け物ん倒して発散させていた。

その様子を見ていたレビィも徐々にストレスを感じていた。

 

「んっだよぉ!!この試験はよぉ!道を選べだの墓を探せだの」

 

「あーうるさい」

 

「オレは火竜やエルザを殴れるっつーから来てやったのに、モンスター紛いのデカブツ相手じゃ面白くもなんともねーっての」

 

「私のことはどーでもいいわけ!!?」

 

「あぁん?んなこたー言ってねぇだろーがよぉ」

 

「だって、ガジルはみんなと戦うことばっかで、全然私の事なんか…全然…」

 

「…あー、そーゆーことか」

 

ガジルはレビィの頭に、手をポンポンと何度も乗せる。

 

「かまって欲しいのかぁ小せぇやつ、だったらオレとまともに戦えるくらい強くなってくれよ」

 

「どーせ私は弱いわよ…小さいわよ…」

 

「ったく落ち込むよりも先にやることがあるだろ」

 

ゴン!

 

「ぐぼぁ!」

 

レビィは怒って、持ってた鞄でガジルを殴った。

 

「もう知らない!ガジルのばか!!!」

 

「んだとこら…」

 

ガジルを殴った後、レビィはそのままガジルを置いて走り出す。

 

(何よアイツ!ちょっといい奴になってきたと思ってたのに!!!…嫌なやつ…大っ嫌い!大嫌い!…嫌い…)

 

がさがさ

 

「!ガジル?」

 

草陰から音が聞こえ、レビィが振り向くと、いきなり見知らぬ二人がレビィに攻撃を仕掛けてきた。

片方は犬のような姿に甲冑を着た男と、もう一人は鶏のような姿だがガタイのいい男の二人だった。

 

甲冑を着た男は、剣を振りレビィに切りかかる。

 

「うぁぁ!!なに!?あんた達!!」

 

レビィはギリギリで回避するが、その瞬間うしろに回り込んでいたもう一人の男がレビィを捕まえ地面に押さえつける。

 

「ひゃぁ!!!」

 

「まずは1人!!!」

 

甲冑の男が剣を振り上げ、レビィに切りかかる。

 

ガキィン!!

 

だが、男の剣はレビィを切る事はなく、ガジルが腕を鉄に変えて剣を防いでいた。

 

剣を防いだガジルは、そのままレビィを押さえつけていた鶏の男の顔を殴り飛ばす。

 

「小せぇと探すのが大変なんだよ。だから…オレから離れんじゃねぇ」

 

「!…うん!」

 

レビィは立ち上がって、ガジルに背中を預けた。

 

「で?なんだこいつらは」

 

「あの紋章…悪魔の心臓(グリモアハート)!!?闇ギルド最強のギルドが、何でこの島に!!?」

 

男達の紋章を見たレビィは、焦りを見せる。

 

「マスターは試験内容に闇ギルドを配置するのか」

 

「そんなわけないよ。こいつらどっかから侵入したのよ」

 

「ま、仕事にはアクシデントはつきものだ。S級の仕事なら尚更な、これくらいのアクシデントも排除できねぇようじゃS級の資格がねぇとも言えるな」

 

「でも、相手は悪魔の心臓、バラム同盟の一角、私たちが独断で手を出す訳には…」

 

「ヌハハハハハ、これだから正規ギルドは、規則規則息がつまるのぉ」

 

「戦争にルールはないっぺろんぺぺぺぺぺぺ」

 

「戦争だぁ?」

 

「あんた達は、目的は何なの!!?」

 

甲冑を着た男は、ガジル達に名を名乗った。

 

「我は悪魔の心臓が魔導士、ヨマズ!!」

 

そして、鶏のような男も続けて名乗る。

 

「同じくカワズ」

 

「ヨマズにカワズ?」

 

「目的はぁ…ドォーン!!!」

 

ヨマズは空中に轟という文字を生み出した。

 

すると、辺り一面に騒音が流れた。

 

「うおおっ!!?」

 

「うっ!耳が…」

 

「ここにいる妖精を狩ることなりぃ!!!」

 

「ペーッペッペッペッペッ」

 

ごぉぉぉ!!!

 

「うるせぇぇ!!!文字の魔法か!!お前と同じ魔法かよ!!なぁ!レビィ!」

 

ガジルが必死に声をかけるが、レビィに声は届かない。

 

「この魔法は…東洋のソリッドスクリプト…!」

 

二人が耳を塞いでる間に、カワズがふたりに突っ込んでくる。

 

「ガジル!!ガジルってば!!!」

 

ガジルの声が聞こえてなかったレビィだ。当然レビィの声もガジルに届くことはない。

 

(聞こえてない!?)

 

「クワァ!!!」

 

カワズの攻撃が迫ってきた所を、レビィがガジルの服を引っ張り何とか回避させる。

 

「ヌォッ!?」

 

「ペーッペッ!」

 

カワズはそのまま地面を蹴り飛び上がると、口からいくつもの卵を吐き出した。

 

「ぺぺぺぺぺぺぺぺ!」

 

「卵?…」

 

バキッ

 

「!」

 

卵が同時に割れると、中身がガジル達ぶつかっていく。

 

「エッグバスター!!!」

 

「ぐっ…うぅっ…」

 

ガジル達が怯んだ所に、今度はヨマズが切りかかってくる。

 

「でぁぁぁ!!!」

 

しかし、ガジルはすんでの所で何とかヨマズの攻撃をかわした。

 

(くそっ、騒音のせいで足音すら聞こえねぇ)

 

「ガジル!!!」

 

「くっ、ソリッドスクリプト…SILENT!!!」

 

レビィの魔法の効果で、騒音がなりやんだ。

 

「音が元に戻った…」

 

「拙者の文字と打ち消しあったのか!!」

 

「聞こえた!そこだぁ!!!」

 

音が聞こえたガジルは、そのままヨマズを殴る。

 

「ペーッ!?スゥゥゥぺぺぺぺぺぺ」

 

殴り飛ばされるヨマズを見たカワズが、今度はレビィに卵をはいた。

 

「!…ファイ」

 

ゴォォォォ!!!

 

「!」

 

卵をFIREの文字でうち消そうとしたレビィだが、その前に、どこからか飛んできた炎がカワズの卵をかき消した。

 

「よぉ、面白そうなことしてんじゃねぇかよ、ガージル♪」

 

「バンク!?」

 

草陰から現れたのは、バンクだった。

 

「ちっ、余計なのが増えやがった」

 

「へへっ手ぇ貸してやるよどーせ二人いるんだ。そこのちっこいのに誰かへの報告にいかせて、二人でやろうぜ」

 

「嫌なこった」

 

「うーわっ強情なやつ、んじゃ勝手に1人もらってく、嫌ならさっさと1人片付けてオレから相手を奪うんだな」

 

「勝手にひとり奪うんじゃねぇよ!!」

 

バンクは構えをとってカワズを睨み付けた。

 

「ちっこいの!ここはオレらに任せてラリカの奴にこの事を知らせろ!テメェじゃ役不足だ!!」

 

「う…うん!」

 

レビィは、ラリカを探しに走り去る。

 

「ったく、相変わらず自分勝手な野郎だ」

 

「おう!知ってる、ニシシ」




バンクはもう一戦くらい当ててもいいかな?…まぁ話の流れで考えよう
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