FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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少し滅全魔導士についての説明です。

長いと内容が頭に入らないので…主にオレの…なのでなるべく短めに…


刃鬼

ザァァァ…

 

「はぁはぁ」

 

森の中でリートは、雨の中にも関わらず拠点だけを目的に走り続けていた。

 

「ずいぶんと酷くなってきたな」

 

『仲間が心配か?リート』

 

ズザァァァ

 

自身の頭の中で聞こえた声に、リートは足を止めて反応する。

 

「テメェは黙ってろ、目ぇ覚ましてからいきなり話しかけてきたほぼ初対面の野郎が」

 

『クハハハ!そうだな、オレ達はまだ会って数分といったところだが、オレは貴様の中でさんざん貴様の事を見てきたんだ。話しかけるくらい何も問題あるまい?』

 

「ざけんな、テメェの目的を聞いちまった以上、好き勝手させるわけにはいかねぇんだよ…刃鬼(バキ)

 

『フッ、手厳しいことだな。いずれはオレの力も使うことになるだろうに、今だけでも仲良くしてやろうというオレの心遣いがわからんのかね、この若造は』

 

「わかりたくもねぇよ」

 

『まぁ、貴様がオレの事を好いてるか等は最早どうでもいい、だがこれだけは言わせてもらう、その体はいつかオレの物になるんだ。雑な扱いは許さんぞ、リート』

 

「お断りだ。オレの体は、オレのもんだ」

 

『……』

 

「っち、また黙り込みやがったか」

 

(メイビスさん…またずいぶんと厄介な奴を目覚めさせてくれたようだな)

 

刃鬼という者が現れたのは、現在から約数分前、リートが拠点を目指して走っていた間に現れていた。

 

バシャバシャバシャ

 

「急がねぇと」

 

『急ぐ必要もあるまい?リートよ』

 

「!?」

 

リートは、いきなり頭の中に話しかけてくる声に一瞬戸惑いを見せたが、即座に冷静になり聞こえてきた声に話しかける。

 

「誰だテメェ」

 

『オレか?オレは刃鬼、貴様の中にある鬼の力を宿す魔水晶にある魂…とでも言っておこうか』

 

「鬼の力…滅全魔導士となにか関係あるっていうのか」

 

『そうだな、しばらくの間オレはフランドーラとメイビスの奴らのせいで、こうして自由に現れることは出来なんだ。だがメイビスが鍵を開けたことによりオレはこうして貴様と話すことが出来るようになったというわけだ』

 

『今は貴様の体内の魔水晶にオレの魂が宿っている状態、この力を貴様ら風に言うなれば、滅鬼魔法(めつきまほう)滅鬼魔導士(オーガスレイヤー)の一部といったところか』

 

「オレの体の中に…魔水晶?…さっきから感じるいくつもの魔力の正体はそれか」

 

リートは、自分の胸に手を当て魔力を感じとる。

 

『そうだ、そしてオレ達鬼の一族は、唯一自身の魂を別の物に移し変えることが出来る特殊な力がある。オレはその力で魔水晶に魂を移し変えたというわけだ』

 

『まぁ、他にも魔水晶が埋め込まれてはいるが、自我があるのはオレだけだ』

 

「こうしてオレに話しかけてきた理由は?」

 

『なぁに、ただの警告だ』

 

「警告?」

 

『その肉体はいつかオレの物にする。それまでせいぜい気を付けろ、そして…オレは貴様の肉体を手に入れるためなら何でもする。例えそれが貴様の仲間を…妖精の尻尾の全てを滅ぼすことになったとしてもだ』

 

「っ!そんな事させるわけには!!」

 

『させるさせないではない、いずれ必要になればオレはやる…それだけ覚えておくといい』

 

それをいい終えた刃鬼は、喋ることを止め黙ってしまう。

 

「おい待て!…っち黙り込みやがった」

 

バシャバシャ

 

リートは、刃鬼が黙ると喋ることを止め再度走り出す。

 

そして、リートの体内では

 

「さて、リートに警告したわけだが…今のところフランドーラが関与する気配は無さそうだ…」

 

(何か意図があって泳がせているだけか、もしくは気付いていないのか…どちらにしてもオレにとっては好都合だ。今の内に失った力を少しでも回復させてもらうとしようか)

 

そのときの刃鬼の顔は、密かに笑っていたのだった。




新キャラ刃鬼、これについてはどこかでオリジナルの物語として詳しく出せそうかな?って思ったりしてます。

そういや、増やさないとか言っておいてオリキャラ増やしちゃった…
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