FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」 作:タイキック新
「ほれ、さっさとかかってこんか、時間は有限だぞ?」
「テメェあまりオレを怒らせるんじゃねぇよ」
ブルーノートを相手に手招きで挑発する刃鬼、そしてブルーノートはその挑発に苛立ちを見せる。
ズズゥゥン!
ブルーノートは、手を刃鬼に向けて重力をかける。
「オレの重力下で動ける者は…」
だが、ブルーノートの重力下でも、刃鬼は平然と立っていた。
「バカな、オレの魔法を受けて平気な訳がねぇ!!!」
「ギャーギャーと喚くな、やかましい奴だ。そんなに自分の魔法に自信があるのか?この程度で…笑わせるな」
刃鬼は、青い冷気と黒い冷気を纏いつつブルーノートの方へ歩み出す。
「悪いが時間が限られてるんだ。貴様は即座に消すとしよう。そうだな、貴様のお望み通り飛ばしてやるぞ。地平線の彼方にまでな」
時間は少し遡り、カナが妖精の輝きを撃つ直前に戻る。
ブルーノートに殺されそうになるカナを、リートは焦りの表情で見て、カナに向けて叫んでいた。
「カナ!!!…くそっ!間に合わねぇ」
『手を貸してやろうか?』
焦るリートに、刃鬼は問いかけた。
「誰がお前なんかの力を借りるか!」
『だが、このままだとあの女は死ぬぞ?オレならこの状況を打破してやることができるがな』
「その後お前がどうするか分からねぇだろうが!」
『それは今はわかるまい、だが、このままオレと話してる内にもあの男はカナを殺そうとするだろうな』
リートは苦痛の表情で悩んでいた。
「…どうすればいい」
だが、背に腹は変えられず、カナを助けるために刃鬼に力を借りることにした。
『簡単だ。滅全魔導士の力を使え、そうだな…今回は神の力にしよう。モード滅神竜、そう唱えれば神と竜の混ざりあった力が生まれオレがその力を使うことができる。今の貴様の残っている魔力の量ならオレが体を使うこともできるしな』
「…わかった…モード滅神竜」
そうして時は戻り、現在、刃鬼はブルーノートを完全に圧倒していた。
ドカ!バキ!ドゴォ!
「ぐおおっ!」
刃鬼は、圧倒的な力でブルーノートを殴打する。
「ハハハハ!!そうれどうした?まだ序の口だぞ?」
刃鬼は掌に青と黒の混ざりあった冷気を生み出すと、ブルーノートの腹に押し当てる。
「滅神竜…
ズドォン!
「がはぁっ!」
冷気の衝撃波で吹き飛ばされたブルーノートは、地面に体をぶつける。
「次は悪魔の力だ。頑張って耐えろよ?」
「モード滅悪竜」
そういうと、刃鬼の体に黒い紋章が現れた。
「滅悪竜…
刃鬼が手を上に掲げると、細い氷の長針が無数に現れ刃鬼が振り下ろした瞬間すべての針が一斉にブルーノートへ襲いかかる。
ズババババババ!
「グアァァ!」
スタッ
氷の針でブルーノートにダメージを与えた後、刃鬼は地面に降り立ち自分の両腕を見る。
「どうやら、この体はフランドーラの影響のせいか、滅竜魔法が主体として魔力に残るらしい、おかげですべての技にドラゴンの力が混ざって生み出されるようだ」
「はぁ…はぁ…テメェ…一体何もんだ」
「言っただろう、オレは刃鬼だと…正確には鬼の一族の生き残りというのが正しいのだがな」
「鬼…だと」
「貴様は運がいい、このオレとこうして戦えてるのだからな、普段はリートの魔力があるせいで滅全魔導士の力を使ってもオレが出てこれる保証はないのだが、今回は条件が一致した」
刃鬼はニヤリと笑うと、手を招いてブルーノートに呼び掛ける。
「さぁ立て、続きといこうじゃないか」
もう少し戦いを書いていってみます。あまりお待たせするのも申し訳ないので、一度投稿
因みに今回刃鬼が使った技は、刃鬼が体を乗っ取ってる時にしか使えない刃鬼のオリジナル技です。
リートのオリジナル技はもう少し後でってことで