FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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意外とまだかかるんっすよねぇ


お父さん

「皆の者、心して聞けい、今から重大発表をする」

 

木箱を積み上げた上に立つマカロフを、妖精の尻尾のメンバー全員が見上げてマカロフの話しを聞く体勢をとる。

 

「天狼島からギルドに戻ったその日より…女子のみ制服を設定するぅ!ナース服かスク水限定じゃぁ!!!ヤッホウ!!イェア!!!」

 

「何の話しかしらぁ!!!」

 

「成程、それは楽しみだな」

 

マカロフのおふざけにツッコむルーシィ、そしてエルザはなぜか楽しそうにしていた。

 

「ノらない!!!ここ怒るとこ!!!」

 

「マスター」

 

「真面目にやれ」

 

ふざけるマカロフに、ミラとリートが圧をかける。

 

「すみましぇーん、ちょっとノリで」

 

その後、マカロフはようやく本題に入った。

 

「今回のS級試験は、中止にしようと思う」

 

 

「「「「なんだとぉぉぉ!!!!」」」」

 

 

「だ・か・ら!今回は、S級魔導士昇格試験は、中止とする!」

 

マカロフの決定に、ナツやグレイ達は異論を唱えていた。

 

「納得いかねぇぞじーさん!!!」

 

「なんで中止なんだよぉ!!!」

 

「オレをS級にしやがれぇ!!!」

 

「候補者はオメェじゃなくて、レビィの方だけどなぁ」

 

グレイ、ナツ、ガジル、エルフマンと納得いかずにマカロフに迫っていた。

 

「仕方なかろう、色々あったんじゃから」

 

「候補者の中に評議員が紛れ込んでいたり、悪魔の心臓に邪魔されたり」

 

「まぁ、どうしようもねぇ事態だったからな。文句言うなお前ら」

 

ミラとリートはマカロフの意見に賛成なのか、ナツ達を抑える。

 

「バンクさんは文句言わないんですね」

 

「ん?オレァだって1次で落ちてるしな、そもそも選ばれるとすら思ってなかったから、まぁ中止になっても闘いじゃなければいいかってくらいだな」

 

「へぇー意外と聞き分けいい時もあるんですね」

 

「意外とってなんだ意外とって」

 

バンクが、ナツ達と一緒に文句を唱えるだろうと思っていたマーラが、バンクの意見を訊き意外そうな顔をしていた。

 

「今回は仕方ないかなぁ」

 

「オメェ、それでいいのかよチクショー!!!」

 

「お前がそんなに熱くなる事もなかろう」

 

諦めるレビィに、怒鳴るガジル、そしてそれをリリーがなだめる。

 

それに続くように、グレイやエルフマンも諦めるが、ナツだけは諦めていなかった。

 

「オレは諦めねぇぞ!!!グレイもレビィもエルフマンも諦めるんだな?!!だったらオレがS級になる!!S級になるんだぁぁ!!!」

 

子供のようにワガママを言うナツに、リートがため息をついて立ち上がった。

 

「はぁ、マスター」

 

「ん?」

 

リートは、マカロフに耳打ちで何かを話していた。

 

「うーむ、まぁええじゃろう」

 

「どーも」

 

マカロフから何かの許可を貰ったリートが、ナツに話しかける。

 

「ナツ、マスターから最終試験の許可貰えたぞ」

 

「ほんとか!!?」

 

「あぁ」

 

「リートと勝負して勝てたらナツをS級にしてやるわい」

 

「おおっしゃぁぁ!!!燃えてきたぁ!!!」

 

「よっ」

 

リートが腕を振り下ろし、気合いを入れるナツの頭上に巨大な氷の塊を落とした。

 

ズズゥゥン

 

「ま…まいりました…」

 

「よーやった。リート」

 

 

その頃、ラクサス達はというと。

 

「ふぁにふんのぉ」

 

リサーナが生きていたことに驚き、リサーナの頬を引っ張っていた。

 

「いや、本物なのかなって思って」

 

「本物よ!!失礼ねぇ!!」

 

「あんまりいじめたら可哀想よ」

 

「あの洞察力さすがはラクサス、見習わねば」

 

「そ…そーか?」

 

『そーか?そーか?』

 

そしてその状況を、少し離れた木陰からウェンディ達が隠れて見ていた。

 

「ちょっと挨拶するの怖くなってきたね、マーラ、シャルル」

 

「え?そう?」

 

「何に怯えてんの?アンタ」

 

「じゃあアタシが先に行って仲良くなってきて挨拶しやすいムードを作ってくるよ!それならウェンディも挨拶しやすいでしょ?」

 

マーラはダッシュで、ラクサスの元へと走っていった。

 

「あ、マーラ!!?」

 

「すっいませーーん!!!アタシも混ぜてくださぁぁい!!!」

 

「あのコミュニケーション能力だけは、見習った方がいいわよアンタ」

 

「ううぅ…はい」

 

「色々噂を聞いてるだろうが、根は悪いやつじゃない、ただ少し不器用なだけなんだ。だから、マーラのように話しかけに行ってもちゃんと相手をしてくれるさ」

 

「エルザさん」

 

エルザの言葉を聞いて、ウェンディは少しだけ勇気が湧いた。

 

「ウェンディーー!!!」

 

そしてマーラが、ラクサスのいる場所からウェンディを呼んで手を振っていた。

 

「はい!私、挨拶に行ってきます!!」

 

 

「よーしっ!ナツ!!リート!!釣りに行くぞ釣り」

 

ギルダーツが立ち上がり、ナツとリートを釣りに誘う。

 

「お?」

 

「釣りって、ほんと好きだなギルダーツ」

 

「さかな〜!!」

 

ギルダーツは釣竿を3本持って、リートとナツ、そしてハッピーが後ろをついて行った。

 

ボーーーッ

 

「なんだよそのシケたツラはよぉ」

 

ただ釣り糸を垂らすのが退屈なのかボーッとするナツにギルダーツが話しかける。

 

「だって、全然面白くねぇんだもん」

 

「まぁ、食いつく魚がいなけりゃ面白くねぇわな」

 

「分かってねぇなぁお前ら、釣りは漢のロマン「それ初日に訊いた」何度でも訊けってんだ」

 

「そうだよ。魚こそがロマンだよ」

 

ハッピーは、釣れた魚の入ったカゴをガサゴソと漁る。

 

「食えりゃいいってもんじゃねぇぞ、駆り立てられる狩猟本能!!この大自然との一体感!!食うか食われるかの真剣勝負!!まさにここは、漢の遊び場!!!」

 

「へーへー」

 

ピクッ

 

そうやって話してる内に、ナツの竿に獲物がかかった。

 

「おぉ!なんかかかった!」

 

「いいぞナツ!引けぇ引けぇ!」

 

「楽しそうだねお前ら」

 

「ギルダーツ!!」

 

ナツが魚と格闘してる時、ルーシィとカナがギルダーツを呼び出す。

 

「ちょっと待てぇ!!今ナツが漢のロマンに目覚める瞬間なんだ!!」

 

「カナがちょっと、大事な話しがあるんだって」

 

「?」

 

「ナツもリートもハッピーも、こっちこっちぃ」

 

ルーシィはナツ達を引きずって、ギルダーツから距離をとる。

 

「どわぁぁ!!」

 

「ついて行くから引きずるなっての!!」

 

「さかな〜!!」

 

そして2人きりになったカナとギルダーツは、本題を話し出す。

 

「どうした?」

 

「私、ギルドに来た理由ってね…父親を探して、なんだよね」

 

「そりゃあ初耳だな」

 

「つーことは、アレか、お前の親父さんは妖精の尻尾にいたのか」

 

「う…うん」

 

ルーシィ達は草陰に隠れて、カナとギルダーツのやり取りを見ていた。

 

「頑張れぇ、カナ!アンタ達は帰ってなさい」

 

「「「?」」」

 

カナは勇気を振り絞り、本当のことを言った。

 

「ギルダーツなんだ」

 

「…え?」

 

それを草陰から聞いていたナツ達は、あんぐりと口を開けて驚き、ルーシィはうんうんとうなづいていた。

 

「うえぇぇぇぇ!!!!?」

 

その事は、ギルダーツ本人も分かっていなかったらしく、当事者であるギルダーツすらも驚きを隠せなかった。

 

「色々あって、ずっと言えなかったんだけど…」

 

「ちょっ!ちょっと待て!!!お、お前!!」

 

「受け入れ難いよね」

 

「だっ…誰の子なんだ!!?サラ?ナオミ?クレア?フィーナ?マリー?イライザ?いやいやいや!髪の色が違う!エマ?ライラ?ジーン?シドニー?ケイト?ユウコ?フランソワ?」

 

「っておっさん!!!どんだけ女作ってんだよ!!!」

 

陰で聞いていたリートが、呆れた顔で反応していた。

 

「そーいや、この島に最初来た時、女の話しで名前出しまくってたなぁあのおっさん」

 

「わかった!!シルビアだなそっくりだぜ!…性別とか」

 

「あーもう腹立つぅ!!こんなしょーもない女たらしがオヤジだなんてぇ!!!とにかくそーゆー事だから!それだけ」

 

カナが元のキャンプへと戻ろうとするのを、ギルダーツが止めようとする。

 

「ま…待て!!」

 

「私が言いたかったのはそれだけ!別に家族になろうとか、そーゆーのじゃないから!!今まで通りで、構わな…」

 

最後まで話しを聞く前に、ギルダーツはカナを抱きしめる。

 

「コーネリアの子だぁ、間違いねぇ」

 

「…離せよ」

 

「なんで今まで黙ってたんだ」

 

「言い出しづらかったんだ。そんなこんなで今頃になっちまったのさ」

 

「コーネリアは、オレが唯一愛した女だ。結婚したのもコーネリアだけさ

仕事ばかりのオレに愛想をつかして出ていったのが18年前、風の便りで逝っちまった事は知ってたが…子供がいたなんて」

 

ギルダーツは、カナの母親のことを悲しげに話す。

 

「すまねぇ、お前に気づいてやれなかった」

 

カナは抱きしめるギルダーツの腕から離れて、ギルダーツの顔を見上げる。

 

「いいよ。わざとバレないようにしていたのも私だし、勝手で悪いけどさ、私はこれで胸のつかえが取れた」

 

「…こんなに近くに、娘がいたのに」

 

「よせって、責任取れとかそーゆーつもりで話したんじゃないんだ。いつも通りでいいよ

ただ、1回だけ言わせて」

 

「会えてよかったよ。お父さん」

 

「カナ!!」

 

ギルダーツは涙を浮かべて、もう一度カナを抱きしめる。

 

「もう寂しい思いはさせねぇ…二度とさせねぇ!」

 

「…うん」

 

「これからは、仕事行くのも、酒飲むのも、ずっと一緒にいてやる」

 

「それはちょっとウザイかな」

 

「だから、オレにお前を愛する資格をくれぇ!!」

 

その光景を、最後まで見ていたナツやルーシィ達も泣いていた。

 

(お父さんかぁ、帰ったら久しぶりに、会ってみようかな)

 

だが、リート達はまだ知らない。これから起こる悲劇を




やつが出るのは次回っすよ次回

最近ちょっと悩んでるので読者の皆さんに聞きます。この先この作品でクロスオーバー要素つけた方がいいと思いますか?因みに付けるとしたらキャラ崩壊をなるべく防ぐ為にオリジナル物語か、その物語から繋がるところを本編で出すくらいにしかなりませんが

  • オリキャラに技とかだけでも出して欲しい
  • クロスオーバーキャラも出して欲しい
  • 無くてもいい
  • 無い方がいい
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