FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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来ちゃったよ原作ラスボス


アクノロギア

784年12月16日、天狼島

 

ゴオォォォ

 

「!」

 

地鳴りから何かを感じ取ったリート達は、意識を集中して違和感の正体を探ろうとしていた。

 

「この感じ…」

 

「なんだろう」

 

「妙な風だなぁ、嫌な匂いだ」

 

「こんな感じは初めてだ」

 

「そうか!わかった!」

 

ハッピーは自身の食料として持っていた魚を、ルーシィに渡そうとする。

 

「ルーシィ、はい食べていいよ」

 

「なんでよ!!!意味わかんないんですけどぉ!!!」

 

「腹の音はちげーだろ…」

 

グアァァァァ!!!

 

 

「「「!!!」」」

 

「何!!?」

 

島中に轟く鳴き声に、リート達が反応する。

 

「これは…」

 

「ドラゴンの…鳴き声…!!!」

 

リートは急いで鳴き声がした方向へと走り出す。

 

「あっ!待って!!リート!!!」

 

リート達がキャンプに着く頃、キャンプでもドラゴンの鳴き声に妖精の尻尾のメンバー達が圧倒されていた。

 

「みんなー!!!大丈夫?!!」

 

「すごい声だぁ!!」

 

「ぐあっ…」

 

キャンプに到着するやいなや、ギルダーツは義手を抑えて苦しみ出す。

 

「ちょっ、大丈夫?」

 

「古傷が疼いてきやがった、間違いねぇ!奴だ。奴がくるぞ」

 

「やつ?」

 

『ククククッ、来たか…アクノロギア』

 

リートの中で話し始めた刃鬼、その言葉にリートが反応する。

 

「アクノロギア?」

 

『あぁ、すぐに面白いことになる。楽しみだ』

 

「おい!上を見ろ!!!なにか来るぞ!!!」

 

リリーが何かを見つけたのか、上空を指差していた。

そしてリート達も空を見上げるとそこには、

 

「なんだアレ!!!」

 

「デケェぞ」

 

「禍々しい…ですわよ」

 

グアァァァァ!!!!!

 

「これは…」

 

「ドラゴン!!!?」

 

「なんなの…」

 

「マジかよ!!」

 

「こりゃあ、ちょっとやべぇな」

 

「本当に居たんだ…ドラゴンって」

 

「本物のドラゴン!!?」

 

「やっぱり…ドラゴンは生きていたんだ」

 

黒いドラゴンが天狼島に近づき、上空を飛びまわっている。

 

そこへマカロフがやってきて、黒いドラゴンを見上げる。

 

「黙示録にある黒き竜…アクノロギアだと言うのか!!?」

 

「あぁ、奴だ」

 

「居たんだ…本物のドラゴン」

 

ナツは、飛び回るアクノロギアに向かって話しかけてみる。

 

「お前!!イグニールとフランドーラのおっちゃんが今どこにいるか知ってるか?!!あと!グランディーネとメタリカーナも!!」

 

「よせっ!ナツ!!!」

 

その行動を、ギルダーツが必死になって止める。

 

「やつを挑発するな、お前とリートには話したハズだ。なぜオレがこの腕…いや、この身体になったのかを」

 

(あいつが、ギルダーツをあそこまでした張本人だってのか?!!)

 

グアァァァァ!!!!

 

「下りてくるぞ!!!」

 

「ナツ達の大好きな竜じゃない!!もっと邪悪な…」

 

ズズゥゥン

 

アクノロギアは天狼島に降り立ち、リート達を見下ろす。

 

「あぁ、その通りだ。こいつは人類の敵だ!!!」

 

「戦うのか?!!」

 

「いいや違う。そうじゃねぇんだよナツ、勝つか負けるかじゃねぇ。こいつからどーやって逃げるか、いや、オレたちの内誰が生き残れるかって話しなんだよ」

 

「!?」

 

ナツはギルダーツの話しを訊いて、動揺する。

 

「こんな奴に、オレ達の誰かがやられるって言うのかよ!!!」

 

『さて、貴様はどーする?リートよ』

 

「今のオレ達じゃ……こいつには勝てねぇ」

 

『ならば逃げるか?ククククッ逃げ切れるといいなぁ、仲間を守りながら…な』

 

「まずい!皆逃げろぉ!!!」

 

「!」

 

刃鬼と話してるリートは、ギルダーツの声に反応して顔を上げる。

 

グアァァァァ!!!

 

ズドォォォ!!!

 

巨大な声を上げるアクノロギアの周りの地面が吹き飛び、暴風がリート達を襲う。

 

「ぐっ…ぐわぁっ!!!」

 

ナツ達は暴風に吹き飛ばされ、次に目を開けた時にはその光景を疑った。

 

「お…おい…何だこりゃ、森が消し飛んでやがんじゃねぇか」

 

「嘘だろ…」

 

「なんて破壊力なの」

 

「随分な演出してくれるじゃねぇか、あのドラゴン」

 

「…こ…こわい」

 

「なんなのよコレ、吠えただけでこんな…」

 

「やつは…」

 

ギルダーツが見上げると、アクノロギアはまた空に浮かび妖精の尻尾のメンバーを見下ろしていた。

 

「ちっ、高みの見物かよ!さしずめ今のは、挨拶がわりってところか」

 

「みんな!!!まだ生きてるな!!!ビビってる暇はねぇぞ!!!直ぐにこの島から離れるんだ!!!」

 

グアァァァァ!!!!

 

アクノロギアは、また声を上げ、何かを仕掛けようとする。

 

「来るぞぉ!!!船まで走れぇ!!!」

 

全員が船へと向かって走り出す。

 

「走れぇ!!!みんなで帰るんだ。妖精の尻尾へ!!!」

 

「ウェンディ!!!確か竜と話せるって言ってたよね!!!あの黒いのを説得できないの?!!」

 

「私が話せるんじゃないよ!!竜はみんな高い知性を持ってる」

 

グアァァァァ!!!

 

走るビックスローとフリードに、アクノロギアが襲いかかる。

 

「マズイ!!バンク!!!手ぇ貸せ!!!」

 

「おう!!」

 

2人に襲いかかるアクノロギアを、リートとバンクが顔を狙って殴りつける。

 

「氷竜の」

「爆」

 

「硬拳!!!」

「拳!!!」

 

ズドォォン!!!

 

「リート!!」

「バンク!!」

 

「走れぇ!!!」

 

頬を殴られたアクノロギアだが、ダメージがあるのかも分からずただリート達に標的を変える。

 

グオアァァァァ!!!

 

アクノロギアは、2人のいる場所を腕で叩きつける。

 

「「ぐああっ!!!」」

 

「リート!!!」

 

「バンクさん!!!」

 

「どうして…どうしてこんなことを!!!答えて!!!」

 

だが、アクノロギアは答える気配はなく、ただ妖精の尻尾のメンバーを追い詰めていく。

 

「やだ…やだよ!!こんなの!!!」

 

ドン!!!

 

「アァァァァ!!!!」

 

リートがボロボロになって地面から飛び出し、もう一度拳を構えてアクノロギアに向かっていく。

 

「よせっ!リート!!!」

 

だが、ギルダーツの声は届かずに、リートはアクノロギアに向かっていった。

 

「刃鬼!!!手を貸せ!!!このままじゃここで全滅しちまう!!!」

 

『断る。滅全魔導士の力を使うつもりか?言っておくが今貴様がそれを使ったらオレは貴様の身体を乗っ取れるぞ。そうなったら、間違いなくオレはアクノロギアと共に貴様の仲間を潰しにかかる。今の満身創痍のアイツらならオレは赤子の手をひねるように跡形もなく消せるぞ?クククッ』

 

「なっ!?テメェ!!!」

 

ぐギャァァァァ!!!

 

「!」

 

アクノロギアは、腕を振り上げリートに向けて振り下ろす。

 

「ぐぼぁ!!」

 

ズドォン!!!

 

「リート!!!」

 

リートが落ちた場所に向かって、ミラが慌てて走り出す。

 

「行くな!!ミラ!!」

 

リートの下へ向かうミラ、だが、アクノロギアは尻尾を振り下ろしミラを吹き飛ばす。

 

「ミラ!!!」

 

「ぬぅぅぅっ」

 

マカロフは着ていた上着を脱ぎ、足を止めてアクノロギアに視線向けた。

 

「じっちゃん!!?」

 

「船まで走れぇ!!!」

 

マカロフは巨大化すると、アクノロギアの首を掴み動きを封じた。

 

「マスター!!!」

 

「無茶ですわよ!!!」

 

「敵うわけねぇ!!!」

 

「マスター!!やめてください!!あなたに何かあったら、ギルドは」

 

「走れぇぇぇ!!!」

 

マカロフが声を荒らげてアクノロギアを押さえつけるのを見て、妖精の尻尾のメンバーたちはアクノロギアに立ち向かおうと覚悟を決める。

 

「かくなる上はオレ達も 」

 

「妖精の尻尾を舐めるんじゃねぇぞ!!」

 

「当たって砕けてやるわ!!」

 

「おうよ!!!」

 

「ヌゥゥゥゥ…最後くらいマスターの言うことが聞けんのか!!!!クソガキがぁぁぁ!!!!」

 

「最後…って」

 

マカロフはここで命を懸けてでも、アクノロギアを止める気だった。

 

「くっ…」

 

「オレは滅竜魔導士だ!!!そいつが敵って言うなら、オレが」

 

ガシッ

 

「うおっ!」

 

「走るぞ!!ナツ!!!」

 

ラクサスはナツの襟を掴んで船に向かう。

 

「ラクサス?!!お前!!…!」

 

ナツが振り返ると、うっすらとだが、ラクサスの目から涙が見えた。

 

「マスター…どうかご無事で」

 

そして、ラクサスに続くようにエルザ達も船に向かって再度走り出す。

 

「くっ…ミラ、走れるな?」

 

「…うん」

 

リートは、ミラの手を握って船に向かう。

 

「マスター…すまねぇ」

 

バンクも立ち上がり皆と同様に船に向かう。

 

船に向かう妖精の尻尾のメンバーは、皆涙を流しながら走り続けた。

 

(それでよい、いずれわかる時が来る。涙など虚空、人が死ぬから悲しいのか?悲しみが人を殺すのか?答えは各々の胸の奥に、誇り高きクソガキ共よ。生きよ!!!未来へ!!!)




言うてここまで来ると原作とほとんど変わらずっすよねほんと。

アンケート投票ありがとうございます。今の結果見る限りだとクロスオーバー要素は出さないかもですかねぇ、まぁ今後の票次第で変わるかもなのでまだまだ投票お願いします。

あ、コラボとかも受け付けますんでしたい人いればコメントなりして貰えるとお答え致しますんで

最近ちょっと悩んでるので読者の皆さんに聞きます。この先この作品でクロスオーバー要素つけた方がいいと思いますか?因みに付けるとしたらキャラ崩壊をなるべく防ぐ為にオリジナル物語か、その物語から繋がるところを本編で出すくらいにしかなりませんが

  • オリキャラに技とかだけでも出して欲しい
  • クロスオーバーキャラも出して欲しい
  • 無くてもいい
  • 無い方がいい
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