FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」 作:タイキック新
今だけです。
「おぉー!建物自体が機械仕掛けになってるんだねー!すごく不思議かな!」
「興味深いね、次にギルドが壊れた時の参考になりそうだ」
「ウチの世界でもよく建物が壊れますものね、参考にでも致します?リート」
「どーせ次の日にはナツかバンク辺りが崩壊させてるから意味ねぇよ」
目の前に現れた機械仕掛けの建物を前に無邪気に喜ぶマキナ、ディンガも次にギルドが壊れた時の参考にしようと観察を始める
「ここはサイエンスギルドのアモルファス!癖者ばかりだが、この世界でも有名なギルドだ!」
「「アモルファス……?」」
魔導士ギルドは名に幻獣の名を多く用いるが、サイエンスギルドは異なるらしく、疑問に感じたリートとラリカが首を傾げる
「結晶構造を持たない物質の状態を指す化学用語かな。原子の配列が不規則に並んだ物質、ガラスなんかはこれに該当するよー」
「因みに結晶構造というのは氷や金属、水晶等のことだね」
「サイエンスギルドはその名が示す通りに科学者が集まるギルドだからね、名前にも科学用が用いられるんだ」
「アモルファスは信用できるギルドだぜ?
「「「「えっ……あのおっさん?」」」」
「おーっ!いらっしゃい!そしてお帰り!AKAGIとNAGU」
門の前で建物を見上げていたリート達の前に、1人の屈強な男性が現れる。タンクトップ姿に坊主頭、いかにもパワータイプの男なのだが、リート達は首を傾げる。
「ここって……サイエンス…ギルド…だよな?」
「いかにもパワー!って感じのお兄さんだね!」
「マッドサイエンティストの間違いじゃありませんの?」
「そりゃお前だ」
「引きちぎりますわよ?」
「それはリアンの持ちネタだね。まぁ、ラリカなら、構わにゃいと彼女は言いそうではあるけどね」
自らの愛しい人?というか猫の真似をしてリートを脅すラリカの姿にディンガは彼女の姿を想像し、言いそうな事であると口にする
「ハッハッハー!そうだぜ!ここはサイエンスギルドだ!それ以外にギルドはないだろう?オレは、このギルドの修繕と改築を担当してるベリアル・マグリーナってんだ。よろしくな」
「ボクはマキナ・アルベローナだよ!!そして、こっちがディンガとエクスにデウス!ボクの相棒たちだよ!ところでキミもロボット?」
「んーにゃ、オレはれっきとした人間様よ。まぁ疑っちまうのも無理ないけどなこの街ロボットだらけだしよ」
「なるほどー、ちゃんと人間もギルドにいるんだね」
「まぁ人間とロボットが共存してるみたいだし、不思議はないか」
リートは、ベリアルに手を差し出して挨拶する。
「リート・イクシーズだ。それと、相棒のラリカだ。オレ達は元々別世界から来たんだが、帰るまでギルドに世話になるといいってここのマスターに勧められたんだ。短い間だが、よろしく頼むよ」
「おう!こちらこそよろしくな!」
ベリアルはリートの手を握り握手をかわすと、マキナとリートに顔を近づけて小声である噂を話す。
「実はよ、最近ウチのマスターの良くない噂が流れててな」
「良くない噂?」
「それはどんな噂なのかな?」
「なんでも、機械に執着するあまり、人間を消してロボットだけの世界を作り上げようとしているとかしてないとか」
「あのおっさんが?」
「うーん………確かに良くない気配は感じたけど、見た目は普通のオッサンにしか見えなかったかな」
「ですが、博士の善悪を見抜く観察眼は信用に値します。意外と信憑性はあるかもしれません」
「確かにな…博士は敵味方を区別する事に関しては誰よりも優れた才能がある……スコルの獣的な五感も侮れねぇがな」
「あのバカ猿と同じにすんじゃねぇかな」
優れた観察眼を持つが故に何かを見抜いてはいるが核心に迫る情報が足りず、Dr.ケミストリーの真意までは見抜けない
「ま!あくまで噂!今まで何も無かったし心配するこたァねぇさ!さぁさぁ!ギルドに入ってくれ!!今日からお前らはオレ達の仲間だ」
「なんだろー、この人からは妙な親近感を感じて仕方ないかな。ギルドにこういう人がいたような………ああ、バカ猿か」
「博士はスコルがホントにキライだね」
「キライだよ……まぁ、認めてはいるかな……キライだけど」
「2回言いましたわよ?」
「よっぽど嫌われてんだな、そのスコルってやつ」
ベリアルの姿にライバルの姿が重なり、妙な親近感を感じるマキナ。背丈は微妙に異なるが同一人物と会話している様に感じていた
「リート・イクシーズにマキナ・アルベローナ。互いの世界に於いて、イレギュラーと呼べる力を持った逸材………利用させてもらうとしよう……私の夢を実現する為の生け贄として…!!!あーっほっほっほ!」
サイエンスギルド主任 としての肩書きを持つ男の名はDr.ケミストリー。かつては世界の機械水準を底上げした稀代の天才科学者と呼ばれ、サイエンスギルドの根幹を築き上げた科学者たちの憧れ………しかし、一部の者たちは彼を、
リート達がギルドに入ってから、1週間ほど経過し、ギルドの雰囲気にも慣れ、仲間達と仲良く過ごせるようになっていた。
「第3万2506回!発明科学力大会!!イエーーイ!!!」
イエーーイ!!!
「毎日やってんじゃねぇか」
「いつも通りですわねぇ」
サイエンスギルドと言うだけあり、余程発明に自信があるのか1週間毎日のように発明大会を開催していた。
「イエーイ!!!」
「博士は今日もノリノリですね」
「博士にとっては自慢大会みたいなものだからな」
「優勝はボク以外にありえないよー、何故かって?天才だからかなー」
「甘いぞマキナ!今回のオレの発明はお前の何倍もすげぇからな!!」
「何言ってんだ!!オレが1番だ」
「いいえ!今日は私が優勝を貰うからね!!」
「甘いよー、わたあめよりも甘いかなー」
「元気だな」
ギルドの壇上でガヤガヤと騒ぐマキナとギルドのメンバー達は、我先にと発明を披露しようとする。
「リートは今日も不参加か?」
「だからオレは発明なんて出来ねぇっての、オレは魔導士だ」
「マキナも魔導士なんだろ?」
「あいつは別枠」
リートは傍から、呆れた目で大会を見物していた。
「ではまず私から!!」
気がついた時には、大会はもう始まっていた。
「私の発明はこのリュック!これは中に荷物がいくらでも入るブラックホールとなっているんだよ!!!欠点は自身も吸い込まれかねないこと!取り出せないこと!吸い込まれたら出られないこと!」
「ダメじゃん」
「次はオレだァ!!!オレの発明はなんでもぶち壊せるこのハンマー!ただ重すぎて使いこなせるやつがいない!!!」
「それただの力業」
大会は次から次へと進行されていき、リートはツッコミ所を見つけてはツッコんで行く。
マキナにとって、サイエンスギルドという環境は居心地が良かった。
無論、一番の居場所は姉が、幼馴染が、仲間たちがいる
「博士のあんな笑顔を見たのは何時以来だろうな……」
「そういや、最近はあんなに楽しそうに笑わなくなってたな」
「そうだね。昔よりも博士は本当の笑顔を見せてくれなくなった………なかなかどうして、難しいものだ」
「割と笑っているイメージしかねぇんだが……」
「物騒なことを言いながら、けらけらと笑ってますわよね」
共通の話題を持つギルドメンバーたちと盛り上がり、年相応の笑顔を見せるマキナ。その姿に
「博士の本当の笑顔を見せてくれるのはまだまだ先かもしれないが……僕は信じているよ、その未来は遠くないとね」
「ディンガはマキナのことが大切ですのね」
「無論だよ、
「そうですわね……リートは大事な相棒で私の家族ですわ」
「キミを見ていると、リアンと重なる時がある…。彼女は基本的に相棒の女の子とハッピーを溺愛していてね、紅茶のアテに物騒な事を好んだりする変わり者ではあるけれど……彼女も僕に生きる意味を教えてくれた存在の一人なんだ」
頭のガスマスクに触れ、毛色や仕草は異なるが想い人の姿をラリカに重ねるディンガ。その瞳は僅かに寂しそうにも見えた
「だからね、そのハンマーの柄をカーボン素材にするんだよ。そうすれば、持ち上げるのは簡単に出来るかな」
「な、なるほど!そいつは盲点だった!マキナはすげぇな!!よっしゃ街中のカーボンかき集めるぞ!!」
「多すぎるかな!!?」
「では私のリュックは!?」
「ブラックホールの原理を応用してるなら、その対になるホワイトホールの原理も取り入れてみると良いと思うよー。吸い込んだモノを吐き出したり出来るからね、攻撃にも役立つよ」
和気藹々とギルドメンバーたちと盛り上がるマキナ、発明大会は何時の間にか彼のアドバイスを元に改良を加える教室と化していた
「何時の間にか……博士のアドバイスコーナーになってますね」
「博士の知識は膨大だからな、下手すりゃあマグノリアだけには留まらねぇ知識があのちっこい頭に詰め込まれてる」
「義理とはいえ、カナの弟だってのが未だに信じられねぇな…」
「カナといえば、お酒のイメージしかないですわね」
「博士も酒豪ではあるよ。カナの飲み歩きに付き合えるからね」
「「あんなに小さいのに呑んでるのかっ!?」」
「カナのやつ、元の世界に帰ったら説教だな。未成年に呑ませやがって」
「私達の世界のカナは、身に覚えありませんわよ」
結構なハイペースで投稿してる!!
…いいのかな?まぁいいか
最近ちょっと悩んでるので読者の皆さんに聞きます。この先この作品でクロスオーバー要素つけた方がいいと思いますか?因みに付けるとしたらキャラ崩壊をなるべく防ぐ為にオリジナル物語か、その物語から繋がるところを本編で出すくらいにしかなりませんが
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オリキャラに技とかだけでも出して欲しい
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クロスオーバーキャラも出して欲しい
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無くてもいい
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無い方がいい