FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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ブランクあるので戦闘描写の練習として書いてみました。
まぁ、力量差は当然ながらと思って見てください。


バンクVSジュラ・ネキス

ワイワイガヤガヤと妖精の尻尾で騒いでいた時、突然ギルドの扉が開けられ、リート達のよく知る人物達が現れた。

 

「おぉ!揃っているようだな」

 

「皆さんのご帰還!愛を込めておめでとうですわ」

 

「ウォーン」

 

「息災であったか」

 

「7年間歳とってねぇやつに言ってもなぁ」

 

「フン、また騒がしいギルドに逆戻りか?」

 

ギルドに現れたのは、かつて六魔将軍戦で一緒に戦った、成長したリオン、シェリア、ユウカ、トビー、ジュラの蛇姫の鱗のメンバーであった。

 

「おぉ!ジュラさん!前見た時よりゴツくなってるような……?」

 

「服装も随分変わりましたわね」

 

「蛇姫の鱗!」

 

今回蛇姫の鱗のメンバーが来てくれたのは、天狼島組の期間を祝いに来てくれたようだ。

 

「天狼島の捜索には、天馬にも蛇姫にも世話になったんだよ」

 

「そうだったのか」

 

「借りが出来ちまったな」

 

捜索してくれたことを感謝しているグレイ達に、リオンが自信ありげに言葉を返した。

 

「気にする事はない、天馬に先を越されたが、実力はオレ達の方が上だしな」

 

「そっちかよ」

 

「だって私達はこの7年で、フィオーレナンバー2のギルドまで登りつめたんですもの、残念ですわ、ルーシィさん」

 

「って事は、1位は天馬?!」

 

「そんなわけあるかよ!何言ってんだよ!」

「キレんなよ、いや、天馬じゃないんだが」

 

「へぇ、一夜さんもいるし、天馬でもおかしくねぇと思ったんだけどな」

 

「あの声だけしか取り柄のないオジ様が強いとは思えませんわよ」

 

ジュラはリートの肩に手を置き、笑いかける。

 

「まぁ、そんな話しはよかろう、皆無事で何よりだ」

 

「色々と大変でしたけどね」

 

そして、そんなジュラをバンクが黙って見つめていた。

 

「ん?どうした青年よ、わしの顔に何かついておるか?」

 

そして、それを見たリートはバンクが何を言おうとしているか、何となく察していた。

 

「オイ、お前……まさか」

 

「オッサン、強ぇな、今いる蛇姫の中で1番強ぇだろ」

 

「フフフ、さて、それはどうかな」

 

笑顔でバンクの言葉を受け流すジュラ、そんなバンクにリートは慌てて肩に腕を回して、コソコソと話しかける。

 

「止めとけってお前、ギルダーツやエルザは同じギルドだったから止めなかったけどな、あの人は蛇姫の人なんだぞ!下手な事したらギルド間で戦争とかなるかもしれねぇんだぞ!さすがにマズイっての」

 

それを聞いても、バンクは顔色1つ変えずにニヤリと笑う。

 

「へへっ、そーなったらそーなったで、そん時に何とかすりゃいいんだよ!」

 

バンクが、リートの腕を振りほどき、ジュラに向かって振り返る。

 

「おっさん!オレと1戦たたかってくれ!!」

 

(やりやがったコイツッ!!!)

 

バンクのとんでもない行動を見て、ギルド内が騒然としていた。妖精の尻尾のほとんどのメンバーは明らかにやらかしてしまったと言うような顔をし、マカロフに至っては髪の毛が抜け落ちてしまっている。

 

「ほほぅ、威勢のいい青年ではないか、お主、名はなんという?」

 

「バンク・ガイアスタ!」

 

ジュラは、何か感じ取ったのか、髭を手で擦りながら笑って、バンクを見ていた。

 

「バンク殿か、よかろう、組手でよければ付き合おうぞ」

 

「っしゃぁぁぁ!!!」

 

終わった……、妖精の尻尾のギルドのほとんどはそう思い、暗い顔になり、表に出て行くジュラとバンクの後を着いて行った。

 

 

 

「ジュラさんに喧嘩を挑むとは、アイツは命がおしくないらしいな」

 

「違ぇ、ただ後先考えない馬鹿なんだよ……」

 

リオンは笑ってグレイにバンクの印象を話し、グレイは暗い顔で答えていた。

 

そして、シェリアとルーシィも

 

「あの方は随分と命知らずなのですわね、それもまた愛」

 

「相変わらず意味わかんないわよ」

 

そして、ナツはというと

 

「ずりぃぞバンク!この後はオレだからな!!」

 

「そんな順番ありませんわよ!!」

 

混ざろうとしている所を、ラリカに必死に止められていた。

 

 

リートは堂々と立つジュラの元へ歩み寄り、申し訳なさそうに話しかけていた。

 

「すいませんジュラさん、アイツはあーゆーやつでして」

 

「なぁに構わんさ、若い者ほど元気がなくてはな」

 

「もうこの際、遠慮なくやっちゃってください、岩で粉砕するなり、すり潰すなりしてもらっても構いません」

 

「……一応聞くが、バンク殿は本当に仲間で良いのか?」

 

準備運動を終えたバンクが、構えをとってジュラに話しかける。

 

「おっさん!準備いいか?!」

 

「あぁ、いつでも構わぬ」

 

「はぁ、何かあればオレが全力で止めますから」

 

リートはそれだけ言い残して、2人から距離を取った。

 

「いくぜ……」

 

バンクは右手を大きく引き、硬く拳を握り、装備の色を緑色に変えた。

 

(まずは、小手調べってとこだな)

 

「風乱拳!」

 

バンクが拳を突き出すと、無数の空気の塊がジュラに向かって飛んでいく。

 

「ほぅ」

 

だが、バンクの技がジュラに当たることはなく、次々とジュラの周りを突き抜けていった。

決してじゅらが避けてるわけではない。それどころかジュラは1歩もその場から動いていないのだ。

 

「狙いが定まらぬのか?まだまだ未熟ということではないか?」

 

「へっ、ちっとばかし決めつけるのが早ぇんじゃねぇのか?おっさん!」

 

バンクは即座に装備を黄色に変えて、自身の使う魔法の属性を変化させた。

 

「雷!」

 

ジュラの真上から巨大なカミナリを落とし、ジュラの周りに土煙が上がる。

 

「どーよ!少しは効いたろ!」

 

「なるほど、空気の塊で逃げ道を塞ぎ、雷撃による一撃で確実な攻撃を当てに来よったか、随分と闘い慣れておるな」

 

土煙が晴れ、笑いながら仁王立ちするジュラを見て、バンクは明らかに驚愕していた。

 

「ゲッ、結構いいの入ったと思ったんだが、効いてねぇ?」

 

「ハッハッハ!ワシでなければ危なかったかもしれぬな、さすがはマカロフ殿のギルドにいるだけはある」

 

「なら!これはどうよ!」

 

バンクは今度は、装備を赤色に変えて、ジュラの目の前まで飛び出し、ジュラの顔面目掛けて拳を突き出す。

 

「爆拳!!!」

 

壮大な爆発音と共に、バンクの拳が爆発し、またもジュラは爆煙に包まれ姿が見えなくなる。

 

「火力も申し分ない、よく鍛えられておるな」

 

煙が晴れ、バンクの視線の先には、バンクの拳を片手で受け止めるジュラの姿があった。

 

「マジかよ!」

 

「だが、7年のブランクは大きい、それをよく覚えておくことだバンク殿よ」

 

ジュラは掴んだ拳を引っ張り上げ、バンクを空中に釣り上げる。

 

「いぃ!?」

 

空中に上げられたバンクは、そのまま上下逆さにジュラの目の前に落ちてくると、ジュラはそのままバンクの腹部に掌底を叩き込む。

 

「フン!!」

 

「グボェェッ!!!」

 

バンクは後方へ大きく飛ばされ、そのまま白目を向いて動かなくなっていた。

 

「いい戦いであったぞ、バンク殿」

 

(魔法使わず勝っちまったよ……ジュラさん)




こーゆーオリジナルの戦闘は力量差の調整がほんっと難しい。

さすがに今のバンクがジュラと接戦する訳にも、ましてや圧倒する訳にもいきませんので自然とこうなりました
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