FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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あんまり進んでないですよねぇ、やっぱオリジナル展開で進めつつ、原作側もそれなりに進んでた、みたいな展開にしないと


帰宅

「くっそぉ、ちょっとはいい勝負出来ると思ったんだけどなぁ」

 

「どこがだよ。全くもってボロ負けだったじゃねぇか」

 

ジュラにやられて、悔しがるバンクと、その姿を見て呆れるリート、妖精の尻尾のメンバー達は無事にジュラとバンクの1戦が終わりホッと胸を撫で下ろしていた。

 

「ハッハッハ!中々によい動きであったぞバンク殿」

 

「あんまり煽てちゃダメですよジュラさん、こいつすぐ調子に乗るんで」

 

組手が終わり、またギルドで賑やかに騒いでいると、グレイは、リオンがジュビアを見つめている所を見つける。

 

「こ……これが一目惚れというものか!」

 

「へ?」

 

「うわぁっ!超ストレート!」

 

「まためんどくせぇことになってきたぁ!!」

 

「大胆ですわね、あのお方」

 

ジュビアは、頬を赤くしながらリオンからジリジリと距離をとる。

 

「ちょっ……ちょっとこれって……ジュビア……」

 

ジュビアの脳内で、ギルド内の男女で矢印を向けて誰が誰を好きかと、勝手にイメージしていたが、大半の女性はグレイに向けられている構図が出来上がっていた。

 

「修羅場!!」

 

「すごい想像力ね」

 

「勘弁してくれぇ」

 

「満更でもないんじゃありませんの?」

 

「んなわけねぇだろ」

 

 

そして、別の場所にて、エルザやウェンディ達が、アルザックに娘の姿絵を見せて貰っていた

 

「じゃーん!これがアスカ」

 

「お2人にそっくりですね」

 

「かんわいぃぃぃ!!」

 

アスカの姿を見たマーラは、小さな動物でも見つけたかのように反応している。

 

「なるほど、ウェンディに似た感じだな。可愛らしいもんだ」

 

「!うぇーーん!リリーまでぇ!!」

 

「え!?なぜだ!」

 

泣いて走り去るウェンディと、なぜ泣かれたか分からず困惑するリリーを、マーラは呆れた目で見つめていた。

 

「リリー……今のは無いよ」

 

「オレが何かしたのか!?」

 

皆で楽しく過ごした時間はあっという間に過ぎ、日も傾き始め、リート達は各自家に帰る為にそれぞれの道を進んでいた。

 

「楽しかったな」

 

「えぇ、久しぶりに騒いで、わたくしもうクタクタですわ」

 

「待ちたまえリート君」

 

帰る途中でリート達が出会った人物、それは天馬の一夜だった。

 

「一夜さん、どうしたんですか?」

 

(面倒くさそうなのと出会いましたわ)

 

「呼び止めてしまってすまないね。実は少しだけ話しがしたくて」

 

「話し?」

 

「うむ、これはあるギルドの事なのだが……ジェラールの事をキミは覚えているかい?」

 

「!?……ラリカ、悪ぃけど先に帰っててくれ」

 

「……分かりましたわ」

 

リートは一夜からとある話しを聞き終え、真剣な顔で考え込んでいた。

 

「話しは以上だ。別段これと言って何かあったわけでは無いが、キミも十分に気をつけたまえ、でないと、またエルザさん達が悲しむことになるからね」

 

「えぇ、わざわざありがとうございます」

 

元の道に戻り、帰る一夜を見送り、リートも自分の家に帰宅する。

 

「おかえりですわ。一夜さんとの話しはもうよろしいんですの?」

 

「あぁ、大したことじゃねぇさ」

 

リートがソファに腰を下ろした瞬間、家の扉が勢いよく開かれ、よく見知った人物が入ってきた。

 

「リートーーー!!!たーすーけーてーくーれー!!」

「うぇーーん!」

 

「ナツ!?」

「ハッピーも!?一体どうしましたの!?」

 

「金貸してくれぇーー!!!」

 

「……は?」

 

 

リートは2人を対面のソファに座らせ、お茶を出してとりあえず話しを聞いてみる。

 

「んで?なんだっていきなりオレに金をせびりに来たんだよ。お前ら家に金庫あっただろ?」

 

「それが無くなっちまってたんだよ!」

「誰かが盗んだんだよきっと!あれにはオイラ達の食費が入っていたのに!!」

 

「気持ちはわかりますけども、だからってわたくし達にお金をせびりに来ないでくださいまし」

 

「頼むよぉ!オレ達の仲だろ?!」

 

ナツは泣きながらリートにしがみつき、リートは煩わしそうにしていた。

 

「ちょっ、やめっ、くっつくな、コートに……鼻水が」

 

リートは強引にナツを引き剥がし、もう一度ソファに座らせて、ゆっくりと息を吐く。

 

「はぁ、金は貸してやれねぇけど、どーすりゃいいかくらいは一緒に考えてやるよ」

 

「ホントか!?」

「ありがとー!リートー!」

 

今度は2人がかりでリートにしがみつき、またリートの服に涙や鼻水を付ける。

 

「おいっ、だから鼻水が……」

 

「だったらルーシィに頼ってみたらいいんじゃありませんこと?」

 

「「「ルーシィ」」」

 

「ルーシィのご実家って今は違うでしょうけど、元大金持ちの家でしたわよね?だったら」

 

「なるほど!!ルーシィの実家から金を巻き上げようってんだな!」

「ルーシィも嫌ってたし!きっと許してくれるよね!」

 

「話しは最後までお聞きなさいな……」

 

話しを聞かずに先制するナツ達をなだめつつ、ラリカは話しを続けた。

 

「そーじゃなくて、何かしらの仕事には詳しいんじゃないかって事を言いたいのですわよ」

 

「確かにな、金持ちの家系だったのならそれなりに儲かる仕事も知ってるかもな」

 

「そーと決まれば!明日朝イチでルーシィん所に行ってルーシィの父ちゃんに仕事を紹介してもらおうぜ!」

 

「善は急げだね!ナツ!」

 

ナツとハッピーの目に光が戻り、かなりの気合いがこもっていた。

 

「オメェらも行くだろ?!」

「ルーシィも入れた5人なら効率も良くなるよ!」

 

リートは頬を掻きながら、申し訳なさそうにナツに返答する。

 

「悪ぃ、今回オレはパスだ」

 

「なんでだよ!!!」

 

「キレんなよ、まぁまだ帰還報告をしないといけない人がいるからな」

 

「「「?」」」




金をせびりに来た2人、まぁ事情が事情なんで仕方ないですし、別にナツ達を金をたかるようなクソ野郎にする気は無いのでご安心を、ただ展開的にそーなっただけです
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