FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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また新キャラ出てしまった……もう手の施しようがありません!


弟弟子

昨日の1件で、ナツ達がルーシィのいるであろう家に向かい、リートはというと、ラリカと共にとある場所へ足を運んでいた。

 

「ここに来るのも随分と久しぶりだな」

 

「向こうはわたくし達以上に久々と思いますわよ」

 

リート達が足を運んだ場所、そこはかつてリートとバンクが修行として師匠アクナに連れてこられた森の中だった。

 

「待てリート!話せばわかる!ここは一度ギルドに戻って対策を考えようじゃねぇか!」

 

リートの下辺りから聞こえる声、それはリートに首根っこを捕まれながら引きずられるバンクの姿だった。

 

「はぁ、お前はアクナさんに会うのが怖ぇだけだろ」

 

「ダメですわよバンク、これでもお世話になってるのですから、しっかりと挨拶するべきですわ」

 

「ここが師匠の敷地じゃなけりゃ、むしろウェルカムだもんね!鬼と悪魔とモンスターがブレンドされたような人に会うくらいならオレは喜んで死地にでも飛び込んで殲滅してこれるもんね!」

 

「お前……ブレンドなんて言葉知ってたのか」

 

「食いつくとこそこじゃねぇぇぇ!!!」

 

ジタバタと暴れるバンクを抑えつつ、リートは頭を抱えてため息をはく。

 

「はぁ、お前、間違ってもアクナさんにそんなこと聞かれた日にゃ殺されるぞ」

 

「だから今すぐ逃げようとしてんじゃねぇか」

 

 

「その必要はねぇ」

 

リート達が振り返ると、7年経っても姿の変わっていない師匠、アクナの姿があった。

 

「「アクナさん!」」

 

「よぉ、久しぶりだなお前ら、で?誰が鬼と悪魔とモンスターのブレンドだって?バンク」

 

アクナは、指を鳴らしながら、ゆっくりとバンクに歩み寄り、恐怖を感じたバンクは即座に立ち上がってアクナの機嫌を取ろうとしていた。

 

「やだなぁ師匠、そんな事言うわけないじゃないっすか、せいぜい鬼とモンスターのブレン……ドベシャァッ!!!」

 

「どっちも変わんねーだろーが」

 

バンクがいい終える前に、アクナの蹴りがバンクの顔面にクリーンヒットし、蹴り飛ばされたバンクは後ろへと転がって行く。

 

「ったく、相変わらずだなお前ら」

 

「アクナさんもお変わりないようで、少し安心しました」

 

「そうか?」

 

アクナはズボンのポケットからタバコとライターを取り出し、リート達の目の前で吸い始めた。

 

「あれ?タバコなんか吸ってましたっけ?」

 

「ん?あぁ、一時期やめてたんだけどな、アンタ達が消えた後くらいからまた吸い出したんだよ」

 

「お身体に悪いですわよ」

 

ラリカの心配を聞いて、アクナは鼻を強く鳴らす。

 

「ハッ!アタシの肺が、タバコごときの煙でダメになるかってんだよ」

 

「説得力がありすぎる……」

 

「そんなことより、とりあえず着いてきな、せっかく久しぶりに来たんだ。飯でも一緒にどうだい?」

 

アクナに連れられるまま、アクナの家にやってきたリート達は、家の煙突から煙が上がってるのが見え、目を丸くさせた。

 

「あれ?アクナさんって料理とかしましたっけ?」

 

「バカ言え、アタシが自分で料理しねぇことはよく知ってんだろ。現にアンタ達が居た頃は適当に狩った獣の丸焼きかリートの作った飯しかなかったろーが」

 

「じゃああの煙は何ですか?」

 

「ん?」

 

アクナは煙を見上げてタバコを吹かせる。

 

「あぁ、あれはハクアが飯作ってんだよ」

 

「「「ハクア?」」」

 

聞きなれない名前に、リート達3人は首を傾げる。

 

「ハクアって誰っすか?師匠」

 

「聞いた事ない名前ですわね」

 

「あぁ、そーいやあんたらには紹介してなかったね」

 

アクナは家の扉を開けて、ズカズカと中に入って行く。

 

「ハクア、帰ったよ」

 

「あ!先生!ようやく帰って来たんですね!」

 

アクナの視線の先にいたのは、くたびれたシャツを着こなし、柔らかい質感の薄い白髪で、長くはないが、顔の半分ほどを隠すように前髪を垂らした大人しげな少年だった。料理をしている為か、今はそのくたびれたシャツの上にエプロンを着用していた。

 

「あの……先生、そちらの方達は?」

 

「ん?オメェの兄弟子プラス1だ」

 

「プラス1って私のことですの!?」

 

ハクアは、ゆっくりと3人の元へ歩み寄り、握手をしようと手を差し出した。

 

「あ、じゃああなた方がリートさんとバンクさんですか。

初めましてハクア・テンサグルと言います。お二方の弟弟子に当たりますね。よろしくお願いします。そちらの猫さんはなんと呼べばよろしいですかね?」

 

ハクアの握手に真っ先に答えたのはリートだった。リートは、差し出された手を握り、優しくハクアに答える。

 

「リートだ。そして相棒のラリカと……ついでに同じギルドのバンクだ。よろしくな」

 

「オレはついでか!?」

 

「面白い人達ですね。あなた方の話しは先生からよく聞いてますよ。面白い人達っ……テガロンッ!!!」

 

ハクアのセリフが終わる前に、ハクアの頭上に強烈な痛みが走り、アクナが強烈なカカト落としを食らわせていた。

 

「余計なこと言うんじゃねぇよ。テメェはさっさと人数分の飯を用意しろ」

 

「っつー、え?でも僕2人分しか用意してませんけど?」

 

「ならさっさと残りの人数分作れボケナス」

 

「相変わらず荒い人使い!!」

 

ハクアはため息を吐きつつ、キッチンへと戻っていく。

 

「たくっ、トロトロしやがって」

 

「いや、こっちから伺ったんですし、別に構いませんけど」

 

「そうっすよ師匠!なんならこのままオレ達帰りますんで!」

 

「随分と嬉しそうだなバンク、そんなにここにいるのが嫌か?」

 

嬉しそうにしていたバンクに、アクナは圧力をかけてバンクを脅しにかかる。

 

「……そんな事ねぇっす……」

 

 




ハクアの魔法は出せる時に、一応設定は出来てるんですけど。そんなにポンポン戦わせていいものか?となったのでとりあえずは一旦置いておきます。
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