FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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よく考えることがあるんですよ。
ハーメルンでこの異名の代表的なキャラと言えばこれ!ってくらいの作品作ってる人って素直にスゲーなって、例えば自分は音竜と言えばアミク、水竜と言えばレア、大地竜と言えばグランとかですかねぇ。

皆さんの中でそーゆーのってあります?
自分もそこまで行ければ嬉しいことこの上ないですけど、過去作に氷竜とか結構いたし、すごい今更感あるしそんなにイメージとしては出てこねぇんだろうなぁって思っとります。


あれからの師匠

アクナがハクアを急かしてから十数分後、しっかりと人数分の食事がテーブルの上に並べられ、リート達は並べられた食事を味わいながら食べていた。

 

「うんめぇ!お前料理うめぇのな!」

 

「確かに、味わい深く、素材の味を殺さずに上手く調理されてる……一長一短じゃこの味は出せねぇな」

 

「素晴らしいお料理ですわ、わたくしも味にはうるさい方ですけども、これ程の腕なら認めざるを得ませんわね」

 

「ハハハ、お口に合ったようで何よりです」

 

「あんた等、久々に揃って食う飯なんだ。腹ふくれるまでしっかり食ってきな」

 

そう言って食事をとるアクナを、ハクアは嬉しそうに見続ける。

 

「?どうしたんだハクア、アクナさんの方ばかり見て」

 

「フフッ、いえ、こんなに楽しそうに食事する先生は初めて見るなぁって思いまして」

 

リートは、ハクアの言ってる意味が理解できなかった。

なぜなら今もアクナは明らかに不機嫌そうに食事をしているようにリートには見えていたからだ。

 

「楽しそう?あれが?オレには不機嫌そうにしか見えねぇんだけど……」

 

「そんな事ありませんよ。お三方が生きて帰って来たって先生が知るまで、先生、ずっと寂しそうにしてたんですから。修行中だって、食事をするときだって、特にあなた方の話を僕にしてた時の先生は、比べ物にならないくらい寂しそう……いでででで!」

 

ハクアがリートに説明していると、いきなりハクアの両頬をアクナが引っ張って言葉を遮る。

 

「余計なことしか言わねぇのはこの口か?えぇ?ハクア」

 

「いひゃい!いひゃい!おうりょくはんひゃい!(痛い!痛い!暴力反対!)」

 

「ったく、アタシはもう腹も膨れたし、軽く汗でも流してくる。あんた等はそれ、残すんじゃないよ」

 

アクナはハクアから手を離して、席から立ち上がり外へと向かい、ハクアは笑いながら自分の頬をさする。

 

「ハハハ……素直じゃないなほんと」

 

「まぁ、素直そうには確かに見えねぇけど……」

 

「でも、ホントに嬉しそうですよ先生は」

 

ハクアは、自分が見てきたアクナの 表情を思い返しながらリート達に伝える。

 

「僕があの人に弟子入りしたのは三年前、先生は、その時からいつもあなた方のことを心配していました。あなた方が居たときには先生はまだタバコ吸ってなかったんですよね?」

 

「ん?そうだな、オレが修行してたときからしてなかったぞ師匠は」

 

「一度……先生に聞いてみたんですよ。どうしてタバコやめないのかって」

 

『一時はやめてたんだけどね、心に不安があるとどーしても何かで気分を紛らわせねぇと落ち着かねぇんだよ』

 

「そう聞いた僕は、あぁこの人の中は今、消えた兄弟子の事で一杯一杯なんだなって思ったんです。

だから、あなた方が生存してるって聞いた時は嬉しかった。これでようやく僕の事も見てもらえるって」

 

ハクアは、リート達を見てにこりと笑うと、優しく穏やかに話を続けた。

 

「だから、もう先生に心配かけちゃダメですよ?今度は僕も心配してしまいますからね?せっかく会えた兄弟子達なのにって」

 

それを聞いた三人は笑顔で答える。

 

「あぁ」「おう!」「もちろんですわ!」

 

「なら、さっさと残りのご飯も食べちゃいましょう!あまり遅いとまた先生に怒られちゃいますからね」

 

 

………

 

 

「フッ!フッ!フッ!」

 

食事を終えて、先に外に出ていたアクナは、今現在食べた物を消化するために、倒立腕立て伏せを、せっせとこなしていた。

 

「こんなところに居たんですか」

 

「?あぁリートかい」

 

近くに歩み寄ってきたリートを見つけると、アクナは倒立をやめてリートの前に立つ。

 

「あいつ等は?」

 

「ハクアとラリカは後片付け、バンクは食い終わると同時に走り込みに、オレはアクナさんに聞きたいことがあってここに来ました」

 

「そうか」

 

アクナは近くにあった岩に腰掛け、隣をポンポンと触ってリートにも座るように促す。

 

「立ち話もなんだろ?まぁ座りな」

 

「失礼します」

 

リートはアクナの隣に腰掛け、森の風景をじっと見ていた。

その横でアクナはタバコを吹かし始め、落ち着いた表情でリートに声をかける。

 

「んで?聞きたい事ってのはなんだい?真面目すぎなあんたの事だ。雑談したくて、って訳じゃねぇんだろ?」

 

「単刀直入に聞きます……アクナさん、魔神って知っていますか?」

 

「!」

 

魔神と聞いたアクナは目の色を変えて、リートの両肩を強く掴む。

 

「どこで聞いた!まさか、出会ったりしてねぇだろうな!」

 

「い、いえ、まだ出会ったことはないんですけど……」

 

「そうか」

 

アクナはリートの肩から手を離して、再度タバコを吹かしていた。

 

「その様子だと、知ってるんですね。魔神のことを」

 

「スゥーーッ、あぁ、知ってる……というか、会ったこともある」

 

「!?」

 

「もうずいぶん昔の事だけどな、魔神は……アタシから夫と息子を殺した張本人だ」

 

「アクナさんの夫と息子を?」

 

「あぁ、ヤツはアタシら人間をゴミや虫のように見ているクソヤローだったよ」

 

アクナはタバコを一気に吸い込み、煙を吐き出して、恨めしそうに魔神について話す。

 

「アイツは、ただ自己満足の為だけに夫を殺し、近くにいた息子さえ手にかけた。アタシは……それを止めることが出来なかった。

ヤツの名はエレド、魔神エレドと言っていた」

 

「エレド……」

 

「悔しかった……後悔もした。三日間泣き続けた。そしてアタシは強くなってヤツに復讐すると誓った」

 

リートは、俯いてアクナに魔神を倒そうとしていることを伝えた。

 

「オレは、その魔神を倒すように言われました」

 

「!?誰からだ!」

 

「初代……妖精の尻尾の初代マスターからです」

 

「初代って……生きてんのかよソイツ」

 

「いえ、オレが出会ったのは霊体の初代でした。でも強い意思は感じました。

その人はオレの中に封印してた力を解放して、その力で魔神を倒せと」

 

「その力は今使えるのかい?」

 

「使えはしますが、ちょっと厄介でして……まだコントロールもろくに出来ていません」

 

「そうか」

 

アクナは岩から立ち上がりそこから降りると、ヒラヒラと手を振った。

 

「近い内にもう一度バンクも連れてここに来な、あんた等の腐った性根1から鍛え直してやるよ。

そのコントロールできねぇ力ってのも含めてな」

 

「それは構いませんけど……今じゃないのはどうして……」

 

「次にあんた達が来るまでにハクアをある程度仕上げておいてやる。アイツは今、自分の魔法すらコントロールしきれていねぇからな、そっちが優先だ」

 

「そういえば……ハクアの魔法って一体」

 

「次来たときに教えてやるさ、とりあえず今日の所はあんた等三人はとっとと帰んな、久しぶりに会えて、嬉しかったよ」

 

そう言ってアクナは一足先に小屋へと戻って行った。




何か……どんどんシリアスになってギャグ要素なくなってきた……
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