FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」 作:タイキック新
リート達がアクナへの挨拶を終えてマグノリアに到着しギルドへと帰る途中、とある建物の前でマカオとワカバが呆れたように立ち尽くしてる姿を見つける。
「何やってんだ?2人とも」
「何かトラブルですの?」
「なんだなんだ?」
「おぉ、オメーらお帰り」
「いや、実はよぉ、ここの
「何!?喧嘩か!だったらオレも混ぜろよぉ!」
マカオの話しを聞き、バンクは嬉しそうに鬼のギルドの建物へ入って行った。
「オイ待て!バンク!戻ってこい!」
「お前まで参加したら余計ややこしくなるだろ!」
バンクを制止しようとするマカオとワカバの2人とは裏腹に、リートとラリカは黙ってバンクが突入するのを見届けていた。
「いいんじゃねぇか?別に」
「そうですわね」
「おいおい、オメーらまで」
「だって、オレらがここを通りかかる前から既に騒がしかったんだろ?だったら今更バンクが混ざっても一緒だって」
「右に同じですわ。
さて、わたくしは先にギルドに戻ってお茶でもしてますわねぇ〜」
ラリカは、翼でさっさとギルドへと帰って行った。
「うーん……いっその事他の奴らも呼んで、向こうが「もう勘弁してください!」って言うまで全員で大暴れでもするか?」
「「それだけはやめろ!」」
「因みに今誰がいるんだ?」
「マスターとエルザとミラちゃんに……今バンクが混ざったところだ」
「話し合いする気なくね?」
そうして、表からギルドを見上げていた3人の近くへ、ナツとハッピーがやってくるが、どうにも様子がおかしかった。
「?おうナツ、ハッピー、いい仕事の話しは貰えたか?」
「ナツ!!何でオメェがココに!!!」
「オマエ確かルーシィとアカリファに!!まさか混ざる気かオメェ!!!」
「よせっ!タダでさえバンクが混ざってややこしいのに!余計に面倒くさくなる!!!」
だが、ナツとハッピーからの返事はなく、ただボーッとしながらギルドへと歩いて行った。
「……な、なんだアレ」
「さぁ?」
「……」
それからギルドに戻ったリートは、気のない表情で机に倒れ込むナツとハッピーの首根っこを掴んで表へ引きずり出す。
「おぉぉぉお?!」
「なになになにぃ!?」
「んで?お前ら何があった?つーかルーシィはどうしたよ?」
リートの問いかけに、ナツは下を向いて俯いてしまった。
「?」
「リートー、あのね」
そしてナツの代わりにハッピーが今回あった事の顛末を教えてくれた。
この7年の内にルーシィの父親が死んでしまっていた事、それを知ったルーシィが落ち込んでしまったこと、そのルーシィを励ますことすら出来なくて今に至ることなど、それを聞いたリートは座り込むナツの肩と、ハッピーの頭に優しく手を置いた。
「だったら、お前らのやる事はもう分かってんじゃねぇか?仲間が落ち込んでたら励ますのは悪いことじゃない。どうやって励ましてやるか、だろ?」
「リート……」
「元気出せ、大丈夫だ。あいつだって十分強い、あとはきっかけ1つ作ってやればいいだけさ」
リートは1つの依頼書を渡す。
「本来皆で行こうと思ってた仕事だけど、お前らがルーシィ誘って行ってこい。きっと元気になるさ」
ナツは笑ってリートの持っていた依頼書を受け取ると、ナツの顔に明るさが戻る。
「おぅ!ありがとな、リート」
「オイラ達、ルーシィを誘って行ってくるよ!」
ナツはリートの前に手を差し出し、察したリートはナツの手を叩いて笑顔になる。
「おう!しっかりやってこい!」
ナツとハッピーが、ギルドを飛び出し出ていく姿を見送ったリートは、またギルドの中へと戻って行った。
やっと次回からアニオリですわぁ〜