FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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今回はバンクの魔法についてとバンクVSリートを少し書きます


撤退

『ファントムロードギルド』

 

「ぬあぁぁぁっ!!!!漢漢!!漢!!!漢なら...漢だぁぁぁ!!!!」

 

エルフマンが叫びながらファントムの一人をボコボコに殴り飛ばす

 

「うわぁ!!」

 

「何言ってんだアイツ!!!」

 

「なんだあの手は!!?」

 

ファントム一味はエルフマンの腕を見て驚愕している

 

「テイクオーバーだ!!あの大男、腕に魔物をテイクオーバーさせてやがる!!!」

 

「そ...そんな魔法あんのかよ...」

 

 

 

「エルフマン!!!倒した魔物の力を腕に吸収させていく...ビーストアームのエルフマンだ!!!!」

 

 

 

その騒ぎの中マカロフは1人最上階に向かう

 

「エルザ!!!ここはお前達に任せる」

 

「マスター!!」

 

「ジョゼはおそらく最上階ワシが息の根を止めてくる」

 

そう言うとマカロフは最上階へと走り出す

 

「へへっ一番厄介な相手が消えたところで俺も一暴れしようかね」

 

マカロフが去っていくのを見たガジルはバンクのように柱から飛び降り戦闘に参加する

 

「はぁぁぁ!!」

 

ナブとウォーレンがファントム一味と共に鉄の腕で頭を殴られる

 

「ナブ!!ウォーレン!!」

 

「なんだアイツ自分の仲間までやりやがった」

 

「来いい!!!クズ共!!!鉄の滅竜魔導士ガジル様が相手だ!!!」

 

 

‥‥

 

 

「お?ガジルの野郎もおっぱじめやがったな」

 

バンクがガジルの方を向いた瞬間リートはバンクとの距離を詰め拳を構えていた

 

「よそ見してんじゃ...ねぇ!!!」

 

 

ブゥン!!!

 

 

バンクの顔面にパンチを放ったリートだがバンクはバク転でそれをかわしリートの拳は空をきった

 

「ハッ!!そんな突きは目をつぶってたって避けれんだよ!!」

 

ツルっ

 

「なっ!!?」

 

「氷竜の陣円」

 

バンクの足元に氷を張りそのままもう一度リートは距離を詰めた

 

「氷竜の硬拳!!!」

 

「ぐあっ」

 

バンクは顔面を殴られそのまま後ろの壁へと吹っ飛んだ

ドカン!!がらがらがら...

 

「マジかよ...バンクさんがぶっ飛ばされるところなんて俺、初めて見たぞ」

 

「お...俺もだ...あの青髪やべぇぞ」

 

 

 

「やるな、リートのやつ」

 

「さすがだ」

 

ガラガラガラ

 

「ハハッやっぱお前おもしれぇな!!もっとやろうぜ!!!」

 

「ナツをさらに面倒くさくしたような性格だなあの野郎」

 

「お前の魔法も披露してもらったし、今度は俺が魔法を披露してやるよ♪」

 

するとバンクがつけていたバンダナ、グローブ、靴が赤色に変化する

 

「なんだ...イメチェンか?」

 

「フッw」

 

バンクがリートに向かって走りだし強烈なパンチを放つと

 

 

ボン!!!

 

 

「!!?」

 

バンクの拳が爆発しその勢いで今度はリートが後ろの壁に吹き飛んだ

 

「リート!!!」

 

思わず近くにいたエルザがリートに叫ぶ

 

 

「俺の魔法、拳闘士(ファイター)...込める魔力によって属性の付与(エンチャント)と身体能力をアップすることができる魔法だ...

 

ちなみにバンダナを利用するとこんなこともできるぞ」

 

バンクが魔力を込めると今度はグローブが緑色に変わる

 

 

 

 

「風乱拳」

 

 

 

正拳突きの構えからバンクは拳をリートのいた壁に突き出すと拳の先からいくつもの風の塊がリートを襲う

 

ズガガガ!!

 

「どうだ?スゲェだろ、さぁ!!お前ももっと本気で来いよ!!!」

 

リートは身体中に氷の膜を張りバンクの攻撃を防いでいた

 

「こんな攻撃...他の奴ならくらわねぇぞ!!!」

 

風の連激から抜け出したリートは氷の柱を作り投げ飛ばす

 

「おぉぉらぁ!!!」

 

「ハッ!!サイコーだなオマエ!!!!」

 

バンクはまた赤いグローブに変えると氷の柱を殴り爆発で粉々にする

 

「さぁもっとやろうぜ」

 

「上等だ...二度と喧嘩ができねぇ身体にしてやる」

 

 

‥‥

 

 

「漢はぁー!!!クズでも漢だぁー!!!!」

 

エルフマンがガジルに殴りかかるがガジルは鉄に変えた腕で攻撃を防いだ

 

「ギヒッ」

 

そのままガジルは右、左とパンチを繰り出すがエルフマンはそれをかわし最後のまわし蹴りも受け止めた

 

「ほぅ、なかなかやる」

 

「漢は強く生きるべし」

 

「じゃあこんなのはどうだ?」

 

ガジルの足からいくつもの鉄が生えて仲間を巻き込みながら攻撃する

 

「うげぇ」

 

「がふっ」

 

エルフマンはギリギリでかわすがガジルから頭に強烈なパンチをもらう

 

「ぐほぉ」

 

すると倒れそうになるエルフマンを踏み台にしナツがガジルに殴りかかる

 

 

 

「ガジルーーーー!!!!」

 

 

 

ナツに殴られたガジルはそのまま後方へと吹っ飛んだ

 

「おい、ガジルのやつまで...」

 

「あの二人がぶっ飛ばされるのなんて初めて見たぞ」

 

 

 

「俺がフェアリーテイルのもう一人の滅竜魔導士だぁ!!!!」

 

 

 

「エルフマン!!!コイツ俺に寄越せ!!」

 

「貴様!!漢と漢の勝負を...」

 

「ふっwそれが本気か?火竜」

 

「安心しろよただの挨拶だ...竜の喧嘩の前のな」

 

ゴゴゴゴ

 

乱闘をしているとギルド全体が震えだす

 

「な、何だ!?」

 

「地震か!!?」

 

「うちのマスターも今回ばかりはぶちギレてんだこれくらいなって当たり前だ」

 

「ハッハー!!そいつはスゲェ!!!是非とも手合わせ願いたいもんだ!!!」

 

しかし、地震が起こって数分のうちにマカロフが最上階から降ってくる

 

「マ....マスター...」

 

「あ‥‥あうっ...ワシの魔力が...」

 

「マスター!!!」

 

マカロフに意識が向いたリートにバンクは容赦なく攻撃する

 

「おいおい、こんな時によそ見ってのはないんじゃないか?」

 

「しまっ..」

 

ドカァン!!!

 

バンクは今まで以上の爆発をリートにぶつけてリートは壁に吹き飛ばされピクリとも動かなくなる

 

「リートー!!!」

 

ラリカはリートに近づくがリートは目を覚まさない

 

「リート!!!くっ撤退だ!!!」

 

エルザはマカロフをかつぎ撤退を命ずる

 

「ちぇっ...もうお楽しみはおしまいかよ」

 

「ってことは任務達成か?案外早かったな」

 

ガジルとバンクは引き下がった

 

そして、その近くにエレメント4でマカロフを倒した張本人アリアがやってきた

 

 

「悲しい...」

 

「アリアか」

 

「相変わらず不気味なヤローだ、よくあのジジイをやれたな」

 

「全てはマスター・ジョゼの作戦...素晴らしい!!!」

 

アリアは泣き出した

 

「にしても面白かったなぁ氷竜の奴また戦ってみてぇ」

 

「勝ったってのにまだ戦う気かよ」

 

「ああ、アイツはまだ本気じゃなかったみたいだからな」

 

そんな話をガジル達がしている中リートは意識を取り戻す

 

 

(...やべっ...少しとんでた...クソッ俺は...負けたのか)

 

 

「で?ルーシィとやらは捕まえたのか?」

 

「本部に幽閉している」

 

ピクッ

 

リートとナツが反応した

 

「ガジルー!!!」

 

「いずれ決着をつけようぜ火竜」

 

ガジル、バンク、アリアは消えていった

 

それと同時にリートが起き上がる

 

「リート!!無事でしたのね!!!」

 

「ああ、すまんラリカ、一緒に来てくれ」

 

「え?...ええ」

 

 

「ナツ!!!聞こえたろ!!!」

 

 

「ああ!!!」

 

ナツはファントムの一人を捕まえて引っ張っていく

 

「ナツ!!!どうするの!!?」

 

ハッピーがそれを追いかけ、リートとラリカもついていく

 

「ルーシィが捕まった...今から助けにいくぞ」

 

「え!?」

 

フェアリーテイルのメンバーはそれどころではなく撤退にせんねんする

 

「レビィ達の仇をとるんだ!!!こんなところで退けるかよ!!!」

 

グレイがまだ戦おうとするがエルザが震えながらもそれを止めた

 

 

 

「頼む...」

 

 

 

「エルザ...」

 

「今は退くしかないんだマスターが抜けた穴は大きすぎる」

 

 

・・・

 

 

「言えよ ルーシィはどこだ」

 

「し、知らねぇよ誰だよそいつ!!」

 

ゴオオオ

 

「アチチチチ!!」

 

「言えよ」

 

「これ以上仲間を傷つけられたらテメェを灰にしちまいそうなんだ」

 

「俺だって相当キテる...最悪テメェ...死ぬかも知れねぇぞ」

 

ナツとリートがドスのきいた声でファントムの一人を脅す

 

「本当に知らねぇ!!けど俺達の本部ならこの先の丘にある!!!そこかも!!!!」

 

リート達は急いでファントムの本部に向かった

 




今回はここまでです。次回はルーシィの救出からにするつもりです。バンクとリートの対決はいかがでしたでしょうか?ファントム編で次もまた戦わせようか考えてるので楽しみにしててください

そろそろまた、ファントム編が終わった辺りのきりがいいところでオリジナルの話しを作るつもりですのでアンケートを実施しようと思いますので協力お願いします もちろん前回のアンケートで選ばれなかった話も解答欄に入れさせてもらいます

  • ルーシィがリートの家に招待される
  • バンクのオリジナルの話し
  • リートとミラのデート回
  • 前回アンケートの3~5番目の話し
  • そんなのいいから本編はよ

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