FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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星霊王編...やらなくてもよかったかな?と思う今日この頃ですが、まぁやっちゃったものはしょうがないしこのままやっちゃえ!!気にしたら負けだ!!

ってなわけでまだしばらくバトルシーンは出せないかも...


引退

『魔法評議会裁判所』

 

 

 

ファントムとの件によりマスターであるマカロフが裁判に立たされているのだが...

 

 

 

「ぐがぁぁぁ ぐごぉぉぉ...ふごっ」

 

 

 

 

 

「あの...マカロフさん...」

 

 

 

「!? はい!!なんでしょう!!」

 

 

 

「裁判中なのですが...まさか寝てたりしてませんよね?」

 

 

 

「滅相もない!!!ふぉほほほ!!!」

 

 

 

マカロフは慌てた表情でごまかした

 

 

 

その行動に評議院のメンバーは頭を抱える者、鼻で笑う者、怒りで飛びかかりそうになっている者など様々なものがいた

 

 

 

 

 

‥‥

 

 

 

 

 

裁判は終わりマカロフは廊下で評議院の一人ヤジマと話をしていた

 

「ファントムロードの解散...ジョゼの聖十の称号剥奪...そこまでは予想通りじゃ」

 

「しかしワシらフェアリーテイルが〈無罪〉とは思いきった判決じゃのう」

 

 

「感謝せぇよマー坊、ワスも弁護スたけぇねぇ」

 

「恩にきるわいヤン坊 ギルドが直ったら一度遊びに来なさいよ、ラーメン奢っちゃる」

 

「妖精ラーメン チャースー12枚のせで頼むわい」

 

マカロフは渋った顔をする

 

「12枚は多すぎじゃろォ」

 

「今回の件もギルド間抗争禁ス条約違反第4条から」

 

 

 

「わーーったわい!!!20枚でも30枚でものせてやる!!!」

 

「チャースーは12枚じゃ」

 

「まぁ...本当助かったわい」

 

「もう無茶するなマー坊」

 

「ん?」

 

「最近のフェアリーテイルの狼藉ぶりは目に余る...とっとと引退せんと身がもたねぇよ」

 

 

・・・

 

 

『フェアリーテイルギルド』

 

「今日から仕事の受注を再開するわよー仮説の受付カウンターだけどガンガン仕事やろーね!!!」

 

ミラの説明が終わるとフェアリーテイルのメンバーが駆け寄ってきた

 

「うおおおっ!!!仕事だ仕事ー!!!」

 

その様子をルーシィとリートはカウンターの椅子に座りながら見ていた

 

「なにアレェ普段はお酒呑んでダラダラしているだけなのにぃ」

 

「あはは」

 

「シャクシャク...まぁいいじゃねぇか、皆も改装作業で色々とうっぷん溜まってたんだろ」

 

かき氷を食べるリートにミラは話しかける

 

「リートは仕事受けないの?」

 

「今のところ一人で行く気はねぇかなぁ指名があればやるけどな」

 

「そういやロキはいないのかなぁ」

 

「あーあ...ルーシィもとうとうロキの魔の手にかかっちゃったのね」

 

「マジでか」

 

「違います!!!」

 

「なんか...鍵見つけてくれたみたいで...一言お礼したいなって...」

 

 

「あーその件か」

 

「見かけたら伝えておくわ、それより鍵落として星霊に怒られなかった?」

 

ルーシィは苦い顔をしてその時の状況を思い出す

 

「怒られるなんて騒ぎじゃなかったですよ...思い出しただけでおしりが痛く」

 

「あらら」

 

ルーシィが尻を抑えて話しているとラリカとナツ、グレイ、ハッピーがやってくる

 

「リート、何のお話をしてますの?ってルーシィ...どうかしましたの?」

 

「星霊にこっぴどくやられました、めでたしめでたしって話しだ」

 

「めでたくないわよ!!!」

 

 

「冷やしてやろうか?」

 

「さりげないセクハラよそれ」

 

 

「ルーシィ赤いお尻見せてー」

 

「堂々としたセクハラよそれ!!!」

 

 

「もっとヒリヒリさせたらどんな顔するかなルーシィ」

 

「鬼か!!!オマエは!!!」

 

 

そんな話しをしていた直後ナツの頭に机が飛んでくる

 

 

「もう一ぺん言ってみろ!!!!」

 

机が飛んできた方に目をやるとエルザがラクサスに怒鳴っていた

 

「エルザ?」

 

「この際だハッキリ言ってやるよ 弱ぇやつはこのギルドに必要ねぇ」

 

「貴様...」

 

「ファントムごときになめられやがって、恥ずかしくて外も歩けねぇよ」

 

「S級のラクサス」

 

「あんにゃろう、帰ってくるなり好き放題言いやがって」

 

「...」

 

そしてラクサスはレビィ達に指を差す

 

「オメーだよオメー」

 

「元はと言えぁオメーらがガジルにやられたんだって?つーかオメーら名前知らねぇや誰だよ?」

 

「情けねぇなぁオイィ!!」

 

レビィ達は悔しいが何も言い返せなかった

 

「ひどい事を!!」

 

 

ピキィン!!!

 

 

いきなり人を除いたカウンターの周りが氷付けにされる

 

「何!!?」

 

ルーシィが横を見るとリートが全身から冷気を放っていた

 

ガタッ

 

リートが椅子から立ち上がりラクサスの方へ歩み寄る

 

「なんだ、リートかよ」

 

「ラクサス...テメェいい加減にしろよ」

 

「何がだ?俺は本当の事を言っただけだぜ?」

 

「何がファントムになめられて恥ずかしくて外も歩けねぇだ、戦争に参加すらしてねぇ奴が好き放題言ってんじゃねぇぞ」

 

「仕方ねぇだろ?こっちは仕事だったんだ、だいいち何で俺達があのジジイのケツを拭いてやらなきゃいけねぇんだ」

 

「逃げたんだろ?」

 

「あ?」

 

「仕事を言い訳に戦争に参加しなかった...つまりお前はファントムが怖くて逃げたんだろ?

だったら戦う意思を見せたレビィ達の方がオマエなんかよりよっぽど強いぜ」

 

「なんだと?」

 

ラクサスが雷を全身から出して立ち上がる

 

「フン、図星つかれてキレたか?」

 

「へっ、そういやテメェ、俺が今のままマスターを引き継いだら蹴落としてでもお前がマスターになるって言ってたな?なんなら今決着をつけようぜ」

 

「上等だ表にでやがれ。ボコボコにしてやるからよ」

 

 

 

「やめなさい二人とも!!!」

 

ミラは怒鳴って二人を止める

 

「もう全部終わったのよ 誰のせいとかそういう話しだって初めからないの戦争に参加しなかったラクサスもお咎めなし...マスターはそう言ってるのよ」

 

「そりゃそうだろ俺には関係ねぇことだ ま、俺がいなけりゃこんな不様な目にはあわなかったがな」

 

リートはまた冷気を放出する

 

しかしリートではなくナツが殴りかかる

 

「ラクサス!!!テメェ!!!」

 

しかしラクサスはナツの攻撃を軽々とかわす

 

「ナツ、今のテメェじゃラクサスには勝てねぇよ」

 

「んだとォ!!!」

 

「俺がギルドを継いだら弱ぇ者は全て削除する!!そして歯向かう奴も全てだ!!!」

 

ラクサスはリートを指差す

 

「リート、お前は絶対に削除してやるよ」

 

「...こっちから願い下げだ」

 

 

 

「最強のギルドをつくる!!!誰にもなめられねぇ史上最強のギルドだ!!!!」

 

 

 

ラクサスは笑いながら去っていった

 

「くっ...」

 

リートは凍らせた物を全て元にもどした

 

「継ぐって何をぶっとんだこといってんのよ」

 

「それがそうでもないんですのよ」

 

ルーシィは椅子に座り直しラリカの話を聞く

 

「ラクサスはマスターの実の孫だから次のマスターになる可能性も高いんですわ」

 

「えーーーーーーっ!!!」

 

「...でもアタシは嫌だな..仲間の事をあんな風に思ってる人がマスターになるなんて」

 

ミラも会話に参加する

 

「だからマスターもなかなか引退できないんじゃって噂なのよ」

 

「あの人がまともになるのを待ってるってこと?」

 

「あくまで噂ですわ...でも、どうせならリートがマスターになるなら私は面白そうだから推薦いたしますわよ」

 

リートはカウンターに戻ってきた

 

「そんな柄じゃねぇよ俺は、ラクサス以外がマスターになるなら喜んで俺はそいつを推すね」

 

「あら、もったいないw私はリートがマスターでも良いわよ♪」

 

「ミラまで...」

 

リートは困った顔をする

 

「あんのヤロォ」

 

ナツはラクサスが去った方を睨み付けていた

 

「もういい、あいつに関わると疲れる」

 

エルザは諦めた顔をして話を変える

 

「それよりどうだろう仕事にでもいかないか?」

 

「え?」

 

「もちろんリートとグレイ、ルーシィも一緒だ」

 

「え!!?」

 

「はい!!?」

 

「俺もか?」

 

「アイゼンヴァルドの件から常に一緒にいる気がするしな、この際チームを組まないか?」

 

「私たち5人...ハッピーとラリカを入れれば7人か」

 

「わぁ♪」

 

ルーシィとハッピー、ラリカは嬉しそうな顔をしてナツとグレイは少し嫌そうな顔をする

 

「このメンバーか...嫌な予感しかしねぇのは俺だけかな...」

 

フェアリーテイルの最強チームの正式決定にギルド内が騒ぎだす

 

「フェアリーテイル最強チーム正式決定だぁー!!!」

 

「いいぞー!!」

 

「てかルーシィ最強か?」

 

「俺はアクエリアス出されたら勝てる気がしねぇ」

 

「確かに」

 

ナツとグレイはにらみ合う

 

「「こいつと...」」

 

「不満か?」

 

「「いえ嬉しいです」」

 

(俺は不満だ...)

 

リートはそう思うが口には出さない

 

「早速仕事だ!!!ルピナス城下町で暗躍している魔法教団を叩く」

 

「行くぞ!!!」

 

「「「おおおっ!!!」」」

 

 

・・・

 

 

夜マカロフは改装途中のギルドの上で酒を呑んでいた

 

ぐびぐび

 

「ぷはぁーっ」

 

「...引退...か」

 

「ギルドも新しくなる...ならばマスターも次の世代へ...」

 

「ラクサス...あやつは心に大きな問題がある」

 

「ギルダーツは無理だしのう」

 

「ミストガン...ディス・コミュニケーションの見本みたいなやつじゃ...」

 

「だとすると...まだ若いがリート...もしくはエルザ...」

 

マカロフが考え事をしてるとしたからミラが声をかける

 

「マスターこんなとこにいたんですか~」

 

「ん?」

 

「またやっちゃったみたいです~」

 

「は?」

 

ミラはマカロフに向けて一枚の紙を見せた

 

「リート達が仕事先で街を半壊させちゃったみたい」

 

マカロフは絶望の顔をする

 

「評議院から早々に始末書の提出を求められてますよ~...あれ?マスター、どうしました?」

 

 

「引退なんかしてられるかぁ!!!!」




今回はここまでです

ラクサスとリート...どうしても仲良くさせれない...とりあえずバトル・オブ・フェアリーテイル終わらせるまではこの調子になりそう...

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