FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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文章作るってやっぱり難しいですねぇ、現在過去作から少しずつ訂正してますけど…いやぁ、これがまた大変w
前文とかは、うっかりネタバレしてしまっても読みづらくするためにわざと改行を少なく、
句読点も少なめにやってるので訂正してないですけど…それでもまぁ大変でwなんとか頑張ってる主であります。


告白

「面白い、見せてもらおうか

ドラゴンの魔導士の力を」

 

ジェラールが話し終えると、ナツが、リートよりも先に、腕に炎を纏って飛び出す。

 

「ナツ!!!」

 

 

「うおおおおおぉ!!!!!」

 

ナツが、ジェラールに向かって拳を振るうが、ジェラールは、紙一重で攻撃をかわす。

 

しかし、ナツは拳をふった勢いを利用し、空中で体をひねり、ジェラールの顔に蹴りをヒットさせる。

 

 

ゴボォ!!!

 

「!!?」

 

ジェラールが、ナツの攻撃をくらう所を見て、リートは驚いた表情をする。

 

 

ナツはその勢いのまま、ジェラールの、腹、顔、アッパー、と殴り続けた。

 

連激を浴びせ続けるナツ、だが、ジェラールはナツの攻撃を、ただ受け続けている。

 

「…おかしい……エルザに圧倒してたはずのアイツが、今さらナツの攻撃に、手も足も出せねぇ訳がねぇ…」

 

そうリートが呟くが、それでも、ナツが優勢な状況に変わりはなかった。

 

「!!?まさか!!!あの野郎!!ダメージを受けてねぇんじゃ?!!」

 

リートは、ナツ達の所に、勢いよく駆け出す。

 

「どけ!!ナツ!!」

 

 

「!?」

 

ナツが、振り返った時には、リートはすぐ後ろに来ており、ナツの頭を抑え飛び上がり、ジェラールの頭上から、足に氷を纏わせて、蹴りを入れる。

 

「氷竜の鉤爪!!!」

 

 

「ぐっ…」

 

 

「からの、氷竜の硬拳!!!」

 

ジェラールは、リートの攻撃で、後方へ吹き飛ぶ。

 

ジェラールが倒れても気にも止めず、リートは、更に攻撃を仕掛ける。

 

「潰れろ!!氷竜の柱弾!!!!」

 

特大サイズで作られた氷の柱を、リートは、ジェラールに向かって、放つ

 

(どうだ…)

 

しかし、氷の柱が崩れると、中から服だけ破れた無傷のジェラールが、現れた。

 

「それが、おまえ達の本気か?」

 

 

「ぐっ……」

 

「やっぱり、微塵も堪えてねぇな…」

 

ナツもリートも、攻撃を与えてもダメージがまるでないことに、悔しそうに表情を変える。

 

「この手で消滅させちまう前に一度、滅竜魔導士の破壊力を味わってみたかったんだが…」

 

「この程度なら恐れるに足らんな」

 

 

「なんだとぉー!!!」

 

ナツの掛け声で、リートも、ナツと同時に、ジェラールに向かって飛び出す。

 

「よくも儀式の邪魔をしてくれたな、オレの天体魔法のチリにしてやるぞ」

 

流星(ミーティア)!!!!」

 

ジェラールは、光のオーラに包まれ、その瞬間、ジェラールは、光速で飛び回り始めた。

 

「早ぇ!!」

 

 

「くそっ…目で追いきれねぇ」

 

ナツもリートも、翻弄される中、ジェラールは、ナツの後ろに回り込み、肘打ちを入れる。

 

「ぐわぁ!!」

 

「ナツ!!!」

 

リートが、ナツの居る方向を向くと、既にジェラールは、その場から消え、リートの腹を殴っていた。

 

「かはっ」

 

ズガガガガガ

 

 

「がぁっ!!」

 

「ごぉっ!!」

 

ナツもリートも、ジェラールの動きについていけず、殴られ続ける。

 

「このっ!!」

 

「おらぁ!!」

 

二人は、ジェラールに向かって、パンチを繰り出すが、ジェラールは、難なくかわす。

 

(こういう時は、目で追っていたらダメだ…)

 

リートは、目を閉じて、視覚以外の全ての感覚を、研ぎ澄ませる。

 

ナツも、同じ事を考え、二人とも目を閉じていた。

 

「集中しろ…敵は何も消えた訳じゃねぇ…必ず攻撃は当たる…」

 

ナツとリートが、目を開き、同じところにパンチを放つ。

 

「「そこだ!!!」」

 

しかし、二人のパンチは空をきり、ジェラールは、更にスピードをあげた。

 

「まだ速くなるのか!!?」

 

(これじゃあ、もう氷陣闘戦場を使っても、ついていけねぇぞ…)

 

 

「おまえ達の攻撃など、二度と当たらんよ」

 

ズガガガガガ!!

 

「「ぐわぁぁぁぁ!!!!」」

 

二人は、ジェラールの攻撃で、地面に倒れる。

 

「とどめだ。お前達に本当の破壊魔法を見せてやろう」

 

ジェラールは、空高く飛び上がった。

 

「七つの星に裁かれよ」

 

 

 

七星剣(グランシャリオ)!!!!!」

 

 

 

ナツとリートの上から、無数の光が降り注ぐ。

 

ズドドドドド!!!

 

全ての光が、降り注ぎ終わると、ボロボロのナツと、同じく、ボロボロになったリートが倒れていた。

 

空中から、降りてきたジェラールが、二人の姿を確認する。

 

「隕石にも相当する破壊力を持った魔法なんだがな…よく体が残ったもんだ」

 

 

「ちょっと待てよ…まだ……死んでねぇぞ…コラ…」

 

 

「!?」

 

ジェラールが振り返ると、リートが立ち上がっていた。

 

「まだ立てるのか」

 

 

「はぁ…はぁ…当たり前だ……ごほっ…」

 

リートは、ジェラールを睨み付けるが、立っているのでやっとの状況であった

 

「大したものだ、体が残っただけでも相当だと言うのに、立ち上がるとはな」

 

 

「はぁ…はぁ…一つ…聞かせろ……」

 

「なんだ」

 

「てめぇ、ーーー、じゃねぇよな?」

 

 

「?誰だそいつは」

 

リートが、ジェラールに言った名前に、ジェラールは聞き覚えがなかった。

 

 

「いや…いい…だったら人違いだ…」

 

 

「そうか…ならば、貴様は、もう倒れていろ!!!!」

 

「流星!!!」

 

ジェラールは、光のオーラを纏い、リートの腹に体当たりする。

 

「ごほっ…」

 

バタッ

 

リートは、ジェラールの攻撃により、倒れた。

 

「タフな男だ…それにしても少しハデにやり過ぎたか、これ以上Rシステムにダメージを与えるのはマズイな……魔力が漏洩し始めている」

 

「急がねば」

 

ジェラールは、倒れているエルザを見る。

 

「なぁ、エルザ」

 

そして、ジェラールが、エルザに近づこうとすると、小さな石が足元に当たる

 

「!」

 

石が、飛んできた方を見ると、ナツが残ったわずかな力で、石を投げていた。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 

そして、ナツの投げた石が、ジェラールの胸に当たる。

 

「へへ…当たったぞ…攻撃…」

 

ナツは、残りの体力で立ち上がろうとする。

 

「この塔…つーか水晶?壊されちゃマズイって訳か…」

 

「運が悪かったな!!!!」

 

ナツは、炎を拳に纏い、床を殴って魔水晶を壊す。

 

「よせ!!!」

 

 

「どうしたよ?テメェ、ずいぶんと必死に止めるじゃねぇか……」

 

ジェラールが、視点を変えると、リートも立ち上がって、足に氷を纏い、魔水晶の床を踏みつけて、壊していた。

 

「やめろ!!!!」

 

 

「あいにくだったな」

 

「壊すのは得意なんだ、フェアリーテイルの魔導士は」

 

ナツとリートは、二人並んで肩を合わせる。

 

「燃えてきたぞ、今までで最高にだ」

 

「まだ、テメェを片付けるだけの魔力は残ってるぞ」

 

 

「きさまらぁ~~~~」

 

ジェラールは、立ち上がった、ナツと、リートを、睨み付ける。

 

「一瞬で終わらせてやる。立ち上がったことを後悔しながら地獄へ行け」

 

 

「上等だ。やってみろよ」

 

「しぶとさには自信があるんだ。やれるモンならやってみやがれ」

 

ジェラールは、無数の光線を、二人に向けて撃つ。

 

サッ

 

バッ

 

二人は、攻撃が当たる前に、それぞれかわしていく。

 

「おっと」

 

「よっ」

 

「来いやぁ!!!」

 

「どうした!!当ててみろよ!!」

 

二人が、光線を、かわし続けて、背中合わせになった瞬間、ジェラールは、特大の光の球体を、ナツと、リートに、ぶつける

 

「ぐぎぎぎっ…」

 

「こっ…のっ…」

 

ズガガガガガ

 

二人は、光の球体を受け止めていた。

 

そして、戦闘の音により、気絶していたエルザが、目を覚ました。

 

「「だぁっ!!!!」」

 

二人は、光の球体を、自力で欠き消した

 

 

「ぜぇ…はぁ…どうしたよ?…塔が壊れるのが心配で本気でねぇのか?」

 

 

「はぁ…はぁ…全然効かねぇなぁ」

 

 

「いつまでも調子にのってんじゃねぇぞ!!!ガキ共が!!!!」

 

ジェラールが、二人に衝撃波を放つと、勢いよく、二人は吹き飛ばされる。

 

「ぐっ…」

 

「がっ…」

 

「ナツ!!リート!!」

 

ナツとリートは、途中で体制を立て直し、床に向かって攻撃する。

 

「火竜の…」

 

「氷竜の…」

 

「煌炎!!!」

 

「凍柱!!!」

 

ドゴォォォン!!!!

 

「あいつら…塔を…」

 

エルザも、意識がハッキリして、状況を理解し始めてきていた。

 

塔を壊し続ける二人を見て、ジェラールの怒りは、どんどんと溜まっていく。

 

「オレが……8年もかけて築き上げてきたものを……貴様等ぁ…!!!」

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ…」

 

「ゲホッゲホ…」

 

ナツもリートも、もはや、気力だけで立っている状態だった。

 

(ナツ…リート…お前達……立っているのもやっとじゃないか)

 

エルザは心配そうに、二人を見ていた。

 

 

「許さんぞぉ!!!!」

 

ジェラールは、腕を上に上げて、頭の上でクロスさせる。

 

その瞬間、ジェラールの魔力が、一気に膨れ上がった。

 

ドッ!!

 

「うわっ」

 

「ぐっ…」

 

「くっ…」

 

 

「なんだ、この魔力は…気持ち悪ィ…」

 

「明らかに…ヤバイ技がくる…」

 

 

「無限の闇に落ちろ!!!!ドラゴンの魔導士!!!!」

 

 

エルザは、ジェラールの放つ魔法に、危険を感じたのか、ナツとリートの前に立って、壁になろうとする。

 

「貴様に私が殺せるか!!!?」

 

 

「「!!!」」

 

 

「ゼレフ復活に必要な肉体なのだろう!!!?」

 

 

「あぁ、おおよその条件は、聖十大魔導にも匹敵する、魔導士の体が必要だ」

 

「しかし、今となっては、別にお前でなくてもよい」

 

 

「!!」

 

「三人そろって、砕け散れ!!!!」

 

ジェラールは、攻撃をやめようとせず、頭上に黒い球体ができ、だんだんと大きくなっていく。

 

「どけ!!!エルザ!!!」

 

「そこから離れろ!!!」

 

ナツとリートは、必死に、エルザに呼び掛ける。

 

「お前達は何も心配するな、私が守ってやる。」

 

 

「「やめろぉぉぉぉ!!!!!」」

 

 

 

 

「天体魔法!!!暗黒の楽園(アルテアリス)!!!!」

 

 

 

ジェラールは、腕を振り下ろすと、頭上にあった黒い球体が、エルザに向かって放たれる。

 

ドパパパパパ!!!!

 

「「エルザァァァァァ!!!!!」」

 

暗黒の楽園の攻撃が収まり、黒い球体が消えると、そこには、ボロボロのシモンが立っていた。

 

「シモン…」

 

 

「エル…ザ…」

 

ドサッ

 

「シモーーン!!!」

 

シモンは、力尽き、倒れてしまった。

 

「まだウロウロしてやがったのか、虫ケラが」

 

 

「「………」」

 

エルザは、シモンに駆け寄り、ナツとリートは、放心状態になっていた。

 

「何でお前が!!!逃げなかったのか…シモン!!!」

 

 

「よ…よかっ…た…いつか…お…お前の…役に…立ちたかっ…ゲホッガファ」

 

 

「わかった!!いいからもう喋るな!!!」

 

 

「おまえは…いつも……優しくて……やさしくて……」

 

 

「シモン…」

 

 

(大好き…だった…)

 

そして、シモンは、エルザの腕の中で、命を落とした。

 

「イヤァァァァァ!!!!」

 

 

「アハハハハ!!!くだらん!!!実にくだらんよ!!!そういうのを無駄死にって言うんだぜ!!!」

 

ナツは、足元にあった魔水晶の欠片を、2つ拾い上げ、1つを、リートに投げ渡す。

 

パシッ

 

リートも、何も言わずに受け取り、二人して魔水晶を食べ始めた。

 

バキッ

 

 

「大局は変わらん!!!どの道 誰も生きて、この塔から出られんのだからなぁ!!!!!」

 

 

 

 

「うるせぇぇぇ!!!!」

 

「だまれぇぇぇ!!!!」

 

 

ナツとリートは、笑っていたジェラールを、殴り飛ばした。

 

ガコォ

 

「ごはぁ」

 

バキッ

ゴリッ

 

ムシャムシャ

 

「おまえ達…何を…」

 

エルザは、ナツ達の方を見て話しかけ、ジェラールも、慌てて起き上がり、ナツとリートを見る。

 

(コイツら…!!!エーテリオンを食ってやがる!!!)

 

「「おおおおおぉ!!!」」




ようやく出せましたドラゴンフォース…細かい詳細は次回でお願いします。…ってかそうしないと書き疲れて主の頭が爆発しちゃいますわw

たまにはオリジナルの話しだけじゃなくて別のアンケートもしてみますってことで人気オリキャラアンケート

  • 主役のリート
  • ある意味怖いラリカ
  • ナツ2号のバンク
  • 後の展開に期待のエレナ
  • 原作キャラに勝てる奴はいない

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