FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」 作:タイキック新
こうしている内にリートとバンクの新技を思いついちゃったりしてる主ですが、まだまだ登場は先になります。まぁ…頑張って出しますよ…はい…
二人が、ジェラールを倒したことにより、楽園の塔の崩壊が、始まっていた。
そして、ナツとリートの姿が、元に戻ってゆく。
(あのジェラールを、倒した……
私の…8年にわたる戦いは、終わったんだ。)
(これで…みんなに本当の自由が…)
エルザが、ナツ達を黙って見つめていると、ナツは、意識を失う。
「ナツ!!」
ナツの元へ駆け寄るエルザ、しかし、倒れ込むナツを、隣にいたリートが支えていた。
「リート…」
「…終わったぜ……エルザ…」
「まったく…スゴいやつだよ、お前達は」
ゴゴゴゴ
そうしている間にも、楽園の塔の崩壊は、続いていた。
………
外で、様子を見ていた、ルーシィ達も、塔の崩壊に気付いていた。
「塔が…!!!」
「何アレ!!?」
「まさか…エーテリオンが暴走してるのか!!?」
「暴走!!?」
暴走という言葉を聞いて、外にいる全員が、慌てふためく。
「元々、あれだけの大魔力を、一ヶ所に留めとく事自体が不安定なんだ…」
「行き場のなくした魔力の渦が…はじけて大爆発を起こす…」
「ちょっ……こんな所にいたらオレ達まで」
「中にいる姉さん達は!!?」
「そんな……いや…いやぁぁぁぁ!!!!」
エレナが、我慢しきれずに、塔に向かおうとする。
「待て!!どうする気だ!!」
エレナの行動に気が付いたバンクが、慌ててエレナの腕を掴む。
「放してください!!中にエルザ姉様が!!シモン兄様が!!ジェラール兄様がいるんです!!」
バンクはエレナの腕を引き、自分のもとへ寄せて、エレナの肩を抑える。
「今行ったところでどうしようも出来ねぇ!!下手をしたらお前まで巻き込まれんぞ!!!」
「でも!!姉様が…兄様達が…」
「まずは、オレ達が助かることを考えろ、アイツらを信じてやれ…」
エレナは、バンクの言葉を聞くと、大人しくなった。
しかし、グレイの表情は、険しいものだった。
「けどよ、誰が助かるとか助からねぇとか以前の話だ…このままじゃ、オレたちを含めて…全滅だ」
………
エルザとリートは、気を失ったナツを抱えて、塔からの脱出を謀っていた。
「お前は平気なのか?リート」
「…たりめぇだ…ナツよりは頑丈なつもりだぜ…」
リートはエルザに、笑顔でそう言ったが、エルザは、リートが無理をしていることを察していた。
その為、ナツを二人で担いで、運ぶ判断をしたのだ。
二人は、ナツを抱えて外に向かう。
「シモン…」
去り際に、エルザはシモンの死体を見て、悔やむ表情になる。
「すまなかったな…お前の友達を守れなくて…」
エルザの表情に気が付いたリートが、悲しげに、言葉を発する。
「いや、お前達のせいではないさ…これは、シモンの意思だ。」
そう言って、二人は走り出した。
塔から脱出しようと走っていると、急に、リートが抱えていたはずの方の力が抜け、エルザは転んでしまう。
「うあっ」
ズテェン
バッ
「リート!!」
エルザは即座に起き上がり、リートを見ると、少し距離を置いたところで、リートが、倒れていた。
「くそっ、やはり体に限界がきていたのか!!」
エルザが、周りを見渡すと、魔力の力により、魔水晶が変形し始めていた。
(器…魔水晶をも変形させるほどの魔力か……想像以上の破壊を秘めているようだな…)
(これでは、外に出ても爆発に巻き込まれてしまう…)
「くそっ!!ここまでか!!!」
エルザは、ナツとリートを見て、立ち上がった。
(いや…諦めるものか…今度は私がお前達を救う番だ…ナツ…リート…)
(しかし、防ぐ事も脱出も不可能…どうする…)
エルザは、辺りを見回す。
「!」
エルザは、魔水晶を見て、ジェラールの言っていたことを思い出した。
【この27億イデアの魔力を蓄積した魔水晶に、お前の体を融合する!!そして、お前の体は分解され、ゼレフの体へと再構築されるのだ!!!】
(融合!!?)
エルザは、魔水晶の前で、立ち止まった。
(私とエーテリオンが融合できれば…この魔力を私が操り暴発を止められるか!!?)
エルザが、魔水晶に手を伸ばす。
(これにかけるしかない!!!)
ズプッ
「あぐっ」
エルザの右手が、魔水晶に呑まれる。
エルザの声が聞こえた、ナツとリートは、目を覚ます。
「うう…」
(よしっ…魔水晶はまだ私を受け付けている!!!)
「「エルザ…」」
「ナツ!!?リート!!?」
二人がエルザを見たときには、エルザは魔水晶の中に、引きずり込まれ始めていた。
「何…してんだよ…お前は…」
「おまえ…体が水晶に…」
「エーテリオンを止めるにはこれしかない」
「エーテリオンを止める?」
ナツは、意味がわからず、辺りを見回して、楽園の塔が崩壊していることに気が付く。
「ふざけんな!!そんなことしたら、お前の体が!!!」
リートは、必死に、エルザを止めようとする。
「じきに この塔はエーテリオンの暴走により大爆発を起こす」
「しかし、私がエーテリオンと融合して抑える事ができれば」
「そんなことしたらどうなるか!!!お前だってわかるだろ!!!!」
リートが、エルザを止めようとするが、エルザと魔水晶の融合は止まらない。
「うあっ!!」
「「エルザ!!」」
ナツとリートは、エルザに駆け寄る。
「何も心配しなくていい必ず止めて見せる。」
「よせーー!!!」
「やめろエルザ!!!」
「二人とも…私は、フェアリーテイルなしでは生きていけない、仲間のいない世界など、考えることもできない」
「私にとってお前達は、それほどに大きな存在なのだ」
「エルザ…」
「お前…」
「私が皆を救えるなら、何も迷うことはない…この体など…くれてやる」
エルザは、完全に、魔水晶の中に入り込んだ。
「エルザ!!!」
「バカ野郎!!!さっさと出てこい!!!」
「二人とも…皆の事は頼んだぞ」
「私はいつもお前達のそばにいるから」
「エルザーーーー!!!!!」
………
楽園の塔が、光に包まれる。
「爆発したぁ!!!」
「きゃぁぁぁ!!!」
「いや、違うぞ…エーテリオンが空へ!!!空中へ流れている!!!」
外で様子を見ていた全員が、魔水晶が、空へ流れていくのを見ていた。
「ちょっと待ってください!!!まだ姉様達が出てきていません!!!」
エレナが飛び出そうとした瞬間、魔水晶は、完全に空へと消えた。
「消えた…」
「エーテリオンが空中に…」
「た…助かった…のか?」
「い…や…いやぁぁぁ!!!!」
……
(……ここは!!?)
エルザは、何もない…真っ白な空間で、目を覚ました。
(エーテリオンの中!?…いや、違う…もっとあたたかくて…)
ふと、エルザが、漂う空間で下を見ると、とある映像が映し出されていた。
(そうか…)
エルザが見た光景、それは、エルザ自信の、葬儀たあった。
《エルザ・スカーレットここに眠る》
自分の、墓石を見たエルザは、寂し気な表情をする。
(私は…死んだのか…)
エルザの墓石の前では、フェアリーテイルのメンバー、ほぼ全員が整列し、その先頭には、マカロフが立っていた。
『彼女…エルザ・スカーレットは……神に愛され、神を愛し…そして我々、友人を愛しておった…』
『その心は、悠久なる空より広く
その剣は、愛する者の為に気高く煌めき
妖精のごとく舞うその姿は、山紫水明にも勝る美しさだった』
『愛は人を強くする。そしてまた、人を弱くするのも愛である。』
『ワシは…彼女を本当の家族のように…』
ズズッ…
マカロフは、墓石の前で、静かに泣いていた。
(マスター…)
「……彼女が…安らかなる事を祈る…」
ザッザッザ
エルザの葬儀に、評議院が、集団で現れた。
『魔法評議会は満場一致で、空位二席の一つを、永久的にこの者に授与することを設定した。』
『エルザ・スカーレットに聖十大魔導の称号を与える』
『ふざけんなぁ!!!!』
葬儀に参加していた全員が、声のした方を振り向くと、ナツがこちらを、睨み付けていた。
『なんなんだよ、みんなしてよぉ!!!!!』
(ナツ…)
ナツは、エルザの墓石に乗ると、供えていた花を、蹴り飛ばす。
『こんな物!!!』
『よさんかぁ!!!ナツゥ!!!!』
『ナツ…やめて…』
『てめぇ』
『エルザは死んでねぇ!!!!』
『死ぬわけねぇだろぉぉぉぉ!!!!!』
ナツが暴れていると、葬儀の参列者から、一人が飛び出した。
ドゴン!!
『ぐあっ』
『いい加減にしろよ、ナツ』
参列者から飛び出したのは、リートだった。
リートは、飛び出した勢いのまま、ナツを殴った。
『何すんだコノヤロウ…』
リートは、殴り飛ばされて座り込むナツに近づくと、胸ぐらを掴み、持ち上げた。
『いつまでもガキみてぇな事を言ってんじゃねぇぞ…エルザは、俺達の目の前で消えた…現実をちゃんと見やがれ!!!』
『消えたら人は死ぬのかよ?あ?違うだろ!!エルザは、どっかで絶対に生きてる』
『じゃあ、今この場にエルザを連れてきてみろよ!!!それすらも出来ねぇような奴が、下手な希望を持たせようとするんじゃねぇ!!!』
『なんだとコノヤロウ!!!』
ドカァ!!
『ぐっ…テメェ!!!』
ナツが、リートの顔を殴り、喧嘩は更に勢いを増す。
『お願い…二人ともやめて…』
ルーシィは、涙を流しながら、首を横に振る。
『現実を見なさいよぉぉぉ!!!!』
リートもナツも、フェアリーテイルの男達に、抑え込まれる。
『放せぇぇぇ!!!!エルザは生きてんだぁ!!!!』
『まだ言う気かテメェは!!!』
『やめろ!!ナツ!!リート!!』
エルザは、現在の光景を、上空から見て涙を流していた。
(私は…皆の未来の為に……なのに…これが、みんなの未来…残された者達の未来……頼む…もう泣かないでくれ…私は、こんな未来が見たかったのではない…私はただ…みんなの笑顔の為に…)
(やめてくれ……私は…こんなの……)
……
次にエルザが目を覚ましたときは、また違う場所だった。
「!!」
「ここは…」
バシャバシャ
「「「エルザーー!!!」」」
「!」
エルザが、声のした方を振り向くと、ルーシィ達が、走り寄って来るのが見えた。
「よかったぁ!!!無事だった!!!」
「どんだけ心配したと思ってんだよ!!」
「姉さーーん!!!!」
「よかった…エルザ姉様…ううっ…」
「どうやら、なんとかなったみてぇだな」
「ど…どうなっているんだ?生きているのか?私は…」
「当たり前だ…」
「!」
エルザが、ルーシィ達と反対の方向を見ると、ナツが、エルザを抱き抱え、その隣には、リートが立っていた。
「お前達が…私を?」
「でも…どうやっ……」
(あの魔力の渦の中から、私を見つけたと…?な…なんと言う男達なんだ…)
バシャァ
「!」
ナツが、エルザを抱えたまま膝をつく。
「同じだ…」
「え?」
「オレたちだって同じなんだ」
「エルザ…」
「?」
ナツの言葉に続けるように、リートがエルザに話す。
「お前、言ったよな?フェアリーテイル無しでは生きていけない、仲間のいない世界など、考える事もできないって…」
「あ…あぁ…」
「それは俺も同意する、確かに、仲間のいねぇ世界なんか、考えたくもねぇ」
「けどな、エルザ…その中には、当然お前も含まれてんだよ。お前が自分から消えようとしたら、俺もナツも、必ずお前を見つけ出す。絶対に諦めたりなんかしねぇからな」
エルザは、肩を震わせていた。
「二度と…こんな事するな…」
ナツからも、鼻をすする音が聞こえていた。
「ナツ…」
「するな!!!!!」
「うん…二人とも…ありがとう」
(そうだ…仲間の為に死ぬのではない…仲間の為に生きるのだ)
(それが、幸せな未来につながる事だから)
ルーシィ達が駆け寄った時に、エルザが振り返ると、エルザの両目から、涙が出ていた。
よしっ、もうすぐ楽園の塔が終わるな、あと少しだ…うん…あと少し…
たまにはオリジナルの話しだけじゃなくて別のアンケートもしてみますってことで人気オリキャラアンケート
-
主役のリート
-
ある意味怖いラリカ
-
ナツ2号のバンク
-
後の展開に期待のエレナ
-
原作キャラに勝てる奴はいない