FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」 作:タイキック新
新しいギルドと仲間
マグノリアの街
リート達は、旅行からギルドへと帰って来た。
「これは…」
「うわぁ」
「驚いたな…」
「おぉっ!!」
「こりゃあ、すげぇや」
「すげー!!!」
「素敵ですわ!!」
リート達が帰ってくると、そこには、新しく改装れたフェアリーテイルのギルドが建設されていた。
「完成したのか!!?新しいフェアリーテイル!!!」
「つーか…でかっ」
「おう」
5人と2匹は、ギルドの門に足を踏み入れる。
「よぅ、お帰りィ」
「ビックリしただろ?これが俺達の新しいギルドだぜ」
ギルドの仲間達が、リート達を迎え入れた。
ポカーン( ゚□゚)
ナツだけは、なぜか呆けた顔をしている。
「なんだよナツ、言葉も出ねぇか?」
「だっ…だってよう、前と全然違うじゃねーか」
「まぁ、改装っつってたし、違いはあるだろ。けど、ここまで変わるとは思ってなかったなぁ」
リートも、物珍しそうに辺りを見回していた。
「オープンカフェもあんのかよ」
「入り口にはグッズショップまで!!?」
「いらっしゃい、つーかオマエらか、おかえり~」
グッズショップで売り子をやっていたマックスが、リート達に話しかける。
「というか、マックスが売り子をやっているんですわね」
リート達は、売店に近より商品を次々と見ていく。
「フェアリーテイル特性Tシャツに、リストバンド、マグカップにタオル、オリジナル魔水晶も取り扱ってるよ」
「よくまぁ、これだけの商品を取り揃えたもんだ」
そして、マックスは後ろの棚から、とある商品を手に取り、リート達に見せた。
「中でも一番人気は、この魔導士フィギュア
一体3000J」
「いつの間にこんな商売を……」
「いろんな方のフィギュアがありますのね…ナツ、グレイ、マスター、リート、エルザ、リート、ルーシィ、エルザ、リート…」
「ちょっと待て…なんで俺やエルザが複数体いるんだよ」
「リートやエルザは人気が高いからな、何種類か作ってあるんだよ」
よく見ると、リートのフィギュアは、座ってかき氷を食べる姿、ラリカを肩に乗せている姿、腕に氷を纏っている姿など、様々な種類があった。
「そもそも、俺のフィギュアなんて一体誰がそんなに買うんだよ?」
「リートのフィギュアは、主に特定の一人が大量に買っていってくれるからな」
「誰だよそれ?」
「……ミラちゃん…」
「え?」
リートは少しだけ、驚いた顔をする。
「あんたら帰ってたのかい?早く中に入りなよ」
ショップの向こうで、カナがリート達を見つけて、ギルドの中へと促す。
そして、リート達は、ギルドの中へと入って行った。
「おぉ!!!」
中は、前回のギルドよりも広く、綺麗に改装されていた。
「わぁーキレぇー」
「うん…素晴らしいじゃないか」
「私、気に入りましたわ」
皆が喜んでいる中、ナツだけは、あまり良い表情をしていなかった。
「どーしたよナツ」
「前と違う」
「いいじゃありませんの、東洋のことわざには、住めば都ってことわざもあるらしいですし、時期に慣れますわよ」
「そうそう、住めば都、慣れれば故郷だ。その内気にならなくなるって」
ムスッとし続けるナツに、リートとラリカが説得をしていた。
「ハ~イ、フェアリーテイルへようこそ~」
ギルドの中で、ウエイトレスが、リート達を迎え入れる。
「ウエイトレスの服が変わってる」
「かわいくていいじゃないか」
「マスターの趣味かしら…」
「多分…」
「ほぼ間違いありませんわね…」
「違ってる」
「新しいギルドはそれだけじゃないよ」
カナは、更にギルドの奥へと案内をする。
「なんと、酒場の奥にはプールが!!!」
「地下には遊技場!!」
「そして一番変わったのは2階!!誰でも2階へ上がっていいことになったのよ!」
「もちろん、S級クエストに行くにはS級魔導士の同行が条件だけどね」
「へぇー、ずいぶんと変わったもんだなぁ」
「帰って来たかバカタレ共」
ナツ達の後ろから、マカロフが、二人の新メンバーを連れてやって来た。
「お」
「新メンバーのジュビアと、バンクじゃ」
「よろしくお願いします」
「よろしく!!にしし」
「ははっ!!本当に入っちまうとはな!!!」
「ジュビア、バンク…アカネでは世話になったな」
「こっちこそ、よろしく頼む」
リート達は、二人を快く迎え入れた。
「およ?知り合いか!?」
「皆さんのお陰です!!ジュビアはがんばります!!」
「ここは良いとこだな!!気に入ったぜフェアリーテイル」
「よろしくね」
マカロフは、エルザとリートに耳打ちをする。
「ならば知っとると思うが、こやつらは元々ファントムの」
「ええ…心配には及びません。今は仲間です。」
「俺たちもそれぐらいは弁えますよ。」
「ほーかほーか、ま…仲良く頼むわい」
「それなら、あと一人のメンバーも紹介しとこうかの」
マカロフは少し離れた所の椅子に顔を向ける。
「ホレ!!挨拶せんか」
ガジガジガジ
「他にもいるの!?」
マカロフが声をかけた相手は、椅子から立ち上がり、リート達の方へやってくる。
「え!?」
「オ…オイ!!嘘だろ!!?」
「「「「ガジル!!!?」」」」
リートを除いた全員が、ガジルの登場に驚く。
「なんでコイツが!!!」
「マスター!!こりゃあ一体どういう事だよ!!!」
「ジュビアとバンクはともかく、コイツはギルドを破壊した張本人だ」
「そうか、あいつがガジルか…初めて会ったなぁ」
「何を呑気なこと言ってますのリート!!状況を理解してますの!!?」
リートは、冷静にガジルを見ていた。
「落ち着けよ、何もここで一戦交える訳でもねぇだろうし、マスターはもう一人のメンバーって言ったんだ。マスターが認めたからには、俺は何も言うつもりはねぇよ」
「それは、そうかもしれんが…」
エルザは、リートの言葉を聞いて、発言を濁す。
「まぁまぁ、あん時はこやつもジョゼの命令で仕方なくやった事じゃ。昨日の敵は今日の友ってゆーじゃろーが」
「冗談じゃねぇ!!!こんな奴と仕事できるかぁ」
ナツは、ガジルに喧嘩を売る。
「安心しろ、馴れ合うつもりはねぇ」
カチーン
「オレは仕事がほしいだけだ。別にどのギルドでもよかった…まさか一番ムカツクギルドで働く事になるとはうんざりだぜ」
「んだとぉ!!?」
「道を間違えた若者を正しき道に導くのも、また老兵の役目…彼も根は良い奴なんじゃよ…と信じたい」
「願望かよ…」
「マスターの判断なら従いますが、しばらくは奴を監視していた方がいいと思いますよ。」
「はい」
「まぁそれで皆が納得するならいいんじゃねぇか?」
「なんか居心地悪ィなぁ…新しいギルドは~」
「いーから座りなさいって、そろそろメインイベントよ」
カナがナツ達を椅子に座らせると、ギルド全体の明かりが落ちた。
「なんだ?」
「見て、あんなところにステージが」
ステージのカーテンが開くと、そこにはミラが、ギターを持って演奏の準備をしていた。
「ミラ!!?」
「待ってたぞー!!ミラー!!」
「ミラちゃーん!!!」
「相変わらずすごい人気ですわね」
演奏の準備ができたミラは、歌い始める。
「♪あなたの居ない机をなでて…影をおとす今日も一人…星空見上げ~祈りをかけて~あなたは同じ今 空の下~♪涙こらえ震える時も 闇にくじけそうな時でも~♪忘れないで~帰る場所が~帰る場所が~あるから~♪待ってる人~が~いるから~♪」
「いい歌ぁ」
「仕事に出る魔導士への歌よ」
「リート…ミラったら歌ってる途中、ずっとあなたの方を見てましたわよ…」
「またどこかに一緒に出掛けるか……」
ミラが歌い終わると、会場は大盛り上がりだった。
「ミラちゃーーーん!!!」
「最高ーー!!!」
「フン」
ガジルはふて腐れた顔で、隣に座っていたナツの足を踏んづけた。
「いてぇ!!!」
「ギヒッ」
「何すんだテメェ!!!わざと足踏んだろぉ!!!」
「あん?」
ナツとガジルが、喧嘩を始めた。
「止めなくてよろしいんですの?」
「ほっとけよ、どーせいつもの事だろ?」
リート達は、ナツ達の喧嘩を、止めようともしない。
そこに、一人のウエイトレスが、かき氷を持ってきた。
「はい、フェアリーテイル特性かき氷。お待たせ」
「きたきた♪」
「ホントにリートは、それが好きですわよねぇ」
「おうっ、これ食わねぇと帰って来たって感じがしねぇからな!!ほんとはミラに作って貰ったやつを食いたかったけど、歌ってるなら仕方ねぇし」
そう言ってリートがかき氷を食べようとすると…
「うるせぇ!!ミラちゃんの歌の最中だろうがよ!!!」
ジョッキが3つ程投げ飛ばされてきて、ナツとガジルと、リートにぶつかる。
「おごっ」
「うごっ」
「ギッ」
ぐしゃ
「あっ…」
リートが、ジョッキにぶつかった反動で手に持っていたかき氷に顔を埋めた。
プルプル
「これは…マズイですわね…」
ラリカは危険を感じ、その場から飛び立つ。
「物投げたの誰だコラァ!!!!」
ナツは怒り任せに、テーブルをひっくり返し、テーブルが正面にいたリートの顔にぶつかる。
「ぐぼっ」
「ひぃぃぃ!!!」
リートと同じ椅子に座っていたルーシィとジュビアも巻き込まれるが、ジュビアは水で全く効かず、ルーシィはそそくさと離れていった。
「あっ…」
「ナツゥ……テメェ…覚悟できてんだろうなぁ…」
「ちょっ…ちょっと待てよリート…オレだけのせいじゃねぇって…」
「やかましい!!!男のクセに見苦しい言い訳してんじゃねぇぞコラァ!!!!」
「なんだ!!?喧嘩か!!?オレも混ぜろよ!!!」
遠くで座っていたバンクも、リート達の元にやってくる。
「テメェは関係ねぇだろ!!!」
ゴン!!
「おごぉ!!」
リートに殴られ、バンクは吹き飛ぶが、すぐさま起き上がる。
「へへっ…やっぱ喧嘩はこうじゃねぇとなぁ!!オラァ!!!」
「だからって、なんで俺の所に向かってくるんだよ!!!」
「楽しいからに決まってるじゃねぇか!!!」
「テメェら暴れるんじゃねぇよ!!!」
グレイも席から立ち上がると、隣にいたエルザに肩がぶつかり、エルザは、食べていたはずのショートケーキを、床に落としてしまった。
「私の…いちごケーキ……」
ナツ達が騒ぎ始めた事により、ギルド全体が大乱闘状態へと変わっていく。
「てめぇら!!!漢なら姉ちゃんの歌聞きやがれっ!!!」
「やかましい!!!!」
エルザも、エルフマンを蹴り飛ばし、喧嘩に参加する。
「バラードなんか歌ってる場合じゃないわね」
「ロックでいくわよぉ!!!」
ミラもノリノリで、ロックを引き始めた。
「これじゃあ、いつもとぜんぜん変わらないじゃない」
「でも…こーゆー方がフェアリーテイルだよね」
しかし、マカロフだけは肩を震わせていた。
「な…なぜあと一日我慢できんのじゃ…クソガキ共…」
「明日は取材で、記者が来る日なのにぃぃぃ!!!」
「取材!!?」
「やめんかバカタレども!!!片付けぇーい!!!」
「巨大化するなよマスター!!!」
「ショップやウエイトレスやステージはその為でしたのね…」
とりあえずは、あとは、取材を書いて、その後内容変更かな?そこまでは原作通りに進みますよぉ