FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」 作:タイキック新
まぁあくまで修行に入る前の組手なのでそこまで長くはないですが、アクナの実力を書いておきたいのでやっておきますw
「うわっ…」
「意外とちゃんとした家に住んでますのね、あの方…」
リート達がアクナにつれてこられた場所、それは、森の中にたたずむ、立派なログハウスだった。
「オイ、何してんだ!!さっさと入りな」
「は、はい!!」
リートとラリカは、慌ててログハウスの中へと、入って行った。
「すげぇな…これなら4~5人は余裕で暮らせるぞ…」
「ギルドに入って稼いでるわけでもなさそうですのに、こんな家を造るお金なんて何処に…」
「お前ら何言ってんだ?この家は材料からなにまで、全て手作りだぞ?」
バンクが当然とでも言いたげに、リート達にさらりと言った。
「は?この家を、二人で?」
「いや、実質ほぼ一人で…」
バンクの顔は、アクナの方を見ていた。
「恐ろしい方ですわね」
「お前ら、さっさと準備して表に出な!!いつまでも寛いでんじゃねぇ!!」
「はい!!師匠!!」
「バンクのやつ…あの人の前だと人格変わるんだな」
「ネコ!!お前は、修行はしねぇが一緒に来てもらうよ!!」
「は、はいですわ!!」
準備ができた3人と一匹は、アクナを先頭にログハウスから出ていった。
………
「さてと、出て来て早速、修行に入るわけだが…アンタ」
アクナが、リートに指を指す。
「アンタ、名前は?」
「あ、リートです。」
「そうか、リート、まずはアンタの実力が見たい。魔法ありでいいから、アタシと軽く組手しな」
「わ…わかりました」
そういうとリートは、アクナから距離をとり、構えた。
「いつでもいいよ、来な」
「じゃあ、遠慮なく!!」
リートは勢いよく飛び出し、拳に氷を纏い、アクナに向かって突き出す。
「氷竜の硬拳!!」
アクナは、リートの拳に手を添えると、そのまま自分の腕を突き出し、リートの腕を伝って攻撃を受け流す。
「!?」
リートは、勢いを止めることが出来ず、アクナが出した手がそのまま掌底となり、リートの顎にヒットした。
「がっ…」
(この程度…か…)
アクナが呆れて肩を落とす。
しかし、リートもこのままで終わるわけにはいかず、飛びかけた意識を無理やり引き戻し、倒れることなくアクナに攻撃を仕掛ける。
(お?)
リートは、倒れかけた体制から、片腕を地面につけ、腰をひねり、そのままアクナに向かって、氷を纏った足で回し蹴りを仕掛ける。
しかし、アクナはリートの足に手を乗せるとそのまま飛び上がり、空中から、リートの顔に蹴りを入れる。
「ぐあっ!!」
「悪くはないけど…まだ甘い」
「くそっ!!これならどうだ!!!」
リートは吹き飛ばされたまま、全力のブレスをアクナに向かって放つ。
アクナは直立したまま、足を半歩前に出し、体を半身にし、ブレスを最小限の動きで避けた。
シュウゥゥゥ
「マジかよ…」
「終わりかい?なら、こっちから行くよ!!!」
アクナは、一瞬でリートの目の前に現れ、拳を突き出す。
「!?」
ギリギリで、リートは体を横にし、アクナの拳をかわす。
ズォォォ!!!
「嘘だろ…拳圧だけで…」
リートの後ろには、地面が抉れた跡が果てしなく続いていた。
「殺す気かよ…」
「アタシの攻撃に耐えられないなら、それまでの男だったと思って、人生を諦めな」
「ふざけんな!!!」
リートは全力で、アクナの攻撃をかわし続ける。
しかし、アクナの攻撃は、どれも桁違いの威力であり、拳を突き出せば地面が抉れ、回し蹴りをすれば木々が薙ぎ倒され、挙げ句の果てには、未だに魔法を使ってないと言う。
「はぁ、はぁ…勝てるか!!!」
「だらしねぇ、まぁいい、次はバンクだ。さっさと交代しな」
「お、おう」
リートはバンクと交代しようと、ラリカとバンクが見学していた岩を見ると…
「いねぇし!!!」
「バンクなら、今さっき全力で逃げていきましたわよ?」
「いや、止めろよ」
「魔法を使ってまで、しかも、あんなに必死な形相されればひき止められませんわ」
「よっぽど怖ぇんだな、アクナさんの事…」
「まぁ心配いらねぇ、すぐに見つかるから問題ねぇだろ」
アクナはそういうと、静かに耳をすませる。
「……見つけた」
「は?」
そう言うと、アクナは一瞬で姿を消し、200m程離れたところで爆発でも起きたかのような音が聞こえてきた。
「テメェ!!!アタシから逃げられると思ってんのかコラァァァ!!!!!」
ドカーーン!!!!
「アンギャァァァ!!!!!」
「アイツ…死んだな…」
「学習能力0ですわね…」
バンク君……修行中はズタボロ確定です。
リート君はやられないように頑張りましょう。
ってか頑張らせます。