FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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今回は、主な修行内容と、アクナの魔法の紹介をします。結構簡潔にまとめたつもりですけど、わかるかな?…


修行開始

「さて!!これから本格的に修行に入る!!収穫祭には間に合わせるからそのつもりで励めよ」

 

アクナは、リートとバンクの前に立ち、指揮をとりはじめる。

 

「あー、ギルドでマスターに貰ったチラシ…アレ、収穫祭のチラシだったのか」

 

「そういえばもう少しでしたわね」

 

 

「そうだ、収穫祭までは今日を含めても5日しかねぇ、だから急がないといけねぇ」

 

「つー訳で、バンク、テメェが逃げてそれを追いかける時間すら惜しいんだ。だから面倒事を起こすな、いいな」

 

「……はい師匠…」

 

 

(コイツ…また逃げる気だったな)

 

(分かりやすいですわ)

 

アクナは、先程逃げてボコボコにしたバンクに、一睨みすると、話しを修行の話題に戻す。

 

「さて、今回の修行で、お前達には3つの段階に分けた修行を行ってもらう」

 

 

「3つの段階?」

 

「時間がないのでしたら、まとめて行った方が早いのではなくて?」

 

 

「それだと、逆に効率が悪くなる。覚えられる事も時間が足りなくて覚えられなくなっちまう」

 

「出来る事を一つづつ確実にこなす、それすら出来ねぇやつが誰かに戦いを挑もうなんて、100年早いよ」

 

そう言うとアクナは人差し指をたてて、内容を説明する。

 

「まず第一段階は、攻撃を受け流す修行だ」

 

「受け流す…ですか…」

 

「そうだ、かわす事ができれば十分と言うやつもいるが、動きに無駄がある分、体力の消耗が激しくなっちまう、消耗戦なんかになっちまったら、その時点でほぼ負けが決まると思いな」

 

「だからこそ、相手の攻撃を受け流し、体力の消耗を抑える修行が必要だ。今のお前達は特にな」

 

「相手の攻撃をギリギリまで引き付けて、最小限の動きで流す、これが出来れば、まず消耗戦に持ち込まれても勝機はある。カウンターにも持っていきやすい」

 

次に、アクナは中指を立てて、二つ目の修行内容を話す。

 

「二つ目は、受け流された時の攻撃を瞬時に切り替える修行だ。これは、慣らしていくしかないが、一つめの修行の出来により、使い勝手も変わってくる。」

 

そして、アクナは薬指を立てて3を指で表す。

 

「最後はこの二つをある程度習得した状態で、もう一度アタシと組手をしてもらう。アタシに一撃でも当てることができれば合格だ」

 

「了解」

 

「わかりました」

 

リートとバンクは、アクナの説明を了承する。

 

「とりあえずは、まずお前達二人で攻防を分けて組手しな、いいか、ギリギリまで引き付けて、受け流すんだよ」

 

リートとバンクの組手と聞いて、リートは嫌そうな顔を、バンクは楽しそうな顔をして、アクナの話しを聞いていた。

 

「バンク…どうしてリートとの戦いは嬉しそうなんですの?」

 

「俺が好きなのは戦いや喧嘩だからな、師匠とだと一方的なリンチになる…主に俺が殺られる側で…」

 

「「納得…」」

 

 

「お前ら、無駄話しはいいからさっさとやれ」

 

「「は、はい!!」」

 

リートとバンクは一定の距離をとり、構える。

 

「まずはリートが守り、バンクが攻めだ、分かったら始めろ」

 

「「はい!!」」

 

そして、二人の修行が始まった。

 

「そこのネコ」

 

「私ですの?」

 

「あぁ、お前は家に戻って食い物と飲み物を持ってこい」

 

「構いませんけど、いい加減そのネコネコと呼ぶのは止めて下さいまし、私には、ラリカという大切な友達がくれた、大切な名前がございますの」

 

「あぁ、そいつは悪かったね、だったらラリカ、さっさと持ってこい」

 

「わかりましたわよ、まったく……」

 

ラリカは、(エーラ)でログハウスまで飛んで戻って行った。

 

 

………

 

 

「バスケットに入ってましたからすぐに分かりましたけれど…結構重いですわね…」

 

ラリカは、パンや飲み物の入ったバスケットカゴを持って、リート達の修行場所まで戻っているところだった。

 

「ふぅ…ちょっと休憩ですわ」

 

ラリカが、木陰で休んでいたその時

 

「ウホッ」

 

 

 

「へっ?…」

 

 

「クイモノ…ウホォォォ!!!!」

 

 

バルカンがバスケットの食べ物を狙って、ラリカの所にやって来ていた。

 

「バ…ババババルカンーーー!!!?」

 

 

ラリカは慌てて、バスケットの食料を守ろうと、(エーラ)で飛び立とうとするが

 

ガシッ

 

「うっ…」

 

「ウホッ♪」

 

バルカンにアッサリと捕まり、逃げられなくなってしまう。

 

「ぐっ…くっ…リー……ト…」

 

「クイモノ♪」

 

ラリカが、意識を失いかけたその時

 

「テメェ!!!誰の相棒に手ぇ出してんだコノヤロー!!!!」

 

リートと、バンクが勢いよく飛び出し、バルカンを殴り飛ばす。

 

「ウボォォォ!!?」

 

 

 

「ラリカ!!!無事か!!?」

 

「リート…ありがとうございますわ…」

 

 

「どうやら無事みてぇだな♪」

 

「間に合ったみたいでよかったよ」

 

ラリカの周りに、リート、バンク、アクナの三人が集まって来てくる。

 

「皆さん、申し訳ありませんわ」

 

「気にしなくていい、ラリカが無事ならそれでいいさ」

 

「そうだな、たまにはこういうこともあるってもんだ」

 

「すまなかったねラリカ、これはアタシの失態だ、だからアタシの手で片付けてやるよ」

 

 

「ウホォォォ!!!!!」

 

バルカンは殴られた事に腹をたてたのか、怒り浸透中であった。

 

「安心しな、バルカン、アタシが一瞬で苦しまずにあの世に送ってやる」

 

アクナはそう言うと、足元にあった石ころを拾い上げる。

 

「トレース」

 

アクナがそう言って、バルカンに石を投げると、バルカンの目の前で石は大爆発を起こした。

 

ドカーーン!!!

 

「何だよ…あれ」

 

「あれが、アクナさんの魔法ですの?」

 

アクナが振り返り、リート達に説明する。

 

「そういや、お前らは知らなかったんだっけか、アタシの魔法は『トレース』写しだ、手に持ったものに一時的に武器と同じ性能を写す事が出来るんだよ」

 

「素手だけでも十分化け物染みてるのに…」

 

「余計に凶悪になりましたわね…」

 

「俺が逃げる理由わかったろ?」

 

 

「さぁ、今ので無駄にした時間を取り戻すよ!!!お前ら!!!さっさと修行を再開しな!!!」

 

「「「はい…」」」

 

 

アクナは、爆発で焼けたバルカンをじっと見る。

 

「今日の晩飯だな」

 

 

(((え!?食べるの!?)))




さて、修行本格的に始めましょう。
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