FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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今回から本編ルートに戻ります!!
さぁバトルを始めましょう。


ミスコンテスト

「うーん…はっ!!」

 

リートは、布団の上で目を覚ました。

 

「お?目ぇ覚めたか、氷竜(セルシウス)

 

「リート~!!心配しましたわ~!!」

 

リートの横には、包帯まみれのバンクと、ラリカが座っていた。

 

「ここは…」

 

 

「師匠の家だよ、オマエ最後の組手が終わって、師匠におぶられて帰ってきたんだぞ」

 

「戻ってきたら、血だらけで生きてるかすらも怪しいぐらいでしたから、本当に死んじゃうんじゃないかと思って…私、不安で不安で」

 

 

 

 

「だから、死なせたりなんかしてねぇっつったろ」

 

部屋の扉が開き、アクナがリートの様子を見にやって来た。

 

「アクナさん…」

 

「元気そうだな、とりあえず肩の包帯を取り替えるよ、起き上がれるか?」

 

「えぇ、何とか」

 

リートが起き上がると、アクナは慣れた手つきで包帯を取り替える。

 

「傷もだいぶ塞がってきたみたいだし、これなら大丈夫だね、少し休憩したらアンタらは収穫祭に向かいな」

 

「ありがとうございます」

 

「気にすることはねぇ、アタシも、修行で滅茶苦茶になった外をある程度片付けたら、向かうつもりだからな」

 

「え?師匠も来るんっすか?」

 

「文句あんのかコラ」

 

「ありません!!!」

 

「分かったらさっさと街に向かいな、アンタらの帰りを待ってる奴等がいるんだからな」

 

アクナは部屋を出ていこうとする。

 

「アクナさん」

 

「あん?」

 

「…ありがとうございました」

 

「おう」

 

「あぁ、それからなリート」

 

「?」

 

「修行は合格だ。自信をもって帰りな」

 

「…はい!!」

 

アクナは、部屋を出ていった。

 

「さて、私も帰る用意をしてきますわ」

 

「オレも用意しますかね…じゃあ、氷竜!!また後でな」

 

「おう、あっ、それと…バンク!!」

 

「お?」

 

「俺の事、氷竜じゃなくてリートって呼べ」

 

「?何かよくわかんねぇけど分かった」

 

クスッ

 

(自分の事を名前で呼ぶように強要するなんて、少しはバンクの事を気に入ったのかも知れませんわね)

 

 

 

 

………

 

場所は変わりマグノリアの街、街では朝から収穫祭が始まり大賑わいだった。

 

「おおう……おう……祭りだぁ…」

 

「あい!!」

 

フラフラのナツと、元気なハッピーは屋台巡りをしていた。

 

「食えるもん片っ端から食うぞぉ……!!!」

 

「食うぞー!!!」

 

 

「まだ調子悪そうね…大丈夫かしら」

 

ルーシィ、グレイ、ジュビアは、ナツの様子を見ていた。

 

「放っときゃいいんだ」

 

「もしかして、リートもあぁなってるんじゃないかしら?」

 

「いや、それはねぇと思うぞ」

 

「どうして?」

 

「アイツ、エーテリオン食った次の日にはピンピンしてたじゃねぇか」

 

「…確かに」

 

 

「それにしても、スゴいんですね」

 

ジュビアは辺りを見回して、楽しそうにしていた。

 

 

「この街にこんなに人がいたなんてねー」

 

「ファンタジアを見る為に他の街からも人が集まってるからな」

 

「大パレード!!アタシも見たーい!!」

 

「本当はおまえ参加する側なんだぞ?」

 

「マスターは、参加しないにしても、名目上は居ないといけないから、リートさん達に今日帰るように言ってたんでしたっけ?」

 

「あぁ、バンクはそうだけどよ、リートは絶対参加しねぇといけねぇからな」

 

「参加と言えば…そろそろミス・フェアリーテイルコンテスト始まっちゃうー!!」

 

ルーシィは慌てて、コンテスト会場である、ギルドに向かった。

 

「ジュビア、ルーシィには負けられません」

 

ジュビアから、異常な気合いが感じられた。

 

「お前も出るのか…」

 

 

………

 

 

「マグノリアの皆さん!!及び近隣の街の皆さん!!!」

 

「お待たせしました!!!!我が妖精の尻尾(フェアリーテイル)の妖精達による美の競演!!!!ミス・フェアリーテイルコンテスト開催でーーーす!!!!」

 

ワアアアアァ!!!!

 

いよいよ、ミス・フェアリーテイルコンテストが始まる。

 

「司会はこの俺!!砂の魔導士マックスが務めます!!!」

 

マックスは、盛大に会場を盛り上げる。

 

「あいつ…売り子やったり色々大変だな」

 

「つーかお前興味ねーだろコレ」

 

グレイは、隣で食べ物を食べているナツに話しかける。

 

もしゃもしゃ

 

「エントリーNo1!!異次元の胃袋を持つエキゾチックビューティ!!!カナ・アルベローナ!!!」

 

舞台裏からカナが登場する。

 

オオオォ

 

「さぁ、魔法を使ったアピールタイムだ!!」

 

カナはカードを取り出すと空中にばらまく。

 

「おーっと、カードがカナの姿を隠して…水着に着替えたー!!!」

 

オオオォ!!!

 

「50万…いいえ、酒代は頂いたわ」

 

水着の姿になったカナは、かなりの歓声を受けた。

 

「水着!!?…ズルい」

 

「なるほど…その手があったか」

 

舞台裏からルーシィとエルザが、他の選手を見ていた。

 

「って!!!エルザも出るの!!?」

 

「ふふっ、勝負とつくと、つい燃えてしまうのだ」

 

 

 

「エントリーNo2!!新加入ながらその実力はS級!!雨もしたたるいい女、ジュビア・ロクサー!!!」

 

わーわーわー

 

ジュビアは、体を水に変える。

 

「おぉ!!体が水になった!!」

 

「すげぇ!!」

 

水から元の姿に戻ったジュビアは、カナと同じく水着に着替えて現れる。

 

「オオオ!!水着が似合う演出を作り出したぁ!!」

 

「グレイ様、見てますか!!!」

 

次に現れたのはミラだ。

 

「エントリーNo3!!ギルドが誇る看板娘!!!彼氏持ちでも関係なし!!その美貌に大陸中が酔いしれた!!ミラジェーン!!!」

 

「待ってましたー!!」

 

「優勝候補ー!!」

 

「彼氏が羨ましいぞチクショー!!」

 

 

「私、変身魔法が得意なんで変身しまーす」

 

ミラは顔に手をかざすと、ミラの顔が別人に変わる。

 

「顔だけハッピー」

 

 

 

「えーーーーーっ!!!?」

 

 

ミラのアピールは、あまり評価はよろしくなさそうだ。

 

「顔だけリート!!」

 

 

「顔だけガジルくん」

 

ミラのアピールも終わり、次にエルザの番がやってくる。

 

「エントリーNo4!!最強の名の下に剛と美を兼ね備えた魔導士!!妖精女王のエルザ・スカーレット!!!」

 

「キターー!!」

 

「かっこいいー!!」

 

 

「私のとっておきの換装を見せてやろう」

 

そういうと、エルザは換装をし始める。

 

「とーーーっ!!」

 

エルザが換装を終えると、ゴスロリ姿になっていた。

 

「ゴスロリ!!?」

 

 

「フフッ決まった」

 

そして、次々と順番が回っていき、ようやくルーシィの番が回ってくる。

 

「エントリーNo7!!我らがギルドのスーパールーキー!!その輝きは星霊の導きか…」

 

「あたしだ」

 

ルーシィは舞台裏から出ようとする。

 

「ルーシィ・ハー…」

 

「だぁーー!!ラストネームは言っちゃダメー!!」

 

 

「何だ?」

 

「可愛いなあの子」

 

 

「あはは…アタシ、星霊と一緒にチアダンスします」

 

ルーシィが上着を脱ぐと、後ろから一人の女性が現れる。

 

「エントリーNo8」

 

「ちょっ…まだアタシのアピールタイムが…」

 

ルーシィの言葉を無視し、女性は自己紹介を続ける。

 

「妖精とは、私の事…美とは私の事…そう、全ては私の事」

 

「優勝はこの私!!エバーグリーンで決定~ハ~イ、くだらないコンテストはここで終了で~す」

 

 

「エバーグリーン!!」

 

「帰ってたのか!!?」

 

 

ルーシィは、エバに突っかかる。

 

「邪魔しないでよ!!アタシ…生活がかかってるんだからね!!」

 

「ルーシィ!!そいつの目を見るな!!!」

 

グレイの叫びも既に遅く、エバはルーシィの方を向く。

 

「何?このガキ」

 

エバが眼鏡を外すと、ルーシィが石化した。

 

「なんだ!!?祭りの演出か!!?」

 

観客が慌て出す。

 

「マズイぞ!!町民の皆は早く逃げて!!」

 

マックスは町民に逃げるように指示をだす。

 

「何をするエバーグリーン!!祭りを台無しにするつもりか!!」

 

マカロフが観客席から、エバに向かって叫ぶ。

 

「祭りには余興がつきものでしょ?」

 

エバが後ろのカーテンを燃やすと、カーテンがなくなり、舞台裏に控えていた女性達が既に石化されていた。

 

「なっ!!?」

 

「姉ちゃん!!!」

 

「エルザまで!!?」

 

「バカタレが!!今すぐ元に戻さんか!!!」

 

マカロフが舞台に向かおうとすると、舞台上に雷が落ちる。

 

「!!?」

 

「よう、妖精の尻尾のヤロウども」

 

「祭りはこれからだぜ」

 

雷が落ちたところから、ラクサスと雷神衆が現れた。

 

「ラクサス!!」

 

「フリードにビックスローも!!?」

 

 

「遊ぼうぜ、ジジィ」

 

「バカな事はよさんか!!こっちはファンタジアの準備も残っとるんじゃ、今すぐ皆を元に戻せ」

 

マカロフは、ラクサスの説得を試みる。

 

「ファンタジアは夜だよな?さぁて、何人が生き残れるかねぇ…」

 

ラクサスは、ルーシィの上から雷を落とす。

 

「よせぇ!!!」

 

ゴォォン!!!

 

雷の軌道はルーシィから外れ、ルーシィの真横に落ちた。

 

「この女達は人質に頂く」

 

「ルールを破れば一人ずつ砕いていくぞ。言っただろ?余興と」

 

マカロフの怒りが、どんどんと溜まっていく。

 

「冗談ですむ遊びとそうはいかぬものがあるぞラクサス」

 

「もちろんオレは本気だよ」

 

雷神衆も一歩前に出てくる。

 

「ここらで妖精の尻尾最強は誰なのかをハッキリさせようじゃないか」

 

「つー遊びだよ」

 

「ルールは簡単!!最後に残った者が勝者」

 

「バトル・オブ・フェアリーテイル!!」

 

ガコォーーーン!!!

 

観客席で、机が上に吹き飛ぶ。

 

「いいんじゃねぇーの?分かりやすくて、燃えてきたぞ」

 

机を吹き飛ばしたのは、完全復活したナツだった。

 

「ナツ!!」

 

 

………

 

 

リート達は、出発の準備を整え、マグノリアに帰ろうとしていた。

 

「よしっ帰るか!!」

 

「準備万端ですわね」

 

「祭かぁ…楽しみだな!!」

 

リート達を見送ろうと、アクナがログハウスの前にいた。

 

「お前ら、わかってると思うが…まっすぐ帰れよ?」

 

「子供ですか俺等は…」

 

「アタシから見たらただのガキ同然だ」

 

「そりゃ、すいませんね…」

 

そして、3人は帰り道を歩き始める。

 

「リート、帰りは列車ですわよ?」

 

「えっ?…マジで?……」

 

リートの顔色がどんどんと青ざめていった。

 

「オメーまだ乗り物克服できねぇのか」

 

「うるせぇ…乗り物なんて、俺が全て抹消させてやる」

 

「物騒な事を言ってないで、さっさと帰りますわよ!!」

 

 

「いやだぁぁぁ!!!」

 

 

「次あいつ等を鍛える時は、リートの乗り物克服も考えとくかね…」

 

アクナはそう言って、ログハウスの中へ入っていった。




リート達をどの辺りで合流させるかただいま考え中です…まぁどっかでは確実に合流できるでしょう!!
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