FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」 作:タイキック新
「かはぁっ!!」
リーダスが、フリードとの戦闘に敗れた。
「バトル・オブ・フェアリーテイル…残り40人」
『妖精の尻尾ギルド』
「おぬし…なぜここに?」
マカロフはアクナを見てそう聞くと、アクナは、ため息を吐いて答える。
「なんでって…アタシも収穫祭を楽しもうと思ってね、そう思ってこの街に来たら、街中でアンタのとこのガキどもが本気でやりあってるって聞いたから様子を見に来たんだよ」
「ばっちゃん!!リートは!!?リートはまだ来ねぇのか!!?」
ナツはアクナにそう聞くと、アクナはナツを睨み付ける。
「誰がばっちゃんだボケが、けど…リートとバンクならアタシより先に出発させたんだ…まっすぐこっちに向かってるならそろそろ着く頃だろ」
「リート達が先にこっちに向かったのに、どーしておばさんの方が先に着いたの?」
「あん?フツー本気で走って向かえば、列車より早く着くに決まってんじゃねーか」
アクナは、ハッピーの質問にも淡々と答えた。
「フツーあり得ないよそれ」
「おい、マカロフ…状況を詳しく簡潔に教えな」
「う…うむ……」
「詳しく簡潔に説明したら矛盾しちゃうよ」
アクナの言葉に、ハッピーがツッコミを入れる。
ジジッ
「!!!」
術式に、また新たに情報が公開される。
「リーダスがやられた!!!」
「くう…やるなァフリード!!!」
「のんきな事言ってる場合じゃないよ!!!リーダスは石化を治す薬を取ってきてくれるハズだったんだ!!!」
「治す事ねーよ、どうせハッタリだから」
「ハッタリだと思ってんのか?ナツ」
ナツ達の後ろから声が聞こえ、ナツ、マカロフ、ハッピーの三人が振り返る。
「「「ラクサス!!!」」」
「思念体…ってとこか…」
アクナは冷静にラクサスを思念体だと見破る。
「つーか何でオメーがココにいんだよナツ」
「うっせぇ!!!出れねぇんだ!!!」
「ラクサス…貴様……」
「仲間…いや、アンタはガキって言い方してたよな、ガキ同士の潰し合いは見るに耐えられんだろ?」
「あ~あ…ナツもエルザも参加できねぇんじゃ雷神衆に勝てる兵はもう残ってねぇよなぁ」
ラクサスは、薄ら笑いの表情を一変させ、マカロフに問う。
「降参するか?」
「くっ……」
「まだグレイがいるよ!!!ナツと同じくらい強いんだ!!!雷神衆になんか負けるもんか!!!」
ハッピーがそう叫ぶと、ラクサスは鼻で笑う。
そしてナツも、グレイが自分と同じくらい強いという言葉が、気に入らなかったらしい。
「オレと同じだぁ!?アイツが?」
「だってそーじゃん」
「ククッあんな小僧に期待してんのかヨ」
「グレイをみくびるなよラクサス…」
………
服屋の中で、グレイとビックスローは戦闘を行っていた。
「ヒャッホー!!」
ビックスローの下段蹴りを、グレイは飛び上がってかわした。
「いきなっ!!!ベイビー!!!」
ベイビーと呼ばれた人形は、グレイに向かってレーザーを放つ。
グレイはそれをかわし続ける。
「ラインフォーメーション!!!」
その掛け声を合図に、5体で飛び回っていた人形は、縦に積み重なり、縦形のレーザーを放った。
「くっ」
グレイは、マネキンの頭を台に、ギリギリでレーザーをかわす。
「年下のくせにやるなァグレイ!!!次はビクトリーフォーメーションだ!!!」
「……どうした!!?ベイビー!!?」
しかし、人形の気配が消えていることに、ビックスローは気が付き、後ろを振り返ると、5体の人形は凍り付けにされていた。
「いつの間に!!?」
ドゴォッ!!
「いぎぃぃ!!!」
ビックスローの不意を突き、グレイはビックスロー本体に膝蹴りを食らわせた。
ビックスローが倒れ、グレイは攻撃を続けて撃つ。
「アイスメイク…ハンマー!!!」
「エックスフォーメーション!!!」
グレイの造った氷のハンマーをビックスローはマネキンを使い、防ぎきった。
「何!?」
「オレのセイズ魔法【
「テメーがリートじゃなくて心底安心したぜオレァ」
「なんだと?」
「アイツなら魂ごと凍らせるなんて荒業をやりかねねぇからなぁヒャハハハハ!!!」
ビックスローのグレイを小バカにする態度に、グレイの怒りが上昇する。
「だったらテメェ本体を凍らせてやるァ!!!!」
「やれるもんならやってみなー」
ビックスローは人形を盾に、服屋から走り去っていった。
「うひゃひゃひゃひゃー!!!」
「てめっ…逃げる気か」
グレイも、慌ててビックスローを追いかけた。
「うほほー」
「待ちやがれ!!!」
ビックスローはそのまま路地裏に入り込み、グレイもそれに続いて路地裏に入り込んだ。
グレイが一瞬ビックスローを見失う。
「ココだよグレイ」
グレイが上を見上げると、建物の間に足を広げて体を支えているビックスローの姿があった。
「てめぇ、一体何がしてぇんだ」
「言っただろ?遊びたいんだヨ オレもベイビーたちもな」
ジジッ…
「!!!」
グレイの周りに術式が展開された。
「罠か!!!」
術式には
【この中にいる者は戦闘終了まで魔法の使用を禁ずる】
と書いてあった。
「こういう時に遠隔操作系の魔導士は有利だね」
すると、マネキンがレーザーをグレイに向かって放ってきた。
ドカン!!
「ぐああっ」
マネキンはレーザーを連射し、グレイは攻撃を受け続けた。
「あああっ!!!」
「ひゃははは!!残念残念!!!さすがのグレイも魔法が使えないんじゃね」
グレイがいた場所は、レーザーで砂煙が上がっていた。
ガッガッガッ
「!!!」
砂煙からグレイが壁を伝って、ビックスローのところまで飛び上がる。
「バカな!!!」
「うおおおおっ!!!」
ガン!!!
グレイは、残った体力でビックスローを殴る。
そして、二人とも地面に叩きつけられた。
「こいつ、ベイビーの攻撃をあれほどくらって…」
ビックスローは即座に起き上がるが、グレイは完全に意識を失っていた。
「なーんだ、もう終わってんじゃねーか」
グレイVSビックスロー
勝者 ビックスロー
………
【グレイ戦闘不能 勝者ビックスロー】
ナツ達のいる場所でも、ビックスローの勝利が伝わる。
「ふはははっ!!!だから言ったじゃねーか!!!」
「嘘だっ!!!絶対汚い手を使ったんだよ!!!」
「あとは、誰が雷神衆に勝てるんだ?ククッ」
ラクサスは余裕の笑みを浮かべる。
「ガジルだ!!!」
「残念~!!奴は参加してねぇみてーだぜ」
「オレがいるだろーが!!!」
ナツが、ラクサスに啖呵を切る。
「ここから出れねーんじゃどうしようもねーだろ ナツ」
「分かった…もうよい…」
マカロフが口を開いた。
「こうさn「アタシがやってやるよ」!!?」
マカロフの言葉を遮り、アクナが口を開いた。
「あ?誰だテメーは」
「アタシが誰だろうと関係ねーだろ、その雷神衆とかいうクソどもをアタシが片付けてやるっつってんだよ」
ラクサスはアクナの提案を却下する。
「ダメだな、ババア…テメーは妖精の尻尾のメンバーじゃねーだろ」
「あそこの石像になってる女達の変わりに出てやるって言ってんだ、それともなにか?アタシが出るのがそんなに怖いか?あ?」
「なんだと?」
ラクサスはアクナを睨み付ける。
「フン、まぁいいだろ。ババア一人増えたぐれーで雷神衆に勝てるとは思えねーからな、特別参加を認めてやる…しかし、参加する以上はテメーも妖精の尻尾のやつらと同じ扱いをさせてもらうぜ」
「フン!!好きにしな」
「ハッ、女の石像が崩れるまで、あと一時間半だ。それまで精々くたばんねーように気を付けな」
「一時間半後、テメーの意識があるといいなクソヤロウ」
「ちっ…生意気なババアだ」
ラクサスはそう言うと、思念体は消えてしまった。
「…アクナ……おぬし…」
「つー訳だ…お前ら、雷神衆とかの特徴を教えな、アタシが全員シメてやる」
ハッピーがアクナに雷神衆の特徴を伝えていると、
ガジガジガジ
「「「「?」」」」
カウンターの裏から鉄の食器を食べていたガジルが顔を出した。
「ガジルー!!?」
「もしや…おぬしも行ってくれるのか!!?」
「あの野郎には仮もある、まぁ…任せな」
「「おおっ!!」」
「ほぉ…」
ガジルが門から出ようとすると、
ゴチーン!!
ガジルも術式にぶつかり、出られなかった。
「「「えぇーーーっ!!?」」」
「おまえもかーーーっ!!!」
「な…何だこれはーーー!!!」
「っち…使えねーなぁ」
アクナはガジルを睨み付けた。
「オレは悪くねーだろ!!!」
「めんどくせぇなぁ…悪いけど、アタシは先に行かせてもらうよ」
アクナは、街へと繰り出して行った。
そして、アクナが参加した頃…残りのメンバー表示も、気がつけばあと二人になっていた。
「残り二人じゃと…アクナはカウントされてないとすると…」
マカロフはナツとガジルを見る。
「こいつらだけかぁ!!」
「オイラは頭数に入ってなかったのかーーー!!!」
「仕方ねぇエルザを復活させるか…あーあ、せっかくエルザを見返すチャンスだったのに」
ナツはエルザの石像へと向かう。
「ちょっ…ちょっと待たんかい!!お前…どーやって…!!?」
マカロフがナツに聞くと、ナツは振り返って答える。
「燃やしたら溶けんじゃね?石の部分とか」
「やめーーーい!!!」
「やってみなきゃわかんねーだろ?」
「わかるわい!!!エルザを殺す気か!!!」
ゴォォォ!!!
ナツはエルザを炙り始めた。
「よせ!!!火で擦るでない!!!」
「つーかテメ…手つきがエロいぞ…」
ナツが火でエルザの石像に触っていると、エルザの頭にヒビが入った。
ぐもーーーっ!!!
「しまったーー!!!割れたー!!!ノリだノリ!!!ハッピー!!!」
「あいさー!!!」
「バカヤロウ!!!そんなんでくっつくか!!?オレの鉄をお前の炎で溶かして溶接するんだ!!!」
「貴様らーーー!!!」
エルザの頭のヒビが、徐々に広がっていく。
ピキピキッ
「ごめんなさい!!!ごめんなさい!!!ごめんなさい!!!ごめんなさい!!!」
ナツが謝り続けていると、石が割れ、エルザが元に戻った。
「熱い…おまえかナツ」
「何をするかぁーーー!!!」
エルザはナツを殴り飛ばし、何故かガジルも巻き込まれて吹き飛んでいった。
「ぐほぉ!!」
「ギヒャ」
「エルザが復活したー!!!」
「エルザ…しかしなぜ…」
「それが私にも…もしかしたらこの右目のおかげかも知れませんが」
エルザは手を右目にかざす。
(そうか!!義眼が目から受ける魔法の効果を半減したのか!!!)
(アクナとエルザが戦いに参加するなら!!!いける、反撃の時じゃ!!!)
「エルザ、今の状況分かる?」
「ああ…全て耳に入っていた」
エルザは、術式の文字を確認した。
【残り3人】
術式には、そう書いてあった。
「私が復活したことで残りの人数も律儀に変わったという訳か…凝ったことを」
「この他にももう一人、リートを連れていったおばさんが参加してるよ」
ビッ
そして、術式の文字が、3人から6人へと変わった。
「増えた」
「誰だ!!?」
ナツは石像を確認するが、誰も復活していない
「まさか!!!あやつらも帰って来たのか!!!」
「あやつら?」
「リート達だ!!!」
………
「なんか…騒がしくねぇか?」
「あぁ…こりゃ何かあったな」
「私、嫌な予感がしますわ」
………
「けどよ、アイツらが帰ってきたとしたら6じゃなくて5になるんじゃねーか?」
ナツの疑問にエルザが答えた。
「もう一人いるだろ」
「もう一人?」
「どうやら、あの男も参加を決めたか」
妖精の尻尾の最強候補が二人帰って来た。
リートと…ミストガン
グレイでは不可能だった魂凍り付け、リートは出来るのでしょうか?一応聞いてみましょう。
どうですか?できますか?
リ「………余裕」(やったことねぇから分かんねぇよ…)
はい、間が気になるところですが、本人曰く出来るそうです。疑わしいですけどw