FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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今回はアクナが戦います。誰と戦うかは…まぁあの人です。


悪魔

『マグノリア中心部 カルディア大聖堂』

 

現在、ラクサスはそこにいた。

 

「エルザ復活に、リートとミストガン参戦…オレを含めて妖精の尻尾トップ4が揃った訳だ」

 

「やはり祭りはこうでなきゃな」

 

 

………

 

 

その頃リート達は、街の様子がおかしいことに気がついていた。

 

「リート!!!アレを見てくださいまし!!!」

 

「?…!!? リーダス!!!」

 

「お?」

 

ラリカが指を指した方向には、リーダスがボロボロになって倒れていた。

 

リートは、慌ててリーダスの元へ駆け寄る。

 

「おい!!しっかりしろ!!!何があった!!?」

 

「オレたちの時みてぇに、別のギルドの奴等が戦争でも仕掛けて来たんじゃねぇか?」

 

「十分あり得ますわね」

 

 

「どこのどいつだ…そのクソギルドは…」

 

リートの表情から、明らかに怒っていることが伝わってくる。

 

「ウィ…違う……リート…」

 

リーダスが目を覚まし、リートに話しかける。

 

「リーダス!!!良かった、まだ意識があったか」

 

「一体誰にやられましたの?」

 

 

「フリードだ…」

 

「「!!?」」

 

「フリード?誰だそれ?」

 

バンク以外は、この名前に聞き覚えがあるはずだった。

 

「フリード…妖精の尻尾のメンバーの一人ですわ……」

 

「つー事は、あれか?仲間割れか?」

 

「いや、フリードはこんなことを自分の意思でやったりするような奴じゃねぇ」

 

「えぇ…フリードにそんな事を指示できる人……恐らくは」

 

 

 

 

「ラクサス…」

 

 

リートは拳を固く握る。

 

 

「ウィ…リート…今この街では……ラクサスが始めたバトル・オブ・フェアリーテイルが行われてる」

 

「バトル・オブ・フェアリーテイル?」

 

「おぉ!!!なんだそれ!!!面白そうだな!!!」

 

「そんな事言ってる場合じゃありませんわよ」

 

 

「収穫祭の…ミスコンに出ていた女性達が、エバーグリーンに石像にされて……時間がくれば、砂に変わって戻れなくなるって聞いて…それを止めるために…皆必死で」

 

 

「石化だと!!?」

 

「でも、街中はフリードの術式だらけで、罠にかかった人は、無理やり戦わさせられて…」

 

 

「そんな…横暴過ぎますわ」

 

リートは静かに…リーダスに一つだけ確認する。

 

「リーダス…石像に変えられた奴の中に…ミラはいるのか?」

 

「……ウィ」

 

リーダスがそっと頷くと、リートが本気でキレた。

 

「ラクサス…あの野郎…オレがぶっ飛ばしてやる!!!」

 

リートはラクサスを探しに、街へと走り出して行ってしまった。

 

「おい!!リート!!?こいつはどーすんだよ!!!」

 

バンクは、リーダスを指差しリートに訪ねる。

 

「ラリカ、任せた!!!バンクは雷神衆を探してぶちのめしてこい!!!」

 

 

「雷神衆って言われてもオレ見たことねぇんだけど!!?」

 

「街で暴れて調子にのってるバカ3人が雷神衆だ!!!」

 

「わかるか!!!」

 

「リート…ちょっとアクナさんに似てきましたわね」

 

 

 

………

 

 

一方アクナも、雷神衆を探して街を走り回っていた。

 

「くっそぉ…もうちょっとあの青猫に詳しい特徴を聞いておくんだった、メガネの女と、緑のロングヘアーの男と、舌にギルドマークの入った男ですぐに分かると思ったんだけどねぇ」

 

町中を走り回るアクナの目の前に、エルザが同じく雷神衆を探して走っている姿が目に入った。

 

「お?アンタ石化は解けたのかい?」

 

「あなたは…確か、バンクの師匠の…」

 

「アクナだ、まぁよろしく頼むわ」

 

「そうだちょうどいい、アンタ、雷神衆知ってるだろ?誰でもいいから特徴を詳しく教えな」

 

「雷神衆の…ですか?」

 

エルザとアクナが走りながら話していると、いきなり無数の矢が飛んでくる。

 

エルザとアクナの二人は、それを軽々とかわし、攻撃が飛んできた家の屋根上を見上げる。

 

「何でアンタが石から元に戻ってる訳?それに、そこのおばさん誰よ?まぁいいんだけど、いたぶる楽しみが増えるから」

 

 

「エバーグリーン」

 

「こいつも雷神衆の一人かい?」

 

「はい、石化の元凶もアイツです」

 

 

「ホント ムカツク、何が妖精女王よ」

 

「私が世界で一番…妖精なの!!!」

 

 

「くっだらねぇな、おいアンタ…名前は?」

 

アクナは、エルザに名前を訪ねる。

 

「エ…エルザですが」

 

「そうかい、エルザ、アンタはアイツと戦わずに体力を温存しな、アンタは戦力としてかなり使えそうだ」

 

アクナは一歩前に出て、戦闘の構えをとる。

 

「だからさっきから何なのよ、おばさん…アンタに興味ないんだけど」

 

「テメェらのボスから聞いてねぇのか?この喧嘩に特別参加する事になったゲストだよ」

 

「!?」

 

「へぇーアンタが?じゃあアンタを先に消してあげるわ」

 

エバーグリーンは屋根から飛び上がり、くるりと一回転すると、アクナとエルザの周りに鱗粉が散らばる。

 

「あ?」

 

「粉?」

 

 

「妖精爆弾グレムリン!!!!」

 

エルザは、爆発から無傷で、煙から横に飛び出してきた。

 

「アクナさん!!!」

 

「心配すんな、こんなもん砂埃つけられただけだ、かすり傷にもなりゃしねぇ」

 

爆発したその場から一歩も動かず、アクナは煙を払いのける。

 

「やるじゃない、おばさん」

 

「弱ぇじゃねぇか、厚化粧のガキ」

 

「なんですってぇ」

 

アクナの言葉に、エバーグリーンはイラつき始める。

 

「で?今ので終わりかい?なら次はこっちから行くよ」

 

アクナは地面を蹴り、一気にエバーグリーンとの距離を積める。

 

「は?」

 

「おらっ」

 

どごっ

 

アクナに腹を殴られたエバーグリーンは、勢いよく後方へと吹き飛んでいく。

 

「ひゃぁぁぁぁ!!!!」

 

そして、アクナは近くにあった棒を拾い、魔法を使う。

 

「トレース」

 

アクナは棒を薙刀に変え、エバーグリーンを追いかけて行った。

 

「すごい…あれほどまでに圧倒的とは」

 

エルザも、アクナの実力に驚きながら後を追いかける。

 

「くっ…こうなったら」

 

エバーグリーンは、メガネを外し、アクナの方を見た。

 

「石像にしてあげる!!!」

 

「?」

 

アクナの体が徐々に石化し始める。

 

「いかん!!!」

 

エルザは、慌ててアクナを助けようとするが、

 

「ふん!!」

 

アクナが石化し始めていた腕を振り、無理やり腕についている石を割り石化を解いた。

 

「!?」

 

「うそぉ!!?」

 

「チンケな技使ってんじゃねぇよカス」

 

アクナはエバーグリーンに近づき、薙刀を一振りする。

 

スパン!!!

 

「いやぁぁぁ!!!」

 

「お…恐ろしい人だな…あの人は」

 

エバーグリーンのすぐ近くにあった貯水タンクを切り落としたアクナは、更にエバーグリーンを追い詰める。

 

「っち…次は当てる」

 

 

「怖!!!」

 

アクナの顔が戦いが進むにつれ、どんどんと鬼のような表情へと変わっていく。

 

「おらっもっと躍りなガキ」

 

アクナはエバーグリーンに向けて薙刀を振り回し、エバは、ギリギリでそれを避け続ける。

 

「いやぁぁ!!ひゃあ!!きゃぁぁ!!」

 

「そらそらそらそら!!」

 

「若干、アクナさんが楽しそうにしている気がするのは気のせいか?」

 

 

追い詰められたエバーグリーンは、反撃に出る。

 

「いい加減にしな!!!妖精機銃レブラホーン!!!」

 

ヤケになったエバーグリーンは、無数の光の針をアクナに向けて放つ。

 

「だからチンケな技使うんじゃねぇって…言ってんだろーがぁ!!!」

 

アクナは薙刀一振りで、レブラホーンを全て吹き飛ばした。

 

「あ…」

 

「いやぁぁぁ!!!」

 

レブラホーンを吹き飛ばしたものの、周りにあった民家も勢いよく吹き飛ばしてしまう。

 

その衝撃で、エバーグリーンも吹き飛ばされていった。

 

「しまった…やり過ぎた…」

 

「っと…それよりも」

 

ヒュン…ドス!!

 

アクナは、薙刀を吹き飛んでいくエバーグリーンに向かって放り投げ、襟と壁の間に突き刺して固定する。

 

「さて…」

 

アクナは地面に敷いてある大理石を砕き、トレースで銃に変え、エバーグリーンに向ける。

 

「ひっ…」

 

 

「5つ数えるまで待ってやる、それまでに石像を元に戻して生き長らえるか、最後まで足掻いて死ぬか…好きな方を選びな」

 

エバーグリーンは既に涙目になっていた。

 

 

「あ…悪魔…」

 

ズドン!!!

 

「ひゃぁぁぁ!!!」

 

「アタシはアクナだ、名前間違えてんじゃねぇぞコラ」

 

 

(おそらく、名前を間違えた訳ではないと思うのだが…)

 

アクナ達に追い付いたエルザも、黙って二人を見ていた。

 

「じゃあ、数えるぞぉ、ひとーつ」

 

 

「ちょっ…ちょっと待ちなさい!!私を殺したら石像は元に戻らないわよ!!」

 

 

「ふたーつ」

 

「それに、私の石化眼にはもう一つの力があるのよ!!!」

 

 

「みぃーっつ」

 

 

「遠隔操作、私は今すぐ石化している女どもを粉々にすることもできる!!アンタは石化を解きたいんでしょ!!?なら私を殺すのはマズイはず!!」

 

ズドン!!

 

エバーグリーンの顔の横の壁に風穴が空く。

 

「うるせぇ奴だなぁ、石化を解く、イエスかノーで答えな、それ以外は認めねぇ」

 

「ちょっ…ちょちょちょっとまって」

 

「よーっつ」

 

 

「分かった!!解きます!!!解きますからぁ!!!撃たないでぇぇ!!!」

 

ズドン!!ズドン!!ズドン!!ズドン!!

 

エバーグリーンの周りの壁に風穴が4つ空いた。

 

「きゅぅぅぅ…」

 

「最初からそう言えばよかったんだよ、脅しの仕方も知らねぇガキのくせして、調子にのるからだ」

 

「ほ…ホントに恐ろしい人だ…」

 

アクナは、笑顔でエルザの方を見る。

 

「ふっ、終わったよ」

 

アクナVSエバーグリーン

 

勝者 アクナ

 

 

………

 

 

パリィン

 

石化していた女性達が元に戻った。

 

「おおっ!!」

 

 

「あれ?何これ?」

 

「ジュビアどうしたのでしょう」

 

「私たち…」

 

「んん?」

 

 

「元に戻ったー!!!」

 

 

 

術式に文字が表示された。

 

【ゲストVSエバーグリーン

勝者ゲスト】

 

エバーグリーンの敗北を見て、マカロフはガッツポーズをしてみせた。

 

(アクナか、さすが聖十の称号に匹敵する力を持つ奴じゃな!!)

 

(人質は解放された、さぁどうするラクサス)

 

 

………

 

 

「……クソが」




アクナ…やっぱり戦わせるとしたら相手にトラウマを植え込むぐらいやるかな?って思って書いてみました。

いかがでしたでしょうか、主としてはアクナの性格的に悪くない戦い方をさせたかな?って思ってますw
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