FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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この前、シャーマンキングのアニメ化のリメイクの告知を見てパッと閃きました。

(シャーマンキングと戦国BASARAのクロスオーバーとか面白そうじゃね?いつか書いてみたい…つーか読みたい)と

しかし、読むならともかく今新しい作品を書くと絶対に氷竜が続かなくなるわ、やるなら氷竜完結させてからだなと思っています……完結する頃にはこの案忘れてそう…



やさしさ

ズドォ

 

「ぐほぁっ」

 

空中で戦闘中のフリードとミラ、フリードは腹にミラの蹴りを受け、吹き飛んでいった。

 

「くっ」

 

地面ギリギリで体制を立て直したフリードは、ミラから距離をとるために全力で飛行する。

 

ミラはフリードを追いかけ、フリードとミラの距離は少しずつ縮まって行く。

 

「禁じ手だか仕方あるまい、魔には魔をもって制す」

 

フリードは、自分の体に文字を書き込む。

 

「闇の文字…暗黒!!!」

 

闇の文字で、魔人と化したフリードは迫ってくるミラに拳を放つ。

 

ミラも、拳を放ちフリードとミラの拳がぶつかり合う。

 

フリードとミラの攻防は、激しくなり徐々に空へと上がっていく。

 

がしっ

 

ブワァァッ!!

 

ミラの尻尾を掴んだフリードは、下の川に向かってミラを投げ飛ばす。

 

「つあぁっ!!!」

 

ドパァ!!

 

ザザザザ…

 

ミラを川に投げ飛ばしたフリード、しかしミラが飛び込んだ川に異変が表れる。

 

ミラが飛び込んだ部分を中心に、川の水が渦を巻きはじめる。

 

そして、川の中からミラが現れ、両腕に川の水を纏っていた。

 

(川の水を纏って…!!? どれだけの魔力なんだ!!?)

 

ザゴォ!!

 

川の水を纏ったミラは、フリードに向かって纏った水を全て放出する。

 

「ぐはぁ!!」

 

川の水で怯んだフリードに、ミラは頭突きで吹き飛ばす。

 

「ごぁぁっ!!」

 

ミラは両手を重ね魔力の塊を作り出し、一気にフリードに向かって撃つ。

 

 

 

ドッ!!!

 

 

オオオオオォ!!!

 

 

ミラが放った魔力の塊は、フリードに直撃すると、大爆発を起こし遠くにいたエルザやリート達も気がついた。

 

「ミラ?」

 

 

 

「何だ?あの爆発は」

 

「まさか…ミラ?」

 

 

 

ドサッ

 

ミラの攻撃で、闇の文字の魔法が解けたフリードは元の姿に戻り、地面に落下した。

 

タッ

 

ミラもフリードの落下を確認すると、地上へと降りる。

 

「ひっ…」

 

バッ!!

 

ミラが、フリードに襲いかかる。

 

ガッ ドッ

 

フリードの首を掴み、地面に押さえつけると、ミラは拳を握って振り下ろした。

 

(か…勝てる訳がない!!これが魔人の力!!!こ…殺される!!!!)

 

ピタッ

 

「!!?」

 

フリードの顔に拳がぶつかる寸前、ミラは拳を止めた。

 

 

すううぅ

 

「……え?」

 

ミラは悲しげな顔で、フリードにトドメをささずにテイクオーバーを解いた。

 

「こんな戦い…むなしいわね」

 

「勝者の驕りかミラジェーン……とどめをさせ」

 

フリードは恐怖に怯えながらも、ミラにとどめをさすように促す。

 

「私たちは仲間よ…同じギルドの仲間……」

 

「一緒に笑って、一緒に騒いで……一緒に歩いて」

 

 

「う…うるさい!!!俺の仲間はラクサス一人だ!!!!」

 

 

「一人じゃないでしょ?あなたはとっくに気づいてるわ」

 

「一人の人物に依存する事の全てを悪とは思わないけど、あなたの周りにはたくさんの人がいる。人と人はいつでも繋がっている」

 

ミラは、優しくフリードの手を掴んだ。

 

「ほら、手を伸ばせばこんな近くに…一人が寂しいと感じた時、人はやさしくなれるの」

 

「あなたは、それに気づいてる」

 

ポロポロ

 

気がついたら、フリードの目からは涙が溢れていた。

 

「うぐっ…ううっ…」

 

「こんな事……したくなかっ…た……んだ」

 

 

「うん…わかってるよ」

 

「来年こそは一緒に収穫祭を楽しもっ」

 

ミラがフリードに笑いかけていた時、カナとエルフマン達も意識を取り戻し、ミラの元へと来ていた。

 

「かなわないねぇ」

 

「うん…えっぐ」

 

【フリードVSミラジェーン 共に戦意喪失】

 

 

 

………

 

 

フリードが戦意喪失したことにより、リート達を囲んでいた術式が解かれた。

 

「お?ようやく出られるのか」

 

「はぁ、生きた心地がしなかった……」

 

 

「リート、テメェはさっき言ってたように魔水晶を何とかするんだろ?」

 

 

「はい…その為に、まずはウォーレンを探してみます」

 

 

「アタシも手を貸してやる。今はフェアリーテイルの魔導士である以上何かしらの動きは見せてやるよ」

 

 

「助かります。じゃあ他のメンバーを起こしてあげてください。おそらく、今考えている作戦を実行するには人手がいります」

 

 

「任せな、全員ぶん殴って目ぇ覚まさせてやる」

 

 

「……やさしくしてあげて下さい」

 

 

 

…………

 

 

ルーシィ達の術式も解除され、ルーシィ達は自由に動けるようになる。

 

(術式が解けた!!誰かがフリードを倒してくれたんだ!!けど…)

 

ハッピーが後ろを振り返ると、ルーシィもバンクも眠ってしまっていた。

 

(二人とも、ビックスローとの戦いで疲れてるし、そっとしておいた方がいいよね?)

 

「ガァーーゴォォォー」

 

「すぅ すぅ」

 

 

「このイビキの中でも、ルーシィ全然起きない…」

 

 

バトル・オブ・フェアリーテイル

 

残るはラクサスただ一人!!!

 

 

………

 

 

「神鳴殿、街中を襲う雷の魔水晶、雷神の裁き、もう時間がない。残り10分…本気なのかしら?ラクサスは」

 

「でも なんとかなるよね。こっちにはリートとエルザとナツ、ガジルもいるし、そうだ!ミストガンもいるんだっけ」

 

レビィが呟いていると、ギルドに入ってくる人影が一つ。

 

カツーン カツーン

 

「こんな時に誰かしら」

 

 

 

「マカロフはどこ?」

 

ギルドに現れたのは、ポーリュシカであった。

 

「ポーリュシカさん!?」

 

「どこかって聞いてんだよ」

 

「お…奥の医務室です」

 

「フン」

 

ポーリュシカは、スタスタと医務室に向かって歩いていく。

 

「あ…あのっ!!ちょっと今は……」

 

「知ってるよ!だから来たんだ」

 

「え?」

 

ポーリュシカは、医務室に入りマカロフの顔を覗く。

 

「もしかして治療しに来てくれたんですかっ!!」

 

レビィの台詞を無視し、ポーリュシカはマカロフを見たまま呟く。

 

「ラクサスをつれてきなさい」

 

「え?」

 

「祖父の危篤も知らずに遊び回ってるあの子をつれてきなさい」

 

「き…危篤って…そんな大袈裟な……」

 

「いいからお願い、この人は…もう長くない」

 

「!!!」

 

 

………

 

 

神鳴殿発動まで後6分

 

「降参する気はねぇってか…相変わらずの頑固ジジィめ」

 

カルディア大聖堂で一人待つラクサスの元に、人が現れる。

 

「来たか」

 

「ミストガン」

 

 

「まさか お前がこのゲームに参加するとは思ってもいなかったぜ」

 

ラクサスは、にやけ顔でミストガンを見る。

 

「今すぐ神鳴殿を解除すれば、まだ余興の範疇でおさまる可能性もある」

 

 

「おめでたいねぇ」

 

「知ってんだろ?妖精の尻尾最強は誰か…オレか おまえか リートか噂されてる事は」

 

 

「興味はないが、私はギルダーツを推薦しよう」

 

 

「アイツはダメだ帰ってこねぇ、同じくエルザもいい線いってるが まだ弱い」

 

「エルザが弱い?とんだ節穴だなお前の目は」

 

 

「オレはお前を認めてんだよミストガン、今 この妖精の尻尾最強の座はオレかおまえか、後から来るだろうリートかのどれかなんだ」

 

 

 

「そんな事にしか目がいかんとは……おめでたいのはどっちだ」

 

 

「俺たちだけでも白黒つけようぜ、リートなら残った方が叩き潰せばいい」

 

「私はリートと戦うつもりはない」

 

「だったら俺がお前を倒してリートを叩き潰すだけだ」

 

 

「ミストガン…いや、アナザー「!!!」」

 

ギャウ!!!

 

ラクサスの言葉を聞き終える前に、ミストガンは背中の杖を一本取り出し魔法を放つ。

 

それと同時に、ラクサスも雷を放ち、魔法同士のぶつかり合いで爆発が起こった。

 

ゴォォォ!!

 

ズオオォ!!

 

二人の魔法のぶつかり合いの衝撃により、教会が大きく揺れた。

 

「教会!!?」

 

「カルディア大聖堂か!?」

 

ナツとエルザが反応し、カルディア大聖堂へと急ぐ。

 

 

 

爆発がおさまると、ラクサスもミストガンも無傷でその場に立っていた。

 

「その事をどこで知った」

 

 

「さぁね…オレに勝てたら教えてやろうか?」

 

ミストガンが、杖を前に出す。

 

「後悔するぞラクサス、お前は未だかつて見たことのない魔法を見ることになる」

 

 

「来い…格の違いを見せてやる」




ミストガンとラクサスをようやく戦わせることができました。こっからですよ熱い展開は!!
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