FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」 作:タイキック新
オオオォォォ
ミストガンとラクサスが対峙する中、静かに風だけが吹いていた。
先に動き出したのは、ミストガンだった。
すっ
カン!!
ミストガンが、背中に背負っていた杖を床に立てると、二本目、三本目と合計五本の杖を床に刺した。
「摩天楼」
キュイィィ
「!!!」
ラクサスの立っていた床が光だし、徐々に変形して行く。
次の瞬間、大爆発が起こり、教会は一瞬で崩壊した。
ドザァ!!!
「何!!?バカな!!教会を…」
崩れた教会から、光の柱が立ち上り、ラクサスを巻き込む。
「うおおっ」
ラクサスが上を見上げると、空間に切れ目が入りだす。
「!!!」
そして、切れ目から見たこともない巨大な竜が現れた。
「なんだこの魔法は!!!?」
がぁぁぁぁぁ!!!!!
「うおおおおおぉ!!!!」
ばちぃぃん!!!
「!!!」
巨大な竜にラクサスが襲われる瞬間、次元が裂け、魔法が解けてしまった。
「はははははははっ!!!!!くっだらねぇなぁ!!!!」
「こんな幻覚でオレをどうにかできると思ったか!?ミストガン!!!」
ラクサスは幻覚で作られた空間を力ずくで脱出してきた。
「さすがだな、だが気付くのが一瞬遅かった」
ラクサスの真上には、5つの魔方陣が出来上がっていた。
「おまえは既に私の術の中」
「眠れ!!五重魔法陣 御神楽!!!!」
ミストガンが杖を向けると、魔方陣が発動する。
「気付いてねぇのはどっちだ?」
ミストガンの足下が光りだす。
「!!!」
ミストガンの足下からは雷が、ラクサスの頭上からは光がお互いを攻撃する。
ズギャァァァ!!!
「ぐああっ!!!」
ドォォン!!!
「うおおっ!!!」
ミストガンとラクサスは共に、お互いの攻撃をくらう。
ミストガンが右手をラクサスの方へ向けると、ラクサスの足下の床が、ラクサスを捕らえようと動く。
ラクサスはそれを察すると、光速で動きその場から一瞬で離れる。
「抜けた!!?」
ラクサスの勢いは止まらず、壁を伝い空中にいるミストガンに雷をぶつけた。
「はァ!!!」
雷をぶつけられたミストガンは霧へと変わり、ラクサスの目の前に現れる。
「チッやるじゃねーか」
ばん!!!
「「ラクサス!!!」」
ラクサスの居場所に感づいたナツとエルザが、教会にやって来た。
「!!!」
「エルザ!!!」
「ナツ!!!出られたのか」
ナツとエルザがラクサスに視線を向けると、その場にいたミストガンにも、自然に目を奪われる。
「誰だアイツ」
「ミストガンか…?」
「くっ」
ミストガンが、咄嗟に顔を覆っていた布で素顔を隠す。
「スキあり!!」
ラクサスの雷が、ミストガンの顔に直撃する。
「ぐはっ」
ラクサスの攻撃により、ミストガンの顔を覆っていた布が取れ、素顔があらわになる。
「え?」
「………」
その顔は、ナツもエルザもよく知った顔だった。
「ジェラール…」
「おまえ…」
「生きて…」
「お?知ってる顔だったのか?」
ミストガンとジェラールの顔が全く一緒の為、ナツもエルザも動揺を隠せずにいた。
「ど…どうなってんだ!!?ミストガンがジェラール!!?」
「エルザ…あなたにだけは見られたくなかった」
「え?」
「私はジェラールではない、その人物は知っているが私ではない」
「………」
「すまない、後は任せる」
そう言うと、ミストガンはその場から消えていなくなった。
「オイ!!!」
「だーっややこしいっ!!後回しだ!!!ラクサス勝負しに来たぞ!!!エルザいいよな?オレがやる!!!」
ナツが声をかけるが、エルザからの返事はなかった。
「エルザ!!!!!」
ビキィ!!
「ぐはぁぁぁっ!!!」
放心状態のエルザに、ラクサスが攻撃を仕掛ける。
「似合わねぇツラしてんじゃねぇよ。ホラ!!来な」
「くっ」
ラクサスの攻撃に直撃したエルザは、床に倒れる。
「ラクサスーっ!!!」
「オレが相手するって言ってんだろ!!!!このやろぉ!!!」
「ん?いたのかナツ」
ナツの存在は、ラクサスの眼中にはないようだ。
カチーン
「オレと勝負しろやぁ!!!ラクサス!!!!」
ナツが拳に炎を纏い、ラクサスに殴りかかる。
「ナツ…」
「テメェのバカ一直線も、いい加減煩わしいんだよ」
「失せろザコがっ!!!!」
ラクサスはナツに雷を放つが、ナツは地面を蹴り飛び上がり、雷を回避する。
「火竜の鉤爪!!!!」
ガッ
ナツは飛び上がった反動で、空中で体を反転させラクサスに蹴りを入れるが、ラクサスは片手でそれを防ぎ、ナツを弾き飛ばす。
「うおっ!!」
ダッ
ナツが床に着地すると同時に、ラクサスがナツの顔を蹴りあげる。
バキッ
「んがっ」
体制を崩したナツの腕をラクサスが掴み、自分の元へ引き寄せる。
「逃がさねぇぞコラ」
ガッゴッバキッドガッ
ラクサスは、躊躇なくナツの顔を殴り続ける。
ガシッ
「逃げるかよっ」
ナツは、捕まれていた腕を掴み返し、ラクサスの顔を殴りだす。
「てっぺんとるチャンスだろ!!!!」
「チッ」
ぐっ
ラクサスが握っている腕に力を込めると、またナツの顔を殴りだす。
「おおおっ」
ナツも反撃し、殴り合いの応酬が続く。
「フン」
ぐいっ
ズテェン
「うおっ」
ラクサスは掴んでいたナツの腕を引っ張り、ナツの体制を崩す。
「らぁっ!!!」
ナツは、転ばされた体制からラクサスの足を払おうとするが、ラクサスは容易くそれをかわす。
グシャ!!
「ごぺっ」
足払いをかわしたラクサスは、床に着地すると同時に、ナツの顔を踏みつける。
にっ
ズオォォッ!!
ラクサスが下から上に向かってアッパーで、ナツを凪ぎ払う。
「うおおっ」
ザザザッ
ドスッ
「おごっ」
ナツの後ろからエルザが飛び出し、ラクサスに攻撃を仕掛ける。
(ミストガンの事はひとまず忘れなければ、今はラクサスだ)
エルザは、黒羽の鎧でラクサスに斬りかかる。
ラクサスは、エルザの攻撃を軽々とかわした。
「エルザ!!!」
「あの空に浮いているものは何だ、ラクサス!!」
「神鳴殿、聞いたことあるだろ?」
「まさか街に攻撃するつもりか!!」
「ハハハッ!!!新しいルールさ。オレも本当は心が痛むよ ククク…」
「貴様!!!!」
エルザがラクサスの顔を目掛けて蹴りを入れるが、ラクサスは、片手でエルザの蹴りを受け止めた。
「あと2分だ」
「ナツ!!全て破壊するんだ!!!」
「壊せねーんだよ!!てか、違うな……壊したらこっちがやられちまうんだよ」
「生態リンク魔法!!?まさかリートがここに来ていない理由は…」
「おそらく、あの馬鹿真面目のリートだ。どうにかして停めようとしてるんだろうな。だが、アレは誰にも手出しできない魔水晶」
「卑劣な!!!」
ラクサスはエルザの足を振り払うと同時に、雷を起こす。
「フン!!」
「ぐっ」
雷をくらい、距離をとったエルザは黒羽の鎧から別の鎧へと換装していた。
「雷帝の鎧!!?」
「フン そんなものでオレの雷を防ぎきれるとでも?」
「なにラクサスとやる気マンマンになってやがる!!!こいつはオレがやるんだ」
そう言うナツを、エルザは黙って見る。
「信じていいんだな?」
「へ?」
エルザは、教会の出入り口を目指して走り出す。
「オ…オイ!!どこ行くんだよ」
「まさか おまえ、神鳴殿を止めに……」
「ハハハッ!!!無駄だぁ!!!一つ壊すだけでも生死に関わる!!!今、この空には300個の魔水晶が浮いているんだぞ!!!もう時間もない!!!!」
「全て同時に破壊する。リートもおそらくそうするだろう」
「不可能だ!!!!できたとしても確実に死ぬ!!!!」
「だが街は助かる」
エルザは死を恐れずに、魔水晶を壊す事をいい放った。
「ラクサスを止めておけナツ!!!!」
「てめっ…ゲームのルールを壊す気か……」
「こっちも信じていいんだな?エルザ」
エルザは黙って頷いた。
「可能か不可能かじゃねぇぞ!!!!お前の無事をだぞ!!!!」
(おまえとリートに救われた命だ。粗末にする気はない)
「くそっ」
ラクサスは、慌ててエルザを追いかけようとする。
「火竜の」
「咆哮!!!!!」
「ぬっ」
しかし、ナツのブレスで、ラクサスは足止めをされる。
「オレは おまえを倒す」
「このガキが」
………
(ウォーレン…どこだ?頼む、この街にいてくれよ)
リートは街を駆け回りながら、ウォーレンを探していた。
「………見つけた!!」
倒れていたウォーレンの元へ駆け寄ったリートは、ウォーレンを抱え起こす。
「ウォーレン!!しっかりしろ!!」
「うっ………リート……」
「無理をさせるようで悪ぃけど、手を貸してくれ。今はお前の力が必要だ」
リートはウォーレンの意識がはっきりしてきたのを確認すると、事情を説明する。
(あとは、他の奴らには悪いけど、命をかけてもらわねぇと…これが失敗したら、オレたちだけじゃなくて……この街の人全員が、全滅する!!)
実は主、reality(リアリティー)もしくはIRIAM(イリアム)というliveアプリをとっておりまして、最近もですがそこに出没するときがあります。
realityやIRIAMをダウンロードすれば主に会えるかも!?
リ「誰もアンタに興味ねぇだろ?」
主「貴様、言ってはならぬことを…貴様とバンクのBL小説を書いて投稿するぞ?」
リ「……ごめん、それだけは止めて…いやマジで」