FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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この物語を書いてる上で色々とリートの技の案が浮かんできたのでメモアプリでメモっていると気づけば物凄いことに...そのうち出せたら...いや、意地でもだします
ってな訳でリート頑張って技を連発してくれ!
心のなかでリートが「鬼かてめぇ!」って叫んでる...
あと、レイユールの武器を《テープのようなもの》から《ロープ》に変えます...だってテープのようなものっていちいち打つのめんどくさいし...


エリゴールに追い付け

『地方ギルドマスター連盟定例会会場』

 

「マカロフちゃん!アンタのところの魔導士ちゃんは元気があっていいわぁ!聞いたわよぉ、どっかの権力者コテンパンにしちゃったとかぁ」

 

青い天馬(ブルーペガサス)のマスター、ボブ(♂)がマカロフに話しかける。

 

「おおっ!新入りのルーシィじゃ!あいつはいいぞぉ!特に乳がいい!!」

 

「でも、やっぱりあたしはリートちゃんがいいわぁ。可愛いんだものぉ、ねぇマカロフちゃん、リートちゃんをウチにくれなぁい?」

 

「駄目じゃ駄目じゃ!誰であろうと儂のかわいいガキ共は1人もやらんぞぉ!うひゃひゃひゃ!!」

 

そこに四つ首の猟犬(クワトロケルベロス)のマスター、ゴールドマインが話しかけてきた。

 

「しかしマカロフ、おめぇのところは元気があるのはいいが、ちぃとやり過ぎなんじゃないかい?

 

評議員の中には、いつかフェアリーテイルが街を一つ潰すんじゃねぇかって懸念してる奴もいるらしいぞ」

 

「潰されてみたいのぉ、ルーシィのおっぱいでぇ!」

 

「もう、駄目よ。自分のとこの魔導士ちゃんに手を出したら」

 

そこにマカロフ宛に、一通の手紙が届いた。

 

「マカロフ様、ミラジェーン様からお手紙が届いております」

 

「ん?」

 

《マスター定例会ご苦労様です♪》

 

手紙を開くと、ミラの立体映像が小さく浮かび上がる。

 

「どうじゃ!こやつがウチの看板娘じゃ!めんこいじゃろぉ?」

 

《実はマスターが留守の間にとても素敵な事がありました♪》

 

「ほぅ」

 

《エルザとリートと、ナツとグレイがチームを組んだんです、あとハッピーとルーシィとラリカも》

 

 

「!!!」

 

《ね?素敵でしょ?私が思うにコレって妖精の尻尾(フェアリー テイル)の最強チームだと思うんです。一応報告しておこうと思ってお手紙しました♪それでは》

 

手紙が消えると同時に、マカロフは倒れてしまう。

 

(な、なんてことじゃあっ!!!本当に町一つ潰しかねん!!!定例会は今日終わるし明日には帰れるが、それまで何事も起こらんでくれぇ!!頼む!!!!)

 

 

 

・・・

 

 

『オシバナ駅』

 

ざわざわ

 

駅の周辺は、野次馬でいっぱいになっていた。

 

そこに、駅の中からエルザが出てきて、駅員から拡声器を奪い駅の周辺の野次馬に伝えた。

 

 

「命が惜しい者は今すぐこの場を離れろ!駅は邪悪なる魔導士共に占拠されている!そしてその魔導士はここにいる全ての人間を殺せるだけの魔法を放とうとしている!できるだけ遠くに避難するんだ!」

 

 

駅は一斉に混乱状態になった。

 

「君!何でそんなパニックになるようなことを!」

 

「大勢死なれるよりはマシだろう、それに今言ったことは全て事実だ勿論私たちは全力でそれを阻止するつもりだが万が一もあり得る。君達も避難した方がいい」

 

(呪歌(ララバイ)、その音色を聴いたものを死に至らす禁断の魔法、エリゴールはそれを使い大量殺人をもくろんでいる。しかし、これだけ人がいなければ呪歌(ララバイ)を使う意味があるまい...さて、奴はどう動く?)

 

「!?これは!」

 

 

・・・

 

 

『放送室』

 

「計画の邪魔をする奴は全て殺す」

 

「計画もクソもねぇだろ、呪歌(ララバイ)を放送するならこの場所からしか出来ねぇ、その呪歌(ララバイ)を持ったエリゴールがいないんじゃ何のために駅を占拠したかわかんねぇぞ」

 

バッ!

 

レイユールが、ロープで放送室内を凪ぎ払う。

 

「おっと!」

 

(放送機器を躊躇なく壊しやがった、やはりララバイを放送する気がねぇぞコイツら)

 

レイユールのロープがまっすぐにグレイに迫るが、グレイは氷の壁で攻撃を防ぐ

 

「氷?へぇ、ならてめぇがフェアリーテイルの氷竜(セルシウス)か?」

 

「そいつは俺じゃねぇよ、てめぇらの目的は何だ?」

 

「...そろそろエリゴールさんの魔風壁が発動する頃だな」

 

「魔風壁?」

 

「てめぇらをここから出さねぇ為の風のバリアさ」

 

「なに!?」

 

 

・・・

 

 

「こんなことが...駅が風に囲まれている!?」

 

魔風壁に気がついたエルザの元に、エリゴールが現れた。

 

「ん?なんでハエが一匹外に...そうか、野次馬どもを逃がしたのはてめぇか女王様よぉ!」

 

「エリゴール!貴様がこれを!?」

 

「てめぇとは一度戦ってみたかったが、残念だ。今は時間がねぇもんでな、中でじっとしてな」

 

「ぐっ!」

 

エリゴールの風にエルザは吹き飛ばされ、駅の中まで押し戻されてしまった。

 

「ちぃ、エリゴール!...あうっ」

 

エルザは外に出ようとするも、魔風壁に弾かれてしまう。

 

「やめておけ、この魔風壁は外からの一方通行、中から出ようとすれば切り刻まれる」

 

「これは一体なんのまねだ!」

 

「鳥籠ならぬハエ籠ってところか、ちとデケェがな」

 

「てめぇらのせいで時間を無駄にしちまった。俺はこれで失礼させてもらうよ」

 

エリゴールはどこかへと飛びさっていく。

 

「一体どうなっている...この駅が標的じゃないというのか!?」

 

 

・・・

 

 

バゴォ!

 

グレイがレイユールを蹴り飛ばし、壁に穴を開けた。

 

「ややこしい話しは嫌ぇなんだ何がどうなってやがる!!」

 

「計画に想定外のハエが飛んできた、だから閉じ込めただけの話だ、この駅を占拠した本来の目的はこの先のクローバー駅との交通を遮断するためだ」

 

「くそっ!呪歌(ララバイ)はそっちか!」

 

「あの街に何があるかよく考えてみな!」

 

レイユールはロープを伸ばし、グレイの肩や腰を切りつける。

 

「クローバー、あの町は...じーさん共が定例会をしている!!本当の狙いはギルドマスターか!?」

 

「なにも知らねぇジジイ相手に笛を聴かせるなんて造作もねぇ!もう誰も止められねぇ今まで虐げてきた報復を受けるのだ!全てきえてなくなるぞぉ!」

 

「!!!?」

 

グレイはレイユールの顔を掴み、凍らせた。

 

「止めてやるよ、俺達の親に手ぇ出そうって言うんだ、闇ギルドよりも恐ろしいギルドがあることを教えてやる」

 

 

・・・

 

 

『駅内ホーム』

 

「知らねぇよ魔風壁の解除なんて俺たちができるわけねぇだろ」

 

「...」

 

エルザは鉄の森(アイゼンヴァルド)の1人に、魔風壁の解除をさせようとしていたが、解ける人間が見つからずに焦っていた。

 

「エルザーー!」

 

「グレイか!?ナツはどうした!」

 

「はぐれた!ってかそれどころじゃねぇ」

 

「あぁ、今計画をコイツらから聞いた。しかし今この駅には魔風壁が...そうか!」

 

「?」

 

「コイツらの中にカゲと言われていた奴がいた!呪歌(ララバイ)の封印を解いた奴なら魔風壁を解けるかもしれん!」

 

「なるほど!解除魔導士(ディスペラー)か!」

 

「探すぞ!カゲを捕らえるんだ!」

 

エルザとグレイはカゲを取り抑える為に、走り去っていった。

 

「...いるんだろ?カラッカ」

 

壁から、エルザ達との戦闘から離脱した男が現れる。

 

「すまねぇ」

 

「聞いてただろ?カゲが狙われている」

 

「お、俺は助太刀なんてできねぇぞ!」

 

「もっと簡単な事だ」

 

 

・・・

 

ルーシィとリート、ハッピーとラリカは、いまだに逃げた1人を探していた

 

「...完全に見失ったな」

「あい」

 

「ねぇ、いったんエルザのところに戻らない?」

 

「「!?」」

 

ハッピーとラリカは、驚いた顔でルーシィを見る。

 

「な、何よ?」

 

「エルザは追えって言いましたのよ?」

 

「すごいなぁ...ルーシィは...エルザの頼みを無視するのかぁ、あのエルザをねぇ...オイラあんなことされるルーシィはみたくないよ」

 

「あたしなにされちゃう訳!?」

 

「大丈夫、事情を話せば分かってくれるって、何もされねぇよ」

 

リートがルーシィの肩を叩いてなだめる。

 

「あら、でもあのエルザですわよ?もしかしたらってこともあるかもしれませんわ」

 

「...」

 

「否定してよ!」

 

 

・・・

 

「エリゴーール!!どこに隠れてんだ!コラァァァ!」

 

ナツは一つ一つ壁を蹴破りながら、エリゴールを探していた。

 

その近くで、影に隠れたカゲヤマが、ナツを見張っていた。

 

(あいつは扉ってもんを知らねぇのか...しかしエリゴールさんはもうここにはいねぇよ、しかしこのまま放っておくのも)

 

「僕の気がおさまらないんでね!」

 

「うごぉ!」

 

影から出てきたカゲヤマが、ナツの頭に蹴りを入れる。

 

「またおまえかぁ!」

 

「君の魔法はだいたい分かった。体に炎を付加することで破壊力を上げる珍しい魔法だね」

 

「ぬぉぉぉ!メチャクチャ殴りてぇけどそれどころじゃねぇ!エリゴールはどこだ!」

 

「さぁてどこかな?僕に勝ったら教えてあげるよ」

 

カゲヤマが影を伸ばすが、ナツはそれを軽々とかわす。

 

「おっ!殴った後に教えてくれんのか?一石二鳥じゃねぇか、燃えてきたぞ」

 

「ちぃ、すばしっこい」

 

「しかし!八つ影(オロチシャドウ)はかわせまい!逃げてもどこまでも追いかけていくぞ!」

 

影が八つの蛇の形に変わり、ナツめがけて襲いかかる。

 

「おらぁ!」

 

ボン!ボン!

 

炎を纏ったナツの拳が、影を殴り一つ一つ消していく。

 

「バカな!?全部けしやがった!」

 

「だりゃあっ!!」

 

ナツの拳が、カゲヤマの顔に決まった。

 

(なんだこの拳...魔導士の拳じゃねぇ)

 

バッ!ガシッ!

 

ナツはそのままカゲヤマを捕まえ、壁に放り投げ咆哮を放つ。

 

(バ...化け物め!)

 

 

 

ドゴォォォン!!!

 

 

 

「何!?」

 

「こりゃあ、ナツだなとりあえず行ってみるか」

 

 

 

「近いぞ!向こうだ!」

 

「こりゃあナツに間違いねぇな」

 

 

ルーシィとリート、エルザとグレイは、それぞれ違う場所から、爆発音が聞こえた方へと向かって走り出す。

 

「かっかっか!俺の勝ちだな!約束通りエリゴールの場所を言えよ」

 

「バカめエリゴールさんはもうこの駅にはいねぇよ」

 

「は?」

 

「ナツー!それ以上はいい!ソイツが必要なんだ!」

 

「!?なんだ?なんだ?」

 

グレイとエルザが、ナツの元にたどり着いた。

 

「でかした!くそ炎!」

 

エルザはそのままカゲヤマを壁に押しあて、剣を突きつける。

 

「四の五の言わずに魔風壁を解いてもらおう、貴様がNOと言う度に傷が一つ増えることになる」

 

「うっ...わ...わかっ...ぐはっ!」

 

カゲヤマが急に倒れ、その背中には短剣が刺さっていた。

 

「カゲ!!」

 

 

...《簡単な仕事だよ、カゲを殺せ》

 

カゲヤマの後ろの壁からは、逃げたはずの敵が震えて立っていた。カゲヤマを突き刺した張本人だ。

 

「くそっ!唯一の突破口が!ちくしょぉぉぉ!」

 

「カゲ!しっかりしろ!」

 

「仲間じゃ...ねぇのかよ...」

 

 

「ヒッ...ヒィィィ!」

 

カゲヤマを突き刺した男は、壁の中に逃げようとする。

 

 

 

「同じギルドの...仲間じゃねぇのかよ!!!」

 

 

 

ナツが壁を殴ると、男も一緒に吹き飛ばされて出てきた。

 

「カゲ!しっかりしないか!」

 

「駄目だエルザ!もう意識がねぇ」

 

「死なすわけにはいかん!やってもらう!」

 

「こんな状態じゃ!魔法は使えねぇぞ!」

 

「やってもらわねばならないんだ!」

 

「コレがお前らのギルドなのか!!!」

 

 

 

「お...お邪魔だったかしら?...」

 

「よくわかんねぇが、とりあえず話しを聞こう」

 

リートがナツ達の元に走り寄る

 

 

・・・

 

 

「ギルドマスターのいるクローバーの街...近いな...老いぼれどもめ待っていやがれ、死の粛清を与えてやる!」

 

 

・・・

 

 

「エリゴールの狙いは定例会なの!?」

 

「あぁ、けどこの風を何とかしねぇと駅の外には出られねぇ」

 

「...くそ野郎が...誰の親に手ぇだそうとしてんのか、はっきり教えてやる」

 

リートは、自分がキレそうになっているのを必死に抑える。

 

「こんなもん突き破ってやる!」

 

ナツは障壁に攻撃をするが、すぐに弾き返されてしまう。

 

「グレイやリートの魔法でこの風を凍らせる事は出来ないの?!」

 

「出来たらとっくにやってる」

 

「俺もだ、こんなもんに冷気なんか混ぜたら、切れる上に凍らせちまう今より強い障壁になっちまうし、氷を作ろうにもこの風じゃ大気中の水分をかき集められねぇ...」

 

「そんな...」

 

「くそっ!どうすれば...」

 

エルザ達が困惑する中、ナツは閃いたという顔をしてルーシィにつめよる。

 

「そうだ!星霊!」

 

「え?」

 

「エバルーの屋敷で星霊を使って移動できただろ!あれを使って」

 

「そうか!その手が!」

 

「いや、普通は星霊界に入ると死んじゃうし、人間が星霊界に行くのは重大な契約違反になっちゃうのよ。あのときはエバルーの鍵だったからよかったけど」

 

「ややこしいな、いいから早くやれよ」

 

「できないって言ってるでしょ!」

 

「エバルーの...鍵...あーーっ!」

 

「うおっ!?なんだよハッピー、いきなり大声出して」

 

「ルーシィ!オイラ思い出したよ!」

 

「何が?」

 

「ホラ!来るときに言ってたでしょ!」

 

「あー、あのアタシが変とかどうとか言ってた」

 

ハッピーが風呂敷から、あるものを取り出した。

 

「これ」

 

「それは!」

 

「バルゴの鍵!?」

 

「ダメじゃない勝手に持ってきたら」

 

「違うよ、バルゴ本人がルーシィへって」

 

「えっ?」

 

 

「なんの話だ?」

 

「そんな話しは後にしろよ!」

 

「バルゴ...あのゴリラメイドか!」

 

「あいつかよ...」

 

「ゴリラメイドですの?」

 

「エバルーが逮捕されたから契約が解除されたんだって、それで今度はルーシィと契約したいって」

 

ルーシィは少しだけ困った顔をする。

 

「あれが...きたのね...」

 

「嬉しい申し出だけど今は脱出法方を考えないと」

 

「でも」

 

「うるさい!!猫は黙ってニャーニャー鳴いてなさい」

 

ルーシィがハッピーの頬をつねる。

 

「怖ぇぞルーシィ」

 

「あら?あれじゃあまだ易しい方ですわよ?」

 

「こっちにもっと怖ぇ奴がいた...」

 

「でも、バルゴは地面に潜れるし、地中を使って出られるかなって思ったんだ」

 

「なに!?」

「本当か!」

 

「そういえば...確かにエバルーの屋敷でどこからともなく潜ったり出てきたりしてたな」

 

「やるじゃないハッピー♪もぉ!どうしてもっと早く言わないのよぉ♪」

 

「ルーシィがつねったから」

 

ルーシィは早速バルゴを呼び出す。

 

「開け!処女宮の扉!バルゴ!」

 

鍵から現れた星霊はメイドゴリラ...ではなく、ピンクの髪をした細身の少女だった。

 

「お呼びでしょうか?ご主人様」

 

「え!?」

 

「...いや、誰だよ...」

 

「痩せたな!」

 

「別人じゃね!?」

 

「メイドですけどゴリラじゃありませんわね」

 

「あのときはご迷惑をおかけしました」

 

「あんた、その格好...」

 

「私はご主人様の忠実なる星霊、ご主人様の望む姿にて仕事をさせていただきます」

 

「最初っからこれならあまり抵抗なかったんだけどなぁ...」

 

「前の方が強そうだったぞ?」

 

「では、以前の姿に...」

 

「余計なこと言わんでいい!」

 

リートがナツの頭を殴り、バルゴの変身をとめる。

 

「へぇー可愛らしいじゃねぇの」

 

「ルーシィ...やはり流石だ」

 

「時間がないの!契約は後回しでいい?!」

 

「かしこまりましたご主人様」

 

「ってかご主人様はやめてよ!」

 

バルゴはルーシィの持っているムチを見て

 

「...では女王様と」

 

「却下!」

 

「では、姫と」

 

 

「そんなとこかしらね」

 

「いいのか、それで...」

 

「つーか急げよ!」

 

「では!いきます!」

 

バルゴは地中に潜り、人が入れるだけの穴を掘る。

 

「いいぞ!ルーシィ!」

 

「硬っ!」

 

エルザはルーシィを抱き寄せて、自分の鎧にぶつける。

 

「おしっ!あの穴を通っていくぞ!ってなにしてんだナツ?」

 

ナツはカゲヤマを背負って、穴に向かう。

 

「コイツに俺と戦った後に死なれちゃ後味悪いからな」

 

「フッ いくぞ!」

 

「うぉぉぉ!出られたぁ!」

 

「急げ!」

 

「姫!下着が見えそうです!」

 

バルゴはルーシィのスカートを抑えるが、自分のスカートはめくれあがる。

 

「自分の抑えれば?...」

 

「無理だ...今から追いかけても...エリゴールさんに追い付けるはずがねぇ...」

 

「!?ナツとハッピーはどうした?」

 

「リートとラリカもいねぇぞ」

 

 

・・・

 

 

「あの街だ」

 

エリゴールは空を飛びクローバーの街に向かっていたが

 

 

 

「「うぉぉぉ!」」

 

 

 

「これが」

 

「ハッピーと」

「ラリカの」

 

 

「「MaXスピードだ!」」

 

 

「ぐぅおお!」

 

ナツとリートが追い付き、二人同時に蹴りを入れる。

 

「オイラもう、魔力切れ」

 

「私もですわ」

 

「ありがとな」

 

「おかげでエリゴールに、追い付けた」

 

ナツはハッピーを、リートはラリカをキャッチする。

 

「キ、貴様ら...なぜこんなところに...」

 

「てめぇを倒すためだよ」

 

「そよ風野郎が」




次でエリゴール戦に持ち込みます、いやぁ何気に長いわこの話し、今後も長編シリーズはこうやって少しづつ投稿していきますのでよろしくお願いします。

鉄の森編が終わったらオリジナル物語を作ってみたいと思います。読んでみたい内容に投票お願いします

  • リートVSナツ
  • リートVSグレイ
  • リートVSエルザ
  • ルーシィがリートの家に招待される
  • リートの日常

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