FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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お待たせしました。本日から六魔将軍編に入ります。なんとかここら辺で評価バーの色を戻さねぇと…できれば赤色まで…


六魔将軍(オラシオンセイス)編1
バラム同盟


ここは、とある街のとあるレストラン。リート達はそこで、レストランのウェイターとシェフの仕事を行っていた。

 

「いらっしゃいませー♪ご注文はお決まりですか?」

 

にっこぉ

 

ルーシィは、満面の笑みでオーダーを受けている。

 

「蒼天ミートソースとホーリーソーダが欲しいポヨ」

 

「オレは獣人カレー」

 

 

「デザートも一緒にいかがですか?」

 

 

「じゃあ……このルビーパフェをもらうポヨ」

 

「同じので」

 

 

「かしこまりましたー」

 

 

「こっちも注文頼むよ~」

 

 

「はいは~い」

 

ルーシィは、次々とオーダーを受けていく。

 

「って何やってんのよあたしはっ!!!」

 

いきなりルーシィは、床に注文表を叩きつけた。

 

「ルーシィ、これも仕事のうちだぞ」

 

「そうですわよ、口よりも手を動かしなさいな」

 

ナツとラリカが、料理を運びながらルーシィを説得する。

 

「こんなの全然魔導士の仕事じゃないじゃないっ!!!」

 

 

「このレストランのシェフが魔法料理を作ってんだよ」

 

「んだ、オレ達も手伝ってやってんのに」

 

もしゃもしゃ

 

そう言いながらもナツは、運んでいる料理を食べていた。

 

「客の料理食うなー!!!」

 

「たまにはウェイターの格好もいいもんだぜ」

 

そう言いながらも、グレイはパンツ一枚の姿になっていた。

 

「服着てから言って!!!」

 

「誰の家賃の為にやってんだ?」

 

グレイがルーシィに詰め寄ると、ルーシィは罰の悪そうな顔をする。

 

「あうっ…ごめんなさい」

 

「グレイ、とにかく服を着なさいな、あと、レディに半裸で詰め寄るものではありませんわよ」

 

 

「それに見ろ」

 

「!!」

 

グレイとルーシィの視線の先では、エルザがノリノリでオーダーを受けていた。

 

「注文を聞こうか」

 

エルザはテーブルに片足を乗せ、胸と足を強調するような姿でオーダーを受ける。

 

「エルザ、はしたないですわよ」

 

「む?そんなつもりはなかったんだが」

 

「あんなにノリノリの奴もいる」

 

「うっ…」

 

 

「だいいち、そんなにウェイターが嫌なら裏でシェフの仕事に変えてもらえばいいじゃねぇか」

 

「嫌よ、だって…」

 

ルーシィが調理場の方を向くと、奥からリートと他のシェフの声が聞こえてきた。

 

「ほらほらリートくん、注文がたまっとるぞ」

 

「いや、来て早々に厨房つれてこられて店のメニューの名前しかわからねぇ料理作れってのが無理な話でしょ!!!仕事内容ウェイターの仕事だったじゃん!!!蒼天ミートソース!!?獣人カレー!!?ナニソレ!!?オレ知らねぇよ!!!」

 

「ウェイターは人手が十分(ズうぶん)になったからねぇ、今は調理場の人手が欲スいところなのよ、あっ作り方ならそこにレシピ(レスピ)が載っとるから見てつくるとええよ」

 

「このくそ忙しい状況で見てる余裕ねぇし!!!レシピ云々の前に材料だけでもわかりそうな料理名にして!!!」

 

「ほらほら、そんな事スとる間にも、またオーダーが入ったよ、次はルビーパフェだそうよ」

 

「何!!?器にルビーでも乗せて出せばいいの!!?頼むからせめてレシピ見て覚える時間ちょうだい!!!」

 

「はっはっは、面白(おもスろ)い事を言うね君は、全部のレスピなんか見てたら日が暮れるよ」

 

「どんだけメニューあんだよここ!!!!」

 

「あっほら、また追加だよリートくん」

 

「ファッ●●●●(ピーーー)!!!!」

 

 

 

「あの状況に、アタシ巻き込まれたくない」

 

「確かに…」

 

 

それから仕事は夜まで続き、リート達はようやく解放された。

 

「いやーお疲れ様。スっかし最近の若い子は働きモンだねぇ、またいつでも来なさいよ」

 

元評議員の一人のヤジマが、リート達に礼を言う。

 

「はい、今日は勉強になりました」

 

エルザは、店の制服のままヤジマに礼を言う。

 

「気に入ってるんだ その服」

 

グレイとリートは完全に疲れきっており、ナツは食べ過ぎで腹が膨れていた。

 

「ミラちゃんの気持ちが少しはわかったよ」

 

 

「大丈夫ですの?リート」

 

「無理、頭パンクする…今日一日で、休憩なしのノンストップで料理を作りながらメニューを無理やり全部頭に叩き込んでるから、どれが普段作ってる料理かすらわかんなくなってきた」

 

「これは…典型的にダメな時のリートですわね」

 

リートの顔色は、かなり青くなっていた。

 

「ふぅ~食った食った」

 

「あんた店のモン食べ過ぎ!!!」

 

 

「ところでヤジマさん、評議会の方はどうなりました?」

 

「ん~ワスはもう引退スたからねぇ」

 

 

「「評議会!!?」」

 

評議会という言葉に、ナツとグレイが驚きの声をあげる。

 

「お前ら知らずに一緒にいたのかよ」

 

「ヤジマさんは元評議員の一人よ」

 

 

「ズーク…いやズラールだったかの?」

 

「ジェラールです」

 

「なんですの?その桂でも被ってそうなお名前は…」

 

「そう!そのズラールとウルティアの裏切りで大変な失態(スったい)をスたからねぇ、今は新生魔法評議会(スンセイまほうひょうぎかい)を各方面に根回ススとるみたいよ」

 

「君たちにも本当に迷惑をかけたね申ス訳ない」

 

ヤジマは少しだけ暗い顔色で、リート達に謝る。

 

「いえ…ヤジマさんは最後までエーテリオン投下に反対されていたと聞きました。行動を恥じて引退など……」

 

「ワスには政治は向かんよ、やはり……料理人の方が楽スいわい」

 

「ところで、ナツくん、グレイくん」

 

「「!!」」

 

ヤジマに名前を呼ばれただけで、ナツとグレイは体をビクつかせる。

 

「これから評議院は新しくなる。ワスはもういない妖精の尻尾を弁護スる者はいなくなる」

 

「その事をよーく考えて行動スなさい」

 

「「行動スます」」

 

ナツとグレイがヤジマから注意を受けたところで、リート達は帰り道を歩きだす。

 

「それじゃ、マー坊によろスくな」

 

 

「今日はありがとうございました」

 

 

エルザ達を見送ったヤジマは、黙って夜空を見上げる。

 

(ウルティアか…今はどこにおるのかのぅ……)

 

 

 

………

 

 

次の日、妖精の尻尾のギルドでは、見馴れない表が書き出されていた。

 

「なんですか?コレ」

 

ルーシィは、不思議に思ってミラに訪ねる。

 

「闇ギルドの組織図を書いてみたの」

 

「どうしてまた?」

 

「近頃動きが活性化してるみたいだからね。ギルド同士の連携を強固にしないといけないのよ」

 

表を見上げると、主に三つのギルドが大きく括られ、それを中心に他のギルド名が上げられていた。

 

「この大きいくくりは何だよ?」

 

 

「バラム同盟だよ」

 

カウンターでかき氷を食べていたリートとラリカが、表のところへとやってくる。

 

「バラム同盟?」

 

「あ、ジュビア知ってます。闇ギルド最大勢力 バラム同盟」

 

「バラム同盟ってのは、3つのギルドから構成されている闇の最大勢力、それぞれがいくつかの直属ギルドを持ってて闇の世界を動かしてんだ」

 

「そう、いわゆる闇ギルドの心臓部にあたるギルドたちですわ」

 

そして、表に書かれているギルドには、見知った名前のギルドもちらほらと書かれていた。

 

「あ!!鉄の森って!!」

 

「そうだ、あのエリゴールがいたギルド」

 

「あれは六魔将軍(オラシオンセイス)ってギルドの傘下だったのか」

 

 

「雷神衆が倒した屍人の魂もそうだ」

 

「ジュビアやガジルくんやバンクくんもファントム時代に幾つか潰したギルドが全部六魔将軍の傘下でしたー」

 

「笑顔で言うな」

 

「うわ~っ怒ってなきゃいいけど」

 

ルーシィが、引き気味で話しを聞いていた。

 

「気にする事はねぇさ、こいつら…噂じゃたった6人しかいねーらしい」

 

「どんだけ小せぇギルドだよって」

 

 

「バカな事言ってんじゃねぇよ」

 

楽観的に見ているメンバーに、リートは口を挟む。

 

「たった6人で最大勢力の一つを担ってんだ、そいつらの一人一人がどれ程の実力者かって、ちょっと考えれば分かんだろ」

 

「「うっ…」」

 

 

 

「その六魔将軍だがな、ワシらが討つ事になった」

 

「「「「!!」」」」

 

マカロフが会話に混ざり、予想だにしていなかった発言で全員は驚いた。

 

「あ!お帰りなさい、マスター」

 

「違うでしょ!!」

 

ミラ以外は…

 

ざわざわ

 

「マスター、一体どういう事ですか?」

 

エルザの質問に、マカロフが淡々と答え始めた。

 

「先日の定例会で、何やら六魔将軍が動きを見せていることが議題に上がった。無視はできんという事になり、どこかのギルドが奴等をたたく事になったのじゃ」

 

「またビンボーくじ引いたなじーさん」

 

「妖精の尻尾がその役目を?」

 

 

「いや……今回ばかりは敵が強大すぎる。ワシらだけで戦をしては後々バラム同盟にここだけが狙われる事になる」

 

「まぁ、当然そうなるだろうな」

 

「ただでさえ六魔将軍の傘下のギルドばかり潰していますのに、本体をたたこうと言うんですから、まず確実にここが狙われますわね」

 

 

「そこでじゃ、我々は連合を組むことになった」

 

「「「「連合!!?」」」」

 

「そりゃまたずいぶんと大きく出たな」

 

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル) 青い天馬(ブルーペガサス) 蛇姫の鱗(ラミアスケイル) 化猫の宿(ケットシェルター) 4つのギルドが各々メンバーを選出し力を合わせて奴等を討つ」

 

連合を組むという話しを聞き、ギルドがよりいっそうざわつき出す。

 

「なんだよそりゃ」

 

「オレたちだけで十分だろっ!!!ってかオレ一人で十分だ!!!」

 

「おまえは一連の話し聞いてなかったの?」

 

「ナツ…マスターは後々の事を考えて言ってるんですのよ」

 

「てか…ちょっと待ってよ…相手はたった6人なんでしょ?何者なのよそいつら…」

 

 

………

 

 

ここは、とある森の近くにある崖の上。

 

「聞こえるぞ、光の崩れ落ちる…音が」

 

「気が早ぇなコブラ、まぁ速ぇ事はいい事だ」

 

コブラと呼ばれた男は、後ろを振り返り話しかけてきた男の方を向く。

 

「ここに、例の魔法が隠されているんだぜ、レーサー」

 

コブラ、そしてレーサー、二人の男たちの他にも4人の人影が現れる。

 

「暗黒をもたらし全ての光を崩す魔法…ですな」

 

「ニルヴァーナ」

 

ぐーぐー

 

リーダー格の男が、コブラやレーサーよりも一歩前にでた。

 

「伝説の魔法が…ついに、我々の手に」

 

「そんなに期待してもいいモンなのかい?ニルヴァーナって魔法は」

 

一人の男が、杖を森の方へ指す。

 

「見よ」

 

「大地が死に始めている、ニルヴァーナが近くにあるというだけでな」




何気にリートの暴言を軽くスルーしてるヤジマさん…すごくね?
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