FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

98 / 228
今の内に報告します。100話記念に少し長めのオリジナル物語を投稿する予定なので、また本編が一旦止まります。

本編を早く読みたいって方には申し訳ないですが、もう書き始めてますし、勝手に決めてしまった身勝手な主を暖かい目で見て許してくれると助かります。

まぁ、まだオリジナルの方も完結はしてないですが…何とかしますので


天空の巫女

「見えてきた!!!樹海だ!!!」

 

ナツを筆頭に、連合メンバーは樹海へと向かって走っていた。

 

「待てよナツ」

 

「やーだねーーっ」

 

「一人で先走るんじゃない」

 

ゾロゾロと樹海に向けて走る中、ルーシィは後方を少し遅れながら走っていた。

 

「ちょっと…みんな…足…速すぎ……」

 

「大丈夫ですの?ルーシィ」

 

「うん、でもちょっとしんどいかも」

 

 

疲れきったルーシィを、青い天馬の三人が放っておくわけもなく走りながら声をかける。

 

「お姫様だっこしようか?」

 

「僕は手を繋いであげる」

 

「オレから離れんじゃねぇーよ」

 

 

「うざい!!!」

 

 

それよりさらに後ろから、ウェンディ、マーラ、シャルル、ハッピーと揃ってついてきていた。

 

「ウェンディ!!マーラ!!もたもたしない!!!」

 

「だってぇ~」

 

「待ってシャルル…手を引っ張ってくれるのはいいけど、この体制走りずらい」

 

「オイラも頑張るからね!!」

 

 

ゴオオオッ

 

「!!」

 

「なに?」

 

走っているナツ達の上空に巨大な影が現れ、全員がその影に注目し始めた。

 

ピタッ

 

「おわっ!!急に止まるんじゃねぇ!!」

 

ナツが走るのを止め立ち止まると、当然後ろから追いかけてきていたグレイと衝突してしまう。

 

「おおおっ!!!」

 

巨大な影の正体は、ペガサスを模した、巨大な空飛ぶ戦艦クリスティーナだ。

 

「魔導爆撃艇クリスティーナ!!!!」

 

「すげぇ!!!」

 

「あれが噂の…天馬!!!」

 

ボン ボボン!!

 

しかしクリスティーナは、内部からいきなり爆発し、徐々に高度下げて行く。

 

「え!?」

 

「そんな…」

 

「クリスティーナが…」

 

「落とされたぁ!!!!」

 

 

「これは…かなりマズイのではありませんの?」

 

墜落したクリスティーナの中から、6人の人影が現れた。

 

「誰か出てくる…」

 

 

「ひえぇー」

 

ウェンディは恐がって、近くの岩の裏に隠れてしまった。

 

「ウェンディ!!」

 

「大丈夫だよ、ウェンディ…シャルル…二人だけは、必ずアタシが守るからね」

 

 

クリスティーナの中から出てきたのは、六魔将軍のメンバー全員だ。

 

「「「「「「六魔将軍!!!」」」」」」

 

 

 

「うじどもが 群がりおって」

 

 

「君たちの考えはお見通しだゾ」

 

「ジュラと一夜もやっつけたぞ、リートは時間がなくて倒しきれなかったけど、今もそれなりに苦しんでるぞ」

 

「どーだ」

 

エンジェル、ジェミニの言葉を聞き、連合軍の何人かは動揺を隠せずにあらわにしてしまう。

 

「何!!?」

 

「バカな!!!」

 

「ウソ!!リートと戦って無傷なんて…」

 

 

 

「動揺しているな?聞こえるぞ」

 

「仕事は速ぇ方がいい、それにはアンタら…邪魔なんだよ」

 

「お金は人を強くするデスネ。いい事を教えましょう、世の中は金が全…「オマエは黙ってろホットアイ」」

 

コブラ、レーサー、ホットアイと喋り出す中、ミッドナイト一人だけが浮かぶ絨毯の上で眠っていた。

 

「なんか、眠ってる人いるんですけど……」

 

「まさか、そっちから現れるとはな」

 

 

「「探す手間が省けたぜーー!!!」」

 

ナツとグレイが、同時に攻撃を仕掛けようと飛び出した。

 

「お二人とも!!少なくともリートまでもが手傷を追わされてるんですのよ!!もうちょっと慎重になりなさいな!!!」

 

「関係ねー!!」

 

「あぁ、それにアイツが簡単にくたばるかよ!!!」

 

ラリカの注意を無視し、二人は攻撃の体制に入る。

 

「やれ」

 

ブレインが、一言そういうとレーサーが飛び出し、高速でナツとグレイの間に入る。

 

「モォタァ!」

 

ギュルルル!!

 

ガッ ゴッ

 

「ぐあぁ」

 

「うああっ」

 

空中で上下反転した状態で、レーサーは高速回転を行い、ナツとグレイを殴り飛ばした。

 

 

「「ナツ!!!グレイ!!!」」

 

ルーシィが二人の安否を確かめようと叫ぶと、もう一人同じ声がルーシィの隣から聞こえた。

 

「ん?」

 

「え?」

 

気がつけばルーシィが一人増えており、片方のルーシィが鞭を取り出し、もう一方のルーシィを鞭で叩く。

 

「ばーか」

 

「な…なにコレぇ!!? あたしが、え?ええ!!?」

 

 

「ちっ」

 

連合軍側が不利な状況になり、リオンとシェリーが戦いに参加しようとするが、それを阻止するべくホットアイが動き出す。

 

「愛などなくとも金さえあれば!!!!デスネ」

 

ホットアイの魔法により、地面が波のように変形し、リオンとシェリーの足場を不安定にさせる。

 

「きゃああ!!」

 

「何だ!!?地面が!!」

 

 

 

青い天馬の三人も、レーサーから攻撃されていた。

 

「ぐっ…」

 

「がぁ…」

 

「かはぁっ…」

 

 

「舞え!!!剣たちよ!!!」

 

天輪の鎧に換装したエルザが、コブラに剣を放ち攻撃を仕掛ける。

 

しかし、コブラはコレを軽々とかわした。

 

 

 

「くっそぉ!!!」

 

レーサーの攻撃で倒れていたナツが起き上がった。

 

ナツが見た方向には、ミッドナイトが眠っている。

 

「おまえ何寝てんだコノヤロウ!!!」

 

ナツはブレスの構えをとり、ミッドナイトに向けて炎を吹き出した。

 

「起きろーっ!!!」

 

ボゴォォォォ

 

ミッドナイトに炎が当たる、誰もがそう思っていたが、結果は全く違う形となった。

 

ぐにゃん

 

「!!!」

 

炎がミッドナイトにぶつかる直前で曲がり、ミッドナイトにナツのブレスが当たることはなかった。

 

「よせよ、ミッドナイトは起こすと怖ぇ」

 

いつの間にか、ナツの後ろにレーサーが回り込んで構えをとっていた。

 

ボッ

 

「んがぁ」

 

レーサーはナツの背中を殴り、ナツは勢いよく吹き飛ばされてしまった。

 

 

「アイスメイク…」

 

グレイも氷の造形で攻撃しようとするが…

 

パキィ

 

「なっ!!?」

 

ジェミニがグレイに変身し、グレイに氷で攻撃してグレイの攻撃を防いだ。

 

エルザ以外の連合軍のメンバーはほとんどがやられてしまい、残るのは、エルザ、ラリカ、ウェンディ、マーラ、シャルル、ハッピーだけとなってしまった。

 

「コレは…ちょっとマズイね…」

 

(せめて…ウェンディとシャルルだけでも守らないと…)

 

マーラは、気を引き閉めて、敵からの攻撃に備える。

 

(って、それよりもエルザさんの援護が先か…)

 

マーラは光の玉を掌に作り出し、それをエルザの真上に投げる。

 

「流星花火!!」

 

エルザの真上に上がった光の玉が無数に分裂し、六魔の上に降り注ぐ。

 

「聞こえてんだよ」

 

六魔達は、軽々と真上から落ちてくる光の攻撃をかわした。

 

「ウソ!!?」

 

「速さが足りねぇなぁ、もっと速くなってから戦いに挑むべきだった」

 

マーラはレーサーに蹴り飛ばされ、気を失ってしまった。

 

「きゃあぁ!!!」

 

「「マーラ!!」」

 

マーラを蹴り飛ばし、レーサーはそのままエルザに攻撃を仕掛けに行く。

 

ボッ

 

レーサーの攻撃をかわしたエルザは、即座に飛翔の鎧に切り替え、二人を相手に戦闘を続ける。

 

「ほぅ、これがエルザ・スカーレットか」

 

善戦をしていたと思われたエルザだったが、徐々にコブラとレーサーに圧されだしてきた。

 

「聞こえるんだよ、その動き」

 

「!!!」

 

カプッ

 

コブラと共にいた蛇が、エルザの腕に噛みつくと、エルザの顔色が悪くなっていく。

 

「そいつの毒はすぐには死なねぇ……苦しみながら息絶えるがいい…」

 

「あ…あ…」

 

エルザは、体に力が入らずついに倒れてしまった。

 

「ううっ…」

 

「強ぇ…」

 

 

「ゴミどもめ、まとめて消え去るがよい」

 

ブレインが持っていた杖に魔力を込めると、地震が起こり始めた。

 

「なんですの…この魔力……」

 

「大気が震えてる」

 

 

常闇回旋曲(ダークロンド)

 

ブレインが魔法を放とうとした瞬間、一人の少女に気がつき、攻撃をやめた。

 

「どうしたブレイン!!」

 

「なぜ攻撃を止める!!?」

 

 

 

「……ウェンディ」

 

 

ブレインに名前を云われたウェンディだが、ウェンディは状況を理解できていなかった。

 

「え? え?」

 

 

「どうしたブレイン」

 

「知り合いか?」

 

「間違いない、天空の巫女」

 

「!」

 

天空の巫女という名前に、六魔の顔色がかわった。

 

「これはいいものを拾った」

 

ブレインは杖から闇の魔力を出して、ウェンディを捕まえる。

 

「こい」

 

 

「きゃあ」

 

「ウェンディ!!!」

 

 

「レディになんて事をしますの!!!」

 

シャルルが、連れ去られていくウェンディに向かって、必死に手を伸ばす。

 

「シャルルー!!!」

 

 

「何しやがる…この」

 

ナツが起き上がろうとするが、

 

「金に…上下の隔て無し!!!」

 

ホットアイの魔法でまたも地面を歪められ、ナツ達は起き上がることができなかった。

 

 

「シャルルー!!!」

 

「ウェンディー!!!」

 

「うっ…」

 

マーラが目を覚ますと、ウェンディが連れ去られていく瞬間で、マーラも焦りを見せる。

 

「っ!!?ウェンディ!!!!」

 

 

「マーラー!!!!」

 

ガシッ

 

「あ」

 

「あれ?」

 

ウェンディが手を掴みとるが、掴みとったのはシャルルではなく、ハッピーの手をとってしまい、ウェンディと一緒にハッピーもブレインの魔法の中に消えてしまった。

 

「ナツー!!!!」

 

「ハッピーー!!!!」

 

「「ウェンディーー!!!!」」

 

 

「うぬらにもう用はない、消えよ」

 

ウェンディを捕まえたブレインは、ナツ達にトドメを刺そうと魔法を放つ。

 

「ふせろぉーー!!!」

 

(リート…!!!)

 

 

 

 

 

「ジュラさん!!お願いします!!!」

 

「うむ!!」

 

ダン!!

 

ナツ達にブレインの魔法が襲いかかる瞬間、ジュラとリートが現れる。

 

「岩鉄壁!!!!」

 

ジュラはホットアイが変形させた地面から、岩の柱をいくつも作り出し、ブレインの攻撃を防ぐ。

 

ズガガガガガ

 

「ぐっ…」

 

(数が多すぎる…防ぎきれん)

 

「ふっ」

 

ピキィン!!

 

ジュラの作り出した岩にヒビが入ると、リートはそれを氷で補強する。

 

ドゴォン!!

 

「すまん、リート殿助かった」

 

「いえ、ジュラさんじゃなければ今の防御は間に合っていませんでした。お互い様ですよ」

 

 

「ジュラ様!!!」

 

「リート!!!」

 

 

「すごいや!!」

 

「ありがとう、助かったよ」

 

 

「あいつらは!!?」

 

ナツが慌てて六魔のいた方向に目を向けるが六魔将軍全員、既にその場から消えてしまっていた。

 

「いねぇ!!!」

 

 

「ウェンディ…」

 

「ごめん…ごめんね…ウェンディ……アタシが守るなんて言っておきながら」

 

 

「完全にやられた」

 

「あいつら強すぎるよ」

 

 

「ジュラさん…無事でよかったよ」

 

「いや、危ういところだった」

 

リオンと話しているジュラの腹からは、血がにじみ出していた。

 

「リートーー!!!」

 

 

「?」

 

リートが振り返ると、ラリカが今にも泣きそうな顔で、リートの下へ駆け寄ってきた。

 

「無事でよかったですわーー!!」

 

がばっ

 

「うおっ!!?」

 

胸に飛び付いてくるラリカを、リートは軽く後ろに下がりながら受け止める。

 

「悪ぃ、心配かけた」

 

「全くですわよ!!こんどやったらお仕置きしますわよ」

 

「えぇー…オレが悪いの?」

 

 

リート達が合流したことで、自分達の状況を確認することとなった。

 

「ジュラさん、傷大丈夫ですか?」

 

「うむ、今は一夜殿の《痛み止めの香り》で一時的に抑えられているが」

 

「六魔将軍め我々が到着した途端に逃げ出すとは、さては恐れをなしたな」

 

格好つけているが、一夜の体はボロボロだ。

 

「あんたボロボロじゃねーか!!」

 

「しかし、リート殿はそういう訳にはいかんくてな」

 

ジュラの言葉に、グレイ達がリートに問い詰める。

 

「おまえもやられたのか?」

 

「見た感じ、どこもケガはしてなさそうですわよ?」

 

「外傷は問題ねぇ…けど今は鼻をやられて麻痺してる」

 

「鼻?」

 

「……激臭嗅がされた…」

 

「みっともないですわよ」

 

「うっせぇ!!」

 

 

「皆さんにも、私の痛み止めの香りを」

 

一夜が、試験管から煙を出して、メンバーの痛みをやわらげる。

 

「いい匂い」

 

「痛みが…やわらいでいく……」

 

「「「さすが先生!!!」」」

 

「また呼び方変わった……」

 

しかし、鼻をやられたリートには当然効果はない。

 

「ってかなにしてんだ?」

 

リートは一夜の試験管を見ると同時に、グレイの後ろへと身を潜めていた。

 

「いや、ちょっと今はあの人の魔法はオレにとってはトラウマなんだよ」

 

「一体、何をされましたの?」

 

「だから激臭嗅がされたんだって」

 

「おまえが怯えるほどって…ちょっと気になるな」

 

滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)には天敵なんだぞアレ…」

 

 

「あいつら~っ…ウェンディとハッピーを…」

 

「どこだーーー!!!」

 

グイッ

 

「ぐえっ」

 

ナツが走り出すが、マフラーを誰かが掴みナツを引き留める。

 

ぱたぱた

 

ナツを引き留めたのは、羽を生やしたシャルルだった。

 

「羽!?」

 

「猫が飛んでる」

 

 

「これは(エーラ)っていう魔法、ま…驚くのも無理ないですけど」

 

「ハッピーやラリカと被ってる」

 

「何ですって!!!」

 

ナツの言葉にシャルルは怒るが、ラリカも翼を生やしてリートの肩から飛び上がった。

 

「ホントですわよ、ホラ私にも翼が生えてるでしょう?」

 

「むむむっ…まぁいいわ……マーラもいつまで泣いてるの!!」

 

「ふぇぇっ…?」

 

ウェンディを守れなかった事で、ショックを受けていたマーラにシャルルが渇を入れる。

 

「とにかく、ウェンディとオスネコの事は心配ですけど、やみくもに突っ込んでも勝てる相手じゃないってわかったでしょ」

 

 

「シャルル殿の言う通りだ。敵は予想以上に強い」

 

 

「それに…」

 

くいっ

 

「!!!」

 

シャルルが、首を向けた方には、苦しんでいるエルザの姿があった。

 

「エルザ!!!しっかりして!!!」

 

「!!?エルザ!!!どうしたんだ!!!」

 

リートが慌てて、エルザに駆け寄る。

 

「敵の蛇に噛まれたんですのよ」

 

「!!?毒か!!」

 

「う…うあ…」

 

「そんな……痛み止めの香りが効かないなんて」

 

 

「エルザ!!!」

 

 

「ルーシィ、すまんベルトを借りる」

 

エルザがルーシィのベルトに手を掛けると、ベルトを剥ぎ取った。

 

「きゃあぁ!!」

 

「な…なにしてんのよ」

 

ぐっぐっ

 

エルザは、剥ぎ取ったベルトを自分の腕に巻き、血の流れを止める。

 

「このままでは戦えん」

 

エルザが換装した剣を一本投げ、片腕を横に差し出す。

 

「斬り落とせ」

 

「「「「!!!」」」」

 

「バカな事言ってんじゃねぇよ!!!」

 

 

全員が動揺する中、リオンが前に出て剣を拾う。

 

「わかった、オレがやろう」

 

「リオンてめぇ!!!」

 

「やれ」

 

リオンは剣を振り上げる。

 

「よせ!!!」

 

「今この女に死んでもらう訳にはいかん」

 

 

「やめてくださいまし!!!他にも方法があるかも…」

 

「いや、あるかどうかわかんねぇ方法より、確実に生かす方を選ぶべきかもしれねぇ」

 

ラリカの言葉を、リートが遮る。

 

「リート!!!」

 

「じゃあ、黙って死なせろっていうのか」

 

「そう言うわけではありませんけど……」

 

「やるんだ!!!早く!!!」

 

リオンは勢いよく、エルザの腕に剣を振り下ろす。

 

ガチィ

 

しかし、リオンの剣をグレイが氷で止めた。

 

「貴様は、この女の命より腕が大事というのか?」

 

「他に方法があるかもしれねぇだろ、短絡的に考えんなよ」

 

「あ…」

 

ドサッ

 

こうしている間にも、エルザに毒がまわり、またエルザは倒れてしまう。

 

「エルザ!!!」

 

ピキィン

 

「!!」

 

エルザの腕を、リートが凍らせた。

 

「応急処置だ。血の流れを止めただけだから長くは持たねぇ、だからさっさと他の方法を考えろ。何も考えがないなら最悪の場合、オレがエルザの腕を斬り落とすからな」

 

一連の騒動を見ていたマーラが、ボソッと一言呟いた。

 

「ウェンディなら…」

 

「ウェンディ…あの青髪の子か」

 

 

「えぇ、ウェンディなら助けられるわ」

 

「あの子は……そういう魔法が使えるの…」

 

「今さら仲間同士で争ってる場合じゃないでしょ?力を合わせてウェンディを救うの、ついでにオスネコも」

 

 

 

「あの娘が解毒魔法を?」

 

「すごいなぁ」

 

 

「あ、いや…解毒だけじゃないの」

 

「どういうことだ?」

 

「解毒だけじゃなくて、解熱や痛み止め、キズの治癒もできるの」

 

「治癒って失われた魔法じゃなくて?」

 

「まさか……天空の巫女ってのに関係あるの?」

 

 

「あの娘は天空の滅竜魔導士なの…」

 

「天竜のウェンディ」

 

 

「ドラゴンスレイヤー!!?」

 

「あの違和感の正体はこれか」

 

 

「詳しい話しは後!!ってゆーかこれ以上話すことはないけど」

 

「皆、お願い…ウェンディを……アタシの友達を助けて下さい…」

 

涙を流しながら、マーラは全員に頭を下げる。

 

それを見たリートは、マーラにゆっくりと近寄っていく。

 

ガクガク…

 

マーラは、足を震わせながらも頭を下げ続けた。

 

ポン

 

リートがマーラの頭に手を置いて、優しく話す。

 

「!!」

 

「任せろ、絶対に助け出す」

 

それを聞いて、マーラは再び泣き出してしまった。

 

「ありがとう…ありがとう」

 

それを見て、全員の気が引き締まる。

 

「こんなかわいい娘に頼まれたら断るわけにはいかないね」

 

「エルザを助けるためにも、どのみち助けなきゃならねぇ」

 

「ウェンディちゃんとマーラちゃんの為にも」

 

「エルザの為にも」

 

「ハッピーもね」

 

 

「おしっ!!!」

 

「行くぞぉ!!!」

 

 

「「「「「「「「おおおぉ!!!!」」」」」」」」




遅くなりました。今現在オリジナル優先してますので、今はかなり遅いペースになってしまってますが、しばらくは皆さんに待っていて頂けたらと思ってます。

因みにマーラの魔法は、花火魔法という、魔力で様々な花火を作り出せるっていう魔法設定になってます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。