どうも原作沿いだと続けるのが難しくて…(言い訳)。
それでも私は!!マイペースでいきたい!!!
ゴーラ・モスカ。
ヴァリアーの雲の守護者である、機械人間。
…その実態は、拉致した九代目を内蔵し、その炎を無理矢理機動力として動かしている九代目バスター……いや惨い装置だ。そしてそれは、全てザンザスが仕組んだもの。
「……気に食わん」
「シシッ……やっぱレヴィもか。アイツイケすかねー」
「ダメよそんな事言っちゃぁん。確かにゴテゴテしてるけど、アレでアタシ達の勝利が決まっちゃうんだから」
「それくらい分かってるっつーの。早く終わらせよ〜ぜ」
確実に勝つと信じているベルとルッスーリアを傍目に、俺の思考は、負けるから引き分けだなと確信していた。
──そう、引き分けに持ち込まれる。
晴の守護者戦 ヴァリアー勝利。
雷の守護者戦 ヴァリアー勝利。
そして、残りの守護者戦結果は。
嵐の守護者戦 ヴァリアー勝利。
雨の守護者戦 綱吉ファミリー勝利。
霧の守護者戦 綱吉ファミリー勝利。
雲の守護者戦で雲雀恭弥が勝てば、三対三でそのまま大空戦が決行される。まさかの全勝利したらどうしようかと思ってたけど、流石の主人公勢には脱帽したし、もう俺もそっちのチームに入らせてくれよとすら思ったね!
これでもし勝とうが、ボスのことだ。九代目を交渉に自ら綱吉をボコリに行くはず。本当性格悪ぃよなぁ。
顔面偏差値歪んでしまえ!!それかもしくはタンスの角で小指ぶつけろ!!!とボスを呪いつつ、行く末を見守る。
「それでは始めます。雲の指輪、ゴーラ・モスカVS雲雀恭弥。──戦闘開始」
ここからは俺ことレヴィ・ア・タンが実況するぜ!!
「──」ブォオッ!
「!」
なんとゴーラ・モスカ!背中から炎を噴射させ、ジェット機の如く雲雀恭弥に向かって飛んだああ!!!!指からは機関銃よりも威力の強い弾丸を何十発も乱射させ、怒涛に攻めていくゴーラ・モスカ!!!
「フン」
──しかし!!流石の雲雀恭弥!!そんなものいとも簡単に躱してゴーラ・モスカの頭部に強烈なトンファーをお見舞いしたぁっ!!トンファーだというのになんだその威力は!?!機械の身体を突き抜け!!その腕をもぎ取りッ!!ゴーラ・モスカッ撃沈ーーッッ!!!!!!
ドカアアンッ!!とゴーラ・モスカが早々に爆発する様に当事者+俺やボスといった面子以外驚愕し愕然とした。
中の九代目は無事なんだろうか?ギリギリ無事であっても居心地が悪い。そろっとボスを横目に見遣ると……、
「──フッ」
「……」
ニタリ、と口角を引き上げ、そのまま雲雀恭弥の居るグウウンドまで飛び上がり、なんと足で交戦しやがった。
何やってんだあのボスとは思うが、アレは確実に自分に非が無いことを証明する為にやっている。
本当に、下らない。
「っ、レヴィ?」
「…なんだ?」
「れ、レヴィ!怒るのは無理もないけど、殺気を洩らさないで欲しいわよっ!心臓が跳ね上がったじゃない…!」
「…そうか、悪かったな」
「「(何処見て言ってんの/かしら…??)」」
そして、思っていた通り──ボスの思惑通りに。
ゴーラ・モスカは暴走した。
「レヴィ!ミサイル来るわよっ!?」
「やっべ、レヴィよろっ!」
「……ああ…」
四発のミサイル弾。
それを見据え、それらに向かって電気傘を空に突いた。
「──
電気傘から放たれた電気は、まるで竜の様に大口を開けてミサイル弾に噛み付く。それは生きているかの如く次々と飲み込んで、上空で爆発し、俺は爆煙と爆風に隠される。それを鬱陶しく腕で振り払って、ボスを見据えた。
「シシッ、さっすがレヴィ〜…って、…ヤバくね?」
「かんっぜんにキレてるわね…少し離れときましょ」
「ボスの事になると全く反応しなくなるんだよな〜。シシッ、モスカみてぇに暴れるかも!」
「アタシ達にまで来ないといいケド。ボスも一体何考えてるのかしらねん?何だか仲間外れみたいで悲しいわぁ〜」
「シシッ。王子はちげーから一緒にすんなよオカマ」
「あらん?ベルは分かってるの??」
「……うっし、見物見物っと」
「ちょっと!一人だけ逃げないでちょーだい!!」
リング外にも被害をもたらしているモスカ。
ボスは愉しそうに嗤っていたが、向かってくる雲雀恭弥を鬱陶しそうに躱して、俺に命令を下した。
「レヴィ!相手しとけ」
「(は?雲雀さんの??)…ハッ」
返事しなきゃボスに殺されるから、仕方なく返事して地雷にドキマギしながら雲雀恭弥の前に降り立つ。雲雀恭弥は眉をピクリと上げて、面白そうに口角を上げた。
うっわ、ボスに似てるわその笑み…。
「あんたが相手か。噛み殺しがいがある」
「…俺はレヴィ・ア・タン。覚えなくてもいい」
「…へぇ」
覚えられたくないんでね!!
はぁ…見れば見るほど顔面偏差値で泣きそうなんだけど。
コイツ戦闘狂だから嫌なんだよなぁ。この場から離脱したい。てか帰りたい。コテンパンにされそうなんだもん。
「ボスの命令だ。勝負にならないだろうが、来い」
「……言ってくれる」
あれ?なんか殺気立ってない??なんで??
疑問に思うのもつかの間、雲雀恭弥はトンファーを構え俺に襲いかかって来た。ゲームで言うとこうだよね。
雲雀恭弥 が 襲い かかって 来た !!!!
「(ってぇっ、じゃかましいっっ!!!こええぇ!!)」
「余裕そうだ、ね!」
「(どこが?!)」
まぁ確かにいつもの任務と比べれば、子供のチャンバラに付き合わされてるような楽さが…。
そう思うとなんだか、雲雀恭弥が可愛く思えてきたな。ただ、地雷を避けながら相手するのはなんとも難しい。
「(地雷)鬱陶しいな…」
「──噛み殺す」
「!」
雲雀恭弥の過激さが増した。俺は疑問でいっぱいです。
仕方なく振るわれるトンファーに電気傘で応戦するが、そこにまたモスカのミサイルが飛んできて俺達は離れた。
「チッ、アレ邪魔」
「同感だ」
「!ワォ、いいの?そんな事言って。アレは仲間でしょ」
「……仲間?」
フン、と雲雀恭弥の言葉に鼻で笑うと、雲雀恭弥は身を固くして俺を見つめた。
「笑止。アレは好かん。それよりも、まさかその口から仲間などという単語が出るとは思わなかった」
「──それは奇遇だね。僕も自分で気持ち悪くなった」
お互いに視線を交わし、また動き出そうとしたところで──高火力に噴射されたオレンジの炎に目を奪われた。
見れば沢田綱吉が登場し、モスカと対決している。炎を拳のグローブに纏わせ噴射させると飛び回り、発射されたミサイルを消し飛ばした。誰もがその行動に驚き空を見上げる中、沢田綱吉はモスカの最後の片腕をもぎ取った。
「……哀れな」
「…?」
ザンザスに利用されるなんてな。
沢田綱吉に狙いを定めたモスカの猛攻撃を全て躱した沢田綱吉は、最後にはモスカの体を拳で貫いた。
それを眺め、俺はボスに視線を移すと……やはりボスは嗤っていた。やだやだ、計画通りってことですか。
「雲雀恭弥、遊びは終わりだ」
「!……次は絶対あんたを噛み殺すから」
「そうか、ならもっと強くなることだ」
俺はそこから跳びあがり、ルッスーリア達の元に戻った。特に反応されなかったのは、沢田綱吉の方が気になるからだろうな。俺は人知れず溜息を吐き出した。
「……さぁ、どうする」
沢田綱吉。お前が手を出してるのは、九代目だぞ。
やがてモスカを炎で真っ二つに焼き切った沢田綱吉、そして知らない者達は愕然とする。
機械兵器の中から、拘束された人間が出てきたからだ。
「誰だ。ジジィを容赦なくぶん殴ったのは?誰だ。ジジィをモスカごと真っ二つに焼き切ったのはよォ…?」
「!!っ、そ、そんな……ぉ、俺が、九代目を………」
悪魔の囁きのようだ。全て自分が企んだ事のクセに。
ボスを凍えた視線で見据えながら、俺はさっさと帰りたいと半ばヤケクソで思考を塗り潰していたのだった。
如何でしょうか?
レヴィたん最初から最後までボスに引いてます。
何気に雲雀さんに目つけられてるの気付いてないという。
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更新まったり頑張りますので、見捨てないで後生ですから…!!